無月・闇月・影月

無月

彼女について

• 秋月型15番艦と名乗っているが、その正体は各秋月型の資材を少量づつちょろまかした資材で作り上げた真の防空駆逐艦…直衛艦であり、本来は存在しない筈の存在。
  • とは言え現実に存在するものを無いと言い張る訳にも行かず、補給などの問題もあるために何らかの政治的取引や工作により連合艦隊直属艦艇としてで艦籍には一応小さく載っている。
• 名目上秋月型だが、秋月型をベースに対空対潜火力の増強や雷装の撤去を行った随伴特化艦といえる存在。
  二回の名称変更と印度洋遊撃艦隊、マリアナ沖海戦での大立ち回りに経て呉空襲で激動の人生を歩んだが詳しくは史実にてで
• 無月という名前は14番艦満月に合わせた物であると同時に睦月型との混同による存在の秘匿を狙ったものと思われるが、艦娘となった彼女には頭の中に囁く存在がいると言ったり、睦月の口癖を口にしたりと何らかの良くない影響があったようである
  • 頭は痛いし、お腹は痛い体にも悪影響がある…？
    不調の影響が全体的にローテンションでやる気はある初雪や望月みたいな感じ

ゲームにおいて

• 秋月型と火力はほぼ同等だが、初期装備の10cm連装高角砲+試作型電探連動射撃指揮管制装置が秋月砲と比べると火力を下げた代わりに対空を上げ命中+を付けた互換品の為、夜戦火力はかなり低くなっている。
  • 本家では連合艦隊で使えそうだがAC版では使いにくい。
• 4コマであれば扶桑姉妹の御茶会に呼ばれること確定の運3
  • 史実での出来事と名称変更に伴う一連の事件によるものと思われる。

小ネタ

• 10cm連装高角砲+試作型電探連動射撃指揮管制装置
  • 秋月砲の互換品にして12.7cm連装高角砲後期型の上位互換と思いきや回避と対潜に+が付いておらずこれも互換品になるだろう。
  • 火力が低いのはゲーム的なバランスと第四砲塔が進水時に間に合わず、その後も装備されなかったことを反映したものと思われる。
• 火力+2対空+12命中+2

容姿とか

背丈

• 秋月型の筈だが微妙にちんまい、睦月型よりは大きいのだが秋月と並べられて過剰に小さい扱いをされることもある。
  • 本人的にはもう少し背丈がほしいらしい
• その胸はモンゴルの平野やアフリカの大草原の如き有様で哀しいほどに膨らみがなかった…
  • おそらく後述の飛行甲板の影響と思われる
    • 無月は飛行甲板要素が強いんでし！

服装

• 秋月型と共通の衣装だが、スカートは緑色で丈が微妙に長いのとスカーフの色は赤で茶色いタイツを履いている。
  • やはり無月は睦月型では…？

髪型

• 前髪パッツンの青紫がかった黒髪を背中まで伸ばしている。
  • ある空母の影響らしいが…
    艤装
• 秋月型の腰部装着式だが背部の魚雷の代わりにレーダーの付いた電探連動射撃指揮管制装置を背負っている
  • お供の長10cm砲は右側は長十郎、左側は長十助という名前
• 右手に40㎜機銃の銃座を模した銃を持っている

史実において

• 航空機の発展に不安を抱いた一部将校たちが艦政本部を抱き込み、建造中だった各秋月型の資材を流用し秘密裏に建造された秋月型15番艦。
  名称については上記した通り、本来存在しない筈の物と言う意味と睦月型との口頭での混乱を狙ったものと思われる。
• 主砲である長10cm砲は鹵獲に成功した米艦のMK37射撃指揮装置をベースにその模造版を組み込んでおり、不完全ながら対空水上電探と連動したレーダー統制射撃が可能となっているが、第4砲塔の製造が間に合わず仮に毘式40㎜連装機銃の銃座を設置していた。
  • 対空兵装として鹵獲された毘式40㎜連装機銃と25mm三連装機銃を装備し、秋月型ではカバーしきれなかった中距離も対応した構成となっている。
  • 対潜兵装については3式ソナーと3式爆雷を装備。　改装時には鹵獲したヘッジホッグをベースにした和製ヘッジホッグが装備される予定だったという。
  • 一方、雷装については防空駆逐艦、秋月型が目指した直衛艦には不要だとして完全に撤去、魚雷のあった場所は40㎜連装機銃の銃座となっている。
• 無月は他の秋月型の遅れと引き換えに早々に進水し、艦隊の傘として防空任務でその力を発揮する筈だったが、建造中や試験航海中に死んだ筈の睦月の乗員を見た、唸り声のような鳴き声のような声を聞いたと言う怪奇現象が頻発。
  当初は一笑に付されていたが、艦長に就任する予定の艤装委員長がノイローゼで職を辞すと自体は一変、原因調査と究明の為、艦隊配備が遅れることとなった。

