武器/狐刀カカルクモナキ

Last-modified: 2024-03-17 (日) 19:50:40

軍神と謳われた士が遺した
なる刀。有明の如き麗しさを
たたえた刃が阻む者を斬る。
(狐刀カカルクモナキ)

斬るは命脈、絶つは定め。
雅なる刀に映るは月痕のみ。
狐刀カカルクモナキ強化/最終型。
(たまのをの絶刀の斬振)

思い乱るる程に愛し君が為、我
優麗たる刀で憂いを絶たん。
願わくは天長地久、幸福たれ。
(たまのをの絶佳麗斬刀)

MHXに登場する四大メインモンスターの一角である泡狐竜タマミツネの素材から鍛えられた太刀。
薄紫色の刃紋とそこに散りばめられた淡い桃色の花弁模様という非常に壮麗な刀身が特徴。
本項では、MHXXで登場した二つ名持ちモンスター天眼タマミツネ
及びMHR:Sで登場した焔狐竜タマミツネ希少種の武器も扱う。

目次

概要

  • タマミツネの美しい爪と鱗から打ち出された太刀だけあり、説明文の通り「雅」を感じさせる逸品。
    前述したように意匠こそ豪華なものの、形状は鞘・刀ともにまさしく日本刀といったシンプルなもの。
    タマミツネ自身は胸部や尾に豊富な毛を持つ個性的な見た目をしているだけに、
    武器にもそれが顕れるのでは?と思っていた方には少々意外に思えるかもしれない。

性能

MHX

  • タマミツネのブレスを反映してか、水属性を宿す。生産段階での性能は
    • 攻撃力130
    • 水属性値15
    • 会心率0%
    • 斬れ味は平均的な長さの緑ゲージ
    • スロット1
    といったもの。下位武器に相当することを考えれば平均的な水属性太刀といえる。
    ただ、この段階では斬れ味がやや短く、不便を感じることもあるかもしれない。
  • 上位素材を使用してLV3に強化すると、この段階から+10%の会心率が発生し、
    攻撃力150、斬れ味もそこそこの緑、属性値22となり、特に物理面での使い勝手が大幅に向上する。
    集会所の攻略用に用いるならできればこの段階まで強化しておくと便利。
    ただ、LV2への強化にシャガルマガラの純白の龍鱗が必要となるため、
    他の四天王の武器よりは手間が掛かるかもしれない。
    どの四天王の武器でもLV3への強化に逆鱗が必要なので、の前では大差ないかも
  • LV6へ到達すると最終強化となり、武器名もたまのをの絶刀の斬振となる。この段階での性能は
    • 平均的な攻撃力200
    • 水属性値28
    • 会心率+10%
    • 斬れ味はデフォルトで青50斬れ味レベル+2でそのまま白50が出現
    • スロットは1のまま
    MHXに於ける四天王の武器は最終的にどれもバランス良く高性能な一振りに進化するが、
    この武器もその例にもれず扱いやすい業物となっている。
    最初は緑ゲージが短めだったり強化途中でその緑ゲージが縮んだりと、
    どこか物足りなかった斬れ味も十分な長さに。
    鋭い一閃と共に華麗な刀身から水飛沫が舞う様は「抜けば玉散る」と評されたかの宝刀村雨を彷彿とさせる。
  • 上記の性能はMHXに登場する水属性太刀の中でも指折りの高水準であり、素の状態で比べれば
    比肩する性能を持つものはガノトトス太刀である水鎌ガノスハッシャー
    ケチャワチャ素材のシャルドバラダバルくらい。
    前者は会心率こそ0%だが、基礎攻撃力が220とかなり高め。ただし、属性値は絶刀に軍配が上がる。
    後者は攻撃力が劣る代わりに属性値45と強烈な数値を誇る。
    スロット数が欲しい場合はスロット2のアトランティカがギリギリで、といったところか。
    • 斬れ味レベル+2を発動させると、ガノスハッシャーは斬れ味をも互する強敵、
      シャルドバラダバルは白ゲージの長さでは劣るが
      元々のコンセプトが異なるので差別化されている、といったところ。
      ただし、この場合はロアル太刀のボアバルディッシュが、
      やはり白の長さで劣るもののスロット2である関係で選択肢に入ってくる。
      更に、マイナス会心とスロット無かつおまけ程度の属性値とはいえ、240というブッ飛んだ攻撃力を持つ
      天嵐ノ刀【雨過天晴】も十分な長さのとおまけ程度の白を獲得することになる。
      ほぼ無属性太刀と言ってはいけない
      は+2までしても青のみなので論外、南蛮太刀は3G時代の境遇に逆戻りしてしまっている

