腸チフスのメアリー

Last-modified: 2016-12-05 (月) 18:32:30
聖杯戦争都市Re:ACT

【クラス】アヴェンジャー
【真名】腸チフスのメアリー
【容姿】善良そうな賄い婦
【英雄点】40:令呪2画消費
【HP】5 / 5
【筋力】E :1
【耐久】E :1
【敏捷】D :2
【魔力】EX:8
【幸運】EX:8
【スキル1】復讐者:宝具の使用回数が無制限になる。
【スキル2】無辜の加害者:アヴェンジャーが遭遇フェイズを起こした際、また交戦フェイズ中先手判定時、
             同じエリアに存在するマスターは最大HPの1/5ダメージを受ける。
【スキル3】汚染封鎖:アヴェンジャーが遭遇フェイズを起こしたエリアは次のターン、封鎖される。
           陣地が張られていた場合撤去され、条件は敷設前に差し戻される。
【ギフト】第4の喇叭:このサーヴァントのスキル、宝具はあらゆる効果で無効化されない。
【宝具】私はどこも悪くない(タイフォイド・メアリー)
【ランク・種別】C:対人宝具
【効果】交戦フェイズ移行時に宣言。任意の対象を任意の数指定。
    指定した陣営のマスターは以後、1ターンごとに最大HPの1/5ダメージを受ける。
    またHPが0になった際、HPを最大値まで回復させそのエリアに存在するマスターは最大HPの4/5ダメージを受ける。
【その他】

 

[原典]
本名メアリー・マローン。世界で始めて臨床報告された腸チフス菌の健康保菌者。
アイルランド系アメリカ人で、1900年代初頭にニューヨーク市周辺で散発した腸チフスの原因になり、
“腸チフスのメアリー”の通称で知られる。
若干14歳で渡米し、手に職をもたなかった彼女は家事使用人に就職。
料理の才能に恵まれ、その腕のよさと善良な人柄で信頼を集めた。
その頃、ニューヨーク周辺では腸チフスの小規模な流行が散発的に発生していた。
メアリーの周囲でも罹患者が出て、彼女は手厚く看護したが症状は重くなる一方だった。
衛生士ジョージ・ソーパーは調査によりメアリーの周辺で腸チフスが発生することを突き止め、
彼女が保菌者ではないかと仮説を立てる。
衛生局の説得にメアリーは猛烈な抵抗を見せたが、警官隊によって確保。
検査の結果、彼女が極めて稀な腸チフスの健康保菌者であることが判明する。
菌の棲家である胆嚢を切除すれば無害化は成されるのだが、彼女は検査結果を認めず切除を断固拒否。
何も罪を犯していない彼女を隔離することに世論は真っ二つに割れ、
最終的に賄い婦として仕事をすることを禁じ、定期的に衛生局に出頭することを条件に彼女は釈放された。
しかし以後も彼女はあの手この手で潜り込み賄い婦を続け、結局再隔離されることになる。
1938年、隔離先の病院で死去。

 

[解説]
その存在を以って、害意なき加害者を裁く是非を人類史に問い続ける復讐者。
人格的には料理好きないたって善良な少女。
聖杯には全ての病気の撲滅を望むのだが、彼女の性能では聖杯戦争をご破算には出来ても勝ち抜くことは出来ない。

 

薫理市のセカンドオーナーがセントメイで採取した病原菌を触媒に呼び出したサーヴァント。
このため、本来の霊基より強化されており、その上ペイルライダーに由来するギフトが与えられている。
彼女の料理は史実に記される通り非常に美味だが、今や内在する病原菌は腸チフス菌ではなくペイルライダー由来の疫病の概念であるため一度食せば人類であればもはや逃れる術はなく確実に死ぬ。