呪術

Last-modified: 2024-03-09 (土) 08:05:36

呪術

類推と言葉(アナロジーとレトリック)
破綻と飛躍を許す認識と論理によって、人に干渉すること。それは人間の普通の知的営み、その拡張。
ゼオーティアでは現実がゆらぎ容易く改変されるため、このような呪術的行為には神秘現象が伴う。
呪力と呼ばれる神秘現象を引き起こす力は、情報を媒介するものである摸倣子(ミーム)の運動なのだといわれている。
アリュージョンは、ことばと類推の飛躍のひとつ。

呪術基盤

普遍化した呪術。紀元槍に刻まれた世界標準。
誰かが再演すると、開発者にその実感が返る。紀元槍に刻んだものが未来永劫実行し続ける。
近況ノートのサポーター専用記事に詳細が記述されている

言理の妖精語りて曰く、

始まりだけの空っぽの呪文。万能。
対象の本質を解析し、あらゆるものを解体する。
灰色の輝きをもつ。

【宣名】

自身の名を意味を添えて伝えることで発動する。
言語魔術が頂点に座していたかつては弱点を露呈するものとして避けられていたが、
現代呪術戦においては、自己の強みと世界観を押し付ける邪視の手法が確立し、積極的に用いられている。
なお、生半可な覚悟で権威ある称号を名乗ると、その称号の呪力に潰されてしまう。

ラベル

敵を識別するための目印をつける呪術。
『地上』と『地下』のトップが使う専用呪術以外にも、パレルノ山の守護機械が使えるものもあるようだ。

【静謐】

対抗呪文。本作で要となる呪術。
結果は同じでも、呪力そのものをなかったことにする邪視的手法、原子分解する錬金的手法など様々なやり方がある。
アズーリアの【静謐】は、呪的構造を解析することで効果そのものを解体可能にする杖と呪文の複合呪術。

投擲

スリングショットなどにより、遠距離攻撃すること。
投擲は呪術である。
呪符や巻物、端末経由の呪術を遙かに超える速度と射程を誇る。
常人を超えた杖適正と器用さが必要。

空圧(プレシャライズ)

風を吹かせ相手の動きを阻害する初級呪術。
応用的に加速に利用、暴風で攻撃。空の民は重力を偏向させ空を飛ぶ。
空使いが使えば、空間が屈服して天災が顕現する。
クロウサーが紀元槍に刻んだ。

【旋風】

阻害呪術。相手の呪力をかき乱し、呪術の発動を妨害する。
また逆巻く風で削り物理的に破壊する。

螺旋(ヒリックス)

【空圧】の上位呪文。螺旋を加えて大気を打ち出す。
銃撃に利用することも。

【窒息】

真空状態を作る高位呪文。生物相手には無類の強さ。
杖の呪術師にとって、実験用の必須呪文。

陥穽(エンスネア)

拘束呪文。束縛(バインド)の状態異常を与える。
触手や光や影で相手を縛る。磔刑に処せ。

【炸撃】

火線を放つ攻撃呪文。

爆撃(イラプション)

【炸撃】の上位呪文。爆炎を放つ。

炎上(フラッシュファイア)

【爆撃】の上位呪文。非物質世界を焼く。
精神を灼き炎の色で染め上げ、火系の呪術以外使えなくする。
ネットを煽って名声を貶める。

『炎上はわれわれにとって親しくそして厄介な 悪友である。己が振る舞いに注意を払い、悪友の視線にはその三倍の注意を払え』

【陽閃】

再生者にとっての弱点の一つとなる非常に強力な呪術。
太陽の輝きを破壊力に転化するという点では『炸撃』と似た呪術基盤だが、使いこなすことができるのはごく限られた自然呪術師や精霊使いのみ。
太陽光を生命力に変換するというティリビナ人の特性を利用した呪術であり、変性意識(トランス)状態で己のアストラル体を光に変換して解き放つという霊的な衝撃波。
物質世界においては光線として解釈されるが、その本質は全身全霊の『飛ぶ打撃』である。
衝撃で壊し、熱で焼き、光で闇を払い、活力で死を否定する。
呪文的な意味さえ付与した封印の呪術。
陽閃を受けた闇の眷属は復活することさえできない。
使用者はヘリオトロープ。

