騎士ルーカン(アルターエゴ)

Last-modified: 2024-02-05 (月) 17:33:53

キャラシート

 
【クラス】アルターエゴ
【真名】ルーカン
【容姿】ヘッドドレスに仕舞い込まれた金髪に特徴的な碧眼、ヴィクトリアンメイド衣装の麗人。
【英雄点】45点(ステ25点スキル20点):令呪2画消費
【HP】 15/15
【筋力】C:5
【耐久】C:3
【敏捷】A:5
【魔力】A+:8(10)
【幸運】D:2
 
【スキル1】レイ・ホライゾン:A
10点:キャラシート作成時、令呪を1つ失う。物理攻撃と魔術攻撃と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
 
【スキル2】ドラゴン・ファング:E
5点:キャラクターシート作成時、英雄点10を得る。
   アルトリア顔、竜種、の特攻対象になる。
 
【スキル3】専科百般(メイド):B
5点:交戦フェイズごとに2回まで、自分の任意の判定のダイスの面数を1増やす。
 
【宝具1】『勝利の極光、清廉なる爪牙』(ナイツファング・アルビオン):A+:1/1
【ランク・種別】A+:対界宝具
物理攻撃と魔術攻撃時、補正値10を得る。陣地破壊が発生する。
 
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【その他属性】竜種 アルトリア顔 
 

「騎士ルーカンの名に恥じぬよう、善処します。ご主人様(マスター)」
 

基本情報

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】アルターエゴ
【マスター】
【真名】騎士ルーカン
【異名・別名・表記揺れ】境界の竜アルビオン
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42kg
【肌色】白色 【髪色】金 【瞳色】碧
【地域】英国 
【属性】秩序・悪
【天地人属性】地
【その他属性】竜種 アルトリア顔 /超巨大
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:D 宝具: A+
 

【クラス別スキル】

対魔力:A

本来はセイバーなどのクラススキル。
魔術に対する抵抗力。
Aランクともなると、魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまう。
事実上、現代の魔術師が『魔術』で彼女を傷付けるのは不可能である。
 

道具作成:A

本来はキャスターのクラススキル。
魔力を帯びた器具を作成できる。
何故か高ランク。道具作成も給仕スキルとして必要ということか。
 

騎乗:EX

騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
本来はセイバーやライダーのクラススキルだが、彼女はその出自ゆえか破格のランクを有している。
騎士ルーカンは竜種ですらも乗りこなしてしまう。
 

【保有スキル】

専科百般(メイド):B

類まれなる多芸の才能。
剣術、弓術、武術、水泳術、話術、他にも
様々な戦術スキルについて、Dランク以上の習熟度を発揮する。
ルーカンは騎士へと転身後、その特殊な生い立ちからあまり騎士達の前に姿を現さず、騎士王の従者として多くを過ごした。
その過程で、戦術方面よりも多くの日常的技量が高レベルで備わっている。
従者は万能であり完璧である事が尊ばれるのです。但し料理の才は含まれていない。
 

ドラゴンファング:E

竜の炉心、あるいは竜の宝玉と呼ばれる、ルーカンの保有する魔術回路。
『魔力放出』にも分類される、生体エネルギーの過剰発露状態。“竜の騎士”として自身を再構築したルーカンは、竜と同じ生体機能を有している。
但し、ルーカンは騎士である事を自ら選んだ他、直接目にした聖剣の性質を以ってその内容が変質、回路方面、魔力生成は最低限度のランクに留まる。
 

レイ・ホライゾン:A

イングランドに伝わる、異界への門とされる「地平線」「境界」を守る竜(ミラージュ)の逸話より。
騎士ルーカンとはあくまで『騎士』としての名と器であり、本来の役割にして姿である『境界』そのものに変貌するための手順。
ルーカンは境界の竜の"牙"から生まれた存在であり、彼女が目にした騎士に由来した堅牢さと、目に収めた聖剣の輝きが形状に独自性を持たせている。
 
 

【宝具】

勝利の極光、清廉なる爪牙(ナイツファング・アルビオン):A+
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1~10
ナイツファング・アルビオン。
自らを一時的に騎士の要素を取り入れた完全な竜種へと変化させ、そのサイズに合わせた騎士剣を作成。
この騎士剣は、境界の竜の牙と同等の位階にまで存在を昇華させ、渾身の斬撃に伴い”境界”を引き裂くチカラを放ち”次元空間への断層現象”を発生させ。その空間毎対象を切り刻む。
 
ビームや質量攻撃といった範囲に長けた宝具ではないが、歪曲の上位に位置する空間への断絶攻撃は、基本的に「受け」が成立しない。
現存する神秘においては言わずもがな、竜種の牙の一撃は、その神秘の位階の高さを押し付けあらゆる物を両断し破壊せしめる。
 
