武器/マトラカアルグル

Last-modified: 2024-02-28 (水) 14:44:22

MH4Gのパッケージモンスターである千刃竜セルレギオスの素材を用いて作られるハンマー。

目次

概要

  • セルレギオスの頭部を模したものだと思われるが、見た目はまるで猛禽類のクチバシのよう。
    ただし、あくまで打撃武器ということでか、セルレギオスの頭部の特徴である刀角は無い。
  • 強化によって持ち手の色が変化する。
    一見、レギオス武器の中では地味な変化に思えるかもしれないが、真の変化は溜め中のギミック。
    叛逆の激鎚に強化すると、溜め2以上からは
    ハンマーを覆う刃鱗が逆立って開くというギミック(2段階)が追加されるのである。
    その状態の外見は、まさに怒り時のセルレギオスの比喩に使われる松かさ(松ぼっくり)そのもの。

性能

MH4G

  • セルレギオスの素材のほか、ティガレックス希少種や覇王の証Gなどを用いて
    マトラカアルグル⇒マトラカアルグル改⇒叛逆の激鎚⇒叛逆鎚カダルレギオン
    という流れで強化していく。叛逆の激鎚以降はG級武器となる。
  • 最終強化形の叛逆鎚カダルレギオンの性能はというと
    • 属性は無いが、優秀な攻撃力1456
    • 会心率+15%が火力を底上げ
    • レギオス武器の通例で斬れ味はを付けても伸びないが、素で紫ゲージ10
    • 剣士用レギオス武器が持つ特性として、回避行動5回に付き斬れ味が5ずつ回復する
    • おまけのスロット1
    会心率を踏まえた期待値は攻撃力1510.6というかなりの高水準であり、
    これはイビルジョーのハンマーである滅鎚ブラドさえも凌ぐ数値である。
    ハンマーは属性よりも攻撃力を重視する武器種なので、無属性だが攻撃力が高いレギオス武器との相性は良好。
    しかも匠が必要ないため火力を盛りやすく、実際の攻撃力はそれ以上となるだろう。
  • 斬れ味修復能力だが、ハンマーは大剣程ではないが比較的手数が少ないため、
    業物のスキルさえあれば紫ゲージを比較的簡単に維持することができる。
    しかし、ハンマーは主力となる溜め攻撃がスタミナを消費するものであるため、
    適切なスタミナ管理ができないと溜め攻撃と回避行動の多用による
    二重消費でスタミナをすぐに使い切ってしまう。
    ランナースタミナ急速回復を発動させれば快適性が増すだろう。
  • このように優秀な要素を多く持つハンマーであるが、ライバルはかなり多い。
    MH4Gのハンマーは鬼神鎚【金鬼】ミラアンセスルインミラガルズイーラなど、
    物理攻撃に優れながら属性も併せ持つものが多数あるため、
    単発の火力だけで言えば彼らに一歩及ばない。
    ただし、これらの面子は匠無しでは真価を発揮できないため、
    匠が不要な分で火力スキルを注ぎ込み、斬れ味修復効果を存分に生かした
    運用で差別化していくとよいだろう。

MHX

  • セルレギオスが続投したことによりこの武器も無事続投した。斬れ味修復効果も健在である。
    セルレギオスの出てくる下位終盤から作成可能。
    一発生産のほか、サイクロプスハンマーLV3からの派生で手に入る。
    • が、サイクロプスハンマーLv3への強化で古龍骨を要求してくる。
      集会所☆3へ進めてキリン以外の古龍の何れかを討伐する必要があるため、
      村クエを進めているなら一発生産で作った方が早いだろう。
      槍尾も使わないので、セルレギオスを狩っていれば自然と作れるようになるだろう。
  • 今作では通常種素材でそのまま「マトラカアルグル」を強化するか、
    LV3以上で獰猛化素材を投入した「叛逆の激鎚」に派生させるかで2つに分岐する。
    最終強化はそれぞれ、通常種武器がLV5の「叛鎚アルグル」、獰猛化派生がLV3で「叛逆鎚カダルレギオン」の銘を持つ。
    武器名攻撃力会心率斬れ味匠+2スロット
    叛鎚アルグル19010%白10白60○--
    叛逆鎚カダルレギオン18020%白30無効○○-
    といったところ。どちらもかなりの高性能だがやはり総合的にはカダルレギオンの方が上だろう。
    今作も斬れ味修復を持つのはこの二つの武器だけで安泰…かに思われた。
  • しかし、今作にはとんでもないライバルが存在する。
    それはなんと、狩技の「絶対回避【臨戦】」である。ハンマーどころか武器ですらない
    この狩技をセットし素で白の高威力の武器を担いで白を維持し続けるという、
    この武器の専売特許だった斬れ味修復というアイデンティティを、擬似的にではあるが奪われてしまった。
    更に都合の悪いことにハンマーの専用狩技に必須と呼べるものがなく*1、迷うことなくセットされてしまう。
  • こうしてかなりの逆風を喰らってしまった両武器だが、ばっちり見せ場はある。
    • 初期状態のマトラカアルグルが、下位にしては高い攻撃力に青ゲージ、さらに斬れ味修復機能つきと
      攻略段階では破格すぎる性能なのである。
    • カダルレギオンは作成がHR解放後になるので攻略用としては使えないが、
      能動的に回避を多用するエリアルスタイルと相性がよい。
      エリアルスタイルで使用できる2連攻撃がかなり強い技*2なのも追い風。
      乗り後は頭を集中攻撃できるため、スピニングメテオやタイフーントリガーで大ダメージやスタンを狙おう。
      大挑発?知らんな