MHXX

  • G級追加により更なる強化が可能になった。
    究極強化銘はたまのをの絶佳麗斬刀となる。
    その性能は、
    • 平均的な攻撃力310
    • それを強化する会心率10%
    • 属性値は35まで上昇
    • 斬れ味は素で白30、匠追加分は全て紫で50
    • あって損なしのスロット1
    全体的に強化されており、万能性は衰えない。
  • 匠で得られる紫ゲージの長さは水属性太刀の中で最長。
    斬れ味レベル+1でも業物臨戦でならなんとか維持できるため、
    グギグギグのグリード1つを別の装備に変えその分火力を盛ったり、
    ドラゴンシリーズ一式で防御面を強化するといったことも選択肢に入る。
  • これより上の水属性値を持つ太刀は2本あり、
    どちらも50を超える凄まじい高さだが、反面物理や斬れ味面が劣っている。
    絶佳麗斬刀はバランス水属性太刀の中では一番属性値が高く、
    斬れ味が優秀かつ素で会心率があるので超会心装備にも使える。
    非常に活躍の幅が広いため、是非とも作っておきたいところ。
  • ライバルはヴァッサーファロスアルズオブマーレシャルトゥリスあたり。
    ヴァッサーファロスに関しては武器倍率10の差は会心率で補っている上に属性値でも勝っているため、
    スロットがどうしても2つ欲しい場合でない限りこちらが一枚上手である。
    アルズオブマーレは逆に武器倍率10の差で勝っており、会心率も無い。属性値はわずか1の差だがこちらも勝っている。
    こちらも水属性太刀の中で唯一無二の取り柄であるスロット3が欲しい場合でない限り、優勢だろう。
    シャルトゥリスは前回でも競ったが、今回は属性で勝ることは出来たものの、武器倍率で20の差をつけられている。
    相変わらずスロットは空かず、斬れ味も匠がなければ少々厳しい。
    物理に弱い相手はシャルトゥリス、そうでない相手は絶佳麗斬刀と使い分けるのがよい。

MHRise

  • 鉄刀【神楽】からの派生強化で入手可能。
    Ver.2.0までは強化が途中で止まっていたが、3.0で最終形態たまのをの絶刀の斬振が実装された。
    真のラスボス素材とレア素材の水玉を投入して得られるその性能は、
    • 属性武器としては高めの攻撃力210
    • あって嬉しい会心率15%
    • 属性太刀として十分な水属性値22
    • 素で青40、匠Lv2から白で最大40
    • スロットは無し
    • 百竜強化は攻撃力強化III、会心率強化II、属性強化【水】II
    と、全体的に高めの水準でまとまっている。
    MHX時代と比べると使いやすさはやや低下してしまったが、
    今作の無属性最高峰ファントムミラージュと大差ない物理性能で更に属性値まで付いているので、
    太刀全体の中でもかなりの業物と言っていいだろう。
  • 他の水属性太刀との比較では、 と、当面脅かされることのない立ち位置を確立してい
  • が、USJ太刀の蒼星ノ太刀【舞龍】素白20、最大で70会心率30%スロットLv3×1という
    どこかで見たようなハイスペックで、属性特化~バランス型という垣根を踏み潰してきたことで状況が一変。
    攻撃力では30の差こそあるものの、斬れ味と会心率の差から素の物理期待値ではほぼ差がない*1上に、
    属性値と拡張性では大敗を喫しており、白ゲージの長さの問題も自前のLv3スロでほぼ帳消しにできてしまうため、
    こちらは無理矢理にでも匠+2以上で白ゲージを出さないと立場を食われてしまうというとんでもない事態となった。
    ついでに正統派な日本刀のデザインとしても強烈なライバルである。
    • その上、【舞龍】はHR解放直後から入手できるのに対し、
      こちらは真のラスボスと戦えるHR50まで*2強化できない。
      おまけにあちらはこれほどの高性能にも拘わらずレア素材が全く要らないと、完全に非の打ちどころがない。
      こちらを生かすのなら、白ゲージでの物理性能にすべてを賭けるしかないだろう。
      水属性を切れば有力なライバルがいくらでもいるのは内緒。

