武器/崩弩エイヌカムルバス

Last-modified: 2023-10-26 (木) 00:52:50

この世を打ち崩す白き雪神の、第六の息の具現。
神は世界を火で≪燃やす≫。

MHP2Gのラスボスであるウカムルバスの素材から作成できるライトボウガン。

目次

概要

  • ウカムルバスのヒレをリム(弦を張る部分)に使用しているボウガン。
    しかし素材元が規格外の体躯を誇っているためか、リムが非常にデカイ
    白い色に巨大なヒレ、そしてストック部にもヒレのような意匠が見られるため
    全体的に魚のようなデザインにも見える。
    • ちなみにリムは3本あり、それに合わせてか生産時には崩竜のヒレ素材を3枚要求される。

MHP2G

  • 攻撃力432、会心率-40%、防御+10
    リロード:やや遅い、反動:中、氷結弾速射(3発)
    会心率-40%が痛いが、低い会心率込みでも期待値は全ライトボウガン中1位である。
  • 同じヘビィボウガンから少し攻撃力を落として引き換えに氷結弾速射機能を搭載。
    最大強化+ロングバレル装着で520とヘビィボウガン並みの攻撃力となる。
  • 最大の象徴はその攻撃力による氷結弾速射だろう。
    その威力は凄まじく、属性攻撃強化未発動でもG級リオレウス通常種を氷結弾60発ほどで捕獲できるほど。
    ちなみに属性攻撃強化に加えて火事場を発動させると、あのヤマツカミが10分ぐらいで沈む
    そのためウカムル武器の中では数少ない実用的な武器の1つで、氷弱点の敵に運用される。
    • 崩竜武器は超攻撃力+低属性値+低会心(+微妙な斬れ味)という癖の強い性能をしているのだが、
      ライトボウガンに関しては斬れ味が存在せず、属性弾は攻撃力の値を参照するので会心率をほぼ無視できる。
      結果的に属性弾を高攻撃力で速射できるメリットのみが残り、実用的な性能を手に入れたというワケである。
      コレはヘビィボウガンにも当てはまることである。ただしヘビィにはもっとヤバイのがいるので…
  • また、物理弾ではLV3貫通弾、LV3散弾が6発装填可能。
    サイレンサーをつけると若干攻撃力は下がるがLV3散弾の反動が気にならなくなるので、
    ディアブロスに有効な弾が使用可能というわけである。
  • 全作品に共通することだが、説明文の内容が気に入らないハンターが多いらしい。
    特にMHP2Gでは説明文の都合上、
    「神は世界を火で【燃やす】」と書いてある直後に「氷結弾速射」と記載されているため、
    「燃やすのか凍らせるのかどっちやねん」と突っ込んだハンターも少なくないとか。
    火は火薬のことだろうか?

MHP3

  • 攻撃力260、会心率-30%
    リロード:やや遅い、反動:やや小、ブレ:左右/小
    上位までしかない分攻撃力は低いが、それでもMHP3で最高レベル。しかし…
  • MHP3では、なんとこの武器のメインであるはずの氷結弾速射がなくなってしまった
    ライトボウガン最強の表示攻撃力は会心率-30%で相殺され、
    リロードも「やや遅い」であり、更に全ボウガン中唯一デフォルトで「ブレ左右/小」が存在するという
    非常に癖の強い武器になってしまった。
    特に装填数の多い通常弾を運用する上で「ブレ左右/小」はスキルで相殺しないとお話にならない。
    しかしスキルで癖を取り払っても、
    W属性強化による速射が猛威を振るうMHP3では活躍の場はほとんどない。
    速射抜きにしても、スキルの自由さが制限されてしまうため結局他のライトボウガンに劣ってしまう。
    更に追い討ちをかけるかのように、LV3貫通弾・散弾の装填数が6から3に減少。
    LV3散弾の装填数が6のままならアルデバランを上回る威力の散弾銃として人気が出ただろうに、
    ウカムル武器では一番かつ露骨な弱体化である。
    • その一方で対をなすバセカムルバスはP2Gでの微妙な評価の武器から一転、
      P3のヘビィボウガンの中でも屈指の物になった。
      まさにこの武器とは真逆の道を辿っていると言える。
    • 単純な攻撃力ならアルデバランを上回るものの、会心率の影響で期待値は負けてしまう。
      MHP2Gでは期待値でライトボウガン中堂々のトップだったものの、P3では4位に転落。
      一方のバセカムは3位から2位にアップしており、この辺りにも如実に差が現れている。
  • 一応通常弾の装填数はLV2が9発、LV3が12発とどちらも全ボウガン中トップタイであり優秀。
    しかし通常弾特化銃としては、エイヌと装填数が同じであるアヴァランチャーという名銃が存在する。
    会心率の影響で期待値では上回られ、通常3の装填速度もあちらより遅くなる。
    さらに、アヴァと違いブレ抑制+1がほぼ必須である点も使用率の差に拍車をかけている。