但し、境界の竜は最終的に星の裏側へとたどり着くことは叶わなかった、そのため、星のテクスチャの最後の一線を斬り拓く事はできない。
 

【Weapon】

【騎士剣】
 
【十字槍】
 
【騎士弓】
 

【解説】

騎士ルーカン、ルーカン卿はアーサー王物語に登場する人物。アーサー王付きの執事して紹介されるが、厳密にはワイン係の「献酌侍臣」である。
彼の物語はそれほど大筋として取り上げられる訳ではなく、アーサー王の最期の時にフォーカスが当てられる。
いずれも彼の王の最期に付き従い、そして何らかの方法で彼もまた死に絶えるというものである。(騎士王から別れを惜しまれ悲しみを抱擁されたら、そのまま圧死したとかいうとんでもない逸話まである)
 
その出自は、汎人類史上において、ブリテンに残された純血竜アルビオンの抜け落ちた牙より変性した存在。
自身を救い出した騎士王、アルトリア・ペンドラゴンを模し、騎士ルーカンの名を与えられた、アーサー王伝説時代に蘇ったアルビオンの端末である。
 
神代が終わろうとしたとき、それでもブリテン島に残ろうとして死滅した幻想種が居た。
現代において『竜』と呼ばれる、世界の裏側に移動した竜種たちの残した“竜の因子”が付着し
それぞれの生態を維持したまま“竜の生態”となったものとも違う大本の存在。
最後の純血竜、その名をアルビオン。
竜種における冠位(グランド)であり、地球が誕生した時から“いた”のであれば46億年近い生命情報を持っていたことになるという、
人間の認知によって象られた神、信仰によって発見された神とは違う原初の超存在。
 
汎人類史において多くの竜種が神代の終わりを予見したとき、幻想が失われる前に世界の裏側へ移動する中で表側に長く留まっている。
理由はどうあれ「ここはもう人間の世界だ」とやがて受け容れ、世界の裏側へ移動しようとした時には
既に裏側へ移動するための孔を穿ちようがないほどに神秘は衰退しており、転移のしようなどなくなっていた。
それでもアルビオンが諦めることはなく、『神秘による転移ができないのなら、物理的に移動する』と神秘の残る地底へと潜っていき、最期は地中で力尽きた。
その際、アルビオンは幾つかの身体の部位を切り離してはブリテン島に残していった。
その内の1つ、抜け落ちた牙に潜んでいた硬質の無機物存在。それがルーカンの大元となっている。
 
アルトリアを模した変性した存在の為、混乱を避ける為に生前は騎士の名を与えられながらも、王付きの執事、もとい給仕として正体を隠しながら生活をしていた。
その為、秘めた規格外の竜種の力も露呈する事なく、円卓内では顔を伏せがちなミステリアスな王の付き人という認識を受けていた。
ルーカンとしては、自身を救ってくれた憧れの存在へ付き従う以上の幸せは求めていなかった為、その在り方を望み受け入れていた。
ミステリアスな存在、給仕の立場、という部分から円卓勢からナンパを受ける事もしばしば、その度冷徹に撃退する様もあったとか。
ベディヴィエールとは例外的に非常に仲良し、姉弟と呼び合う程度には親しい間柄であった。
 
その最期はカムランの戦いを経て、致命傷を受け死に行くアルトリアを前にモルガンの策略と憎悪によって円卓の騎士に牙を向く最後の災厄になろうとした所を、
決死の自害によって踏み止まり、後の全てをベディヴィエールに託し元の無機物生命体へと溶け消えたというもの。
 
この最期が、"アルビオンの端末"から忠義の部分を強く抽出し、"王に従え忠義を尽くした竜騎士"というアルターエゴのクラスに至った要因となっている。
 
 
 

「私は確かにこの瞳でしかと、救い手を差し伸べる、遠い残照の姿を見たのです。」

硝子の夢:—

ルーカンの存在に刻まれたスキルにして呪い(まじない)。
彼女に救い手を差し伸べた、湖の乙女(ヴィヴィアン)にして、ブリテン島の化身モルガン・ル・フェにより授けられたもの。
アルターエゴとして召喚されるルーカンは、このスキルを失効している。
 
ルーカンの存在は前提から"アーサー王に救われ、その姿を模した"のではなく、
妖精・湖の乙女、ヴィヴィアンの人格を露わにしたモルガン・ル・フェ当人に"救われ、アーサー王への終末装置として構成された"というもの。
所々アルトリアと似通わない部分があるのはその為。彼女の模倣元は湖の乙女、ヴィヴィアンに由来する。
 
硝子の夢とは、他者との何らかの交流の際に、強制的に自らの存在強度を限りなくゼロにする事で、交流した者の記憶からルーカンとの交流の記録を徐々に失わせるという呪い。
他者へ、"たとえその顔がアーサー王と同一であっても"、"給仕騎士らしからぬ膨大な力を秘めていても"
違和感なく騎士ルーカンの存在を浸透させ、相手に納得させる事ができる。
反面、その交流は一時的な夢のような物で、しばらく経てば、他者の記憶に騎士ルーカンの存在は残らず自然と忘却される。
 
給仕騎士としてアルトリアへ仕えたのは事実だが、その実アルトリアを始めとした円卓の騎士、
プリテンで共に過ごした者は、モルガンという例外を除いて騎士ルーカンとの交流の記録は残っていない。
 