MHR:S

  • MRタマミツネの実装に伴い、こちらにも強化先が実装された。
    天鱗を含むタマミツネ素材とオオナズチ素材を投入することでたまのをの絶佳麗斬刀へ強化、
    更に傀異化素材の爪と鱗を投入することでたまのをの絶佳麗斬刀改となる。
  • 性能は
    • 攻撃力は310と少し低め。
    • 会心率15%と変化なし。
    • 属性値は水属性値36と微増
    • 斬れ味は素で紫10を持ち、匠で延長可能。
    • スロットは使いやすいLv2が一つ
    • 百竜装飾品スロットは各種特効珠に対応したLv2
    と、Rise時代の性能を順当に強化したものとなっている。
  • が、今作では前作でライバルであったオロミドロ太刀が大躍進を遂げており、
    • 攻撃力がこちらと同じ310
    • 会心率はなし。
    • 属性値はこちらの二倍である水属性値72と完敗。
    • 斬れ味は白ゲージで匠+3でとなるものの、素の白の長さでこちらの白+紫分の長さ
    • 更に、スロットはLv2に加え、Lv1も追加
    • 百竜スロットもLv3を持っている
    とかなりの強敵となっている。特に匠なしで運用する場合、会心率以外はほぼ上位互換。
    厄介なことに、あちらは強化素材もこちらと被る傀異化素材の爪単品で済むうえに、
    入手先の一つが今作屈指の強敵とはいえ強化素材と同じオロミドロなので、
    なかなか出ない天鱗素材集めを兼ねて連戦することもできるのも向かい風。
    また、あちらはLv3百竜スロットを持つため鋼魂竜珠を詰めることで会心率の差を埋める運用も可能。
    幸い、Lv2の各種特効が有用なのでLv3との差は大きくないが、適宜付け替える必要がある点には注意。
    一方、紫ゲージ運用ならば会心率と紫ゲージの長さにより物理面では優位に立てる。
    こちらを使う場合、匠をはじめとした斬れ味ケアが必須となるだろう。
  • 今作は水属性太刀のライバルが多く、物理特化として運用しようとすると、
    今作で復活してきた将軍の鎌ジュラトドス太刀が立ちふさがってくる。
    前者はこちらより低い属性値ながら10高い攻撃力と素で長めのを持ち、
    後者は会心率こそ-10%なもののD=トゥと並ぶステータスを持っている。
    素の斬れ味が長く性能のバランスも高水準という盾蟹の爪の存在も見逃せない。
    前作で突き放していた水獣の太刀にも斬れ味以外で下剋上を果たされている。
  • 無論、これらの太刀と比較しても決して劣っている武器ではない。
    長所に目を向けてみると、素の状態での物理火力期待値は水属性太刀でナンバーワン。
