クエスト/金獅子ブチギレ

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:10:05

MHRiseに登場するイベントクエスト。
かの強敵である金獅子ラージャンが大挙して押し寄せる百竜夜行を迎え撃つ、
というかなり手強い依頼となる。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金条件メインターゲット
MHRiseイベント★7百竜夜行翡葉の砦13920z受注・参加:
HR8~
最終関門の防衛
 

目次

概要

カムラの里の見張り役
急報、急報! 百竜夜行接近中!
群れの中に、金獅子ラージャンを
視認! 何やら怒っている模様!
ほぼ激昂! ブチギレ状態!
自分、ただいまお手本のような
逃げっぷりで里に帰還中! この
走りポーズ、あとで教えますね!
  • 2022年3月18日より配信されたイベントクエスト。
    MHRiseにおいて最後となる、イベントクエスト形式の百竜夜行である*1
    冒頭においても記した通り、ラージャンの大群が里に押し寄せてくるという、
    普通の拠点であればあっと言う間に村がドーンで家がバーンされる様な状況となっており、
    以前の強くなったイブシマキヒコの襲来と同じ様に緊急性の高い依頼である事がうかがえる。
    • 2022年3月15日放送のMHR:Sスペシャルプログラム内で情報が出ていたが、
      同放送は基本的にはMHR:Sの続報がメインでありMHRiseそのものの目新しい情報は少なかった。
      本クエストに関しても1枚の画像がさらっと出てきただけだったため、
      注意深く放送を見ていた人でないとあまり気付かなかった。
      その一方で、隅々まで放送内容をチェックしていた人は
      4頭のラージャン達が猛然と翡葉の砦に襲い掛かってくると言う恐ろしい画像を見て、
      戦々恐々としていたことだろう。
  • 今回はヌシやイブシマキヒコが束ねる百竜夜行ではない為、群れの数は2つとなっている。
    それ故に、いかにも緊急性の高そうな依頼内容にもかかわらず、百竜夜行の規模も「中規模」表記。
    しかし、今回の百竜夜行に限っては、下記の通り勝手が変わっている。
  • 百竜サブ任務の方に関しては、以下の通り勝手は変わらない(カッコ内は必要回数)。
    • 狩猟設備を設置(10)
    • バリスタで撃退(8)
    • 落とし物を拾う(12)
    • モンスターを気絶(18)
    • 武器で撃退(12)
      • 狩猟設備の設置については問題なく達成出来るであろうが、
        他の任務に関しては、群れの数や後述の通りの強化により達成する暇が少なくなってくる為、
        Sランク以上を取るのならば(特にソロに関しては)綿密な作戦を立てる必要が有るだろう。
        但し、落し物に関しては拾っている内に案外集まる可能性も有り、
        クエスト終了時に十分な数が落ちていれば帰還待機時間中に拾い集めても達成できる。
  • 群れは以下の通りであるが、普通の百竜夜行とは違う強化点が何個か存在する。
    また、それぞれの群れにはラージャン以外にも雷属性のモンスターが漏れなく1種存在している他、
    第一・第二の群れの両方で、同種のモンスター(ラージャン)が大物を務めるという珍しい構成となっている。
    そして、この百竜夜行に限り、射撃型モンスターの出現数が増加しており、
    大量のラージャンを相手取る事となる為、常に遠距離攻撃に気を付けなければならないだろう。
第一の群れ
大物:ラージャン
登場モンスター:ナルガクルガフルフルラージャン
  • この百竜夜行においては、最初の群れから容赦なくラージャンが乱入し、
    初っ端から雷球や気光ブレスを設備に向けてバンバン撃ってくる為、いきなり気が抜けない戦いとなる。
    他にも、動きが素早く連続攻撃を繰り出してくる強襲型のナルガクルガや、
    閃光玉の効かない破壊型のフルフルといった曲者が共に侵攻して来る為、
    バリスタ徹甲榴弾や後退弾の使い所を上手く見極めていきたい。