MHXX

  • 究極強化で通常種武器は「乱叛鎚アルグル(Lv7)」に、
    獰猛化派生武器は「叛断ノ覇鎚レギオン(Lv6)」となる。
    武器名攻撃力会心率斬れ味匠+2スロット
    乱叛鎚アルグル31015%白60紫40○--
    叛断ノ覇鎚レギオン30025%紫20無効○○-
  • どちらも斬れ味回復機能を除けばいたって平凡な無属性ハンマーといったところ。
    斬れ味回復効果以外の性能だけなら、
    上位互換となる無属性ハンマーはどちらのレギオスハンマーにもいくつか存在してしまっている。
    本作ではレギオス武器特有の斬れ味回復効果のスキル版とでもいうべき刃鱗が登場し、
    臨戦と合わせてますますアイデンティティは薄れてしまっている感が否めないものの、
    武器自体に斬れ味回復効果がついてるのはあいかわらずレギオス武器オンリーであるため
    やはりそこが数多ある無属性ハンマーとの差別化点であることには変わりないだろう。

MHR:S

無窮の強さをもって乱世を改革
する鉄鎚。マトラカアルグルの
強化型は革命者の証なり。
(叛鎚アルグル)

  • セルレギオスとともに本武器も復活。
    一発生産はできず、アトラスハンマー改からの派生で作成可能。
    最終強化ではMHX(X)で派生させずに最終強化した際と同じ銘である
    叛鎚アルグルとなる。
    その性能は
    • 攻撃力320
    • 会心率10%
    • 匠で延長可能な紫20
    • スロットはLv1×1、百竜装飾品スロットはLv2
  • 本作ではレギオス武器から斬れ味を回復させるギミックが無くなってしまったため、
    あらゆるスペックが広く浅く残念というほど酷いわけではないが、平凡を絵に描いたような性能となってしまった。
  • 平均的な攻撃力とプラス会心に素紫で平凡…?と思うかもしれないが、
    本作では属性武器であっても同じクラスの物理性能を有しているものも多く、
    素の物理期待値であれば無属性武器の轟槌【大虎丸】改を抑えてゴシャ!ギガゴベチャ!が1位に君臨している。
    • また、ハンマーといえば物理であったこれまでのシリーズとは異なり、
      入れ替え技や新スキルによって属性重視の立ち回りも十分実用的になっている。
    • さらには、本作の最終強化武器は素白、紫が当たり前で、達していないのは
      ゴルム武器やごく一部の武器(ハンマーの場合は一心不卵槌ガーグァ)くらい。
  • Ver.11では傀異錬成が追加され、最終強化をした後も
    武器の性能を向上させることが可能になったが、アルグルは
    属性と毒、爆破が熾烈な争いを繰り広げる乱世を変革することなく、埋もれた存在となっている。

MHF

  • セルレギオスの実装の伴い、MHFにも遷悠武器として登場。
    HR段階のマトラカアルグルを生産し、G級昇格後に叛鎚アルグル、
    そして乱叛鎚アルグルと強化していく。
    他のレギオス武器同様に特殊ギミックはオミットされている。
  • マトラカアルグルの性能は、攻撃力1196会心率30%
    斬れ味レベル+1でそれなりの紫ゲージというもの。
    そして遷悠武器としての特殊効果で早食い効果が発動する。
    いくら高い会心率を有するとはいえ攻撃力があまりにも低く、
    他の遷悠武器と比べて武器倍率換算で70前後もの差がある
    よほど会心が欲しいのでもなければ、遷悠武器としても他のものを作った方がいいだろう。
  • 乱叛鎚アルグルまで強化すれば、攻撃力2548会心率50%
    そして斬れ味レベル+1不要で伸び切った長い空色ゲージとなる。
    持ち前の会心率が更に強化されるのに加え攻撃力も大きく向上し、
    他の遷悠武器との差を大きく縮めるどころか
    ものによっては上回る値となっており、あのパンクヘッズスラム
    およびその改G級派生である改パンキークラッシュのほぼ上位互換品のように扱える。
  • しかしGR200以降になると、辿異武器版のヒュジキキハンマーが製作可能となる。
    そちらの最終強化段階であるヒュヒュージ・プロトは、
    攻撃力2652会心率50%に加え扱いやすいリーチ長
    そして辿異スキルが耐震強化+1という、超震動を扱うモンスター相手でも
    それを気にせずに溜め続けられるというハンマーとしては嬉しい利点も持つ。
    GR200~600までの強化途上段階ならともかく、
    ヒュヒュージ・プロトとの単純な比較ではさすがに厳しいものがあるため、
    完成までの繋ぎとして割り切るか、空色ゲージの長さゆえの斬れ味管理のしやすさと、
    それを活かした消費特効運用で差別化ができるとよい。

余談

  • 「アルグル」の元ネタはペルセウス座β星の固有名アルゴル(Algol)だと思われる。
    アラビア語では「食屍鬼の頭」を意味するが、これはペルセウスが切り落とした怪物メデューサの頭に由来し、
    星座でもこの星はメデューサの目にあたる部分に位置している。
    • 中東で古代から用いられてきた笛である「アルグール/Arghul」も発音が近いが、
      恒星の名を冠するというレギオス武器の命名法則からしてこちらの可能性は低いだろう。
  • カダルレギオンの「カダル」はアラビア語で「運命、宿命」という意味。
    それを裏付けるように、武器解説文にも「留まることなき反逆の矛先は、己を縛る宿命だった。」という一文が書かれている。

関連項目

モンスター/セルレギオス
武器/レギオス武器
スキル/刃鱗


*1 スピニングメテオがTAで用いられることもあるが、その場合もほぼ臨戦との併用である
*2 モーション値42+54の計96。攻撃のしやすさや乗り蓄積の誘発を考慮するとかなり優秀