武器/ミラージュショテル

Last-modified: 2023-11-29 (水) 01:47:43

目次

概要

  • MHP2Gより登場した、オオナズチの素材をベースに作られた太刀。名前の通りショテルの形状をしている。
    オオナズチの特徴を色濃く残した武器。
  • 暗殺などにも使われる武器で、ギルドの許可がなければ所有できないらしい。
    同時に所有者には厳重な管理を義務付けられる。
    …などと言うと仰々しく聞こえるが、そもそもハンターが所有する武器はその全てがギルドと工房の技術の結晶。
    すなわちギルドの機密事項の塊のようなものなので、種類を問わず等しく厳しい管理が求められるものである。
    それがたとえ、何の変哲もない包丁であっても。
  • MHXではファントムミラージュの説明文が新たな内容になり、
    かつて、ある大国を統べる王暗殺する目的で使用されたという。
  • 鞘は無いが、納刀時はオオナズチの尻尾のようなものが巻きついて刀身を守り
    抜刀すると縮んで鍔になるこの部分がにしか見えないと専らの噂
    また、練気ゲージが最大になると、刀身が見えなくなる
    もちろん見えないだけで、振り抜けば物を切ることができる。
    • 刀身が見えなくなるという特殊能力は非常にユニークだが、
      周りにいる仲間ハンターからするとリーチが把握しづらいため余計な効果である。

性能

MHP2G

  • 毒属性の多いオオナズチ武器では珍しく無属性である。
    強化することで「ミラージュショテル改」、さらに「ファントムミラージュ」へと成長する。
    が、最終形態のファントムミラージュまで強化させても、
    ラストエクディシス天上天下天地無双刀などの存在により採用率はかなり低い。
    • 会心率を含めた期待値で言えば実は非常に優秀で、
      見切り+3を発動させた条件でもその他の強豪無属性太刀とほぼ同じである。
      逆に見切りを発動させないと、天上天下天地無双刀の方が一歩劣ってしまうぐらいである。
      斬れ味ゲージもほとんど同じであるため、好きな一丁を採用して問題ないと言える。
      ただし、砂猿薙【ゴゴゴ】は紫ゲージの長さの関係で一歩抜け出る(期待値自体はほぼ同じ)。
  • 装備を整えたPTであればナズチ自体が狩りやすい大型モンスターの部類に入る。
    また、無属性武器であるため攻撃力自体はなかなか高く、
    会心率も付いている上に一つとはいえスロットまで空いており、汎用性が非常に高い。
    さらに、競合相手として挙げた上記の三振りと比べると製作難度はずっと低い。
    それ以上にG級古龍系最終派生武器にも拘らず、
    なんと史上最悪のセンサー発動アイテムである悪名高き古龍の大宝玉が必要ない
    そのため、PTを調達できる駆け出しG級太刀使いが
    とりあえずG級大型モンスターに対抗するために作る一振りとしては地味に優秀である。
    非常に優秀と言い切れないところがナズチらしいといえばらしい。

MH4G

  • オオナズチと共にこの武器も復活。
    ファントムミラージュを一発生産する形となり、派生元および強化先は存在しない。
    また、本作では要求素材にしっかり古龍の大宝玉が追加されている。
  • 性能の方はというと……
    • やや低めな攻撃力891
    • 基本は無属性だが覚醒毒270が発生
    • 紫ゲージ20
    • スロット1つに会心率10%
    • 防御力ボーナスが+20
    ……となっている。素の性能はどっちつかずな特徴を持つ無属性太刀であるが、
    覚醒で毒属性が出現することでかなり強力な武器に変わる。
    覚醒スキルさえ発動可能なら、どのモンスターにも通用するため、作っておいて損はない一本といえる。
    • 覚醒を発動せず、物理武器としての運用を考えると、物理性能に関しては同時期に作成できるカオスorロウ
      マイナス会心を考慮しても期待値で負ける上、微弱ながらも龍属性まで備えられている。
    • 覚醒を付けずに毒武器を運用したいならば、デフォルトでこちらの上を行く属性値を持ち、
      物理性能も悪くはない黒狼将軍のダイトウに立場を阻まれることになる。
      • ただし、ダイトウを強化するには、ギルドクエストかイベントクエストがないと連戦が難しく、
        G級個体のイャンガルルガを狩猟する必要がある。これらのクエストを所持してない場合、
        攻略段階で使える毒属性の太刀がファントムミラージュ1本だけになるという可能性も考えられる。
  • 透明化する刀身のギミックは本作でも健在だが、発動条件は変更されており、
    気刃大回転斬りを当てて攻撃力の上がった状態になることが条件である。
    条件を満たすと、見えなくなった刀身練気オーラの光に覆われ中々カッコよく、
    何よりリーチが把握し辛いという過去作での難点が改善される形となっている。
  • なお、デフォルトで毒属性が出ていたならミヅハ真一式とは相性が良い武器だったのだが、
    残念ながら上記の通り覚醒が必須。
    ミヅハ真一式にこの武器だと結局地雷認定されてしまうと思われる。

