武器/タチウオノタチ

Last-modified: 2023-10-31 (火) 23:36:49

MHP3以降の作品に登場する太刀。
イチノタチウオと呼ばれる、背鰭が非常に鋭利な魚を利用して作られている…というか魚そのもの
傍目にはどう見てもただ口に棒を刺しているだけにしか見えない
ネタ武器の一つであることは言うまでもない。

目次

シリーズ毎の変遷

MHP3

  • 攻撃力は控えめだが水属性が高いので、火山の敵にはそれなりに有効。
    しかし、最終強化形の鮮刀ハクナギまで強化しても斬れ味は緑止まりであり、
    同じく水属性太刀である南蛮太刀【鮫斬】には性能で遠く及ばない。
    MHP3では材料に特殊な薬液を使わないのが敗因か?

MH3G

  • 本作では鮮刀ハクナギ(上位)、特鮮太刀ウオノカミ(G級)へと強化される。
    どうせ今回も南蛮刀に性能で遠く及ばないし…と誰もが思っていた。
    が、ついに今作でこの武器は
    代を重ね培われた技術で至高の名刀へと生まれ変わった。
    時系列で語るならMHP3はMH3Gの数年後であるとか言っちゃいけない。
  • 最終強化系の特鮮太刀ウオノカミは攻撃力は相変わらず低いものの、540という強力な水属性を宿しており、
    その数値は水属性攻撃強化+2を発動させることで640にまで上昇する。
    斬れ味に関しては素の状態では青がやたらと長いだけだが、の力を借りれば紫ゲージが30も現れる。
    南蛮刀系の最終形である業物・九十九牙丸は色々と残念な性能になった事もあり、完全に立場が逆転した。
    今作の水ネタ武器は色々と飛躍しすぎである。
  • 拠点の変更により、イチノタチウオはモガの村の狩猟船☆3か☆4の漁でのみ
    入手可能となった。
    前作に比べると強化に使う素材の入手難易度が上がったが、
    それでも全て上位後半からG級序盤で手に入るものばかりであり、
    同じく最強クラスの水属性太刀である翠竜刀ヴェルガリオンスターライトゲートと比べると、
    作成の難易度は比較にならないほどこちらが低い。
    • ヴェルガリオンには凍戈竜の「剛爪」が要求されるのに、この太刀は「爪」なのもポイント。
      ドSにしては珍しい有情仕様である。
  • しかし、最強クラスの水属性太刀となったにもかかわらず、イチノタチウオを集める手間と
    相手を選ばず使えるホムラの人気に押され、あまり活躍の場がないのが実情である。
    だが、その材料となるブラキディオスは水が弱点なので、ブラキ戦前に作っておくと重宝する。
    • また、ヘリオスZ・セレネZとは非常に相性がよく、
      水属性強化+1で元々高かった水属性540が一気に590になり、
      斬れ味レベル+1で上記のように紫ゲージが30も現れるため、空きスロットに抗菌珠をはめれば、
      G級ブラキディオスにもなんなく通用するほどの性能を持つ。
      また、どちらも★7以前に作成出来る為、一式揃えて「爆砕の連鎖」に挑むのも良いだろう。
  • 同じく★7以前に作れる太刀にロアルドロスのヴァッサーファロスがある。
    こちらは攻撃力726、防御力+12、空きスロット2と中々の性能だが、
    水属性が240のため、水属性強化を完全に活かしきれない。
    また、ウオノカミは匠で紫ゲージが30も現れるのに対し、こちらは白ゲージ止まりである。
    弱点の頭が容易く弾かれてしまうG級ブラキディオスには、白ゲージ止まりであるのは痛い。
    それに上記の事を考えると、ウオノカミを担ぐ方が遥かに楽になる。

MH4

  • G級はないが、鮮刀ハクナギまで強化可能。
    序盤でタチウオノタチを作ってみると驚くほど緑ゲージが長く、ネタ武器っぽいが結構使える。
    ハクナギまで斬れ味がそのままじゃなければもっと使えたのだが…。
    • なんと強化しても斬れ味が全く変わらない
      正確には赤ゲージが伸びて橙ゲージが短くなる…なぜだ。
      いくらなんでも上位まで使うにはお粗末すぎる斬れ味であり、実用性が大きく落ちてしまった。
      • さらに今回はイチノタチウオの入手難易度が上がっており、
        しかも最終強化までの必要数が18匹と非常に多い。
        さらに細かい部分まで含めて完全上位互換の豪刀【須佐能乎】の存在により、もはや完全に立場がない。
        前作の大活躍は夢だったのだろうか…。

