守護王アーサー

Last-modified: 2021-09-22 (水) 14:06:26

キャラシート

【クラス】セイバー(シールダー扱い)
【真名】アーサー・ペンドラゴン〔守護王〕
【容姿】荒々しい風貌を持ち、真っ直ぐな太陽光の如き視線を持つ青年騎士
【英雄点】35点(ステ22点スキル13点):令呪1画
【HP】80 / 25+20+15+15
【筋力】B+ :5
【耐久】A+ :6(7)
【敏捷】C :3
【魔力】B :4
【幸運】C :3
 
【スキル1】自陣防御:B+
5点:最大HPを20増やす。相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。
【スキル2】弾避けの加護:A
4点:最大HPを15増やす。魔術防御時、補正値3を得る。
【スキル3】守護騎士:B
4点:最大HPを15増やす。物理防御時、補正値3を得る。
 
【宝具】『英雄は一人、最果ての淵に立つ(モルス・レギス・アルスル)』  1/1
【ランク・種別】ランク:A+ 種別:対神秘 レンジ:10 最大捕捉:1人
【効果】自身の攻撃時に1度だけ、この宝具適用時のHPと最大HPの差分に応じて以下の効果を得る。
10以上:補正値5を得る。
20以上:補正値5を得る。
50以上:任意の相手前衛全体に攻撃ができる。
70以上:面数1を得る。
 
【その他】秩序・善/人属性/王/男性
 
 

「守ってやる……ああ、護ってやるとも……!」
「守らなくちゃあいけねぇんだ!!!」
 

プロフィール

【元ネタ】『カンブリア年代記』、『ブリテン列王記』他
【CLASS】ゲートキーパー
【マスター】フローレンス・ファー?黄金聖杯戦争時)
【真名】アーサー〔守護王〕
【異名・別名・表記揺れ】アルトリア、アルトリウス、他
【性別】男性
【身長・体重】187cm・89kg
【肌色】やや濃いめ【髪色】くすんだ紅【瞳色】蒼
【外見・容姿】荒々しい風貌を持ち、真っ直ぐな太陽光の如き視線を持つ青年騎士
【地域】ブリタニア
【年代】5~6世紀ごろ
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・王
 

筋力■■■■■B+耐久■■■■■A 
敏捷■■■■■C 魔力■■■■■B 
幸運■■■■■C 宝具■■■■■A 

クラススキル

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
最後の神秘が残るブリテン島にて、民を守り続けた象徴。
 
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
 
 

固有スキル

境界守護:A
ゲートキーパーとしてのクラススキル。
彼はブリテンに於いて、神秘と人理の狭間に立ち数多くの化生を屠った王である。
加え、侵略するサクソン人らをその手で屠り、ブリテンを守護した騎士である。
これらの逸話ゆえに、彼は高い守護スキルを持つ。
 
守護軍略:A
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。
アーサー王の場合、は生前にベイドン山の戦いをはじめとする、数多くのサクソン人の侵攻からブリテンを守り抜いた知略と軍功がスキル化したもの。
通常の軍略と違い、国や領土、そして民を守る戦いでしか効力が発揮されないが、それ故に高いランクを保持することが出来ている。
 
可能性の光:A
星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、全てを一身に受け止めた偶像が英霊"アーサー王"である。
現界した彼は「期待」と「可能性」の具現として振る舞い、守るべき物を守るために戦い、そしてどんな敵にでも立ち向かう。
アーサー王はその存在そのものが疑問視されるが、そんなことは関係ない。有り得ようが、有り得まいが、そこに意味などない。
何故ならばそこに助けを求める民がいるのだから。故に彼は駆け付ける。故に彼は立ち上がり、そして言う。
「俺が来た。俺が此処にいる」と
 
山中の王:A
ベルク・エントリュックング。
「いずれ蘇り、世界を再び統治する王」を意味する古い言い伝えを意味する。
伝説に曰く、アーサー王はいずれ蘇り再びブリテンを守護すると言われている。
この伝説に由来し、彼は瀕死の重傷を受けても、守るべきものがある限り立ち上がり続ける力を持つ。
一種の戦闘続行に近いが、疑似的な単独顕現に近い効果も保有している強力かつ稀なるスキル。
他に持つ可能性がある英霊は、ソロモン王やディートリッヒ王などが該当する。
 
 

宝具

英雄は一人、最果ての淵に立つ(モルス・レギス・アルスル)
ランク:A+ 種別:対神秘 レンジ:10 最大捕捉:1人
彼がブリテンを守護するべくして望まれた王であるが故に与えられた宝具。
現在まで継続している、いずれ再来する山中の王としてのアーサー王への信仰をベースに、
ブリテン(とゲートキーパーが認識する領域)を侵さんとする外敵存在を駆逐する境界を敷くことが出来る。
 
