ガノトトスの素材をベースとして作られたヘビィボウガン。
ガノトトスの胴体部分を模して作られた、汎用性重視のボウガン。
初出はMHFであり、後にP2G以降のメインシリーズへと逆輸入された珍しい経歴を持つ。
目次
概要・性能
シリーズごとに製作可能となるタイミングや性能が大きく異なる。
MHF
- HR1でも生産可能。つまり素材さえ集まれば下位でも入手できる。
特殊弾は一切使用不可、属性弾も水冷弾以外は使えない。
貫通弾や散弾の扱いに長けており、リロード速度もやや速く、防御力+10の効果も持つ。- 猟団クエスト内には、HR1から参加可能なガノトトス狩猟クエストが存在するので、文字通りHR1から作成できる。
HR1の始めたての状態で、ガノトトス2頭を同時に相手出来るならだが…
- 猟団クエスト内には、HR1から参加可能なガノトトス狩猟クエストが存在するので、文字通りHR1から作成できる。
- 強化版としてHR4(旧HR31)以降で生産可能となるガノスビロー、
HR5(旧HR71)以降で生産可能となるガノスクリームが存在する。
基本的な性能はMHF版ガノスプレッシャーの攻撃力を強化した程度だが、
ガノスクリームはさらにスロット二つを設けており、汎用性も高まっている。
- SP武器版に「ガノスクラッシャーSP」が存在する。カラーリングは黄色。
水竜素材のヘビィボウガン。まだ少し生臭い。
MHP2G
- G級ガノトトスの素材を使って作成されるG級武器の一つ。
MHP2Gの魚竜種のボウガンは、様々な種類の弾丸を一挙に扱うことが出来るという傾向があるが、
このガノスプレッシャーも例外ではなく、LV3通常弾と滅龍弾以外の弾丸全てに対応している。
G級に上がってすぐに生産できるようになり、その段階では充分に及第点である攻撃力も備えている。
G級最初の一丁としては申し分ない性能である。
スロットも一つあり、最も汎用性の高いヘビィボウガンと言えるかもしれない。
地味にリロード速度が「普通」なのも有り難い。
同時期に作れる他のヘビィは全て「やや遅い」なので一際輝いている。
弱点としては、前述の通り対応する弾丸は多いものの、全体的に装填数は少なめなので、
装填数の多い通常弾と水冷弾以外の弾丸をメインにする場合は頻繁なリロードが必要になる点。
MHP2Gには自動装填という恐るべきスキルが存在するが、
通常弾と属性弾以外の扱いが大きく制限されてしまい、この武器の持つ高い汎用性を殺すことになってしまう。
そのため装填数アップを発動させる方が良いかもしれない。
メインウェポンとなる貫通弾や散弾が全3発と取り回しが大きく良くなる。
- ウカムルバスを狩猟した後は、この武器の強化版であるガノスプレッシャーGの生産が可能になる。
性能は攻撃力が僅かに上昇している以外は全く変わらない。
この強化により、龍以外の4属性弾を撃てるヘビィの中では、攻撃力がクイックシャフトと同値でトップになった。
そしてあちらはスロット0、こちらはスロット1あるため自動装填運用ではこちらが上回っている。
老山龍砲は氷結弾未対応のため、氷弱点を含む大連続狩猟には
ラオートならぬこの「ガノート」も選択肢に入る。
- 何気に称号にできたりする。条件はガノトトス75頭狩猟。
MH3G
- ガノトトスの復活により、上位武器として再登場。
水竜素材からの直接生産の他、ハプルボッカ素材のヘビィボウガンからの派生強化による入手も可能。
今回は通常弾以外の装填数は少なく、属性弾も水冷弾だけと、MHP2Gほど汎用性は高くはない。
しかし、新たに水中弾やLV1減気弾、斬裂弾などの新型弾に対応、
LV2貫通弾と水冷弾のしゃがみ撃ちが可能となっている。
また、リロードはやや速い、反動はやや小、ブレ無し、防御力+20、スロット一つなど、
いろいろと細かい点が地味に優秀で使いやすい。
- MHP3からの流れを受け継ぎ、ボウガンの強化方針が変更されたMH3G。
ガノスプレッシャーもその影響を受け、素材を用いた強化が可能になった。
ガノトトスの上位素材とアグナコトル亜種の潤った堅胸殻を追加してガノスプレッシャー改、
ガノトトス亜種のG級素材をベースにヴェルデパイレーツ、