    また、フルフル以外の面子には閃光玉が効く為、閃光玉の使い所は無い訳でもない。
  • 百竜サブ任務の内、バリスタでの撃退に関しては後述の理由により、
    実質的なチャンスはここのみとなる。
    ソロでの達成を考えるならば、里守に頼らない戦い方が重要だろう。
  • 尚、第一の群れでは、ツワモノとしてイオリ&オトモが解放される。
    サブターゲットに属性やられは含まれていないものの、
    関門がモンスター達の猛攻に晒されている場合は積極的に力を借りよう。
第二の群れ
大物:ラージャン
登場モンスター:ジンオウガアンジャナフラージャン
  • 第二の群れでは、ラージャンに加え攻撃の手数と範囲の多い強襲型のジンオウガと、
    体力が多め且つ頭部が小さく気絶させづらい破壊型のアンジャナフという錚々たる面子が揃う。
  • 最初の群れからラージャンの猛攻に晒されながらも、
    カムラのハンター達は兵器の前で次なる強敵達を待ち構えていた事だろう。
    しかし次の瞬間、彼らの前に衝撃の光景を目にする事となる…。
  • 何と、Wave2が始まってすぐに「大物 ラージャン出現!」の文字と共に、
    突如として超サイヤ人フルパワー鬣を金に染めてブチ切れたラージャンが飛び込んで来る。
    そして、このラージャンの攻撃に当たったハンターは思っただろう。「あれ、いつもより痛くね?」と…。
    それもその筈、このブチギレ金獅子は強化個体であり、
    体力250・防御力510であろうと、気光ブレスで半分近くからそれ以上の体力を奪ってくる。
    それだけではなく、この個体は射撃型にもかかわらず、
    雷球や気光ブレスだけではなく連続パンチや急降下しての攻撃といった肉弾戦も繰り出してくる。
    …要するにほぼ通常クエストと同じ動きをしてくる
    極めつけに、尻尾への攻撃でダウンを取って怒り状態を解除しても、
    立ち上がり次第すぐに怒り状態へと戻ってしまう為、Wave中は常にブチギレ状態のまま対峙し続ける事となる。
  • 幸い反撃の狼煙が即座に上がる為、このブチギレ金獅子と真剣勝負と思いきや、そうはラージャンが卸さない。
    取り巻きのモンスターは倒されると即座に補充され、ほとんどの時間が5頭同時に相手取る大乱闘となるのだ。
    ブチギレラージャンを相手取っている間にも、他のラージャンやジンオウガがハンターを狙い撃ってきたり、
    アンジャナフが容赦なく関門をぶち壊そうと侵攻してきたりする。
    気光ブレスをこちらにかましてくるラージャンは勿論の事、
    雷による範囲攻撃を行ってくるジンオウガは大物との戦いにおける厄介者になるだろう。
    そして、アンジャナフも破壊型の中ではタフな方なので、
    放っておけばいざという時の処理が面倒になり、最悪関門を壊されてクエスト失敗の原因ともなり得る。
    もちろんクエスト予告の画像通り、襲撃してきた5体のモンスターが
    全てラージャンになるという地獄絵図もありうる。
  • また、このWaveに登場するモンスターは、何故か全くと言って良い程操竜移行状態にならない。
    その為、操竜の力に頼らず自力で動いて群れを迎え撃つ事となる。
    武器を主力に動くなら、ラージャン・ジンオウガ・アンジャナフどれも氷属性が通ることを覚えておくと良い。
    また、どいつも弾肉質が柔らかいので放散弾をバラ撒くのもいいが、
    ガンナーの防御力でブチギレ金獅子の気光ブレスに当たると即死なので注意。
  • この壮絶な猛攻を凌ぎ切るには、アイテムや兵器、ツワモノの使い方が大事になってくる。
    ラージャンやジンオウガに対しては、竜寄せカカシを用いてプレイヤーへのヘイトを逸らしたり、
    固定式竜炎砲や撃龍槍の前まで誘い出して纏めて始末すると良いだろう。
    但し、破壊型のアンジャナフに関してはカカシが効かない為、
    閃光玉で動きを止めた隙にタコ殴りにしたり、関門前に来たタイミングで固定式竜炎砲や撃龍槍で始末すると良い。
  • 第二の群れでは、ツワモノとしてヒノエ&ミノトが解放される。
    彼女らは広範囲攻撃や麻痺属性の攻撃を扱える為、関門前まで沢山のモンスターが集まった時に呼び出し、