MH4G

  • G級が追加され、ウオノカミが復活した。今作でも相変わらずの容易な作成難易度である。
  • 性能は攻撃力660、水属性660と相変わらず属性寄り。
    そしてどういうことか空きスロット3を手に入れ、拡張性が大幅に増した。
    斬れ味も素では長い青しかないが、匠で白20紫10と少し改善された。
  • しかし、その性能も三日天下で終わってしまう。
    ケチャワチャ武器のシャルドバラダバル改が、こちらと同じくG1上がりたてで手に入ってしまう。
    その上性能は攻撃力726、匠で長い白とスロット2、水属性も610とこちらと殆ど差がないも同然である。
    また、属性値は低いが同じくスロット3持ちのヒュドラも対立候補にあがる。
    ゲームが進んでくると業物・九十九牙丸や豪斬刀【大穴牟遅】などの大業物が入手できるようになり、
    特に大穴牟遅はスロットを除けばこちらの上位互換、対抗できるスロット3も
    ヒュドラの最終強化形、アルファルドで問題ないという散々な結果になってしまった。
    やはり3Gの栄光は過去のものか……
    • 因みに、ウオノカミへの強化の際、化け鮫の特上ヒレを2枚、
      翠水竜と砂竜の特上ヒレをそれぞれ3枚、竜仙魚を1匹とヒレ素材を大量に要求される。
      逆に主な素材元のイチノタチウオは十分加工に使用したのか一匹も要求されない。

MHX

  • 今作でも続投。鮮刀ハクナギまで強化可能。
  • イチノタチウオが依頼クエスト(集会所下位)限定報酬となっているため、
    村の依頼を進めないと、武器生産リストにすら載らない。
    その上、最終強化までに7個も使うため、何度も対象のクエストをクリアしなくてはならない。
  • 生産時期は集会所★3と上位に上がる間近。Lv2からは上位の素材を使って強化していくことになる。
    強化途中は大した素材を使わないが、最終強化では勇気の証Gが必要なため、完成するのは★7となる。
    更に獰猛な体液も使い、なかなか集めづらいマレコガネを5匹も使用する。
    完成時期の遅さと地味ながら高い製作難易度を乗り越え、
    3G時代のように使えたものになっていてほしい……。
    そう願っていた全国の魚ソードを愛するプレイヤーたちの思いは見事に砕かれた。
  • 最終強化の鮮刀ハクナギ、その性能は……
    • 低い攻撃力160
    • 圧倒的な水属性値54
    • 素で長い緑ゲージ、匠でやっと
    • スロット没収
    結局いつもの魚ソードだった。
    攻撃力や斬れ味に目を瞑るとしても4Gでのスロット3が無かったかのように没収されたのは非常に痛い。
    3G時代の栄光はやはり泡沫だったのか…。
  • 属性値54というのは全太刀中トップの数値であり、今作にはグラビモスはいないが代わりに
    懐かしい顔ぶれのアグナコトルウラガンキンが登場しており、彼らに属性特化装備で挑むには悪くない。
    が、そこで問題になるのが先述した完成時期の遅さである。
    一応、強化途中でも十分すぎる水属性値を誇るが、わざわざこれを使うくらいなら
    攻撃力や斬れ味が優秀な他の水属性太刀で十分である。
    また、最終強化をそれぞれ比べても勝っている点はやはり属性値のみ。
    しかし他の要素が酷すぎるため、全くアドバンテージにならない。
    性能も製作事情も悪すぎるMHXでそれでも魚ソードを使いたいあなたは相当の愛と勇気が必要となるだろう。
    まさか最終強化に必要な勇気の証Gはそういう意図で……
    • 実は斬れ味面に関しては一つの運用ルートがある。
      今作には斬れ味が悪いほど攻撃力が上がる鈍器というスキルが存在し、その効果を最も良く活かせる武器は
      緑ゲージの長い武器だと言われている。まさにこの魚ソードにピッタリである。
      アグナコトルやウラガンキンに魚の身を打ちつけまくると抜群の効果を発揮できるだろう。
      魚でどうやって斬るんだと言われ続けてきたが、ここに来て鈍器路線に切り替わったようである
      ただ、属性特化装備に鈍器までつけようとすると、かなり良質なお守りが必要になってしまうのだが。