そしてさらに素材を投入することでキャプテンヴェルデへと強化される。
ヴェルデパイレーツからは亜種のカラーリングとなり、
しゃがみ撃ちの性能がLV2からLV3貫通弾へ変化、そして新たに水中弾もしゃがみ撃ち対応となる。
また、睡眠弾と減気弾も全レベル対応、リミッター解除を施せば竜撃弾も使用可能となる。
しかし反動が中になっており、ガノスプレッシャーと同じ感覚で使うと少々危険。
MH4
- 下位時点でぽかぽか島に到達しガノトトス漁をすることで製作可能。
狩りが必要な素材はケチャワチャを倒せば手に入る奇猿狐の長骨×5のみ。
その割に時点でまともに運用できるボウガンの中では高攻撃力、会心、防御補正、スロ1と粒ぞろい。
何より反動、装填速度が優秀でスキルに縛られる必要はない。
ぽかぽか島到着時点でウルクススも狩猟できることから、この一式が村最終装備になりかねない。
貫通弾の装填数が2と少ないのが少々ネックだが、貫通弾がしゃがみ対応しているため十分運用できる。
水冷弾もしゃがみ対応しており対グラビモスまでに用意できれば非常に頼もしい。
製作においても運用においてもインスタントかつ、強力なボウガン。
- 今作では上位でガノバッシャーガンへと強化できる。
しゃがみ撃ち対応弾はLV3貫通弾、水冷弾。
反動がやや小であるためスキルなしでLV3貫通弾のしゃがみ撃ちを可能にしており、
リロードがやや速いであるためLV2貫通弾を最速リロードできる。
装填数が少なめで、攻撃力も高いわけではないが、癖が無くて非常に使いやすい。
ついでに製作難易度も低め。
MH4G
- 今作でも登場。
G級第一段階のヴェルデパイレーツが強化、一発生産で入手でき最終強化は3Gと同じくキャプテンヴェルデ。
条件を満たせば投網漁に登場するガノトトス亜種素材とゲネル・セルタス亜種の素材が主に必要。 - 新たにLV2貫通弾とLV2睡眠弾のしゃがみ撃ちに対応。
装填速度も反動もそのままであるため扱いやすい貫通銃として順当に強化されている。
ただ攻撃力の低さと装填数は相変わらずであるため立ち運用には向いておらず後半になってくると他の銃に押されがち。
基本性能やスロット1に加えわずかだが防御ボーナスもついておりスキルの自由度は高く、
作成難易度も低めなためヘビィボウガンの入門用にはピッタリ。
特に貫通しゃがみ銃を学ぶのに役に立つ。
見た目の割に癖のない素直な性能をした中々の一品である。 - 最終強化に竜仙魚を1つ必要とする。
ドンドルマでの釣り限定であるためどこにあるか中々気付かなかった人も多いのではないだろうか。
MHX
- ガノトトスが復活したため、当然続投。
一発生産はできず、サンドダイバーLV4からの派生強化でのみ作れる。
最終強化はガノバッシャーガン。その性能は- 攻撃力210に会心率5%と平凡
- 通常弾5/5/6、貫通弾2/2/3、散弾2/3/4という貧弱すぎる物理弾の装填数
- その他の弾の装填数もLV1水冷弾5発以外はパッとしない
- リロードやや早い、反動やや小、ブレなしと基本性能だけは優秀
- おまけ程度の防御+10
- しゃがみ撃ちはLV1貫通弾、LV1水冷弾、LV2水冷弾
- 武器内蔵弾はLV1貫通氷結弾、LV1斬裂弾、LV2水冷弾
- スロットは0
さらに謎なのが武器内蔵弾で、なぜかLV1貫通氷結弾が5発装填。
貫通水冷弾は対応してないのに、唐突に貫通氷結弾だけ対応である。多分設定ミスじゃないかな。
また、最終強化に嵐龍素材を使うため、この性能ながら最終盤まで完成はお預けである。- というわけで、お世辞にも使いやすいとは言えないボウガンになってしまった。
水洗いヘビィとしては立ち撃ち貫通弾+両LV水冷弾しゃがみの狐重砲ハライニケリナや、
LV3通常弾しゃがみ+両LV立ち撃ち貫通火炎・水冷弾を持つユクモ連山重弩の方が圧倒的に扱いやすいため、
人気では完全に負けている。- それ以外の性能傾向が似た様なヘビィの中では、汎用性の化身であるヘビィバスタークラブも難敵。
こちらは物理期待値こそ若干劣るものの、
装填数・しゃがみ対応弾・拡張性に優れており割と何でもできるヘビイとなっている。
