MHWorldにて登場したイビルジョーのチャージアックス。
暴虐の盾斧から強化される。
目次
概要
- 剣はチェーンソー型に牙を並べたジョー版ギロチン、
盾の方はというと、円形の基部に小型の刃がびっしり並んだ
巨大チップソー(電動丸鋸)か地底掘削ビットかと言う刺々しいもの。
イビルジョー武具らしい革と牙の生々しい意匠に、
チャージアックスらしい機械的な形状を組み合わせた武器となっている。
そして、これを組み合わせた斧モードは、さながらジョー素材で作られた巨大エンジンカッターであり
回転させて斬りつける高出力モードだと斬ると言うより削って抉るような形になる。- 見た目は厳ついが、丸い回転刃から過去作経験者に思い浮かぶのは伝統のピザカッターだろう。
海もハードも乗り越えて、ここ新大陸でもピザカッターの系譜が紡がれたのであった。
もはやノルマか何かなのだろうか…。 - よく見ると完全な円ではなく、微妙に切れ込みが入ってH状になっている。
まあ、円であろうがなかろうがピザカッターはピザカッターだが。
- 見た目は厳ついが、丸い回転刃から過去作経験者に思い浮かぶのは伝統のピザカッターだろう。
性能
MHW
- ジョー武器のテンプレ通り高い攻撃力と低い会心率を持つ。
- タイラントブロスに次ぐ攻撃力792
- こちらもブロスに次ぐ低さの会心率-25%
- 高くはない龍属性210に、龍封力は【大】
- 素で短い青30、匠で白50が出現
- 強属性ビン搭載
高攻撃力、低会心、強属性…うっ、頭が…
- 物理期待値はマイナス会心を加味しても生産武器トップ3に入る実力。
そのマイナス会心も補う手段は豊富で、さらに匠の恩恵が非常に大きい優秀な斬れ味まで持つ。
しかし、属性値は龍属性攻撃強化をもってしても龍属性270で打ち止め。
龍ブレスは吐けるものの肉弾攻撃メインのイビルジョーらしいと言えばらしいが、
強属性ビンの効果が今一つなMHWでは、長所の物理が伸びない組み合わせなのが残念な所。
だからといって榴弾ビンを搭載すればもれなくコイツと比較される訳だが...
- 龍封力を活かして対古龍戦で使おうにも、ほとんどの古龍には龍属性の通りがイマイチなため
こちらと同じ龍封力【大】と、高い攻撃力を活かす榴弾ビンを持つ壊滅の一束が立ちはだかる。
一束は長い青ゲージで斬れ味ケアが不要なため、防御系のスキルを積みたい際にも便利。
とはいえ元々スキルは割と自由が効くチャージアックスなので、
デストネーターもそこまで融通が利かないわけではないが。
- 壊滅の一束と比較した場合、やはり匠によって出現する白ゲージの破壊力がキモとなる。
MHWのチャージアックスは基本的に砲術スキルを乗せた榴弾ビンの破壊力に任せて
どこでもいいから超高出力斬りをぶっぱなすという運用が主流になっているが、
デストネーターではそんな運用法ではまるっきり通用しないため、
キッチリ弱点部位に高モーション値の攻撃を当てなければならない。
砲術スキルが不要な分、弱点特効や匠で物理威力をさらに伸ばすのがベターだろう。
- 龍強属性のライバルと言えるハザクアスピダIIと比較した場合、属性値で負けている以上敵わない…
と思いきや、そうでもなかったりする。
というのも、ハザクアスピダIIも属性値は270と大したことがないためである。- これらの武器はもちろん龍属性が弱点のモンスター、つまり火竜一族やラドバルキンに担ぐわけだが、
こいつらの龍属性が20~25以上も通る部位は切断肉質もとにかく柔らかい傾向にある。
物理期待値ではデストネーターがハザクを突き放しており、物理火力差で総ダメージはほとんど並ぶか、
時にはひっくり返してしまう事さえある。
かつてのオオナズチのような「物理には強いが龍属性は抜群に通る」モンスターもほとんどない。
ついでに龍属性以外で見ても強属性ビンチャアク全体が割と大したことない物がほとんどのため、
強属性ビンのチャアクの中では頭一つ抜きんでた性能を持っている。
ここまでくると、見た目の好みや装飾品の都合で選んでもいいだろう。
- これらの武器はもちろん龍属性が弱点のモンスター、つまり火竜一族やラドバルキンに担ぐわけだが、
- せっかくの新登場ながら、ちぐはぐなビン故に恐暴とは言いがたいイビルジョーチャアクだが、
ライバルが手強いと言うだけで実戦で暴れるには問題ない。
グルグル回してモンスターを刻んで削ってやろう。
MHW:I
- 続編DLCのアイスボーンでは怒り喰らうイビルジョーが復活、その素材を用いた強化先が登場。