MHXX

  • MHXXでは限界突破により更なる強化が可能。特鮮太刀ウオノカミとなる。
  • MHXでは残念な性能止まりだったが、
    考えてみれば上位までで3GのG級並の性能を欲するのもおこがましい話であった。
    G級強化をしたことで今度こそ一級品……と贅沢は言わないのでそこそこには使えた性能になっていてほしい…。
    期待を込めたその性能は……
    • やや低めの攻撃力290
    • 底上げの会心率はなし
    • 驚異の水属性66
    • 素の斬れ味は長い青だが、匠で白20紫10が出る
    • 不動のスロット0
    まあ、特徴をそのまま伸ばした感じである。
    4Gでの空きスロット3は一体なんだったのか……。今回も1つも空かなかった。
    4Gの頃と比べると攻撃力が上がった分、スロットが没収された形か。
    • 攻撃力は290とやや低めだが、今までと比べると高くなっている。
      水属性値66は水属性太刀の中でも最高なのは言うまでもない。
      斬れ味は残念ながら4Gのまま。3Gのように紫30ではない。
  • では製作難易度は易しいのかといえば、あまりそうであるとも言えない。
    究極強化に勇気の証XXが必要なため、完成時期はG★4。もう勇気は十分示したでしょう
    獰猛な濃体液は勿論、今回はタマミツネの素材も要求される。そして冥カイコをこれまた5匹と、
    相変わらずの製作難易度である。
    特に冥カイコは密林でしか入手できないため、上位のマレコガネの時より更に集めづらくなっている。
    この時期だともっと性能の良い水属性太刀を強化できるので、魚ソードを好き好んで使う者は少ないだろう。
  • 斬れ味に関しては剛刃研磨を使うという手もある。
    燼滅刃含むディノシリーズ系統なら匠も発動する上に火耐性も高いため好相性。
    しかし通常では1分に一回、アイテム使用強化をつけても1分半に一回は砥石を使わなければいけない上、
    拡張性も乏しく、使いにくいか。
    • なお、素で長大な青ゲージが仇となり、今回は鈍器として使うことがほぼできない。
  • 破格の属性値を誇るこの武器にライバルは・・・いる
    シャルトゥの派生最終強化、双奇薙シャルバラル
    攻撃力300・水属性53素白40・匠+2で白80紫10・スロット1という、こちらと似て非なる性能を持つ。
    属性値はこちらの次点だが、業物で事足りる斬れ味とそれなりの物理火力と拡張性を有する点で秀でており、
    匠+2であっても紫をボーナスタイムと割り切り、続く白80で運用すれば業物が切れる
    更には、属性強化系スキルを積んだうえでスロット1により物理火力や快適性を補強することもできるため、
    水に弱いモンスターを相手に振り回す上では器用かつ普通に立ち回れるという大きな利点がある。
    タチウオに無い要素の塊であるこの武器と正面から張り合うことはなかなか難しい。
  • 属性値は青ゲージを考慮してもかなりの高さを誇るので、
    いっそのこと、匠を外して心眼と水属性強化を発動させ、弓のばら撒きのように、
    ウラガンキンの顎やグラビモスなどに高い水属性を叩き込むといった戦術の方が真価を発揮するだろう。
    その場合エリアルスタイルで運用すると更に良い。
    空中攻撃によって弾かれのリスクが減る上、抜刀術と属性会心による属性値の暴力で攻めることができる。
    詳細はこちら
    • ちなみに、ページ内でエリアル属性特化太刀のスキル構成の紹介がされているミラアンセスフィアは
      属性が違うものの基本性能はこちらを大きく上回り、攻撃力が300で紫ゲージが最大50ある。
      …もっと水属性太刀を優遇してくれてもいいだろうに。

MHF

  • MHFにも何を間違ったか導入された。
    ハリセンネコのきんぴか小判G(いわゆるガチャ)で入手できるフロンティアポイント(FP)を用いて交換する、
    遷悠武器として登場。
  • FP遷悠武器は性能上本元の遷悠武器にはやや及ばず、基本的にいずれもネタ武器扱いである。
    この武器も例外ではなく、タチウオノタチの時点では攻撃力1152、水400、
    長い青ゲージと特段見るべきところはない。
  • 最終強化のウオノカミは攻撃力2160となったが、G級武器としては物足りない水準である。
    だが水属性がなんと1000もある。
    更に紫ゲージが発現するなど、中々の強化を遂げることにはなった。
    だがMHFには水属性1360デッキブラシが存在するため、
    ネタとしても実用武器としてもデッキブラシに適わないのが厳しいところである。
  • しかもFP遷悠武器は強化こそ楽なものの入手にはかなりの労力がかかる。
    その為ロビーでも殆ど見かけない武器となっている。

余談

  • 同じ魚武器であるレイトウマグロと違い、
    凍らせずとも武器としての斬れ味を引き出す事に成功している。
    そのためか振り回す度にヌチャヌチャと生々しい音がする。
    いざ作成しても、この音で敬遠した人は決して少なくはないだろう…。
  • どうみても適当に作られたとしか思えない武器だが、
    よく考えてみると、振り回してもすっぽ抜けたりせず、硬い敵を斬っても身が崩れず、
    いつまでも腐ることがなく、ハンターもろとも炎や雷撃を浴びても焼けたりしないのだから、
    実は結構すごい技術なのかもしれない。
    武器の解説文に「苦心を重ね…」と書くだけのことはあるのだろう。
    素材を特殊な薬液に浸すことで強化される大砲モロコシ同様、
    武器として堪えうるように様々な加工が施されているのだろう。
  • ちなみに、銘にあるハクナギは太刀魚を指す方言の一つ。
    銀箔を思わせる皮鱗にウナギに似た外観から「箔ウナギ」が転じて「ハクナギ」となる。
    もう一つのウオノカミはまさしく「魚の神」だが、こちらは太刀魚では無くハタハタを指す。
    PCやスマホによっては表示されない機種依存文字となるが『魚示申』(鰰)と書く。
    ちなみに、太刀魚もハタハタも、どちらもスズキ目の魚である。

関連項目

アイテム/イチノタチウオ - 素材となる魚
武器/魚武器