【猛火】

時間経過で火の系統を強化する。

【火炎縛】

炎の縄で焼き、束縛する。

【灼熱波】

行動阻害呪術。精神と肉体を苛む熱波。

【溶岩流】

大地から溶岩を吹き出させる。

【灼熱障壁】

自爆系防御術。相手の攻撃に反応して心中する。

【炎天使】

最高位神働術。炎天使を顕現させる。シナモリ・アキラトリシューラの合体した姿がこれに形容された。
現在までに確認された中で、これを使用したのはソルダとファルとアルマ(使用された?)。

地獄に堕ちろ(ジャッジメント)

修道騎士たちが修練の末に辿り着く最上級神働術。
一方的な裁定が下されて対象の足下が溶岩と化し、更に電流を纏った斧が頭上から挟撃する。

銃の使用も呪術である。
【銃士】ではない者が銃を――それも高度な杖技術の産物たる自動小銃を使えば、その反動は命すら一瞬で奪いかねない。

食品を温める為の呪文

ハルベルトが戦闘用に書き換えてアズーリアに使用させた。
数秒間の高周波加熱。
効果そのものはありふれた音響子の誘導放出による微波増幅。
要するに呪文の電子レンジ。
猫に特攻があるかは不明。

紫外線操作呪文

日常空間でもゴミ捨て場や遮光カーテン、皮膚を保護する為のクリームなどによく使用されており、野生の鴉がゴミを漁らないよう、今やあらゆる自治体のゴミ袋に紫外線操作呪文が記されている。
紫外線の操作は対吸血鬼用に開発されたと言われる歴史の古い呪術で、出力を上げることで生体細胞の破壊すら可能になる。

球電(ボールライトニング)

電撃の球を放つ。【錬金術師の爆撃(イラプション)】とも呼ばれる。
Wikipedia>球電

神の怒り(《ナチュラルディザスター》)

稲妻の雨を振らせて、背の高いものから順番に破壊していく呪術
炎天使状態のアルマが使用。

【霧の防壁】

防御呪文。ダメージ半減端数切り捨て。
三枚重ねすると絶対防壁になり、状態異常以外のダメージ無効。

自動鎧(リビングアーマー)

使い魔系統。遠隔操作の呪文。またはドローンであり死者。

【心話】

意思疎通の呪文。映像も送れるし細かいニュアンスまで伝わる(技量によるが)。
宣名するときは心話でルビを振ろう。
絶対言語の劣化版。

殺戮/暗殺/死神の腕(カットスロート)

使用者はメイファーラとゼド、どちらの表現も手刀による致命の一撃。
ゼドが紀元槍に刻んだ。

【安らぎ】

鎮痛呪術。痛みを抑え、冷静さを産む。
呪符にすると神秘が薄れ精神安定効果が低くなる。

【修復】

治癒呪術。

【報復】

攻撃反射呪文。初級呪術。柔術などの技法もこの呪術。

万色彩星(ミレノプリズム)

あらゆる呪術の本質を掌握し、完璧に模倣する。

(ハイパーリンク)

離れたものを繋ぐ呪術。空間を繋ぐこともあれば、情報を繋ぐこともある。

【召集】

高位の使い魔が有する召集呪文。杖的には肉体の作成と起動。
邪視的ならば主の姿の幻視。呪文的ならば再詠唱などのアプローチがある

【生命吸収】

古の言語魔術師ゾートが生み出した呪術の秘儀。次世代の人類を模索するアプローチのひとつ。
習得すれば、一代限りの始祖吸血鬼。

【断末魔】

呪文。効果は即死。自分が死んだ時に発動する。

【大物食い】(ジャイアントキリング)

『黒』の色号を利用した道連れ呪術
元々はエスフェイルの固有呪術
自分を殺した相手と自分の両者の相似に基づいて、殺された瞬間に自分を殺した相手の肉体を身の内に取り込む
格上、高名であればあるほど威力を増すため、巨人殺しが可能
実際にガルズが使用したときは、巨人の粋に達していたサイリウス?をも殺している
その情報はアズーリアの持つ『死人の森の断章』に記録され、松明の騎士団全体に共有されている
しかし、予想外の人物による使用や『静謐』による解呪のキャンセルなどの要因により、事前情報による対策はほぼ無効化されてしまった

