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概要 
- MH3、MHP3、MH3G、MH4(G)に登場する大剣。
ジャギィ素材を用いて作られた大剣で、荒くれの大剣の最終強化形態である。
- デザインはジャギィの皮を大胆に用いた諸刃の大剣で、鍔元に爪が装飾されているなど、野性的な意匠の一振り。
素材が手に入りやすいこともあってか、孤島地方における狩人の標準装備らしい。
ハンター大全3によれば、【我王】とは巣を守るためなら明らかに格上の相手にでも
勇敢に立ち向かうジャギィの姿勢を称え、それにあやかろうと付けられたらしい。
性能
MH3
- 斬れ味が匠を付けても青しかないので、上位武器としてはやや物足りない印象。
スロット3はあるが、攻撃力も標準以下といった所である。
しかし覚醒を付けるとなんとMH3唯一の睡眠大剣になる。
これも生産に使ったバギィ素材の恩恵か…と思いきや、
バギィ素材はほとんど用いない。途中で爪が少し必要なだけである。- ちなみにMH3の武器を全て合わせても、覚醒睡眠武器はこの系統に属する3本のみである。
- とはいえ、睡眠込みで考えても基本火力が低いので使い勝手はあまりよろしくない。
睡眠溜め3でダメージを稼ぐなら、他の武器を担いだ方が良いだろう。
- 性能が低めだから生産難易度も相応に低い…かと思いきや、
ジャギィ素材は簡単に集まるがストッパー素材の鳥竜玉5個が絡んでくるので実際の生産難易度は高い。
MHP3
- 覚醒の削除により完全な無属性として登場。
初期段階の荒くれの大剣は、とりあえずドスジャギィを狩れば生産・強化が可能になる為、
素で緑ゲージを持つ大剣としてはぶっちぎりで入手時期が早いのが最大の魅力。
より性能が高いカタラクトソード辺りまでのつなぎとして役に立ってくれるだろう。 - …が、残念ながら族長の大剣以降はスロット以外に魅力がない武器となってしまい、
最終形の族長の大剣【我王】でも攻撃力190、素で緑ゲージ、スロット3と明らかに攻撃力が不足気味。
最終的にはヴォルガンツァーの下位互換になってしまうが、
上位上がりたてならばある程度の活躍をさせる事は出来るだろう。- ちなみに本作ではバギィ素材は一切使わなくなり、
代わりに王者のクチバシを少し使うようになった。MH3の頃より性能が低くなった原因はこれでは…？
更に前作では5つ必要だった鳥竜玉が3つに減っており、多少は作りやすくなっている。
- ちなみに本作ではバギィ素材は一切使わなくなり、
- 派生先は荒くれの大剣→ドラグロソードと、ドラグロソードから派生するティガノアギト。
ドラグロソードは一発生産が出来ず、ティガノアギトの一発生産には下位では希少な「轟竜の頭殻」が必要になる為、
荒くれの大剣を経由した方が楽に制作できるのがウリ。
- 本作では覚醒が削除されたうえに睡眠大剣が追加されなかったことにより、
大剣に睡眠武器(及び、麻痺武器)は存在しなくなった。
MH3G
- 覚醒が復活し、覚醒、状態異常攻撃強化が併用できるネブラXが登場するなど環境が大きく改善された。
…が、今作ではある問題を抱えてしまっている。
- 上位武器の【我王】で終了してしまい、G級強化ができないのである。
覚醒はG級にならないと発動できないので、とてもではないが本領を発揮出来る機会はない。
しかも狗竜系の素材だけで作れていた前作までと異なり、
尾槌竜の堅苔甲が要求されて作成難易度は上がっている。
挙句、デフォルトで睡眠属性を持つG級大剣、蒼刃剣ガノトトスが登場。
復活を果たしたガノトトスに完全に存在意義を食われてしまう事に。
せめてブルータルレイジのようにG級一発生産があればまだ使えたかもしれないが…。
MH4(G)
- MH4でもめでたく(?)族長の大剣系統が登場している。
PV第3弾
でイャンクックと戦っていたハンターが担いでいる。
今作では、旧作のドス系大剣：蛇剣も復活しており、どのような差別化が図られているかが注目されていた。
- …が。今作ではなんと族長の大剣で強化終了となっている。
ここで二つの派生ルートに分岐し、ゴア・マガラの素材を用いたプライドofシャドウ系列か
ジンオウガの素材を用いた王大剣フウライ系列のどちらかを選ぶことになる。
覚醒の有無によらず無属性なので、派生武器と割り切って生産することになるだろう。
幸い派生先はいずれも高いポテンシャルを秘めているため、無駄な投資ではない。
