民族

Last-modified: 2024-01-18 (木) 00:40:51

民族関係用語

眷属種

ゼオーティアの民族は、特定の神の加護を受けている。
ただし、鉄願の民はどの神の加護も受けていないし、複数の神の加護を受けている例外的な民族や個人も存在する。
また、第三章の序盤で霊長類と眷属種を分けているあたり、少なくとも『地上』では眷属種とは鉄願の民以外の民族を指すのかもしれない。

固有種/霊媒/聖人/聖女

霊媒、巫女、聖女――超越的存在との感応能力を持った個体は、そもそも神々が実世界に干渉しやすいように調整した端末なのだ。
それが地上の敵であれば固有種と呼ばれ、槍神教の内側であれば聖人や英雄と呼ばれるだけのこと。
彼女たちが神の力を引き出せば引き出すほど、神に近づき、神を降ろしやすくなる。

固有変種

精鋭種

固有種程ではないが神の加護を強めに受けている。

はじまりの子供

神々が眷属種を創造した時の最初の世代。

異獣

用語を参照のこと

異形の諸部族

アヴロノの蔑称/『地上』側からの呼称
五章、「祝祭前夜4『正しい神の殺し方』」にてローザ?がそう呼んだ。
もともと『地上』では、民族の外見に対する差別意識があるが、それに加えて『アリス・イン・カレイドスピア』?の舞台である北辺帝国では、アヴロノたちとの領土争いが長年に渡って繰り広げられている。
そのため、北辺帝国では、特に彼らに対する恐怖や差別意識が強いようだ。
ゆらぎの神話百科事典>異形の諸部族

上方勢力の民族

槍神教に認められた眷属種たち。彼ら以外は地上において人間ではない。
青い鳥も人狼も地獄では同じ夜の民であるが、地上では青い鳥のみ夜の民で人狼はただの獣である。
序列が高いほど呪的であり低いほど物質的。
絶対の第九位である霊長類以外は、第二位であっても獣として追われかねない不安定な立場である。
人間らしくあるために、鰓を切る羽を切る変化術を幼少に叩き込むことなどを行っている。

【エルネ=クローザンドの空の民】

序列第一位の御使い睥睨するエクリーオベレッカの加護を受けた眷族種。
羽耳を持つ。常時わずかに浮遊している。空を司る。

【スキリシア=エフェクの夜の民】

序列第二位の御使いマロゾロンドの加護を受けた眷族種。
触手の人。青い鳥(ペリュトン)。人前では常に黒衣に身を包む。
小さくて可愛らしい。子供扱いされる。またマロゾロンドの御使いとして崇められる。
生きた人間の影を奪うという俗説から、影食いという蔑称がある。
半ば狂信的なまでに甘いものを追い求める種族。
人狼や幻姿霊、吸血鬼を含めて夜の民は分裂ができる

【エルティアス=ティータの白樺の民】

序列第三位の御使いアエルガ=ミクニーの加護を受けた眷族種。第四位との結婚は禁忌で、お互いに憎みあっている。
妖精の人。妖精(アールヴ)光妖精(リョースアールヴ),半妖精(アヴロノ)のこと。

【ウィータスティカの海の民】

序列第四位の御使いデーデェイアの加護を受けた眷族種。
魚の人。【ウィータスティカの鰓耳の民】。少数氏族だが鰭(ひれ)耳もいる。頭足類の触手を生やしてるのもいる。

  • 民族
    リク族
    テロト族
    キュラト族

【ロディニオの三本足の民】

序列第五位の御使いペレケテンヌルの加護を受けた眷族種。
鴉の人。使い魔や杖の適性に優れている。太陽を司る。道具を作ることに優れる。

【イルディアンサの耳長の民】

序列第六位の御使いラヴァエヤナの加護を受けた眷族種。
兎の人。月の民とも。第四の月、イルディアンサに住む。
話し言葉より書き言葉を好む呪文使い。
書物は呪文だけでなく杖の属性も併せ持つため、耳長の民は物質的な性質も強い。

【ジャスマリシュの天眼の民】

序列第七位の天使シャルマキヒュの加護を受けた眷族種。
蜥蜴の人。不可視光線をも知覚する超感覚【千里眼】を有する。

【エルネトモランの燐血の民】

序列第八位の御使いピュクティエトの加護を受けた眷族種。
血が光る。
感情が昂ぶると全身が加熱される。
炎や雷を司る。ボロブ人
炎天使(フェーリム)の末裔。
鍛冶や鋳物といった、炎と鉄を操る技術に優れている。
燐血の民は、火の文明の申し子とも言われている。
基幹学校や実科学校の段階で、鍛冶と鋳物が必修になっている。
燐血の民とティリビナ人は、歴史的経緯から不仲というのが常識。