【楽園の抱擁(レストロオセ)】

最上級の生命賦活呪術。生態系丸ごと繁茂させる。
究極の治癒、復活の儀式、復元の呪詛、そういったほとんど不死に近い現象を再現する呪術基盤。
内世界型の浄界を普遍化した汎用奥義に近い。
突き詰めれば、呪術的な技術などなくとも個人の存在の個我を持続しようと強く念じ続ければ、使用可能になるという。
(少なくとも)自己を対象にしたものは、個人の存在そのものを参照し、無限に冥府から呼び戻す形になる。
それを傍から見れば、召喚術にも見えるかもしれない。
四十四士でも習得者は片手で数えられるほど。
『金丹仙』ティンクトゥラ?は、自然や他者を癒し、おそらく本家本元である聖后レストロオセが使えば、歴史や文明を修繕することが可能。
カーイン不屈(ガッツ)、気合や根性のノリで使える。

【シャルマキヒュの凍視】

天眼の機能を超過駆動させることによって擬似的な時間停止を引き起こす。
受動型でありながら投射型の邪視と同等の効果を発揮するという極めて高度な技術であり、神話の時代より天眼の民からは失われている。現在は投射型の邪視者が対象を束縛する呪術として扱われるようになっている。

【叙述悪戯】

事象改竄系過去遡及呪文。
語りの焦点をずらし遠近感を狂わせ、時間を遡って過去の事象を再解釈し、
『実はこうだった』という事実の開示(に偽装した過去改変)を行う類推呪術の一種。

ステルスマーケティング認定

古代からある【陰謀論】の呪文を攻撃用に調整した社会正義願望充足系の呪術

嘲弄/挑発(トーント)

呪文の基礎中の基礎。前衛の基本スキル。
ジャブとして精神的弱みを探ること、前衛が敵意を集めることが主な利用法。
精神干渉の初歩として、見習い呪術師が教練用にまずこの呪文を使う。
熟達すると問答無用に意識を引きつける。

【誓約】

  • 約束を守らせる呪術だと思われる
  • 少なくともトリシューラの罰則は、物理的な振る舞いを感知して発動するため、記憶や認識を改竄したり言葉遊びで契約をすり抜けようとしても無駄。

【間接キス】

最もよく知られた感染呪術。

影刺(シャドウアーチン)

影の刺を連射する呪術。防御無効。
ラフディ刺の民と人狼が得意とする。

玲瓏(ルナティック)

高位儀式呪術。
地面に描いた呪文円から天へと月光と衝撃波を発する。

詠唱
「逆さまに天を衝け――【玲瓏】」

【線の嵐】

爪痕。空間を歪め切り裂く境界線を無数に引く呪術。
使用者はサイザクタートアレッテ

吐息(ブレス)

亜竜が使う高位呪文。口から危ないものを出す。

【球神の吐息】

防御不可能な重圧を発生させる球神系の高位呪術。
古の合戦において、その呪いは孔雀の妖精王に率いられたアヴロノの軍勢を一人残らず轢殺したと言われている。
質量の嘔吐。すなわち竜と神の力による投石の集中豪雨。

【鼓舞】

使用者はキールグレンデルヒ。士気を高める効果

トッドの祝福祈祷(仮)

低級邪視を防ぐことが出来る

【投影】

欲望を『投影』する呪術。
 『誇り高き男』としての自己を守るために自らの情欲を否定し、相手が自分を欲望していると思い込む邪視的な防衛機制。
『自分は淫らな女に誘惑されている』『けしからん身体をしおって』『襲ってくれと言っているようなものだ』『無防備な方が悪い』
などの呪文で強化する場合もある。

【名誉殺戮】

イアテムの部族に伝わる、自分の家族を生贄に捧げて一族の呪力の格を維持する切断処理系結界呪術。イアテムは部族に伝わるこの伝統的呪術を近代呪術【投影】と組み合わせ、【イアテムの呪いの剣】という呪術基盤を完成させた。

【イアテムの呪いの剣】

身の内から湧き上がる情欲を断ち切らなければならない。故に己の内なる悪を断罪する為にその剣は振るわれる。
自らが強く正しく在るための術。
情欲を生み出す諸悪の根源――すなわち誘惑する淫らな魔女を殺して成長するための、英雄に相応しい克己の剣。

【八万の眼球アブロニクレス】

眼球型使い魔。セレクティフィレクティが好んで使う。
監視、遠隔からの呪術の起点、使い魔の召喚などが可能。邪視に強く物理に弱い。
古代に失われた文明で崇拝されていた神とも、精霊であるとも言われている。