• 後の調査の結果、乗員の見た睦月の乗員の幽霊は実際に無月に搭乗していた元睦月乗員（喪失前に転属していた）であり、勘違いによるものと発覚。
  唸り声や鳴き声のような声に関しては突貫工事で生じた船体の歪みと主機の不調によるものと発覚、船体の歪みに関しては一応の改修工事を行い、主機に関しては時間がかかるために次のドッグ入りに回し運用に注意する事で決着を見ている。
  • 政治的工作で艦籍に載せることが出来た為、乗員の不安を払拭する目的もあり改名が決定された。
    
    

闇月

彼女について

• 改名したことで頭痛や頭の中に囁くなにかはなくなったが、主機の不調に端を発する腹痛はより酷くなったようだ
  • その御蔭でまた改名と改装をすることになる
• 元々ローテンションだったが無気力に近くなっている
• 第四砲塔の代わりに後部甲板を飛行甲板にしたので40㎜連装機銃の銃座を撤去し水上機用のカタパルトを持っている
  • 航空駆逐艦の先輩を敬いなさいよ！ようこそ瑞雲教へ　

ゲームにおいて

• 飛行甲板を水上機の運用が可能になっている…と言っても少数の運用のため水雷戦隊時に索敵機を載せる使い方や水戦を乗せて制空権確保といった使い方がメインになるだろう
• 運はちょっとあがったけど4
  • 史実での相変わらずの不具合によると思われる

容姿とか

背丈

• 相変わらずの大平原と背丈
  • やはり飛行甲板の影響か…

服装

• スカートは更に丈が伸び、スカートとスカーフは紺色になったのとタイツからニーソックスに履き替えている
  • パンツは見えないが代わりに絶対領域が見える

髪型

• 髪型に変更はなし

艤装

• お供の長十郎と長十太の頭に25mm三連装機銃が載ったのと右手に飛行甲板を持っている

史実において

• 怪奇現象（原因は解決済）と諸事情により改名された無月
• 搭載予定だった長10cm砲の生産が大幅に遅れているのと実験的運用だった何隻かの航空駆逐艦のデータで使い方を絞れば有用になりうると判断されたため後部甲板は飛行甲板に変更された
  航空駆逐艦多分海月とか緋月の運用データから搭載機は攻撃用とするよりも偵察や対潜哨戒用として運用する方がいいと判断されたため、爆装なども最小限に抑えられた
  • 偶然にも後のヘリコプター搭載駆逐艦に似通った運用になった
• 船体の不具合も解消され今度こそ艦隊防空の傘や水雷戦隊の目になることが期待されたが、先送りした主機の不具合が再発
  またもや単独での試験航海中に事件は起きる、ボイラーの圧が上がり過ぎ、吹き飛びそうになったため、緊急停止。
  応急修理を行いつつ救助の無線を打った所、それを敵船に探知され身動きできず電力も使え無いためレーダー、ソナーが使えない状況で後部甲板が吹き飛ばされる
  火薬式であったため、発艦させていた零観により位置把握と対潜爆雷により攻撃で対抗するも敵潜が夜を待っているのは明確だった
  その時、偶然本土への帰還途中付近を航行していた印度洋遊撃艦隊所属二重外殻空母龍鶴により敵潜が仕留められ、曳航され、なんとか本土への旗艦をすることが出来た
  • 闇月は帰還すると同時にドッグ入り、主機の交換と龍鶴が得た戦利品を持って大幅に生まれ変わることとなる