    出来る限り多くのモンスターを巻き込んで倒して貰う、という使い方がベターか。
  • そして、大物のラージャンに関しては、先述の通り戦闘力が著しく上がっている他、
    体力も通常の百竜夜行より格段に跳ね上がっている。
    ちょっとやそっとの猛攻では瀕死へと持ち込むのも一苦労となる。
    もしこの大物を討伐するのであれば、全ての兵器やツワモノを総動員して戦うと良いだろう。
    勿論、その程度の反撃で倒れる様な相手ではない為、
    多くのモンスターの猛攻を掻い潜り、的確に弱点部位を狙って攻撃していこう。
  • とここまでかなり仰々しく記してきたが、ここでクエスト達成の条件を思い出して欲しい。
    クエストクリア条件は、飽くまでも『最終関門の防衛』である。
    その為、評価に拘らず報酬のみを求めるのであれば、
    破壊型のアンジャナフだけ優先的に撃退し、後はクエスト中逃げ回っているだけでも極論問題は無い。
    但し、当然ながらジンオウガやラージャンの攻撃でも関門の耐久値は削られる上、
    大物のラージャンは火力が極めて高い為、プレイヤーの位置取りには用心すべきである。
  • 第二の群れの侵攻が開始してすぐに狼煙が上がる関係上、反撃の銅鑼が腐りやすい。
    本来は切り札として温存される銅鑼だが、このクエストに関しては第一の群れの大物以降は使用する場面がない。
    むしろ、アンジャナフ撃退用の固定式竜炎砲台や里守を召喚する際に邪魔になってしまう。
    つまり開幕で銅鑼を鳴らすか、さもなくば撤去するという前代未聞な取り扱いを要求される。
    • 開幕で鳴らせばクエストのほとんどが狼煙状態になるため、搭乗型設備を一切使わないプレイも現実的である。
      ミッション二つは捨てざるを得ないが、代わりにクリアタイムを大幅に短縮できる。
      幸い、ラージャン素材が大量に集まるので
      Aランク*2でも護石錬金幽玄における750ポイント分は容易に集まる。
      そう言う意味でもSSランクは一種のチャレンジング(無理にすることでもない)要素か。
      • これまたミッションを無視することが条件だが
        第二波への準備時間にフゲンにスタンバイしてもらい
        薙ぎ払ってもらったその直後にヒノエ&ミノトを呼ぶと
        大物ラージャンの出鼻を挫ける。
        ヒノエ&ミノト召喚とほぼ同時に反撃の狼煙も上がるので
        スタートダッシュとして選択肢にはなるか。
      • 役割分担が可能であれば、一人をスタン要員とすることでタイムを短縮しつつSSを取ることも出来る。
  • このクエストをクリアすると、特別なポーズセット「走るポーズ」が手に入る。
    それ以外の報酬は、百竜撃退の証・九など他の赤い★7のクエストと変わらない為、
    このクエストを周回する意義は薄いかもしれない。
    そう言う意味でも挑戦目的でない限りはランクを気にする必要も小さいか。
    • しかし、一部の百竜夜行を専門に開拓しているハンター達の間では、
      なんとこのクエストをおよそ2~3分で周回する手法が確立しているらしい。もはやどちらがバケモノなのか。
      大量のモンスターをまとめて処理出来る放散弾運用の百竜ライトや、
      第2ウェーブで出現する大物ラージャンを素早く倒すためのオウガライトやアルマデール、
      更には防御力を調整し出現時の飛鳥文化アタックを利用して
      猫火事場を発動させる等して周回しているらしい。
      敷居は高いが、あの百竜夜行を2~3分で終わらせるともなれば、挑戦する価値はあるだろう。
クリアランクSSについて
2WAVE制かつ追加ミッションがないため、SSランクに到達する条件が厳しい。
砦レベル9以下の場合、基本的にサブミッションが一つでも未完了になるとSランクとなってしまう*3
逆に、砦レベルが10ならバリスタのサブミッションまたは乙回数を落としてもSSランクに到達できる。
なお、気絶のサブミッションは落とした時点で他が満点でもSランクとなるため、
SS狙いなら絶対に達成しなければならない。

