Tag: 死人の森 紀神 アールヴ 転生者 祝福者 言語支配者 邪視者
概要
生と死の女神。再生者と妖精の母。
死人の森の女王。上古の光妖精。ペレケテンネルの祝福者。罰神ティーアードゥを喰らった掟の女神。
そして幾度の未来からの転生者。
シナモリ・アキラを守ることがただひとつの願い。
引用
「そう、私は英雄にはなれなかった。火竜に敗れ、愛を失い――けれど堕ちた先で、もう一度希望を見つけられた。だからもう離さない。誰にも渡さない。もう決して間違えない。私にはたったひとり、彼だけがいればいい」
詳細
外見
- 灰色の瞳
- 背丈はコルセスカより低く、レオより高い。
- 長い金髪。後ろで短く結い上げられている。前髪は目に少しかかる。
- 深い青と鮮やかな緑の衣服。体のラインを引き立たせる服。
- 淡い桜色に染められた爪
- 豊かな胸
- 右半身が死人
- 蝶と繭が一体になったかのような髪留め
- 右は琥珀、左は翠の耳飾り(セリアック=ニアとリールエルバ)
呪術
- 生死の誓言
- 絶対順守の権能。骨剣。古今東西の聖剣・魔剣伝承の元型。冥府の大河。
妖精神アエルガ=ミクニーは彼岸と此岸を隔てる大河を剣に変化せしめ、
その支流は様々な神話に流出し、形を変えて『伝説の武器』として様々な者の手に渡った。
災厄の槍(キロンが用いた)、災厄の剣(狂神ハザーリャを弑した掟の剣)も支流の一つである。
ルウテトが[罰神ティアードゥ/刃の魔女ヴィヴィ=イヴロス]を喰らったことで手に入れた。
ルウテトとの約束は絶対である。この権能は一時的にキロンに奪われていた。
- 浄界-第一浄界ステュクス
- 水中と空中が反転した、青い大河の流れる世界。
- 頌歌-生死の誓言
- 口に出した言葉が真実となる。
- 出産召喚術
- 生と死を孕むという転生者特有の魂の形を利用した転移術。
シナモリアキラをグレンデルヒに出産させた。
- 変身
- 気まぐれのアエルガ=ミクニーの権能。
メタレベルで変身できる。
- 軍勢
- ヒュールサスでハザーリャを弑して奪った冥府の王としての権能。
死人の森の軍勢。波濤となるほどの夥しい死者。この軍事力への警戒は、第五階層の中立が維持されていた理由の一つ。
- 化身-鎧骨弐式
- 死者を強化外骨格とする。死者はルウテトの手足の拡張部位である。
兜は巨大な頭蓋骨。逆関節の脚(ルウテト自身の足に継ぎ足す形)。
高速回転する長大な骨杭が武器。
- 召喚
- 紀神
- 作中で召喚したのは次の四柱。
妖精神アエルガ=ミクニー、金錘神ペレケテンネル、泡沫のハザーリャ、納豆神バチルス。
- 獣
- 土竜、蜥蜴、兎、虎、鷲、鼠、栄光の手を模した7つの頭を持つ獣を召喚する。
- 神殺しの料理
- 紀レベルで不味い究極の料理。食べると死ぬ(死ねない)。
意図的に加虐のために開発された。
名称
作中での名乗り一覧。
すべての名の神話的結節点、それが紀神ルウテトである。
猫の国からの引用はアレイスター・クローリーが信仰したMATTER(太母)である、ババロンに繋がる。
黙示録における大淫婦バビロンは、退廃と死の都であるローマ帝国とバビロニアの象徴なのだとか。
導かれるのは、地母神、太母。
エヴァ初号機ネタも、近年最も有名な母の一人だからじゃないかな。死者でもあるし。
あとエヴァ二次で逆行系が流行したから?
- ディスマーテル
- ローマにおいて冥王プルートーはディス・パテルと呼ばれ、冥府の神ハデスや死の魔神オルクスと同一視された。
このディス・パテルの、Pater(父)をMatter(母)に言い換えたものだと思われる。
- ウィクトーリア【生存】
- ローマの勝利の女神。ローマで最も愛された一柱。
勝利の中でも、死に対する勝利を特に象徴する。
- ステュクス【生死の誓言】
- ギリシア神話における三途の川。または、神格化した女神。
- カロン
- ギリシアの神のごときもの。冥界の河ステュクスの渡守。
ダンテの『神曲』にも登場する。
- ニケ【勝利】
- ギリシアの勝利の女神。ステュクスの子。ローマに渡りウィクトーリアと呼ばれる。
- フェブルウス【浄罪】
- ローマの女神。二月(=第二巡節の終わり)を象徴する。慰霊神。
プルートーと同一視される。
- セレス【豊穣】
- ローマの女神。収穫の神。冥界の神。
女神デーメテールと同一視された。
- ディーテ【富】
- ダンテ神曲に登場する、地獄の第六圏から第九圏(コキュートス)までを内包する環状城塞都市。
ディーテはラテン語でディス。冥府の神ディス・パテル(富の父神)を引用した名称。
- テスモポリス【掟】
- オリュンポス十二神の一柱。地母神。掟をもたらすもの。その聖獣は豚。
デーメーテールの別名。セレスと同一視される。
- キシャル【大地】
- バビロンの神。エヌマ・エリシュに登場する地母神。
- フェロニア【自由】
- 古代ローマの豊穣の女神。自由を象徴する。
- ペルセフォネ【黄泉の娘】
- ギリシアの冥界の女神。デーメーテールの娘、または別側面。
冥界でザクロを食べたら、強制的に冥王ハデスの妻にされ四季が生まれた。
人間アドニスの愛を巡って春の女神アフロディーテと対立、
春はアフロディーテ担当・冬はペルセフォネ担当で一端和解したが、
アドニスがアフロディーテのところから帰ってこないことにキレて猪をけしかけて殺害。
そのときのアドニスの流した血が、現在のアネモネの花である。
- ディスペータ【冥道】
- 不死なる女神の死。
敗北と喪失、選ばれなかったという結末から生まれる、有り得ざる可能性の象徴。
- ブウテト【豚】
- 人類を救済する有用微生物群の女神。傷心の象徴。
参照元
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