アルトリアと同じ顔を持ちながら、騎士ルーカンとして違和感なく円卓の騎士達と交流できていたのはこの為。
他者の記憶から霞の様に消える存在であるからこそ、円卓の騎士には名を連ねず、一人の騎士として逸話をほぼ残さなかった。
 
他者を映す鏡とは似て非なる、騎士を名乗る硝子色な存在との交流は一時的な夢。
最期はヒビ割れ欠片となり跡形もなくなり砂へと消える。関係の急造と急速な劣化の呪い。
 
自らを騎士と名乗り、騎士であろうと取り繕い拘るのは、この消えた過去の記憶を搔き集めようとしている行動の表れである。
 
この影響もあり、他者へ接する際はいかに相手に強い印象を残すか、という点に拘る節がある。
ルーカンの見せるオーバーなリアクションと、かまわせたがりな言動や行動は、
もう交流によって忘却されたくないという想いが根底にあるから。
さみしがりや。
 

【人物・性格】

一人称は「私」。ヘッドドレスに仕舞い込まれた金髪に特徴的な碧眼、慎ましやかな胸部、ヴィクトリアンメイドに身を包み、かの騎士王を模した容姿特徴を持つ。
おおよそ騎士らしからぬ容姿ではあるが、自身は騎士である、というスタンスを曲げない為に、その下には甲冑を仕込み、騎士剣を隠し持っている。
 
基本的にはクールな性格で表情をほとんど変えない無機質な言動が目立つ、冷静沈着で慌てたり感情を露わにする事が少ない。
これには竜種の独特の価値観が足を引っ張るほか、アーサー王の、心を封じ王たらんとした諸作行動、時には冷たいとも取れる行動を参考にしていた為。
 
とはいえ、生前に給仕という社会活動を行ったり、そういった王の責務に殉じた姿に自覚なき憤りを覚えていた事もあってか
今回の現界においては、率直に自分の意見をストレートに言い放ったり、給仕という形で素早く行動に移したりする。
根本的に感情の表し方が下手くそで不器用な為か粗暴になりやすいが、心配した相手を労わろうという気持ちが特に強い。
 
具体的にはマスターが冷静さを失えば、淹れたばかりの熱い紅茶をぶっかけて目を覚まそうとしたり
肩肘を張る様な緊迫感に圧し潰されそうになれば、肩をもみもみして、最後に背中をぶっ叩いたり。
暴力行為とも取れる数々の所業には、ルーカンなりの敬愛が込められていたりする。
 
給仕についてはスキルにも反映されている通り、広範囲に万能かつ優秀。
唯一点、料理を除いて。
彼女が料理に手を出そうものなら、芋に魔獣の各部位をブチ込んだゲテモノが生成される。コワイ!。
その反動もあってか、こと食事に関しては非常にグルメ。味や調理方法ではなく、素材の貴重性を重視する。
 
戦いにおいても冷徹無比。敵に対しては容赦はなく、魔術師もサーヴァントも遠慮なく斬り捨てる。
最低限レベルの回路補正とはいえ、純血竜の魔力炉心はそれでも強力。騎士剣を魔力で覆う事を得手とし、物理方面からも魔術方面からも発揮される二層の一撃は、斬撃をより深手を負うものに変える。
剣術においても、騎士としての鍛錬を積んだ影響もあり強力無比。理論建てた戦闘方式を習得する事に長けており、型を固めた模範的な剣術を得手とする。
またスキル「専科百般」に反映されるように、弓術から槍術、騎馬術も得手とし戦闘面における万能の才を誇る。あらゆる武器で90点を叩出す、器用万能の域の腕前。
 
戦闘面において隙がないようだが、弱点として竜種であるが故、脅威が存在する人であるが故に保有する直感や危機感が欠如している為か、不意打ちや型破り、搦手を苦手とする傾向がある。
 
アーサー王を模倣しながら、その戦闘スタイルは魔力放出の推力による突破、撃滅とは異なり、慎重を良しとした理論建てた戦闘法をとる。
魔術戦をも踏まえた戦闘を得手とする者が見れば"魔術師が不得手な剣をわざわざ扱いながら戦う様"という違和感を与えるだろう。
 
 
異聞帯において同質の存在と言えるメリュジーヌと比較すると、戦闘面における性能は全般的に彼女より劣る傾向がある。
これは霊格を下げてしまうアルターエゴというクラスであるが故、又騎士の戦い方に拘るが故に、広域破壊や移動性能に差がでる為。
だが、その差を武器の取り扱いと攻撃手段の豊富さ技量によって補い、トップサーヴァント陣を正面から相手取る事ができる程度には強力。強いのではなく巧いタイプ。
 
力の誇示として力こぶを見せつける癖がある。
 
 

【セリフ例】

 
イメージカラー:青鋼色
特技:家事全般(料理を除く)
好きなもの:アルトリア ベディヴィエール 重機関銃
嫌いなもの:ランスロット メリュジーヌ 
天敵:料理 モルガン
願い:
 
【一人称】私 【二人称】貴方 【三人称】