氷がらせんを形成する氷狼竜の
槍。冷気が凝縮された穂先は
とりわけ硬い氷で覆われ鋭い。
(冷たき月の旋槍)
氷のらせんに垣間見える、赤き
脈動は獲物を穿つ欲望の表れ。
その欲のままに矛先を向ける。
(氷輪旋ルナピエナ)
目次
概要
- MHR:Sで初登場したモンスター、氷狼竜ルナガロンの素材を使用したランス。
- シンプルな形状をした鋼鉄製のランスをベースとして、
氷狼竜の甲殻を螺旋状に巻き付けたような独特なデザインが特徴。
武器の持ち手付近は美しい光沢を帯びた白い氷に覆われており、
瑠璃色の甲殻とのコントラストがとても美しい。
- 他のルナガロ武器と同様に、納刀時は鎖で繋がれるギミックが搭載されている。
抜刀すると鎖が外れ、さらに鋼鉄の槍身の各所が赤く明滅するようになる。
抜刀中はまるで槍から鮮血が滴っているかのような見た目となり、
普段の美しい風貌から打って変わって危険な雰囲気を漂わせるようになる。
- また、武器を覆うルナガロンの甲殻は普段は滑らかな形状をしているが、
抜刀すると同時に、所々が爪のように逆立つギミックも存在している。
特に、持ち手付近の氷部分は鋭利な鉤爪を思わせる外見に変化する。
…獲物を突き刺すだけでなく、切り裂くことも考えられているのだろうか。
性能
MHR:S
- 一発生産はできず、エルダーバベル改からの派生強化によって初期形態の「冷たき月の旋槍」が入手可能。
次の強化にはレア素材の氷狼竜の秘氷玉に加えて、ランス故か爵銀龍の三又尾まで要求される。
メル・ゼナの尻尾は少々入手に手こずる素材ではあるが、要求数は1本だけなので頑張ってゲットしよう。
ちなみに盾斧と操虫棍は尻尾を2本要求される。逆の方が自然では…?
- その後、傀異化した爪と甲殻が手に入ると、最終形態「氷輪旋ルナピエナ」に強化することが出来る。
その性能は、- 十分高い攻撃力330に会心率0%
- 斬れ味は素で紫40に白30。紫は匠で延長可能
- ちょっと低めな氷属性32
- 装飾品スロットはLv1が2つ
- 百竜装飾品スロットはLv2
氷属性値はやや低めではあるが、それ以外の性能はバランスがとれており、
目立つ欠点がないため使いやすい。
特に優秀なのが斬れ味で、何と素で紫40、傀異スロットの拡張ボーナスまで含めると
紫60もの斬れ味が匠無しで手に入る。手数が多いタイプの武器であるランスにとっては、
素で長い紫ゲージを持っているというのはありがたい特徴と言えるだろう。- ただし、一切の斬れ味フォローが不要と言える程の長さではない上、
紫に続く白も短めなため、斬れ味関連のスキルを何も入れずに使うと
割とあっさりと青ゲージまで斬れ味が落ちてしまう。
よって、最低限の対策スキルは積んでおきたいところ。例えば、
7733に加えて達人芸を添えるだけでもかなり紫の維持が楽になる。
シンプルに業物を採用するのもグッド。 - あるいは開き直って研磨術【鋭】を積んでしまうのもあり。
白と比較して紫が長いタイプなので、純粋な火力スキルとして活用できる。
ただし、リンク先の解説を読むと分かる通り、研磨術【鋭】は
強力ではあるが考えなしに積んで効果が発揮できるスキルとは言い難い。
効果時間90秒の間に、紫40~60と白30の斬れ味を使い切れるかはよく考えよう。
この辺りは仮想敵との相談にもなるか。
- 物理型の氷ランスとしてライバルになるのは、イヴェルカーナ武器の氷騎エクティスと、
ゴシャ武器のゴシャ!ギガゴドシュ!。
特に氷騎エクティスは氷属性ランス中トップの物理期待値に加えて、紫20の斬れ味と
装飾品スロットLv4を持つ強敵。
ダメージ計算をしてみると、上段突きや薙ぎ払いの火力は拮抗しているものの、
流転突きや十字払いの火力には無視できないダメージ差が発生する。
また、ゴシャ!ギガゴドシュ!もマイナス会心をカバー出来ればかなり高い火力を発揮するうえ、
便利なLv3の装飾品スロットを持っていると油断ならない相手である。
こちらは素の紫ゲージの長さでアドバンテージがあるので、
それを活かしたスキル構成とすることで差別化を図るといいだろう。
天衣無崩や剛刃研磨に頼らずとも紫を維持できる、装備構築の自由度と快適性が本武器の強みと言える。
- 物理期待値が最も高く、冰気ゲージ蓄積量UP効果も持つ氷騎エクティス、
マイナス会心をカバーすることで発揮する破壊力と名前のインパクトがすごいゴシャ!ギガゴドシュ!、
そして、長い紫の斬れ味が優秀で、それ以外のスペックもバランスがいい氷輪旋ルナピエナと、
今作の物理型の氷属性ランスはそれぞれが魅力的な個性を持っている。
自分が組める装備のスキル構成や、得意とする立ち回りに合わせたベストの1本を選んでいただきたい。
余談
- 武器名の由来は、イタリア語で満月を意味する「Luna piena」から。
「Plenilunio」という表し方もあるが、そちらはガンランスの武器名となっている。