MHFに登場する大剣で、カンタロス素材を用いたHC武器。
大剣を振るう者達がさらなる高みを目指すとき、ともにその険しい道を歩む。
概要・性能
- シーズン8.0、秘伝書の黎明期から存在する最古参のHC大剣。
ただし、当時は「HC武器」という言葉自体存在していないので、
ハードコアクエストで入手できる素材*1を使用した大剣、として登場した。
初めて目にした際は、その黒や灰色、褐色のカラーリングから、
一瞬アカムトルム素材のようにも思えなくもないが、
現在でもけっこう珍しいカンタロスをモチーフにした武器である。- シーズン8.0のプロモーションムービーでは、
この大剣を担いだハンターを含めた4人がデュラガウアと激戦を繰り広げる。
PVに堂々と登場するあたり、かなりプッシュされているのがわかる。
1分24秒あたりでは大剣の必殺技、溜め斬り!
…を繰り出すものの、見事に出鼻を挫かれた挙句、初代即死コンボの餌食となったが。
- シーズン8.0のプロモーションムービーでは、
- カンタロスの頭部にある角をふんだんに使用した、巨大な斧を模している。
斧であるが普通のそれとは違って2枚の刃が並ぶように備えられている。
カンタロス武器の代表は太刀の「黒刀【零ノ型】」であろうが、
こちらは重厚かつデカイ武器となっており、非常に大剣らしい。
- スカサリバシリシャスの性能は以下の通り。
- 攻撃力1248と剛種武器クラス
- 斬れ味レベル+1で白ゲージが出現
これだけならまぁ普通だが、この武器はたったのレア度5。
MHF-G以前の秘伝書と言えば、ご存じの通り
「スキルランクに応じた段階のレア度武器までしか装備できない」という制限があったため、
物理重視の大剣では無属性武器のスカサリシリーズが当時は最高クラスの装備であった。
フォワード.1ではHCクエストに出発した際に紫ゲージも得られるように上方修正を受けた。
現在では数多くのHC大剣が登場したことで需要が減り、
MHF-G1にてレア度制限が根本的にシステム変更したことでほとんど退役。
当時の秘伝書やHC素材の仕様に合ったニーズを持っていたためであろう。
- 生産には「カンタロスの頭」が8個必要。カンタロス大剣なのだから当たり前である。
しかし、HC武器であるゆえ、HC素材を大量に要求される。
一体何が問題なのかと言えば、この武器の最盛期が「秘伝書の黎明期」だと述べた通り、
HC素材の入手方法が救済クエスト皆無、クエスト報酬も存在せず、モンスターの剥ぎ取り1%のみの
天鱗や天殻など比較対象にすらならない苦行の時代。
あまつさえ、スキルランクによる防御力減算量がとんでもないなかで戦わなければならなかったのである。
たとえ下位でも油断すれば即BC送りのハンデを受けた。
最古参であるゆえ、最終強化までに必要となるHC素材は の6種類。雪獅子の穿牙は2個なので必要数としては7個になっている。
もうドドブランゴはやめろ!!!!!と何人の大剣使いが当時叫んだか
攻撃力はもちろん、凶悪そのものな耐久力を併せ持ったババコンガ変種特異個体が最後の鬼門だった。
ちなみに「尾晶蠍の大顎」も5個要求されるが、こちらは普通の上位素材なので全く問題ではない。
アクラ・ヴァシムはサソリなので虫繋がりということなのだろう。
カンタロスは小型モンスターゆえ、HC素材が存在しないため、使用する素材も頭だけ。
余談
- この武器、名前が読みにくいと思った方は多いのではないだろうか。
しかしながら、読みづらいシリーズは生産段階から既にそうなっている。- スカサリスパティ
- スカサリペズィコ
- スカサリイピコ
- スカサリバシリシャス
それをこれでやったならば
と、超難問になったこと必至だろう。スカサリスパティスカサリペズィコスカサリイピコスカサリバシリシャス
- ちなみに名前のスカサリ(σκαθάρι)はギリシャ語で「甲虫」の事。意外とカンタロスらしい。
そしてスパティ(σπαθί)は「剣」、ペズィコ(πεζικό)は「歩兵」、イピコ(ιππικό)は「騎兵」である。
最後のバシリシャスは「王」を意味するバシリャス(Βασιλιάς)から来ていると思われる。