影月

彼女について

• 二度に渡る改名と改修で遂に完全体となった影月
• ローテンションだった原因も治ったためか口調も明るくハキハキしたものになっている
  • 何らかの薬は手放せないようだが…正○丸かバ○ァリンならいいのだが…
• 水上機用のカタパルトからイギリス製のカタパルトを手に入れたので艦載機も運用可能になった。　出撃したら帰ってこないのは内緒だ
  • 航空駆逐艦の先輩をそんけいしなさいよね！
• 命の恩人であり印度洋遊撃艦隊やマリアナ沖海戦で僚艦だった龍鶴(祥鳳)を姐さんと呼んで慕っている。　呉生存組の榛名伊勢日向辺りとも顔見知りのようだ
• 和製ヘッジホッグのようななにかこと12cm30連装対潜対空奮進砲と毘式40㎜連装機銃に代わって鹵獲品のボフォース40㎜四連装機関砲を装備している。　このままだと対空カットインが出来ないが闇月の時の13号改を使えということだろう
  • この子の装備半分くらい連合国由来の装備なのは内緒だ

ゲームにおいて

• カタパルトを換装した為、艦載機の運用が可能になっている。
  • 相変わらず少数の運用のため用途は限られるが彩雲や上位艦載機が使えるようになったことは地味に大きい
• 運はかなり上がり20、呉残存組に混じってギリギリ終戦まで生き残ったことへのご褒美だろうか
  • 30連装対潜噴進砲の装備で対潜も上がり連合艦隊の護衛艦にうってつけの性能になっている

小ネタ

• 10cm連装高角砲+改良型電探連動射撃指揮管制装置
  • 火力+3対空+14命中+2
• 以前の無月砲、闇月砲の強化版。性能も順当に上位互換でゲーム的には特に語ることもない。
• 改良と名前が付いているが、実際には日独技術交流の一環でUボートに乗っていたドイツ人のレーダー技師に調整を行ってもらい、イギリスやドイツ製の部品を組み込んだことでレーダーの精度が向上。、結果的に火力も上がったという一品。
  • 部品がなくなると直せなくなるよと言われたので、印度洋遊撃艦隊は次の日からレーダーの部品積んでそうな輸送艦やレーダー積んでそうな小艦艇を優先して狙うようになった。

• 12cm30連装対艦対潜対空奮進砲
  • 火力+2対空+9対潜+9命中+1
• 見て分かる通り12cm30連装奮進砲を流用し、弾頭を対潜爆雷に換えて照準装置を付けただけの一品
  時間も資材もない中でっち上げられたと思いきや遠距離まで広範囲かつ無作為に爆雷をばら撒けるため、意外と使えるという評価になった
• 元が元だけに弾頭を変えれば対空火器としても運用可能なのも高評価の一因とか。地味に性能が+1されている
  • 命中は標準装置のおかげだろうが、火力+1なのはどうも噴進砲で輸送艦や油槽船に主砲使うまでもないぜ！とよく炎上させていたかららしい

• 印度洋遊撃艦隊
• 同盟国ドイツの要請を受け、商船に武装を施した仮装巡洋艦や二重外殻空母龍鶴が配備された通商破壊任務用の艦隊
• 当初より自艦隊の任務を敵と戦うことでなく商船や輸送船を狙い、間接的に被害を与えることこそが任務と明言していた珍しい部隊
  その為自身の連合艦隊司令部からは似非空母や武装商船ばかりの二線、三線級の部隊と侮られていたが、連合国からは日本の艦隊としては異質な厄介な艦隊として警戒されていた
  影月の配備時にはイギリス本土とインドとの交通にかなりの打撃を与え、イギリスは空母や戦艦を護衛役に投入する事態になっていた。
  • 龍鶴の活躍は影月に装備された数々の戦利品から読み取れるだろう
    • 龍鶴対策として戦艦ババアことウォースパイトの東洋艦隊への配備も考えられていたとの噂もある
• 戦艦や空母とはいえスペックであればほぼ翔鶴型に匹敵する龍鶴とドイツへの体面上他の航空隊に引き抜かれることなく地味に練度を上げた精鋭航空機と搭乗員相手では分が悪く、幾度もの辛酸を嘗めさせられており影月の配備で航空機の被害も増したことで担当者が胃潰瘍で倒れて交代したことが記録に残っている
  • 12cm30連装対艦対潜対空奮進砲のところにも書いてあるがどうも装甲の施されていない輸送艦や油槽船は12cm30連装対艦対潜対空奮進砲で燃やしていたらしい
• マリアナ沖海戦後、主要戦力である龍鶴が沈んだことで印度洋遊撃艦隊は解隊され、所属艦艇は連合艦隊司令部の預りとなった
  • 印度洋遊撃艦隊が消えたらしいことを聞いた前担当者は入院中にもかかわらず病院を飛び出し祝い酒に出掛けその帰りに骨折、入院が終戦後まで伸びた。　
    印度洋遊撃艦隊最後の戦果である