ガノトトス本体が復活した記念すべき作品だというのに、この扱いの悪さは一体…。 - それ以外の性能傾向が似た様なヘビィの中では、汎用性の化身であるヘビィバスタークラブも難敵。
MHXX
- 本作での究極強化銘はハイガノバッシャー。
前作では何とも言い難い性能で強化が終わったため、本作での行く末が危惧されていたが…- 平均的な攻撃力330だが、会心率は10%と微強化
- 物理弾は通常弾7/7/6、貫通弾3/3/3と
微妙に改善。散弾だけは4/5/5とそれなり - 新規に撃てるようになった弾は単発装填のLV2麻痺弾のみ。LV1水冷弾とLV1麻痺弾の装弾数のみ1発増加
- 内蔵弾も全体的に装弾数・内蔵数が増加したが、新規追加は無し
- しゃがみ撃ちはLV1貫通弾、LV1水冷弾、LV2水冷弾と変化なし
- 防御ボーナスも+20に強化
- スロットは0のまま
武器内蔵弾はLV1貫通氷結弾のままである。本体の得意技は水流ブレスなのに…。
物理弾の装填数も申し訳程度しか改善されておらず、LV3通常弾・貫通弾の追加もなかったため、
前作から引き続き、元々の優秀なスペックをほとんど生かすことができない状態となっている。
しかもまたしても最終強化に嵐龍素材を要求するため、性能に見合わず強化難度が高い。- とはいえブレイヴスタイルによりしゃがみが劇的に強化された今作でLV1貫通弾しゃがみは強力。
内蔵の斬裂弾もゲージ上昇に役立ち、両LVの水冷弾しゃがみも相手によってはサブになる。
一線級の武器と比べてしまうと難点ばかり見えるが単体では全く使えないというわけではない。 - ただし、LV1貫通弾しゃがみヘビィとしては徹甲雄砲アルセルタスが難敵。
あちらも高レベル弾の運用が苦手という欠点こそ共通しているものの、
マトモな装弾数に加えてLV2通常弾・LV1貫通弾しゃがみを両立しており、立ち回りと相手を選ばず物理弾で押せる上に、
素材元がアルセルタスなので非常に作りやすいという固有の利点があり、汎用性では完全に負けている。
不動大名砲やユクモ連峰重弩・山岨といった前作時点での目の上のたん瘤との関係も据え置きなので、
本作でもパッとしないヘビィとして日陰者の扱いで終わってしまった。
本作ではLV6デザートダイバーを一発生産できるようになったため、作る手間だけは僅かに改善されていたりする。
- ウラガンキンの闘技大会では、この武器をレンキンスタイルで挑むことになる。
火薬装填やアクセルシャワーがあり、いわゆるスタイル地雷ではない。
ただししゃがみは使えないため立ち撃ちで戦うことになる。
とはいえ回避性能や回避距離など立ち回りやすいスキルが組まれているため、
しっかりと水冷系の弾を当てていけばクリアは難しくない。
問題なのが紹介文。「属性の扱いに気を付けろ(要約)」とあるあたり、開発側も狙っているのかもしれない。- 先にも述べた通り内蔵弾は貫通氷結弾なのでウラガンキンに対して水や龍ほどは通らない。
一応ダメージソースにはなるのでそのまま使ってもいいが、
部位破壊後のことを含めると何も考えずにガノスの持ってる貫通属性弾だしと使ってしまうと少し勿体無い。
実はウラガンキンは部位破壊後の顎には水属性の通りが悪くなり、代わりに氷属性がよく通るようになる。
「(顎の破壊後は属性肉質が変化するので)属性の扱いに気を付けろ」…と教官は言っているのだろう。
- 先にも述べた通り内蔵弾は貫通氷結弾なのでウラガンキンに対して水や龍ほどは通らない。
MHXR
- ガノスプレッシャーに加え、特殊種であるガノトトス激流種の物も登場。属性は両者とも水属性。
- 激流種のアドミラルヴェルデ(☆6)は、
白いカラーリングに変化しており、ヒレ部分は橙色に変化しているのが特徴。
余談
- パワーバレルを装着すると、デフォルメされたガノトトスの頭部が装着される。
見ていて大変可愛らしい…のだが、ボウガン本体はライフルのような正統派デザイン。
かっこよさを追求するプレイヤーにとっては実に悩ましいパーツでもある。
- アドミラルヴェルデは、海軍の将官・提督を意味する「admiral」、
イタリア語で「緑」を意味する「verde」を合わせた物と思われる。
似たような名前のガンランスがすでに登場しているものの、あちらとの関連性は特にない。