MH4G

  • MH4Gにてウカム復帰と共にエイヌカムルバスが復活。
    癖が強く貫通、散弾の微妙さはそのままだがついに氷結弾速射が戻ってきた。
  • 全てのウカムル武器で同様のことだが、
    P2G時にG級武器であったエイヌカムルバスはP3同様上位武器になり
    4Gにて新たにG級強化先が追加された。
    ライトボウガンにおけるG級強化先「崩天弩エイヌオンカム」は
    • 攻撃力455(武器倍率にして350)
    • 会心率-30%
    • リロード「やや遅い」反動「やや小」
    • 速射対応は氷結弾のみ
    • スロット2つ、ブレは左右/小
    最高倍率の発掘武器をも凌駕する攻撃力オバケであり、
    そしてボウガンの属性弾においては会心率はあまり関係が無いのでマイナス会心のデメリットも微小。
    以前から引き続きリロード速度やブレなどに残念な点を抱えているものの、
    近接武器の斬れ味と違ってスキルで最後までフォローし切る事が可能な部類。
  • 氷結弾速射ライトとしては他にブリザードタビュラ系列があったが、
    あちらは攻撃力が物足りない代わりに豊富な貫通弾装填数によって別の道を歩んでおり差別化は容易。
  • 本作において氷結弾速射ライトとして競合する事になるライトボウガンは
    殆どの武器種において氷属性武器として高い評価を得るクシャルダオラの武器ホーネス=ダオラ
    ではなく、錆びたクシャルダオラの武器であるホーネス=エルダオルである。
    • エイヌオンカム共々、他の武器であれば物理攻撃力だけに特化した性能になるはずが、
      ボウガンの属性弾のシステムの関係で
      属性で攻める事に適性が出てしまったという点で共通している。
    • エルダオルは攻撃力468とさらにこちらの上を行っており、
      ライトボウガンにおいては攻撃力1位の座を奪われてしまった。
      そしてこれは即ち氷結弾の威力で負ける事を意味し、威力に特化する場合は
      氷結弾ライトとしては道を譲らねばならなくなった。
      しかもこいつは滅龍弾の速射まで搭載している。
    • ただしエルダオルはリロード「遅い」(装填速度+2が必要)かつスロット0であり、
      装填速度+1とブレ抑制+1(5スロスキル)で済み、スロットも2個開いているこちらと比べると
      スキルの負担ではエイヌオンカムの方が若干軽い。
    • また、貫通弾の装填数はどちらもアンバランスで微妙なので置いておくとして、
      会心率が酷くなく、通常弾の装填数でも優れているエイヌオンカムの方が
      サブとして物理弾を撃つことには適性がある。
    • そして何よりエイヌオンカムはレア9なので極限強化が比較的楽。
      当然ながら、エイヌオンカムだけ極限強化してある状態ならエイヌオンカムの方が強い。
      普通の高難度クエストで何度でも戦えるウカムに対し、
      戦う機会を得る事自体が面倒くさい錆びたクシャルダオラの武器では、
      作成して実戦レベルに仕上げるまでの手間は比べるべくも無いだろう。