【鉄願の民】

『ノロ=テリスの鉄願の民』
序列第九位の御使いセルラテリスの加護を受けていない眷族種。道具を扱うことに優れる。
霊長類(ノローアー)。地上の大多数。神々の加護を否定することで、後天的になることもある。

【黒檀の民】

金色もしくは黒色の髪、黒い肌の人。外見は霊長類に近しい。かつて本大陸で迫害されて亜大陸に身を寄せ、同じく自然の精霊を信仰するティリビナの民と共存していた。しかし大神院が聖絶?の命令を下して大森林が焼かれた際に多くが信仰を捨て、槍神教に寝返った。大神院により、森を焼いた炎の化身であるピュクティエトを守護天使として設定される。

【ラフディの棘の民】

序列十一位。
大地の民とも呼ばれる。ドルネスタンルフの眷属種。かつての第九位。針もぐら。数を減らして混血が大半。
体力、体格に優れ、手先の器用さはあらゆる種族の中でも屈指。

【カシュラム人、無貌の民】

序列十二位。
ブレイスヴァを恐れる。隔離地区に住む。

【ントゥガ族】

序列は二十位以下。
毛深い巨体。拳を地面に突いた四足歩行を行うが、器用に手先を操って独自の文明を築いている。

詳細序列不明

  • 四腕(メナル)人
    名前の通りに腕が二対ある。左手右手の代わりに各腕を(火・土・風・水)+手で呼称しているっぽい
    左上(恐らく風) 右上(火)
    左下(土) 右下(水)
  • 赤肌人
    恐らく下におけるラープ人と同一
  • 黄肌人
  • 妖紫族
  • 獣牙族
  • 長尾人
  • 無毛族
  • 巨腕種
  • 独角人

混血種

十三歳の時に守護天使に祈りを捧げて加護を選ぶ。
祈りを拒絶することで鉄願の民になる。

漂泊の民

【ティリビナの民】

樹木の人。家に住む習慣をもたない民。地上にも地獄にも馴染めず、漂泊している。レルプレアの加護を受ける
二章でレオの尽力により【ティリビナの街路樹の民】の名称が定着した。

  • 固有種は樹妖精(アルラウネ)
    異形の美を持ち、樹木の妖精種(アールヴ)と称される。
  • 『隠花系』またはマイコニドと呼ばれる少数派のキノコ人と『顕花系』と呼ばれる主流派に分類することが可能であり、前者は後者から差別や迫害を受けている。
    • 夜の民にも似たあり方と暗所を好む性質が、嫌われているようだ。
    • 傘と柄のような物理的実体はキノコ人たちの本体ではない。
    • 彼らにとっての核はその足下、影の中に広がった霊的菌糸体。
    • 加えてキノコ人たちには長老樹(エルダー)の根に取り付いて養分や穢れを吸い取るという習性がある。
    • 古くから種族の使命と定められていたのはゴミ処理や埋葬などの汚れ仕事で、それらを埋めた土から呪力を得る姿は多数派にとっては軽蔑の対象であった。
    • 聖なる祭司の素質があれば毒で幻覚を見せられるし、幻影の応用で巨大化も出来る。
      五章ネタバレ

      先祖的な近縁種に、古代種または最古の妖精と呼ばれるテテリビナという種族が存在し、なんだかその真実が広まるとゼオーティア的にはヤバいらしい。
      ラズリたち、世界の裏で暗躍している要人たちにとっては普通に知っている知識でもある。

      たぶん妖精種(アールヴ)の親戚のようなもの。
      アヴロノという言葉が生まれるより前に分岐した混沌派の物質化妖精。
      天秤の紀人エルティアスの庇護下に無い、移り気の紀神ミクニーと豊穣の紀神ガリヨンテの気まぐれな愛の証。
      歩行する巨大な花。そうとしか言い様のない姿は紛れもなく『テテリビナ』の自称に違わぬ彼らの本質。
      すなわち世界がまだずっと単純だった頃、物質界の楔を植物に選んだ原初の妖精種(アールヴ)たち、『花のアヴロノ』の生き残りである。
      カクヨムの近況ノートにも記事がある

失われた民族

【再生者】

死んでいた。
生前信仰していた神の加護とハザーリャの加護を二重で受ける。

純正二次元人

古の時代に存在していた。凹凸がない。夜の民

『アリス・イン・カレイドスピア』ネタバレ

アリスがこの種族

隠されたはじまり以前の一族

真の始祖。いのちが人類や精霊に分かれる前のかたち。
根源獣パンゲオンの眷族種。この時代の根源者(ソーサラー)。

  • 氷雪藻(ひょうせつそう)』の種族
    現代には存在しない、伝説上の種族

下方勢力の民族

あらゆる種族の共存共生を謳う地獄では、上方勢力に認められた種族も普通に暮らしている。

夜の民

模倣を生業とする。

青い鳥(ペリュトン)