容姿とか

背丈

• 相変わらずの大平原だが、背丈は少し伸びた

服装

• スカートはまたしても丈が伸び、ロングスカートになっている。
  • パンツも絶対領域すら見えなくなった

髪型

• ロングヘアーは相変わらずだが印度洋遊撃艦隊と書かれた鉢巻と先を付け、先をリボンで結んでいる。
  祥鳳は龍鶴への改装時に髪を束ねていたリボンを使わなくなっているため、彼女からもらった可能性がある
  • 史実を考えるに彼女の遺品だろう

艤装

• 右手にカタパルトを模したボウガンを持っている
• 長十郎と長十助の対空機銃が40㎜四連装機関砲に変わっている

史実において

• またもやドッグ入りした闇月は先送りしていた主機の交換と後部甲板が吹き飛ばされたこととにより龍鶴が戦利品として改修したイギリス製カタパルトの試験運用艦として改装が決定。後部甲板の延長工事がされる
  航空防空駆逐艦として生まれ変わったのを機に影月と再び改名することとなった
• 試験航海を終えた影月は龍鶴や仮装巡洋艦が在籍していた印度洋遊撃艦隊に配属される
  通商破壊任務と護衛のイギリス海軍やアメリカ海軍相手にその性能をいかんなく発揮していた影月だが、マリアナ沖海戦では龍鶴とともに伏兵として配置されていたためその力を発揮することはなかった
  だが、その後起きた第58任務部隊との停滞戦闘ではイギリス軍をしてインド洋のハリネズミと呼ばれた防空能力で襲い来る艦載機群を撃退し、翔鶴をはじめとした第一航空戦隊今だ健在と印象づけけた
• しかし本土への帰還途上に潜水艦からの雷撃により僚艦龍鶴が撃沈、反撃により敵潜は仕留め、龍鶴の大半の乗員は救出できたが、主要戦力であった龍鶴の喪失で所属していた印度洋遊撃艦隊は解体、自身は聯合艦隊直属の艦艇として呉に係留されることとなった
  その後、レイテ沖海戦でも小沢機動部隊か栗田艦隊での戦線が予定されていたが、ドッグ入りが遅れ完全に傷が癒えていなかったため参加は見送られた
• 修理完了後は呉軍港にて持ち前の対空火力の高さから浮き砲台として係留されていた、この時には印度洋遊撃艦隊が手に入れた戦利品を含めた在庫の対空機銃が種類を問わずありったけ積まれ、数が竣工時の3倍近くにまでなっており、その姿を目にした榛名の乗員が対空機銃の博覧会みたいだと感想を漏らしたという
  呉空襲時にも辛うじて残っていた燃料で迎撃行動に参加、レーダー統制射撃にて火線を集中し何機もの米艦載機を撃墜するも、後部飛行甲板に直撃を受けた。
• それでも沈むことなく呉軍港の空を睨んでいた影月だが終戦によりその役目を終え、除籍解体処分となり戦後の礎となった。

• 存在しない筈で幾度も名を換える事となった影月だが、幸いにも彼女がこの世界にいた事は解体前に後部飛行甲板と国籍を問わない対空機銃が積まれていることを珍しがった進駐軍により撮影された多数の写真がその存在を証明している。