アーサー王は、後世に語られるその物語の中で、数多くの神秘……キャスパリーグや魔猪、巨人や犬頭人などを屠り続けた。
これは人が神秘との決別を望んだが故に望まれた物語である。かつて神秘の衰退によって荒廃したブリテンという世界は、
それ故に、アーサー王という偶像を以てして神秘の概念を否定、破却することで進歩を遂げた。
だからこそ、「滅びる為に生きた」アーサー王は、その要因となった神秘を否定する。
 
その在り方をこの場に再現することで、
彼は自身より未来のブリテンへの「神秘」の干渉を遮断、これにより強固な護りを形成する。
だが、アーサー王自身もまた、後世では星の聖剣や魔術師マーリンとの関わりという逸話の付与により"神秘"を宿す。
故に彼は、この宝具により境界を敷き無辜なる民を守るたびにその霊基を摩耗させ、最終的には死に至る。
 
それでも────彼は一向に構わない。
民を、国を、ブリテンを守護した結果が『アーサー王の死』であろうとも。
なぜならこの身は、一介の王に過ぎないのだから。
 
 

解説

アーサー・ペンドラゴン。もはや多くを語らずとも、世界中の人間が知る偉大なるブリテンの王。
だが、その王が語られるようになった始まりについては、あまり知られていないのが現状であろう。
諸説あるが、『ブリトン人史』において12回の戦いを以てサクソン人をブリテンから追いやった者が原初とされている。
そこに語られるアーサーは、そこまで身分が高いものではなく、王というよりはむしろ軍団長に近い存在であったと語られている。
彼は言うならば、後世に語られるような円卓の騎士と共にある高潔なる王ではなく、その軍団長に近い。
 
近い、と評したのは、彼はアーサーでありアーサーではないからだ。
確かに長き歴史の中では、円卓を騎士らと囲んだ王もいただろう。選定の剣を引き抜いた王がいただろう。
不義の子の反乱によってその生涯を終えた王がいただろう。そして、サクソン人からブリテンを守護した軍団長もいただろう。
────だが、それらは決して同一ではない。後世の創作、あるいは歴史書に於いて混同された……いや、"習合"された英霊の偶像でしかないのだ。
 
しかし人々は望んだ。ブリテンを守護する王の姿を。神秘をブリテンより駆逐する騎士の姿を。
そして、いずれ再来し再びブリテンを統治する伝説の王、ベルク・エントリュックングの姿を!!
だからこそ、彼はその願いに応じるように姿を現す。いや、"表さなくちゃいけない"。なぜなら英霊とは、人の願いの結晶だから。
強き使命感の下で、今にも逃げ出したい恐怖の中でも、彼は一人立ち上がり、守るべき民の為に立ち上がる。守るべきものがある限り、何があろうと立ち上がる。
それは決して奇跡などではなく、神秘などでもなく、ただ英霊としての"当たり前"。故に彼は、願いに応え再来し、そして人々を立ち上がらせる。
 
「俺が守る。護って見せる。だから────安心してくれ」
 
 

性格

人々の願いに応えんと駆け付ける、騎士然とした性格────を演じている。
その本当の心は、いつだって逃げ出したくて震えている。だが守るべきものがあるから逃げ出せない。
本当は王などという在り方など投げだしたい。本当はこんな理不尽な信仰などから逃げ出したい。だが、それは許されない。
在り方によって逃げることを許されず、スキルによって倒れることも許されない。ただ一人で立ち続ける、誰よりも強い臆病者。
それが、守護王として立つアーサー・ペンドラゴンの正体である。
 
だが、彼を臆病者の一言だけで片づけていいのか、と問われればそれは当然否である。
確かに彼は、理不尽にもその背中に、過去現在未来全ての"ブリテンの守護王"という理想を背負う役目を負わされた。
しかし、彼が彼自身の選択で、ブリテンを1000を超えるサクソン人の大隊から守ったことは紛れもない真実である。
それを証明するかのように、彼の戦いでの本性は非常に力強く、そして荒々しく敵を薙ぎ払い撃滅せんと戦う軍団長である。
 
確かに敵は怖い。比較の理の化け猫、山よりもでかい魔の猪、そんなもんと戦った事なんざないし、知る由もない。
だが望まれたなら戦ってやろうじゃないか。それがアーサー・ペンドラゴンなら!! そう彼は胸に誓い、こぶしを握り締め戦いに立つ。
戦う事自体への恐怖は確かにあるが、一度戦うと覚悟を決めたのならば、どれだけ泥に塗れようと、どれだけ汚い戦いになろうとも、絶対に勝ち守り抜く。
それがこのアーサー・ペンドラゴンの戦い方だ。高潔な騎士とは程遠いが、必ず守護するというその精神は誰よりも高い。