D-537
スペック
全輪駆動 | 〇 |
---|---|
デフロック | 〇 |
ギヤ | 3速 |
ダメージ | 800 |
燃料 | 600L |
ゲームバランス | ☆4 |
---|---|
アンロック条件 | 製材所5箇所クリア |
出現マップ | 無 |
概要
長所
- Eクラス車両に次ぐ非常に優れた悪路走破性と牽引力。自重と足回りのバランスが良く、河川にも強い
- D-535よりアタッチメントが増えており汎用性が向上している
- ガレージセミトレーラー(4ガレージポイント)が追加されたのがポイント
- 全収録車でもトップクラスの強力なエンジンを持ち、大重量アタッチメントを引きずりながらの泥地突破や横転車両の救出などの力仕事を安定してこなせる
短所
- 燃費が非常に悪い。全輪駆動時は分間燃料消費量が50リットルを超えることも
- 4輪操舵車両だが全長が長いので回頭性は悪い
- 整地不整地どちらでも最高速度が低い
- 登坂能力が低く、登りの泥道で立往生しやすい。DOWNHILLの峠道は天敵
評価
ソ連初の8輪車なのだが、いきなり完成度が高すぎる。極悪な燃費はご愛敬と言ったところだが、ちゃんと4輪操舵だしエンジンも強力。フロントフェイスのデザインもイカれているし素晴らしい。まあ、当時のソ連は気に入らないヤツをすぐにシベリア送りにするおっかない国だったので、開発を担当した技術者も必死だったろう。しかし登り坂を大の苦手とする弱点を見るに、まだまだ車ではアメリカには敵わない印象である。
とは言えMudRunnerではトップクラスの走行性能を持っており、Eクラス車両より若干小さいので走る場所によってはE-7310すら凌駕する走りを見せてくれることもあるほど。牽引力も絶大で横転したAクラス車両を引っ張り起こそうとする時に、勢い余って一回転させてしまった人も居るかもしれない。居ないか。
こんな素晴らしい車に乗れるのならシベリア送りにされるのも一興かも知れない。
アタッチメント
名称 | 説明 | 条件 |
燃料セミトレーラー FUEL SEMI TRAILER | 燃料3200L | トレーラーヒッチ装着 |
ガレージパーツ GARAGE PARTS | 2ガレージポイント | |
ガレージセミトレーラー GARAGE SEMI TRAILER | 4ガレージポイント | トレーラーヒッチ装着 |
ガレージトレーラー GARAGE TRAILER | 2ガレージポイント | |
丸太用キャリッジ LOG CARRIAGE | 短い丸太(3ポイント) | |
丸太用ミディアムトレイラー MEDIUM LOG TRAILER | 中位の丸太(4ポイント) | |
丸太用ショートトレーラー SHORT LOG TRAILER | 短い丸太(2ポイント) | |
スペアホイール SPARE WHEEL | 120修理ポイント | |
トレーラーヒッチ TRAILER HITCH | 燃料セミトレーラー及びガレージセミトレーラーを接続するアタッチメント | |
ユーティリティトレーラー UTILITY TRAILER | 燃料600L 600修理ポイント |
モデル車両について
MAZ-537G。ソ連・ミンスク自動車工場でMAZ-535(D-535)と基本設計を同じとしてほぼ平行に開発された戦車・装甲車などの重車両輸送を主任務とする車両である(後継・改良型のたぐいではなく、バリエーションモデル)。配備開始は1960年で、ソ連以外のワルシャワ条約機構加盟国にも輸出された。
MudRunner収録モデルはウインチを装備したMAZ-537Gで、このウインチの巻き上げ能力は最大15トン。MAZ-535で問題となった「第三車軸付近に荷重が掛かりにくく第五・第六車輪が空転しやすい」点には、第二車軸と第三車軸の間にウエイトを搭載するスペースを増設することで対応している。そのため若干シャシー全長が伸びている(下の画像参照)。MudRunnerでは残念ながらバラスト搭載スペースになにも積まれておらず、登坂性能は低いまま。やはり第五・第六車輪は空転しやすい。シャシーが延長されている分D-535よりはましになってはいるが・・・。
他に戦車回収型・クレーン装備型などのバリエーションがあるが、1980年代から後継モデルへの更新が行われており、ロシア軍では第一線から退いている。現在は主に空港(軍事航空基地含む)の牽引車として使用されている。
エンジンは38.9リッターのV12ディーゼルで532PSを発生する。車重は21.6トン。なにげにE-7310より重い。MudRunnerではトップクラスの重車両である。
- D-537とD-535のサイズ比較
上:537、下:535
- D-537は前から数えて第2車軸と第3車軸の間にバラストを搭載するスペースが増設されている