余談

  • そもそもモンハン世界において、村や町なら大型モンスターが一頭現れただけでも生活に影響を及ぼす騒ぎになるところ、
    それが大挙して押し寄せる百竜夜行は、小規模な国家なら存亡の危機を覚悟せねばならないほど恐ろしい現象である。
    ましてや、その群れの多くを古龍級生物、つまり生態系から逸脱しかけている影響力や戦闘力を持つ化け物
    が占めているなどというのは特級の異常事態に他ならない。
    • しかし、主人公であるハンターを含めたカムラの里の住民は、
      こんな化け物集団をも撃退してしまうという凄まじい底力を見せ付けてくれる。スゲージャン!
      猛き炎を含む彼らの活躍に敬意を表したい。
    • 百竜夜行は繁殖期の古龍に追い立てられたモンスターの大移動」が原因と考えられている。
      その意味では、異常なほどの縄張り意識の高さとそれに伴う凄まじい攻撃性と戦闘力で、
      生態系の頂点に君臨する龍にすら正面から喧嘩を売り引き分けに持ち込むほどの強さを持つラージャンが、
      なぜか群れている上に、少なく見積もっても「踏み留まって戦うより移動する」のを選択して行動しているだけでも、
      かなりの異常事態が舞台となったクエストだと言えよう。
      風神雷神など知った事か餌よこせと百竜夜行に乱入してくるマガイマガドの無謀さが良く分かる事例である
  • 因みに以前のシリーズでもラージャンの複数狩猟クエストは存在しており、
    なんなら3体のラージャンを連続で相手しなければならないクエストまでもが存在していた。
    しかしMHW以前の作品では同時に出現できる大型モンスターは2体までであり、
    ましてや今作の百竜夜行のようにラージャンが4、5体同時に襲いかかってくるというのは前代未聞である。
    大物以外は撃退で良いとはいえ、画面に映るインパクトの強さでは歴代でもトップクラスの迫力を誇るだろう。
    それにしても複数クエスト一つ取ってもバリエーション豊富なあたり、
    ラージャンの愛されっぷり(公式からもファンからも)が窺えよう。
    • 特に今作ではラージャン系のイベントクエストも豊富である。
      実際にラージャンとの連戦を強いられるカムラの里のハンターはたまったものではないだろうが…。
  • 上述した通り、本クエストは2022年3月18日に配信である。
    この3月18日と言う日付は「サイヤ」と読めることから、巷では「サイヤの日」と呼ばれている。
    ラージャンはよくそちらの方でネタにされているモンスターではあるが、
    カプコンがそれを意識してこの日に配信を行ったのかは不明である。
  • ご存じのとおりMHRiseに激昂したラージャンは存在しなかったが、
    その超大型拡張コンテンツであるMHR:Sで激昂したラージャンが登場する事となった。
    今回のクエストの依頼文の「ほぼ激昂!」というのは伏線だったのかもしれない。

関連項目

モンスター/ラージャン - メインターゲット。
システム/百竜夜行
システム/イベントクエスト
モンハン用語/強化クエスト
モンスター/激昂したラージャン - ブチギレたラージャンの成れの果て。次作で復活した。


*1 なお、続編となるMHR:Sのマスターランクでは百竜夜行形式のクエストは一切存在しないため、事実上最後に配信された百竜夜行クエストでもある
*2 搭乗設備を使わないミッションの内、2つ達成で達することが可能なランク。なお、3つのミッション達成して3オチしなければSランクになる。
*3 狩猟設備なら問題ないが、未完了となることは稀