    パッと見の攻撃力が低いので意外に思えるかもしれないが、会心率と紫ゲージの影響は相応に大きい
    匠で紫ゲージを出したヴァルトス・ガラ改とダイミョウカッターには逆転されるものの、
    この二つに対しては属性値で勝り、匠で出せる紫ゲージの長さでもこちらが上。
    バランス型ゆえ相手の長所に付き合うと相対的に分が悪くなるが、
    どのライバルにもどこか別の一点では対抗できる性能を持つ、いぶし銀の魅力を持った太刀である。
    火力を煮詰めると斬れ味面でフリーとなる2本は強豪だが、こちらも研磨術【鋭】で更に火力を高められる。
    • この武器と研磨術【鋭】の相性は悪くはないがバッチリというわけでもない。
      素紫から伸びる白が50と過不足ない数値で、合計60の消費にやや時間を要するのである。
      研磨術【鋭】の記事に詳しいが、砥石を一種のバフと考え紫10を完全に割り切ったスキル構成が望ましい。
      ちなみに水属性太刀の中で研磨術【鋭】と相性バッチリなのは紫30白30を持つヒキサキだったりする。
  • Ver.11で追加された傀異錬成によって、最終強化した武器のステータスを強化できるように
    なったのだが、これが絶佳麗斬刀にとって大きな向かい風となった。
    まず、傀異スロットを拡張することで攻撃力、属性値、斬れ味が強化される。この恩恵を受けて、
    本武器の差別点の一つである素紫を獲得する武器が現れるようになったのである。
    さらに、Ver.15で復活した凶刀【催花雨】
    全水太刀中最大の攻撃力350、大幅に強化された水43と紫10に加えて鉄蟲糸技強化を備えている。
    アップデートに伴い会心率のフォローもしやすくなったため、他の武器が会心率を上げる一方で
    どれだけ攻撃力を上げられるかが絶佳麗斬刀の命運を分けることになる。
    • 凶刀の項目にもあるが、差別化するなら気刃解放斬りをメイン火力に据えることだろう。
      あちらは鉄蟲糸技特化の戦術以外は平均的のため、必殺技をバンバン打ち込むことで引き離せる。
      最終的なこの武器の強みは
      優秀な物理期待値属性値汎用スロット紫30を全て備えるハイバランスさ』といえる。
      業鎧【修羅】の朱色運用などピーキーな方向にスキルを組むのもいいかもしれない。
  • また、前述した水属性太刀の中で素で会心率を持つのはこのひと振りだけという点でも差別化できる。
    外見的な意味でもライバルであった【舞龍】がMR対応してないこともあり、
    そのThe日本刀ともいうべきシンプルかつ流麗なデザインに惚れ込んで振るってみてもよい。
    他はカニの腕だのホウキモドキだのサイバーS字ソードだのがひしめいている。