【スキリシア=エフェクの夜の民】のひとつであり、『地上』の序列では唯一承認されていた種族であった。呪文の系統に長ける。
鹿にして鳥。不定形な影。触手。最小10cmの小人。
牡鹿の枝角は男性の象徴。彼らは皆すべて男である(ベアトリーチェを除く)。
月光の影は女性の象徴。彼女らは皆全て女である。
地上の青い鳥とは違い、黒衣でがっしり固める習慣はあんまりない。
甘いもの大好き。アルコールの類では一切酔わない。
枝角は一巡節ごとに生え変わる。

人狼(ウェアウルフ)

【スキリシア=エフェクの夜の民】のひとつ。杖の系統に長ける。ゆらめく影が特徴。
【ラフディの棘の民】との混血が著しく、夜のマロゾンドの加護と同様に大地のドルネスタンルフの加護も強く受ける。固有種は大人狼(リュカオン)。
体毛が触手に相当するらしい。精鋭種は大狼種で恐らく『四つ足の同胞』が該当する

幻姿霊(スペクター)

【スキリシア=エフェクの夜の民】のひとつ。変化自在。空の民との混血。邪視能力に長ける。
固有種は幽鬼(レイス)。幽鬼は幻姿霊よりも遥かに長い寿命を持つ。
ピクシブ百科事典>スペクター

吸血鬼(ヴァンパイア)

【スキリシア=エフェクの夜の民】のひとつ。感染して増える。使い魔の系統に長ける
固有種は始祖吸血鬼(ルートヴァンパイア)
触手に相当するのはマントであると思われる。

淫魔 (ラハブ)

固有変種。夢馬と並んで有名
ラズリがこの種族
Wikipedia>ラハブ
触手は舌?

夢馬(ナイトメア)

淫魔と並んで有名な固有変種。名前の通りに黒い馬の姿を取る
二足歩行
ピクシブ百科事典>ナイトメア

妖精種(アールヴ)

曖昧模糊として掴みどころがない。気まぐれに変幻するアストラル体が特徴。
やたら混血種がいる。美しいからだろうか。

光妖精(リョースアールヴ)

高位の妖精種。個体数の少なさから世界が正確に認識できない。
人間の知覚脳力を超えた美しさを持ち、耳長などの劇画化を伴って認識される。

闇妖精種(デックアールヴ)

妖精種の中では生命力が強い。
民族によって昆虫の羽とか鳥の羽とか生えてる。【エルティアス=ティータの白樺の民】と同じような存在。
人種によっては頭部が甲虫態となっているタイプもいる模様
コウモリ妖精のネビロン氏族と吸血鬼混じりのカマソッソ氏族が被差別種族として存在する

半妖精(アヴロノ)

少しだけ尖った耳の妖精種。他の種と混血している。

  • ネビロン氏族
    黒肌。
    蔑称は黒アヴロニアンや『黒っこ』
  • カマソッソ氏族
    吸血鬼混じり.
    下水道で暮らし、死体処理など穢れ関係の仕事を担う。
    アヴロノ社会ではキノコ人と似たような扱いを受ける『コウモリ妖精』である。
    しかし第五階層辺境区では、キノコ人を裏切り麻薬を搾り取って、文字通り搾取していた。
    ドラトリア系のアヴロノもいる?
  • 地底妖精
    洞窟に住む。

有翼人魚種(セイレーン)

半妖精(アヴロノ)の一種。ポーリエという古き神により誕生。
魚人(マーフォーク)と鳥系闇妖精種(デックアールヴ)の混血が進んで一つの種族になった。
南東海諸島に生息する深淵の大蛸の怒りを鎮めるために生贄として捧げられてきた。

邪視系

巨人種(ネフィリム)

邪視を極めてなるものであり、全員が邪視者。零落した神群か
シェデク邪神群
フォドニル=フルス邪神群

小鬼(ゴブリン)

邪視者の末路。巨人族と双璧を為す最強の異獣。
矮躯(ミゼット)のガドールが長だという。

etc

長寿者(メトシェラ)