- 続編のMH4Gでも族長の大剣止まりなのは変わらないが、
意外なところで初期段階の荒くれの大剣の需要が出てきた。
レア1としては高めの攻撃力と僅かだが緑ゲージを持つ荒くれの大剣は、このクエスト限定で最適解になりうる。
MHX(X)
- MHX(X)ではドスジャギィ不参戦というまさかの事態のせいかこの武器も未登場。
あくまで「“族長の”大剣」だからだろうか。
- しかしその代わりに、ジャギィの皮を使ったもう一つの大剣であるボーンブレイドがXXにて超強化され、
大真面目に大剣最強候補として君臨している。ドスジャギィの怨念か何かが宿ったのかもしれない
MHR(:S)(スキロスブレイド)
- 本作ではジャギィ・フロギィ・バギィの全派揃って狗竜一族が復活することに成功したものの、
例によって例の如く残念ながらドスジャギィだけがリストラされてしまった。対…じゃなくてドスは何処…。
その為か族長の大剣は登場することが出来なかったものの、
ジャギィ素材を用いた新たな大剣としてスキロスブレイドが登場した。
- デザインはMH3～MHXXまでのボーンブレイドを思わせる古典的なスタイルだが、
握りの部分にもジャギィの皮で装飾が施されている。
- スキロスブレイドの段階での百竜強化は「防御力強化I」・「鈍刃の一撃」・「小型特効」。
- 最終強化のバルバダブレイドの性能は以下の通り。
- 攻撃力180
- 会心率0%
- 斬れ味は素で青30。匠Lv3から白が出現
- スロット無し
- 百竜強化は「防御力強化II」・「鈍刃の一撃」・「防御研磨術I」
- が、この武器の強みはこれまでのシリーズでもかつてないほどの圧倒的なまでの要求素材の軽さ。
なんとスキロスブレイドIIへの強化に必要な竜骨【大】を除けばジャギィかジャギィノスを狩るだけで全ての素材が揃い、
ドスジャギィが影も形もないためか鳥竜玉も不要。
攻略段階なら斬れ味や攻撃力はそれなりの物があるため、とりあえずつなぎとして作っておくには十分な一振り。
- MR帯では「バルバダブレイド改」を経て「アヴァロブレイド」と名を変える。
その性能は、- 攻撃力360
- 会心率0%
- 斬れ味は素で白10。匠では白の延長のみ
- スロット無し
- 百竜装飾品スロットはLv3
- 傀異化素材によってMR終盤クラスの性能を得ることとなり、攻撃力が360と大剣2位タイの値に。
代償として白ゲージまでしか出ないが、攻撃360の白ゲージとはおよそ攻撃340の紫ゲージに相当する。
スロットがないことや斬れ味の短さなどの弱点が響き、性能面での活躍は厳しいものがあるが、
火力という点でジャギィ一族の面目は保ったと言える。
- 高攻撃力にもかかわらず会心率はマイナスでないため、立ち位置はゴルム武器に近い。
ゴルム大剣「巨塊大剣ゴルギガス」と比べると、こちらはスロットと引き換えに素白を得た形になる。
あちらの白運用には最低でも匠4が必要なため、それをする場合はアヴァロブレイドに匠1~2を積む方が
スキル圧迫の観点では有利かもしれない。
- 百竜スロット3の大剣としては単純に攻撃力がトップクラスに高く、
防御研磨術IIを積んで強引に短い白ゲージを維持して戦う戦闘スタイルもアリと言えばアリ。
傀異錬成の登場で、百竜スロット2の大剣ならば全て同じことができるようにはなっているが、
こちらは他の大剣が百竜スロットを拡張するのに要した枠で他の要素を伸ばせばいいため、意外と差別化はできている
単純な火力勝負では上回る武器も多いため、このような路線で独自性を見出していった方がいいかもしれない。
余談
- 最終強化系としては今一つといったところだが、強化途上の族長の大剣は、
比較的高めの攻撃力や拡張性の高いスロット2、比較的長めの緑ゲージなど、
同ランクで作成できる他の大剣と比較して、総合性能において一歩抜きん出た性能を持っている。
こうしたことから、序盤の攻略用としては非常に優秀であり、
さらに、強化先もラギアブレイドやティガノアギトといった将来有望な大業物ばかりである。
繋ぎ武器としてお世話になった大剣使いは多いのではないだろうか。
- 最終武器としてはお手軽に作成できるので、トンカチのために量産されることも多い。
関連項目
モンスター/ジャギィ
モンスター/ジャギィノス
モンスター/ドスジャギィ
武器/ジャギィ武器
武器/ボーンブレイド - MH3以降は柄にジャギィの皮を用いている大剣