破邪之太刀イチモンジ

数多斬るとも鮮血を纏わぬ白き
御神刀。閃かせ、その斬撃は胡
蝶の残影を生む神速の一太刀

MHR:S

  • Ver.12から登場した新種・焔狐竜タマミツネ希少種、その太刀が追加。
    MRで最初の強化を経た通常種太刀・たまのをの絶刀の斬振から派生強化の他なんと生産にも対応。
    ただし生産の場合は焔狐竜の天鱗を要求されるため、派生強化の方がお得。
    • 攻撃力は310と通常種同様
    • 通常種から下がった会心率10%
    • 火太刀ワースト1位24
    • 素で長大な紫60白30、もちろん匠で延長可能
    • 破格のスロット2-2-2
    • その代償なのか百竜装飾品スロットLv1
    物理や属性値の低さはまだ良いとして、百竜スロットLv1なのが強烈に響いてくる。
    これに対し何かしらの対策を講じない限り「幅広いスキル自由度ながら、物理でも属性でも他の火太刀に上回られる」
    という事態になってしまう。
  • 他の火属性太刀はサンブレイクの3強がすでに固まっているような状態で、
    他にもそれぞれの火太刀に利点や個性があってひしめきあっている。
    さらに、新顔にしてFからの使者カクトスヒンメルが毒属性も吹きだすという
    Fの双属性を再現した抜群の個性を引っ提げて登場、火太刀界隈は更に修羅の国と化している。
    • 百竜スロットを傀異錬成で拡張すれば特効系が使用可能になるが、
      同条件で攻撃320火48暁光の刺刀シルオーレというライバルも存在。
      もちろんこちらは長い紫を持ち物理期待値では十分上回っている上にスロットが多いので単純な比較はできない。
  • このように、どの面でも他の火属性太刀に押されがちになるが、紫60スロット2-2-2はかなり強力な個性といえ、
    事実上の無属性武器として見れば破格の汎用性を持つ武器となる。
    素の状態で言えば物理期待値は火属性太刀第3位であり、このスキル自由度を活用すれば
    火属性どころか他の太刀でも真似できないような無茶苦茶なスキル構成が現実的になる
    そのスキル構成から発揮される性能が百竜スロット拡張を付けてなお他に無いような個性になるのなら、
    最強にはなれずともイチモンジを運用する上での理由にはなるだろう。
    • …と言われていたがVer.16にて登場した原初を刻むメル・ゼナの武器、
      刻銀の斬刀Lv4×3スロットに加え百竜装飾品もLv3で登場。
      属性こそ違うがイチモンジの存在意義がだいぶ脅かされる事態になってしまった。
      しかし同時にスキル自由度が極まったという強力な追い風も吹いているのも事実で、
      他の火属性太刀だと組めない火力ドカ盛り装備がコレなら!なんてことも十二分にあり得る。
      スキル構成によっては他を差し置いて強力になる可能性を秘めているため、
      今どんなことをしたいかに応じて自由自在に化ける、まさに妖狐のごとき太刀といえる。

天眼刀・雲散霧消

MHXX

  • 今作で追加された天眼タマミツネの素材から、天眼刀・雲散霧消が製作できる。
    強化回数は4回で済み、Lv3で最終強化を迎え、名称はたまきはる命刀の爪紅
    究極強化を施すことでたまきはる露命滅斬刀となる。
    その性能は
    • 絶佳麗斬刀と同じ攻撃力310
    • 絶佳麗斬刀を上回る会心率20%
    • 属性値は劣るが30と十分
    • 斬れ味は素で白30、斬れ味レベル+2で紫40が出現
    • 二つ名武器共通の狩技ゲージの溜まりやすさ&逃れられないスロット0
    と、通常個体の武器と殆ど差異がないレベルで優秀な性能を持つ。
  • 明確な差別化要素となるのは、絶佳麗斬刀のスロット、露命滅斬刀の狩技ゲージの溜まりやすさ程度だろう。
    あとは地味に匠追加分全てが紫とはいかなくなった。
    装備とお守りを整えて武器スロットが必要なくなってしまえば、太刀の場合は狩技の優秀さもあり
    露命滅斬刀が最終候補としては半歩リードしているだろうか。それでも非常に僅差には変わりないが。
    ついでに言えば、通常個体で天鱗を持つ二つ名版武器の最終強化には必ず天鱗を2枚要求されるので、
    これも当然泡狐竜の天鱗を2枚用意しないと作成できない。
    通常個体の方は1枚で済むので、天鱗の在庫と相談して決めてしまってもいいかもしれない。
  • ライバルは業物・九十九牙丸や、同じ二つ名の水属性太刀のウィルギガンカッターか。
    九十九牙丸はMHX時点では性能がほとんどライバルに食われていたが、究極強化まですれば侮れない業物となった。
    攻撃力は低いがこちらを上回る会心率25%を持ち、属性値も同じ。
    そして最大の強みである匠無効の紫20に白60。おまけにスロット1つ。
    ウィルギガンカッターは素で青ゲージなものの斬れ味レベル+2で白40紫10が出現し、
    白ゲージの時点でこちらの紫ゲージを超える期待値を誇る。
    僅かだが紫ゲージも有しているため物理面では大きく不利となる。
    反面、属性は斬れ味の差もあり、大分有利となっている。
    更にMHXからの二つ名武器なので強化のしやすさは段違いである。