【氷】

攻性防壁。コルセスカの言語魔術師としてのスキル。
Intrusion Countermeasure Entrancementの頭文字をとってアイスと呼ぶ。

【水鏡の盾】

いずれかひとつの対象から与えられるダメージを軽減し、零にする。
そして軽減したダメージに等しいダメージを指示した対象に与えます。

【災厄の槍】

神働術。緑と赤の炎に包まれた歪な骨の槍を生み出す。使用者はキロン。
その炎は蛇の形をとり、時空を越え記憶を焼き尽くす滅びの火。


隠された古き名は【災厄の剣】。妖精神を弑して削り出した骨剣。
あまりにも危険であるために、槍と歪められ伝えられた。
使い魔の奥義。王国の骨子。王と神を選別して弑する権能を持つ救世のつるぎである。


また【災厄の剣】の名も、まことの名【生死の誓言(アーヴァスキュアレ)】を隠すヴェールのひとつ。

嵐の運び手(エアリエル)

刃でもって風を産み嵐を裂く。

風蝕刃(ウェザリングブレード)

刃を遠隔操作し相手に傷を与える。
使用者はナトエリカ?

【波濤】

大波で飲み込む。使用者は海の民。

【飛礫】

岩肌種(トロル)を岩塊と見なした、大地の呪術基盤による飛翔術。
『巨人の投石』とも。
巨人ラウスの投擲になぞらえた神話の一撃。そして、多くの神話において神が投げるものはおおむね必中である。 
神話の巨人は時に山や大陸を投げて敵対する神族を殺してのける。
呪術基盤としての『力強い投石』は伝承を概念的に再現し、神の所業たる浄界の成立を強制中断させる。
使用者はノゴルオゴルオ

岩穿ちの剣(パルフォテッラ)

トロル呪術師が得意とする強力な高位呪術。【静謐】でも無ければ防げない。
地に足をつけた者を必ず打ち倒すという伝承に由来するため、対抗策としては跳躍がセオリーである。だからこそ、相手を浮かせることを狙った動きであることが多い。
使用者はノゴルオゴルオ。

潜行(スーロイド)

物質透過術。あらゆる固体と気体を液体とみなして移動する。海の民が得意。
欠点は攻撃の瞬間に解除しなきゃならないこと、
ただし相手の体内で解除すれば防御を無視して攻撃できる。

【キュトスの羊膜】

星見の塔に伝わる絶対の守り。
強力に呪い、死を運命づけることで、有象無象の呪いを無効化する。
使用者はハルベルトの母。

騒乱(メイヘム)

使い魔系呪術。

【煙幕】

漆黒の煙で相手を包み込む

入れ墨呪術

  • 『矢避け』
    南東海はリク族由来
  • 『芳香』
    ドラトリア由来。
    戦う女性に人気。
    これさえあれば戦闘後に気になる汗が清潔感あふれる香水に早変わり、穢れと病毒まで寄せ付けない。
    大掛かりになるので、たぶんほぼ全身を覆うタイプ。

鋳造(キャスティング)

鋳型に融解した金属を流し込んで器物を作る。
燐血の民必修。
時間や命数から、天界に奉納する神聖貨幣を造り出すことも出来る。

-『ジャスマリシュ傭兵団』

  • 天眼の民に伝わる汎用軍勢術。
  • 神への誓願と兵士たちへの正当な対価の支払い契約によって集団に呪的権威を与えるというもので、各地の民間軍事会社や小国の契約部隊がよく使用する呪術。

【オルゴーの滅びの呪文】(オルガンローデ)

呪文のオルガンローデ。
九体の竜のうち、唯一架空の存在だとされる九番目・威力竜オルゴーを呪文の手法で模倣したもの。
タメればタメるほど威力が上がるが、タメが出来る時間は術者の技量に依存するらしい。
膨大な呪文、緻密な構成、自律的に生命を模す意味の総体。
半透明の文字列と数式、譜面と音楽記号、その他にもこの世界に存在するありとあらゆる『記号』が集合して長大な流れを創造していく。
それはどんな生き物にも似ていない。
流動する姿はあらゆる姿に変幻していく。
ありとあらゆる架空の幻獣が次々と変化し、移り変わり、具現化する。
捉えようとしてもその全容を定義できない。
何故ならそれは定義できないことが定義だから。
また、使用者に高い技量があれば、アレンジすることも可能なようだ。

【禁戒】/【禁呪】

【最後の魔女】の候補者たる四人の魔女がひとりにつき一つだけ持つ、固有の呪術。

【黒血呪】

【氷血呪】

【融血呪】

トライデントが扱う融合の呪術
発動に使う言葉は「イェツィラー」
青い血液による異質な生命同士の融合現象
『使い魔』の極地
その代償は、個我の喪失であり得られる効果と表裏一体のため、ある意味最もリスクが低い?