MHX(X)

  • 今作でもオオナズチと共にこの武器も続投。
    白兎刃からの派生で作成可能。4回強化するとファントムミラージュになる。
    性能の方は
    • 最終強化としては低めな攻撃力190
    • 若干期待値が上昇する会心率15%
    • 申し訳程度の防御+8
    • 一応便利なスロ1
    • 残念ながら無属性
    ……と高性能とは言い難く、斬れ味も匠を発動しても白がほんの少ししか出現しない。
    前作では覚醒スキルで高い毒属性が出現し、猛威を振るったが、
    今作では覚醒スキルが登場しないため、やや期待外れな無属性武器の位置に落ち着いている。
    • 今作での落ちぶれようは悲惨の限り、最終的には強化したにすら劣る性能。
      作成に必要な素材は少なめに設定されているが、コンプ以外の目的で作るものでもない。
    • オオナズチ武器らしく、今作も刀身が透明化するギミックがあり、見た目には楽しい。
  • MHXXではG級追加に伴い、この武器も限界突破が可能になった。
    究極強化されエスぺイズムになる。
    その性能は、
    • 平凡な攻撃力320
    • 更に上昇した会心率20%
    • 斬れ味は白40、匠+2で白10紫40が追加
    • ほぼ変化しなかった防御+10
    • スロット1
    • 属性は変わらず無属性のまま
    Xの頃よりは十分使える性能になったが、無属性枠ということでライバルが多い。
    • 例えば今作ラスボス武器の真名メルセゲルは、こちらを上回る攻撃力330、防御+60を持ち、
      素で紫の斬れ味(しかも匠で延長可)とスロットも3つ持つ化け物である。*1
    • かといって素で長めの白ゲージを活かそうとするとヒキサキマクリ渦紋鬼懐刀【下剋上】
      期待値や斬れ味で負けてしまうので、会心率20%という長所と運用法で差をつけたい。
  • 武器全般に言えることであるが、高い攻撃力にはそれなりの会心マイナスがつく事が多く、
    逆に低い攻撃力は会心率でその差を埋めようとする傾向にあるが、この太刀はその傾向を外れたところにある。
    この武器の会心率20%は斬れ味ケアスキルを搭載しても常時超会心を狙うのにちょうどいい数値。
    超会心採用型の場合は当然ながらこの20%があるとないとでは見切り+2の補正ゆえ、とてつもなく大きい。
    また、320という数値も高水準で、スキルによる伸びしろがとても大きい。
    数多いMHXXの太刀の中で、攻撃力320会心率20%、紫まで斬れ味が届く水準の太刀は実はたったの2本
    このエスペイズムとスティールofジャッジしか存在しない。
    スティールofジャッジに関して言えば素が青、斬れ味+2でようやく紫、オマケ程度の龍属性で、
    スロットまで同じひとつ搭載と互角の性能。
    • 白50紫40を合わせて90の斬れ味となり、継戦能力は文句なし。
      爪護符&斬れ味+2の時点での期待値は488。
      連撃弱特で常時超会心100%構成を目指せるオオナズチだけに隠れた名刀の一面も持つ。
    • 単純な匠+2での瞬間火力は、ジャッジの方がわずかな龍属性で打点を稼げる分上。
      ただ、紫ゲージの長さではエスペイズムに分があり、
      またこちらは匠+1と業物でもギリギリ紫ゲージを維持できる強みがある。
      それどころか、白ゲージで妥協するなら匠も業物も不要である。
      総合的には、エスペイズムの方に軍配が上がる場面が多いか。
  • メルセゲルや【下剋上】を相手するならばやはり会心率を伸ばして100%会心に超会心を搭載するのが最も有用。
    斬れ味、会心ともに高水準であることから、どちらも欲張って延ばしてしまおう。
    お守りにもよるがスロット1を使うと斬れ味+2も連撃も弱点特効も超会心もつけることができてしまう。
    業物は継戦能力上十分なので外しても構わないだろう。
    気になるなら(付けられるなら)砥石使用高速化や挑戦者の納刀でケアできる。
    爪護符食事&斬れ味+2&超会心100%のその火力はなんと期待値665
    しかもこれが相手の怒り状態や自分の体力の調節によらず、弱点を殴ることだけ考えれば出る数字なのだから驚異的。
    つまるところ恒常発動の期待値であり、一時的なブーストとなる挑戦者スキル採用や、火事場系とは一線を画す。
    これが意味するところは、クエスト開始時から終了まで一定の期待値をキープできるということ。
    決してメルセゲル、【下剋上】ら、有名所の太刀に劣るものではなくなる。
    • 超会心構成を目指す場合は、無明刀【空諦】が競合相手。
      あちらはどこを叩いても100%超会心が狙えるので本当の意味で運に左右されず、会心率が上下することがない。
      ただし、そちらと比較して30勝る武器倍率は攻撃大クラス一つでは覆らず、龍気活性でも搭載しなければ到達しない。
      的確に弱点を殴れるほど慣れた相手であればエスペイズム、
      肉質に左右されない運用が必要なら無明刀と棲み分けは出来ている。
    ……と、散々褒めちぎってきたわけだが、100%会心に拘らなければ
    実は同じ構成の【下剋上】の方が期待値が高かったりする。
    さらに、あちらには狩技ボーナスがある上、斬れ味と防御ボーナスでも負けており、
    勝っているのはたったひとつのスロットのみ。
    もちろん、手持ちのお守りによってはその1スロットで上記の構成ができなくなることもあるし、
    怯み計算をする時など、会心率100%に拘りたい場面も無いわけではないのだが……
  • 素材は尖角やら靭尾やらを要求されるため、ナズチ武器の中でも強化難度は高めの部類に入る。
    ちなみに、MHXXではとんでもなく需要が薄い霞龍の靭尾の数少ない使い道の一つ*2であり、
    基本報酬でもそれなりの確率で入手出来るため、G級段階では尻尾を切らなくても何とかなってしまう事も多い。
    同じドス古龍にしても、テオやクシャの靭尾はそれなりに需要があるのだが…。
    やはり斬り辛いのがマズかったのだろうか。