MHX

  • ウカムルバスと共にこの銃も続投。
    崩弩エイヌカムルバスとして生産し、強化を経て崩天弩エイヌオンカムとなる。
    自力でウカムルバスのクエストを受注できるようになるには、
    (イベントクエストを除けば)HR60が必要であるため、
    作成時期としては相当遅い。
  • 気になる性能のほどはと言うと、
    • 生産時点の崩弩エイヌカムルバスは
      攻撃力240、会心率-30%、リロード「やや遅い」、反動「大」、ブレ左右/小、スロット2
      通常弾6/9/9、他は一通りLV2と3が少しずつ装填可能
      内蔵弾はLV2氷結弾と硬化強靭弾
    • 最終強化の崩天弩エイヌオンカムは
      攻撃力260、通常弾装填数8/9/9、内蔵弾にLV2重撃弾、烈光弾が追加
      他はエイヌカムルバスからほぼ変わらず
    • 速射は何もなし
    相変わらずの攻撃力オバケである。
    マイナス会心は痛いものの、それでも期待値は約240とブッチギリでのトップタイ。
    唯一、巨弾・弩ッ弩ッ弩ッだけが同等の威力を持つが、スロット数ではこちらが勝る。
    しかしMHXのエイヌカムルバスはなんとまた氷結弾速射を取り上げられてしまった
    つまり、攻撃力を活かした威力特化の氷結ライトとしての道は完全に閉ざされてしまった。
    氷結弾の威力自体は高いのは間違いないがそれだけで、
    速射して総火力を増やせる訳でもなく、新顔の貫通氷結弾を扱える訳でもなく、
    氷結弾特化ライトとしての使い勝手としては最低クラスである。
  • 氷結弾が使い物にならないなら他の使い道はと見渡しても、どれもこれも装填数がかなりショボイ。
    ついでになぜか反動が「大」になっているので、
    そもそも反動軽減無しで撃てるのは通常弾とLV1氷結弾のみ。
    通常弾だけは優秀な装填数を持つが、やはり速射が無いので他の銃に非常に見劣りする。
    実は氷結弾速射がしっかり搭載されている巨弾・弩ッ弩ッ弩ッも微妙なのだが。
    一応、通常弾と氷結弾だけを全弾装填で回し撃ちして戦えないことも無いが…。
    正直言って、そんな運用が強いとはとても言えない。
  • 内蔵弾は何気に珍しいものが揃っている。
    • 硬化強靭弾はアーマー効果つき硬化弾で、普通の硬化弾は割と多くのライトが備えているが、
      前作の硬化弾と比べてアーマー付与効果が無くなっており、単純に防御UPの効果しか無い。
      アーマー効果までついた硬化強靭弾はかなりのレア内蔵弾である。
    • 烈光弾はとにかく凄いスピードで飛んでいく弾であり、
      魔球と言われるブレ左右を気にしなくてもだいたい標的に当たってくれるほど。
      さらにクリティカル距離の概念もないため瞬間的に火力を出したい場合には丁度良い。
      ただしたったの5発しか入っていないため継戦能力はほぼゼロに等しい。
    まともに役に立ちそうなのは硬化強靭弾くらいだが、これだけのために担ぐくらいなら
    名散弾銃として再び登場したド級弩アルデバランがあるので冗談抜きで立場がない。
    本当にどうしてこうなった。
  • MHXでは単純に速射を取り上げただけの調整を施されたせいで
    産廃呼ばわりされてしまった銃が多数あるが、
    この銃もその例に漏れず速射を取り上げられて産廃化してしまっている。
    逆に速射を与えられたor何故か取り上げられなかったお陰で
    異常に優秀になっている銃もあるのだが…。
    なお、速射没収となったライトボウガンは数あれど過去作から速射の削除と復帰を繰り返して
    あまつさえ反動「大」の大幅な足枷を新たに追加されたのは歴代ライトでもこれのみ。
    MHXの調整面で首を傾げる範囲を通り越して不満しかない武器の1つと言っても過言ではない。

