ランスフォード・ウォーレン・ヘイスティングズ少佐

Last-modified: 2021-05-04 (火) 18:15:18

キャラシート

【クラス】キャスター
【真名】ランスフォード・ウォーレン・ヘイスティングズ少佐
【容姿】アーサー・ヘイスティングズ大尉を名乗る米開拓時代の将校。
【出典】史実(アメリカ→カルフォルニア共和国→アメリカ)
【英雄点】30点(ステ10点・スキル20点)
【HP】 15 / 15
【筋力】D:2
【耐久】C:3
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】C:3

【スキル1】道具作成 B
10点:移動フェイズ時、味方陣営1体のHPを(耐久値D6)回復する。
交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定に補正値5を与える。
キャスターは手紙や書簡による称揚を得意とする。

【スキル2】希望の旅路 C
5点:交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定のダイスの面数を1増やす。
第一宝具。
キャスターの弁舌は、希望と情熱によって時代そのものを揺り動かす。
『■■■■と■■■■■■■への■■の手引き』

【スキル3】扇動 B-
5点:1巡に1度、味方陣営の宝具と乗騎の攻撃時、補正値5を与える。

【宝具】『ヘイスティングズの手紙』(ザ・レター・スタック・オン・ア・スティック) 1/1
【ランク・種別】D+:対隊宝具(対軍宝具として扱う)
【効果】魔術攻撃時、任意の陣営の前衛全てに攻撃でき、補正値5を得る。
人喰い、魂喰いをしたことのない相手に対しては更に補正値3を得る。
この宝具はPC同士での戦闘が頻発しないFGO方式用であり、それ以外では使用できない【デメリット】

西部開拓華やかなりし頃、開拓団ドナー隊を迷走させ、カルフォルニアを目前にしたシエラネバダ山脈で、絶望的な越冬を強いる事になる切っ掛けとなった手紙を再現する宝具。
宝具の対象は困難を生き抜く力と、その代償としての恐るべき禁忌に遭遇することとなる。
 
【その他】混沌・悪 人属性 男性
 
 
 

人生を通して善くあろうとし、人々を善き方向に導こうとし、そしてそのまま死んだ男。
良く喋りよく書き馬車馬のように働く者。米国開拓史に汚点を残す『ドナー隊の悲劇』の立役者。
それがランスフォード・ウォーレン・ヘイスティングズである。

彼は根本的に悪の人物である。
しかし彼は、他人の痛みに、苦しみに共感することができる、過去を反省することもできる。
だが彼は、彼の“名案”を発信する事をやめられない。
彼の情熱に火が付くとき、全てのことは些細な事に変貌し、忘れ去られるのだ。

全ては善かれ、と思ってやった事。
うっすらと悪いとは思っていた、間違っていたのでは?とも考えた。けれど、その事が彼自身の身に、本当の意味で降りかかる事は無かった。
だから結局彼が止まる事も、ついぞなかった。

……生前は。

サーヴァントとしての彼は今、地獄に居る。
低いステータス、敵を利するばかりか恥ずべき行為に走らせる宝具。その上生涯の汚点こそが強調され、逸話として知れ渡る。

だというのに、新天地(こんげん)は彼を誘惑して止まない。

召喚されるたびに妄言とさえ言えるような“戦術”を考案し、プレゼンし、時にはマスターを謀ってまで誘導してきた。
だが、当然一度の勝利すらつかめていない。

どうしろと言うのだ。

諦める?目の前に新天地(こんげん)が待っているというのに?
詳しい事は何も分からないが、そこにマスターをたどり着かせれば、すべてが解き明かされるらしいというのに?

だから彼は考案する。
龍殺しに克つ方法を、凄まじき剣鬼に克つ方法を、伝説の神将に克つ方法を、万の民を治めた大王に克つ方法を、真の天才に克つ方法を、邪悪な魔女に克つ方法を、得体の知れぬ超常の存在に克つ方法を……

これは一体何の罰だというのか、私が何をしたというのだ。
ああ、そうだ、私は“した”のだ。
あの山間で、あの一団を地獄に堕とすあの選択を。

彼は根本的に悪の人物である。
その衝動は善に基づき、彼の見る未来が善に満ちていたとしても、
彼は根本的に悪の人物である。

サーヴァントとしての彼は今、地獄に居る。
 
 
 
 
 
【キャラクター詳細】
2020年、カルデアで観測されたロンドンの特異点に、マスター・エルキュール・ポワロ(偽名)のサーヴァントとして派遣されたキャスター。
これが初戦であったことを考えると、人理焼却解決後の合流主従なのかもしれない。
召喚後、自信の宝具(罪)を怖れ、使用を拒絶するキャスターとマスターは散々な喧嘩となる。
うまく行かない主従関係に何度もヒステリーを起こしたマスターはカウンセリングを受ける事に、
そこでヒントを得た彼は最終的に、「自らの概念魔術により、”理解し合う主従というテクスチャ”を二人に被せる」という手段に出る。
サーヴァントの機微になどとんと理解が及ばないマスターが、どんな主従が相応しいだろうかとセラピストに尋ねたところ、
提示されたのは推理小説、『名探偵ポワロ』だった。
 
 
【泥詠唱】
第一宝具『■■■■と■■■■■■■への■■の手引き』
―続くページが、■■■■若しくは■■■■■■■への■■を考えている全ての方にとり有用であり―
―少なくとも、一般の読者にとって、有用ならざるとも興味深いものであることが証明されることを―
―私は心から願うものである。(著者名サイン)―
―ある手引書の冒頭より―
 
 
第一宝具『オレゴンとカリフォルニアへの移民の手引き(ヘイスティングズ・カット・オフ)』(真名解放後)
「続くページが、オレゴン若しくはカリフォルニアへの移住を考えている全ての方にとり有用であり」
「少なくとも、一般の読者にとって、有用ならざるとも興味深いものであることが証明されることを」
「私は心から願うものである。―ランスフォード・W・ヘイスティングズ―」
「『オレゴンとカリフォルニアへの移民の手引き(ヘイスティングズ・カット・オフ)!!』」
 
 
第二宝具『ヘイスティングズの手紙(ザ・レター・スタック・オン・ア・スティック)』
「そう、私はその道を馬車で渡ったことなど無かった」
「しかしこの……ワサッチを越えれば近いのだ、潮湖も砂漠も、5日……いや3日で抜けられるだろう」
<“ああ、やめてくれ……”>
「そう、私はその道が、続く一団にとって困難な道であることを知りこう考えたのだ」
「ならば別の道に導こう、この道よりは上等かも知れない、そうに違いない……この道がこんなにひどいのだから!」
<“やめてくれ!!私!!!”>
「『ヘイスティングズの手紙(ザ・レター・スタック・オン・ア・スティック)!!』」
<しかし私は、以後も人を導くことを辞めなかったのだ>
 
 

黄金聖杯戦争

-作成中-