余談

  • MHXの体験版で太刀を選択すると、ミツネシリーズ一式を着込み通常種武器を持った男性で出撃する。
    MHXXでは燼滅刃シリーズ爆焔のオグナーの構成に変更された。
  • 生産リストに並んだときに一際目立つ『カカルクモナキ』という銘だが、
    これは軍神とも称されるかの有名な越後の龍・上杉謙信の辞世の句
    極楽も地獄も先はありあけの 月の心にかかるくもなし
    (死後、私は極楽か地獄へ行くのだろうが、それはどちらでもよい。
    私の心は雲一つない空の月のように晴れ渡っているのだから。)
    にあやかって付けられたものだろう。
    • 「かかる雲なし」という結句を持つ有名な辞世の句はこの他に、
      忠臣蔵事件で討ち入りを果たした大石良雄の歌があるが、
      説明文に「軍神と謳われた士が遺した」とあることから、こちらは関係ないと思われる。
  • 通常種武器の最終強化で唐突に出現する「たまのをの」だが、これは「絶える」に掛かる枕詞。
    武器名の「絶刀」もこれを踏襲しているのだろう。
    更には「玉の緒」と「タマ(ミツネ)の尾」が掛詞になっているとも取れる。
    総じて、一見お約束の名前のように見えて、実際は雅な外見に相応しいネーミングといえる。
  • MHシリーズと大阪府堺市とのコラボイベントでは、
    なんと実寸大で再現した通常種武器が展示された
    一般的な日本刀は刃が70cm、柄を含めても95cm程度なのに対し、
    実寸大の狐刀カカルクモナキは刃だけで2m、柄を含めて2.2m、その重量はなんと150kg
    ゲーム系ニュースサイトで掲載されている写真では、辻本Pと見比べてみればその規格外なデカさがよくわかるだろう。
    この武器に限ったことではないが、モンハン世界らしい規格外の大きさとなっている。
    • これまでの各種イベントでも武器のレプリカが製作、展示されることはあったが、
      このカカルクモナキがそれらとは一線を画しているのは堺伝統の鍛刀技術を用い、
      刀身部分が本当に金属で作られている点。
      この実寸太刀は堺の刀匠達が隅々まで拘って制作に携わり、
      制作期間2年を費やすビッグプロジェクトであった。
    • 刀身以外の部分は木製で、なんと鞘も製作された。こちらは実際に刀身が納まるように設計されている。
      関西のニューストピックでは制作の過程が公開されているので、こちらも要チェックである。
  • 二つ名武器が冠する「たまきはる」は「命」に掛かる枕詞。
    通常個体の武器のネーミングを踏襲し二つ名タマミツネの武器であるという意、
    また命を滅ぼすと続く通り天眼の苛烈な攻めを体現したかのような命名といえる。
    最終強化銘の絶佳とは「非常に優れていること」などの意味がある。
  • 希少種武器のイチモンジとはもちろん太刀筋の「一文字」のことでもあるが、
    希少種武器の命名法則の一つ:蝶の名前であることから『イチモンジチョウ』を掛けたものと思われる。
    羽を開いた際に黒い羽の上に筆を走らせたような一筋の白い斑紋があることからこの名がついている。
    日本以外でもロシアや中国などで確認できるが、近縁のアサマイチモンジは日本固有種である。
    • 他にも『イチモンジセセリ』という蝶もおり、地味な見た目ながら一列に銀色の紋が並んでいる。
      こちらは関東よりも南側で多く確認されるようで、幼虫はイネ科を食べて育つ。
      そのため農家からはイネクイムシと呼ばれ駆除対象になっている。

関連項目

モンスター/タマミツネ
モンスター/天眼タマミツネ
モンスター/タマミツネ希少種
武器/ミツネ武器


*1 すべて百竜強化なしの素で、たまのをの絶刀の斬振:261、リムズパルラム:257、蒼星ノ太刀【舞龍】:255
*2 イベントクエストの方なら挑めるものの、超強化個体なのであまり現実的とは言えない