MHRise

  • MHWではオオナズチ共々リストラを喰らってしまったが、MHRiseではアップデートで復活。
    オオナズチ素材でミラージュショテルIが作成可能になる。
  • グラフィックの一新に合わせて、抜刀時に刀身が半透明 になり明滅するようになった。
    生産画面から刀身が怪しげに明滅しているので非常に存在感がある。
    なお、通常時の透明度が増したからか大回転斬りや無双斬りを当てても完全に透明にはならなくなった。
    • スキル環境的な意味でも、MHRiseではひるみ軽減の発動が容易になっているため、
      ちゃんと味方が発動さえしていれば邪魔になりにくくなりマルチでも使いやすくなっている。
  • Ver.2.0での生産段階かつ最終強化段階だったミラージュショテルIの性能の方はというと、
    • 高めの攻撃力210
    • 嬉しい会心率15%
    • 斬れ味は素で青30と頼りないが、匠分はすべて白ゲージになる
    • 属性は相変わらずなし
    • あって損なし防御力ボーナス+10
    • 非常に優秀なLv2スロット×1、Lv1スロット×2
    • 百竜強化は攻撃力強化II、防御力強化III、そして運がらみで影の薄い霞龍の魂*3
    ……と、前作の下馬評を覆しかなり優秀なスペックとなった。
    過去作では「物理武器として扱うと微妙だが、毒属性が付くと強い」というイメージのあったこの武器が、
    まさかの物理武器部門で最強候補の一角として台頭する日が来ようとは……。
    • アップデート前に人気だった夜刀【月影】と比較すると、
      素の斬れ味と会心率では負けているが、あちらを大きく上回る攻撃力が光る。
      斬れ味や会心率もアップデートにより大分上げやすくなったため、その点はあちらを1歩リードといったところ。
    • 同じアップデートで強化可能となった一虎刀【餓刃】は、会心率こそマイナスなものの
      素で短い白ゲージを持ちながら攻撃力230、鉄蟲糸技強化により兜割りの火力まで上げられる大業物。
      こちらは会心率を生かした安定ダメージがウリなのでモンスターや自分のプレイスタイルによって使い分けよう。
  • Ver.3.0では強化先としてファントムミラージュが追加された。
    強化には宝玉を含むオオナズチ素材だけでなく奇しき赫耀のバルファルクのものが必要となる。
    性能の方は
    • 更に高くなった攻撃力220
    • 会心率や防御力ボーナス、スロットは据え置き
    • 素の斬れ味は青40に微増、匠Lv1から白ゲージなのも変わらず
    • 百竜強化の攻撃力強化IIが攻撃力強化IIIに(+6→+8)
    と、わずかではあるが順当に高くなっている。
    • Ver.2.0でライバルであった夜刀【月影】や一虎刀【餓刃】の強化先が用意されなかった事もあり
      無属性太刀としては最適解とも言える立ち位置を獲得した。
    • 匠で白ゲージを発現させた際の期待値は全無属性太刀中トップ。匠なしの青ゲージですら、
      夜刀【月影】を含む殆どの無属性太刀を上回る。
      ただし、最大瞬間ダメージは鉄蟲糸技強化を乗せられる一虎刀【餓刃】の方が変わらず上である。
      夜刀【月影】も会心率40%を持つため調整が容易で、スキルの融通が利きやすく三本の中でもっとも扱いやすい。
      双方共に匠がいらないという強みもあり、やはりスキル面では羨むべき相手となっている。
      こちらは鉄蟲糸技に頼らずとも安定して出せる火力を活かすとともに、
      匠で発現した白ゲージを達人芸や剛刃研磨などでいかに維持できるかが鍵になるだろう。
    • また、やはりというか上述したその独特な見た目は人を選ぶため、
      より無難な見た目の一虎刀【餓刃】や夜刀【月影】を担ぐハンターもある程度いるようだ。
      • 逆に、透明化するブレードにロマンを感じるNINJAも少なく無いとか。
        多種多様なカウンターで、敵の爪牙をの如く躱し、不可視の一閃で葬る……厨二心も擽る一振りと言えよう。
        納刀扱いなので仕方ないが、特殊納刀中に刀身丸見えなのがちょっと惜しい。