ジャッフハリムが生み出した最大の罪。
たぶん、人口問題を引き起こしている寿命延長改造人間であり、厳密には種族ではないと思われる。
Wikipedia>メトシェラ

『眠り棺』

冷凍睡眠者(厳密には種族ではない)
長寿種族との寿命格差を解消するため、あくまで『下』の一部で実験的に行われ、それが長期にわたって続けられている
『これ』は、たったひとりの大呪術師が現在進行形で行っている大規模な呪術儀式の一部でしかない。数十万にも及ぶ『眠り棺』は全て夢の支配者の人形
冷凍睡眠者は、眠りにつく前までに見た全ての『夢』をある言語支配者(マーブシュズール)に捧げる。
神への捧げ物にも似た夢の供物は言語支配者への信仰の証明であり、それによって彼は神にも等しい呪力を得ているという。
その言語支配者は捧げられた夢を参照し、夢すら見ないほど冷たく眠った自らの信徒たちに『夢見人』としての代わりの人生を与える。
 預けた夢を運用して更なる夢を生み出し、冷凍睡眠に入った者により整理された夢を返してやる。
そして自らが作り上げた夢の仮想使い魔、超高度人工知能アヌビスを使役して冷凍睡眠者を演じさせているのだ。
『眠り棺』は個人を出力する総体ゆえに一人称複数で自分たちを物語る。
彼らは冷凍睡眠者であり、仮想使い魔であり、同時に言語支配者でもある。
方法も幾つかあり、おおまかに古典的な『安置保管型』と『代替身体型』に分かれている
さらに『代替身体型』も『遠隔操作方式』と『装置移動方式』の二つに細分化され、四章アイドル迷宮編で登場したアヌビス740は『装置移動方式』らしい
そちらは、冷凍睡眠装置である『代替身体』に本人の『ふるまい』を再現させる仮想使い魔を憑依させ、覚醒後、本人に使い魔の記憶を高速で転写する

複合種(コンプレックス)

複数の生き物がごちゃごちゃに混ぜ合わされたような、キメラのごとき異形。
姿や性質も個体ごとに大きく異なる。
精鋭種として狂怖(ホラー)がある。

金毛種(ヴァナラ)

小人種(ミゼット)

虹犬種(ヴァルレメス)

弓が得意。ビーグル氏族、ブルドック氏族等がある。固有種/上位種はサイザクタートなどの三つ首か。
色鮮やかなものを好む習性がある。
湖中穴を一族の聖地として崇めていたが、地上に奪われた。
弓神レメスを崇める。種族名もこれに由来する。
犬精(クーシー)とも呼ばれる。

虹犬の多様な氏族形態は、交配によって家畜をデザインするというある種の傲慢さによって彼らの生まれが規定されていることを示している。
『神の家畜』というのは単純な事実だ。
虹犬たちは、新しき神レメスが創造した奉仕種族。
高い知能を持った犬である。
レメスは、犬を素材に虹犬を虹と雲、雨上がりの泥から捏ね上げた。

そして世代を遡るほど、屈辱的な種族の起源を誇りとする虹犬は多い。
その信仰心は古い世代であればあるほどに強く、『群れの序列』を価値観の最上位に置く虹犬の守旧派はジャッフハリムから遠く離れた『虹国ヴァルニア』で独立を守っている。

蜥蜴人

ジャドナゲンとも
【ジャスマリシュの天眼の民】とは、(天眼の民にとって)人種の差ぐらいの違いしか無い。
赤とか黒とか青とか緑とかの民族差が有る。
ゆらぎの神話百科辞典>ジャドナゲン

  • 上位種 亜竜人(ドラゴニュート)
    角が生えてる。

銀霊種(クイックシルバー)

サジェリミーナの手により創りだされた試作新人類(失敗作)。
水銀で出来ている変幻自在。自己強化以外の呪術は苦手。

魚人(マーフォーク)

【ウィータスティカの鰓耳の民】と祖先を同じくする。

牽牛種(アステリオス)

固有種は凝視水牛(カトブレパス)か

鳥人(バードマン)

三本足の民と祖先が同じ?

岩肌種(トロル)

巨人ラウスによって生み出された。岩石の肌。
ゆらぎの神話>トラロス族

昆虫系種族

団子虫人とかいる。表情が読みがたく地獄においても微妙に馴染みがたい模様。
荒事が苦手で後衛か斥候っぽい。

矮小複眼人

小人系種族。荒事は得意じゃない。足は遅い。

牙猪種(バビルサ)

発達した牙が頭部に突き刺さって死に至るという呪われた宿命を持つ稀少種族。

エイプキン

地獄におけるントゥガ族の呼称。ヴァナラとは種族的に近い

ラープ人

炎を纏った赤肌の人
たぶん燐血の民の近縁種

熊人

洞窟に住む。

内世界の民族

【珊瑚の角を持つ蛙(ジヌイービ)】

古代珊瑚人

第四世界槍にある異界に隠れ潜んでいる

エアル=セイスの槍の民

生まれついての種族に加えて、槍神の加護を重ねて受けた、再生者と同じ多重眷族種。槍の欠片に影響され、英雄となる運命を与えられた転生者。

シナモリアキラ

槍の民と敵対する種族

『悪鬼』(仮)

最も古い奈落の住人
地獄の貴種
影と夜に潜む鬼の眷属
スーリウムの母が完璧に切除して上書きした・・・・・・はずだった種族
やたらとスーリウムに恐れられ、嫌悪されている
ロウ・カーインのことらしい