呪術同士を融合させたりと、応用も効く
使い手によって多少異なる性質を持つようだ
第一世界槍の災厄の原因でもある

それによって作り出された融合体は、個人を塗りつぶしてしまうほど強固な意志や理念によって、ひとまとまりに結束した組織や集団に等しい
しかし、効率的な動きを追求するとどうしてもリーダー(司令塔)を持たざるを得ず、それが弱点になってしまう

【鮮血呪】

一般の【禁呪】(『四血呪』に含まれないもの)

『沙羅双樹』

自己の呪力上限を削りながら死を遠ざける中位呪術
ガッツ・食いしばり系?
使いすぎれば紀元槍の枝からも記憶されなくなるという禁呪のひとつ
『沙羅双樹・宴』『沙羅双樹・残香』といったバリエーションがある
「初出:幕間『チェンジリング・ケット・シー』」

固有の呪術

射影聖遺物(アトリビュート)

キロンの固有呪術。
過去の聖人のエピソードを摸倣し、その性質を自らに重ねて自己を強化する術。

射影聖遺物(アトリビュート)・第五番

文字列の制御。

射影聖遺物(アトリビュート)・第五番――神の万年筆を拾った少年

射影聖遺物(アトリビュート)・第七番

白き弓から無数の光の矢を降らす、広域殲滅呪術。

射影聖遺物(アトリビュート)・第七番――翼無きレメスの苦悶

射影聖遺物(アトリビュート)・第九番

第八魔将ハルハハールの遺骸を利用し、大神院が北辺帝国を教化した際、零落させ聖人に仕立て上げた美の神にして主神、ミエスリヴァの力を再現する。

射影聖遺物(アトリビュート)・第九番――散らばった大地から舞い降りるミエスリヴァ

パラドキシカルトリアージ

キロンの固有呪術。
価値操作呪術。重傷をかすり傷に転換する。
その正体は、【鮮血呪】をコピーしたもの。

射影即興喜劇(アトリビュート)

詳細⇒アズーリアの固有呪術
フォービットデーモンを参照する。命名規則はセリアック=ニアとアズーリアが相談して決めている。

伽藍のグロソラリア

意味以外のすべてが規定された人工言語でやりとりを続ける儀式。
霊的熱狂の中で自然発生するという【異言】を人為的に生み出し、より高次の霊的位階へ接近しようという神学的叡智の結晶。
特に効果はないとされる。

【未来回想】

聖女クナータの持つ特異な【邪視】
未来のことを思い出す。
「記憶違い」もあったりと、わりとファジー。

【万色彩星】(ミレノプリズム)

アズーリアの固有呪術?
見た呪術をなんでもコピーできるっぽいが、詳細な説明はまだない。
時間移動など、見ただけではコツが分からない呪術もあるようだ。

ハルベルトの仮想使い魔

詳細⇒ハルベルトの固有呪術

リールエルバの仮想使い魔

詳細⇒リールエルバの固有呪術

【アルタネイフ呪具百貨】

詳細⇒ミルーニャの固有呪術

リーナの箒の隠し機能/【ヲルヴォーレの雷火】

リーナの箒が巨大な白い三本足のカラスに変形する。
アルタネイフの錬金術と、クロウサーの呪文による質量操作の融合。
内部に二人が乗り込み、リーナが操縦を担当し、ミルーニャが火器管制を担当する。

安全装置
第一安全装置は音声認証・第二安全装置は箒のヘッド部分に隠されている
ミルーニャの承認によって、機能が解放される。
形態
鋭角な流線形。白を基調。尾は金色。細部に藍色を挟む。
三本目の足を連想させる巨大な砲塔を持つ。
【記憶】【思考】の呪文
搭乗者の呪力を推進力に変換する。
北欧神話のワタリガラス、フギンとムニンが引用元か。
【ヲルヴォーレの雷火】
あらゆるものを焼き滅ぼす荷電粒子。嘴から雷火を放つ。
プロトプラズマ収束弾
三本目の足じみた砲塔から、プラズマ化した表意文字を発射する。

大樹巨人(エント)

ティリビナの民?が【大いなる接ぎ木】によって合体!大巨神に変身するぞ!