MHR:S

  • マスターランク追加に伴い強化先が登場。
    ファントムミラージュ改を経て奇しき赫耀のバルファルクのMR素材を用いてエスぺイズムへ最終強化される。
    その性能は
    • 太刀としてはかなり低い攻撃力300
    • 会心率は変わらない15%、防御力ボーナスは倍増して+20
    • 斬れ味は素で短いと長めの。匠で延長可
    • スロットはレベル3が一つとレベル2が二つと大きく強化。百竜装飾品スロットはレベル2と十分
    トップクラスの攻撃力を持っていた上位から一転して、MRでは攻撃力が大きく抑えられている。
    今作では属性太刀でも攻撃力300以上がゴロゴロいる中で、会心率15%があるとはいえ無属性でこの攻撃力は厳しい。
    Riseであまりにも暴れすぎたということか
  • スキル環境が大きく緩和されたMRにおいて、最終的な火力としては同じく弱体化したナルガ武器と大差ないが
    上位以上に優秀になったスロットが差別化点になる。この武器を使うのであれば是非とも活かしたいところ。
    素の会心率と合わせてトップクラスの拡張性になる。
    ついでにいえば武器の傀異錬成で百竜スロット拡張を選択する必要がないため、
    ナルガ武器とは違い純粋に物理火力に回せるのもポイントだろうか。
    • ただし、属性に寄った環境といえど無属性でも強豪がひしめいているのも事実。
      前作で鎬を削ったティガ太刀を筆頭に、かなり強力な面子が揃う。
      その点で見れば、この武器の作成は使用者の愛が試されるだろう。
      強化に古龍の大宝玉を使うのも痛い。
    • スロットに優れた太刀としては、初期武器の最終強化のカムラノ傑刀がライバルとなるか。
      あちらはレベル4とレベル2のスロットが一つずつあり、こちらと同等以上のスキルの拡張性がある。
      百竜スロットも同じくレベル2。
      会心率や防御ボーナスはないが320と平均的な攻撃力を持ち、斬れ味も素でこちらより長めのと続くも十分。
      何より作製可能時期が圧倒的に早く、MR10で傀異クエストが開放されればすぐに強化ができる。
    • また、スロットでいえば巨塊刀ゴルティタンも優秀である。
      向こうも4-2-1という強力なスロットに、こちらより50高い攻撃力350がある。
      ところが、斬れ味が最終強化武器でありながら青ゲージになっており、白を出すには匠Lv4が必要となる。
      攻撃力が高ければ良いという脳筋っぽさを感じるのはフランケンシュタインの怪物に対するイメージからだろうか
  • Ver.11では傀異錬成により、武器の性能を更に高めることが可能になった。
    攻撃力以外は優秀なエスペイズムにとって、不足していた攻撃力を増強できるのはかなりありがたい。
    しかし、他の武器も当然同じ強化ができるため、残念ながら巻き返しができるものではなかった。
    • 同じく無料アップデート第1弾で追加された七星刀【天権】は新たなライバルとなる。
      あちらもレベル4とレベル2のスロットが一つずつあり、攻撃力も330と平均以上。
      百竜スロットがレベル1なのが痛いが、
      斬れ味が紫と白が合わせて30しかないという性質上研磨術【鋭】への適性が高く、
      更に武器スロットで剛刃研磨Lv3を発動できるので、
      向上した斬れ味補正とそれの長時間の維持による高い物理火力を発揮できる。
      こちらもカムラノ傑刀と同様にMRが10になれば作製可能になるが、