MHXX

  • 上位では産廃だったがこれは調整ミスできっとG級の強化でまともな性能になってくれる…
    そう願ったハンターたちの夢はここに敗れることになる。
  • 上位の最終強化であるエイヌオンカムまで進め、G級の入口である限界突破した先の性能を見ると
    一気に上昇した攻撃力360が目立つのだが、希望に胸を膨らませ速射対応弾を見ると
    無慈悲にも対応弾なしの文字が踊る。
    それでも究極強化すればきっと何かしらか速射に対応してくれるはず…
    と最後の望みをかけて限界突破し、
    崩界弩エイヌカムノミへと究極強化した時の性能を見ると
    • 圧倒的な攻撃力380
    • スキル次第ではむしろ役に立つ会心率-30%
    • 相変わらずのブレ左右/小
    • リロードや反動は変わらず、やや遅い/大のまま
    • スロットは据え置きの2つ
    • 最後まで速射対応弾なし
    最後まで救いの手が差し伸べられることはなかったのである。
    しかしこの攻撃力380というのは文句なしの1位であり、
    会心率も-30%と十分な数値があるため痛恨会心が有効な選択肢となる。
    反動は大だが、ロングバレル装備時の攻撃力の上昇量は攻撃力UP【大】に匹敵するため、
    サイレンサーを付ける選択肢はない。
    そもそもこの武器で装填できる弾は反動中で撃てるものがLV2氷結弾ぐらいしかなく、
    2段階軽減して貫通弾や散弾を運用しようにもLV2と3が5/4発装填なだけで実用性は薄い。
    そのため反動は諦めて通常弾とLV1氷結弾のみで戦うことになる。
  • LV2氷結弾を使いたい場合、反動軽減をそのためだけに付けるのは無駄が多いため、
    条件を満たすことで反動が通常時より1段階軽くなるブレイヴスタイルでの運用だと
    スキルの負担がなくなる。
    さらにブレイヴリロードでは元のリロード速度を無視できるので、
    貫通弾などの装填の遅い弾を無理矢理使用するために
    反動軽減を付けた運用でもメリットがある。
    ただしブレイヴスタイルでは常時反動が1段階大きくなるため、
    反動軽減なしでは通常弾すらもブレイヴリロードか
    ブレイヴ状態で使用しなければ反動が発生してしまうようになる。
    これでは本末転倒な気もするが…
  • なんとか運用しようとすると通常弾をただ撃つだけの武器になってしまい、
    速射に対応している他の武器に勝てる見込みはほとんどない。
    また通常弾は弱点特効と相性が良いが、マイナス会心が重いこの武器は
    弱点特効と超会心を利用した運用も向かないためそういう面でも立場がない。
  • ...ではこの武器に光は無いのか...否、まだ諦めてはいけない。
    鏖魔一式という希望がまだ残っている。
    この防具で発動するのは鏖魔の魂・逆恨み・痛恨会心。
    鏖魔の魂は攻撃力UP【大】と回避性能+2の複合スキル。
    まさにマイナス会心とバカ高い攻撃力を持ち、
    ブレイヴスタイルと相性のいいこのボウガンとピッタリなのである。
    特に鏖魔の魂に付属している攻撃力UP【大】が重要で、
    ロングバレルの上昇率をこちらで補えばサイレンサーを付ける選択肢も十分出てくる。
    一番肝心な速射がないので結局は趣味の領域にはなってしまうのだが、この武器の個性は存分に生かせる。
    一度使ってみてはいかがだろうか。
    この武器に希望を与えるのがよりにもよって幸せな結末を迎えた逸話が一つも存在しない鏖殺の暴君なのが皮肉である
    • 何だかんだで、攻撃力も会心率もスロットまで同じで取り回しに勝る武器が登場してしまった
      レギオスライトに比べれば攻撃力のみはバカ高いという個性は残っている。
      速射なしの通常弾一本勝負とかにチャレンジしたい人は使ってみてはどうだろうか。

関連項目

モンスター/ウカムルバス
武器/ウカムル武器