【ぶう圧】

初級呪術【空圧】の派生。豚になったルウテトが使う。

【竜爪眼】

亜竜王アルトの【邪視】
物理的に可視化するほどの視線を氷として具現化させる。
氷塊は巨大な爬虫類のかぎ爪となり、対象を鷲掴みにする。
突如として虚空から出現する巨大な亜竜の氷爪を回避するのは至難の業。
「何、ありふれた束縛の邪視に過ぎん。ただ、隻眼になってから遠近感が掴めなくなってな。遠くの物が手元にあるように思えてしまうだけだ」
 距離感を無視して、視界内にあるものなら手で掴めてしまう気がする――そんなものは錯覚に過ぎない筈だが、邪視はそれを現実にしてしまう。
アレッテも使用可能

【墓の下の穢れ】

漆黒の霞のような呪文
カーティスが唱える『言語魔術』は理屈も何もない極めて非効率的なまじないだ。
「くそっ、夜の民の触手呪文スパゲッティコード! 構造が分からない、何でこれで動いてるんだっ」
上級言語魔術師であるヴァージルすら退ける仰々しい神秘の業

【異戮】(ゼノサイド)

おそらくヴァージルの固有呪術。
感染呪術の究極系。
対象の存在を消去し、仮想使い魔に置き換える呪術であると思われる。

奥義

【浄界】

邪視の奥義。
そのタイプは閉鎖された結界や位相の異なる空間を構築するような外宇宙(アウタースペース)型、体内や体表面で恒常的に起動させたりする内宇宙(インナースペース)型の大まかに別けて二つ。
カーイン、エリカ、ノゴルオゴルオなども名称不明ながら浄界を使用している。

【強制決闘権】

アインノーラの浄界。
一万まで強制的に一対一で戦える

【創生の闇(コロニュービア)】

サジェリミーナの浄界。外宇宙型。

【影の海を越えて来たるもの(ヌーナ)】

ユネクティアの浄界。

【闘争領域の拡大】

グレンデルヒの浄界。

【世界劇場】

ヴィヴィ=イヴロスの浄界。

【ステュクス】

死人の森の女王の浄界。

【コキュートス】

コルセスカの浄界。森羅万象(オムニバース)型
世界をゲーム化する。
『適応者』は、ゲーム要素を利用して行動しやすくなる。

【頌歌】

呪文の奥義。
ハルベルトカタルマリーナルウテト、が使用した。
夥しい数の呪文の塊を操ることが共通項?

【軍勢】

使い魔の奥義。
バラバラである個人をひとつのまとまりとして扱う呪術。

【化身】

の奥義。作中での使用者はトリシューラルウテトグレンデルヒ
杖』の奥義であり、神秘を零落させることで強大な力を『量産』できるようにしたり、神のような超越的な形而上の存在を形而下に実体化させる、つまり依り代としての天形(あまがつ)=神の模造を用意することである。
 典型的なものは巨大な神像。あるいは伝説の武器。聖剣や魔剣、伝承を再現する兵器。

【王国】

使い魔の奥義。
術者(=王)が何らかの価値を掲げ、みんなに認めてもらうための儀式。
個人的な世界観を押し付けるという意味では、邪視の業でもある。

物語の節目となる呪術

【聖婚】

⇒聖婚

【この夜が明けるまであと百万の祈り】

【過去】の頌歌。無言の詩歌。葬送式典の死と悲劇を生贄に紡ぐ新しい神話。
【エスニック・ポリフォニー】が奏でる【非エスニック・ポリフォニー】である非線形参照型差延機関(セルフ・ディファレンス・エンジン)
歌姫という偶像を降誕させ、サイバーカラテ&言理の妖精という新しい視点と武力を広げ、
哲学的ゾンビ・人狼・枯れ木族・吸血鬼・食用奉仕種族などの種族のラベルを『異獣』から『人』へと貼り換えた。

【千の顔を持つ英雄】

シナモリアキラ=サイバーカラテの紀人化。役者にキャラクターの強度を頼む存在のアウトソーシング。
サイバーカラテがサイバーカラテを観察し、サイバーカラテの境界をサイバーカラテが定めることによる、
再帰的情報制御機構(セルフ・ディファレンス・エンジン)。すなわち神話2.0。
杖と邪視の複合呪術。観察の中枢はトリシューラであり、シナモリアキラの境界を定めるのはコルセスカだ。

参照元