      強敵のナルガクルガ希少種を狩る必要があるので、実際の作製時期は若干遅くなるか。
  • Ver.12では傀異スロットの枠が増加し、最大6枠になった。とはいえ、攻撃力はまだまだ不足している。
    続くVer.13では傀異スロットの上限が8枠となり、攻撃力強化も同じく8枠を使うLv4(+20)まで解放された。
    ただ、それ以上の問題が新スキル「蓄積時攻撃強化」。
    攻撃時に状態異常が蓄積するとダメージが1.1~1.2倍に増加するというものである。
    • このスキルの登場によって、毒・爆破・麻痺武器が汎用武器の代表格まで押し上げられた一方、
      物理武器はラスボス撃破以降の傀異錬成の登場により、火力スキルが頭打ちになりやすく、
      冷や飯を喰らう立場へと追いやられている。
      ご存知の通り、毎回ファントムミラージュは毒属性ではなく無属性武器として登場しているため*4
      このスキルの恩恵を受けることができないのである。
      蓄積時攻撃強化が発動する装備が限定されていればまだよかったものの、
      Ver.13以降は防具の傀異錬成で付与できるようになったため、装備構成で差を付けることが困難になった。
    • 拡張性については、新たに破邪之太刀イチモンジが名乗りを上げた。
      向こうは攻撃力310、会心率10%に加えて火属性24、さらに、紫60とLv2スロット×3というもの。
      七星刀同様MR10で作成可能になるが、百竜スロットはLv1なのであちらが百竜装飾品スロットLv拡張を行い
      こちらが攻撃力強化Lv2を付けると追いつくことができる。
      そのため、ターゲットに火が通用するか、防御力ボーナスが必要になるかどうかが重要となるだろう。
  • Ver.14では大きな変化として、傀異スロット拡張によって性能にボーナスが付くようになった。
    Lv6まで解放することで、無属性武器は攻撃力+30、斬れ味+10を獲得する。
    Ver.15では傀異スロット拡張Lvが7まで上がり、解放するとさらに攻撃力と斬れ味が+10される。
    そのため、最終的にエスペイズムは攻撃力340、紫40まで成長する。
    錬成では通常スロットに手を加えることはできないため、依然として拡張性は強い魅力である。
    • しかし、Ver.16で再び事態が急変した。
      刻銀の斬刀がLv4スロット×3という、そちらが怪物だろと言いたくなるような異次元の
      拡張性を携えて現れたのである。
      更に攻撃力310、龍属性49、こちらより10長い紫ゲージを有しており、
      百竜装飾品スロットも七星刀、イチモンジとは異なりLv3。*5
      一応、傀異スロット強化ボーナスと会心率により物理性能まで劣ることはないのだが、
      最たるアイデンティティを超えられてしまったのは大きい。
  • 以上のように、アップデートに伴い様々な要素の影響で追いやられていった結果となった。
    ただ、上位で人気の武器だったこと、傀異討究クエストで傀異克服オオナズチが人気になったことから、
    ファントムミラージュとMRの強化素材は十分にあるプレイヤーもいるだろう。
    上述のように、攻撃力以外は他の武器に引けを取らないため、
    たまにはこの魔刀を携えてフィールドに赴いてみてはいかがだろうか。
    • 見た目が気に入っているなら重ね着で対応するというのもいい。
      毒属性武器に重ねればナズチ武器との親和性も高い。