その名も「業盾グルドレッド」。どこかで聞いたような…
怒ジョーのカラーに染まった極悪な外見に変化している。
- その性能だが、悪い意味でとんでもないことになってしまっている。
- そこそこ高い攻撃力1008
- さらに悪化した会心率-30%
- まるで成長していない龍属性270
- 素で白50、匠で紫30
- 当然変わらず強属性ビン
- 持ち味である物理火力に待ったをかける会心率がさらに低くなったのに、
元々の欠点であった属性値には全く進歩無しというひどい有様である。
一見高く見える攻撃力も、おおむね同レベルかつマイナス会心なしといった連中が普通にいるため、
相対的に見ると胸を張れるほどの数値ではない。
渾身や弱点特効の下方修正もあり、周りとの差を考えるともはやスキルでフォローしきれないレベル。- 追い打ちをかけるように、上位では匠Lv1ですぐ白が出ていた斬れ味が匠Lv3でやっと紫に。
その紫ゲージもMHXXから相変わらず補正が低く頼りない。
開き直って匠を切れるのでむしろ吉報に思えるが、紫が出る武器自体が少ない*1今作では
数少ないグルドレッドの特色といえる要素なのでやるせない。
- 追い打ちをかけるように、上位では匠Lv1ですぐ白が出ていた斬れ味が匠Lv3でやっと紫に。
- 逆風はまだ続き、上位では大した脅威ではなかったハザクアスピダの強化先、屍盾斧ヴァルアスピダが
龍属性420という圧倒的な成長を見せて大躍進したため、強属性チャアクとしてもはや息してない。
- 最終強化前提で比較するとこのようにひどいものだが、それもそのはずで、
マスターランクにおける怒り喰らうイビルジョーは追加モンスターだった上位ジョーと違い
割と早い段階で乱入モンスターとして登場してしまうのである。
要するに作成可能な時期に合わせた性能にした結果ジョー武器全般が弱くなってしまった、
というモンハンのバランス調整を考えれば当たり前の話なのだが、
他の武器種と違って上位でも日の目を見ていなかったグルドレッドの哀愁は計り知れない…。- できればマスターランク攻略段階で使ってあげれば浮かばれるだろう。
ただし出てくるのが早いだけで怒ジョー自体は当然普通に強いので覚悟するべし。
じゃあガロン亜種でいいじゃんとか言うなよ!絶対だぞ!
- できればマスターランク攻略段階で使ってあげれば浮かばれるだろう。
余談
- MHW初出のイビルジョー武器には珍しく日本版と海外版では名称が異なっており、
海外版では"Oppressor's"という名称。
"Oppressor"は「圧制する者、迫害する者」という意味で、'sで所有格となり「圧制者の道具」となる。
イビルジョーの装備やイメージで多用される「暴君」を意識したものであろう。
- 日本版の「デストネーター」は名詞や形容詞としては存在せず、由来は不明。
造語だとした場合はイビルジョーのイメージから推測するに、
「デストロイヤー(破壊者)」と「ターミネーター(抹殺者)」の合成語だろうか??
- 語感としてはデトネイター(起爆装置)が近いか。その場合死を引き起こすモノと言ったところだろうか。
- マスターランクの銘であるグルドレッドの「ドレッド(Dread)」は英語で「巨大な恐怖」という意味。
グルの部分の由来は明らかでないが、イビルジョーの武器であることを踏まえると、
中東伝承やクトゥルフ神話に登場する人食い鬼の「グール」当たりが由来だろうか。
- グルドレッドの英語版の名称は"Fate's Curtain"となっている。
"Fate"は「宿命、悲劇的な運命」を意味してイビルジョー武器らしい単語だが、
"Curtain"は家具の「カーテン」の事である。
ただ、"Curtain"には「覆うもの、覆い尽くす」という意味もあるので、
この場合は「相手を死の定めで覆い尽くす」といったニュアンスだろうか。- また、英語圏の"Curtain"にはスラング表現として
「一巻の終わり、死、解雇」といったものもあり、
そちらの意味も汲んでいるのかもしれない。
その場合、意訳すると「運命の幕切れ」といったところか。
- また、英語圏の"Curtain"にはスラング表現として
関連項目
モンスター/イビルジョー
武器/イビルジョー武器
武器/テンプス・ギア - ピザカッター風チャージアックスの先輩
武器/ピザックス - ピザカッター風…というか完全にピザカッターなチャージアックス
武器/ラウンドホイーラー - ピザカッター風チャージアックスの後輩