余談

  • 「ショテル(ショーテルとも呼ばれる)」とは、大きく湾曲した刀身を持ち、
    相手の盾を回り込むようにして攻撃することを目的とした刀剣のこと。
    「刀身で切る」より「先端で突き刺す」ことに特化しているが、
    その形状のため鞘に納められないものもあり、その場合は抜身のまま持ち歩かなければならない。
    この武器はその欠点を古龍の魔法のような力で克服したようだ。
    某砂岩ガンダムが持っている武器と言えばピンと来る人もいるだろう。
    あちらもあちらで本来の使い方はされていないが
    • この欠点のため実物は大概、片手剣ほどのサイズとなっている。
      形状的にもサイズ的にも、ガノフィンショテルは実物にかなり近い造り。
      尚、「刀身が長く先端が若干曲がっている程度」なこの武器ではショテル本来の仕事はまずできない
  • MHXから追加された解説文には「大国を統べる王の暗殺に使用された魔刀」という表現が見られるが、
    モチーフは毒を塗った匕首にて秦の始皇帝暗殺を目論み、一歩及ばずに返り討ちに遭ったとされる刺客、
    中国の国民的英雄である荊軻だと思われる。
    日本でも漢文の教科書には必ず載るほど有名な逸話なので、目にしたことがある方もいるかもしれない。
    その割にはこの武器はナズチ武器で唯一の無属性なのだが
    • また始皇帝暗殺の逸話は知らずとも、「傍らに人無きが若し」と称された彼の酒乱ぶりを元にした
      傍若無人」の四字熟語を知らない人はまずいないだろう。
  • MHFでは大剣であるが同じようなコンセプトの、インビシブルアサシンという
    刀身が消える(溜めると現れる)武器がある。しかしながら雑誌付録の期間限定特典武器。
    また溜めない限り現れない性質上、デンプシーの味方への被害度も上がる気がしないでもない。

関連項目

武器/太刀
モンスター/オオナズチ
武器/ナズチ武器
武器/インビジブルアサシン - 刀身が消えるという同様のギミックを持つ大剣。


*1 この様な性能差は無属性近接武器全般に存在する。
*2 他ではミヅハ・トヨタマ【真】の腰にのみ必要となる
*3 霞龍の魂は攻撃時にランダムでステータスアップや体力の微量回復が発動する効果
*4 ナズチ素材で生産できる武器で、太刀のみ無属性武器扱いとなっている。一応、上述の通り4Gでは覚醒で出す毒を出すことはできたが。
*5 ちなみに、アップデート追加モンスターの武器でLv1なのはナルガクルガ希少種武器とタマミツネ希少種武器のみであった。