呪われた黒蝕日に生み出された漆黒の邪剣。
剣の魔眼に魅入られた者は永久に死界をさ迷う。
(プライドofシャドウ~プライドofドゥーム)
陽光を受けて虹色に輝く大剣。
振るわれる度に美しく煌めく光がモンスターをも幻惑する。
(THEアポカリプス~THEオリジン)
目次
概要
- ゴア・マガラの素材を用いた禍々しい大剣。
漆黒の刀身に暗い紫色が配されて目玉のような模様が浮かび、柄部分に刺々しい装飾がしつらえてある外観は、
ゴア・マガラの異様なまでの禍々しさを体現しているようにも思える。
- 若干心許ない物理火力と低めの龍属性、そして見た目に反して非常に高い会心率を持っているのが特徴。
低火力だが肝心の斬れ味は同ランク帯と比べて安定しており、使いやすい。
プライドofシャドウ
MH4
- 素材さえ揃えばゴア・マガラを倒した時点で作成可能。
具体的な性能は、- 攻撃力576と突出して高いわけではない
- 低いが貴重な龍属性150
- 斬れ味はデフォルトで長い緑ゲージ
- 下位武器の時点で会心率25%
- オマケのスロット1
攻撃力は心許ないが、会心率がそれを補い、龍属性大剣として使えるだろう。
ただ、龍属性自体がやや相手を選ぶ属性であり、効かない相手にはとことん効かないので、
低い攻撃力が災いして汎用性はそれほどでもなかったりする。
- 会心率ばかり目立つ武器だが、実は素晴らしい点がもう一つある。斬れ味である。
匠で延長してみよう。斬れ味ゲージの右端にご注目。
そう、実はこの武器、匠を発動させることで下位から白ゲージを扱えるシロモノだったのである。
コンシューマー作品ではかなり珍しく、
あらゆる作品を見渡してみても、P2Gの黒刀【弐ノ型】やP3のデッドリーナイフくらいだろうか。
一応下位から匠を扱える作品であるので、
大抵が緑、青ゲージである他の下位大剣に大きく差をつけることができる。
といっても白10青10なので、最高火力を保つのは如何せん厳しいが。
- 下位天廻龍素材を投入してプライドofダーク、
黒蝕竜の上位素材を使用してプライドofドゥームへと強化できる。
プライドofドゥームでは、攻撃力672と上位序盤武器並ながら、
会心率が45%ととんでもない数値を誇っており、更にデフォルトで白ゲージを扱えるようになる。
ただデフォルトで扱えるといってもやっぱりわずか白10なので、できれば伸ばしたいところ。
ゴア・マガラを狩っていれば、自然とゴアSを基調とした匠装備は出来上がるだろう。
- この時点でかなり高い会心率を誇っており、残す最終強化で夢の50%に到達するのではないか…
と期待されていたが、ドゥームに強化したハンターが強化先の性能を確認したとき、
誰もが唖然とする(した)であろう。
MHX
- 無事に素材元共々続投。
今作ではレベル制の強化に従い、ゴア武器のまま強化するか
シャガル武器に派生するかを選択できるようになった。
- ゴア武器のまま強化していった場合は
- 攻撃力190
- 龍属性20
- 会心率25%
- スロット1
- 斬れ味青40、匠+1で青50と白15、+2で白40まで延長
- THE優等生な龍大剣となっている。THE武器ではないが
ライバルはベルセルクソード及び強化先のアングイッシュか。
匠込みでの火力・継戦能力はこちらが上だが、強化時期は向こうが早い。
MHXX
- G級の追加により、それぞれ限界突破が可能に。
- 攻撃力320
- 龍属性25
- 会心率25%
- スロット1
- 青80、匠+1で白20と紫5、+2で紫30まで延長。
- 素でもそれなりに火力は高いが、匠を追加して紫ゲージを得た途端に龍大剣トップクラスの火力へと変貌する。
が、会心率自体が抜刀会心を活用しやすい大剣だとあまりメリットではないのが痛い。
抜刀術+超会心構成だと今回もミラブレイドに勝ち目がない憂き目に遭う。
究極強化時期がクリア後の獰猛マガラ討伐後と非常に遅い上に、天鱗の運ゲーを潜り抜ける必要があるのも欠点か。
- 匠+1だと微妙なので+2がほぼ必須という弱みがあるものの、
抜刀状態で動き回ることも多いエリアルなら活用できるかもしれない。
連撃+弱特でお手軽会心率100%が可能であり、他の火力スキルや防御スキルを盛りやすい。
MHR:S
世に無窮の呪いをもたらす漆黒
の邪剣。その斬撃は死界の魔人
たちを呼ぶ狂宴の狼煙となる。
(プライドofドゥーム)
- ゴア・マガラ、シャガルマガラの復活に伴い、マガラ武器も再登場。
強化形態はXXを踏襲し、ゴア武器の「プライドofドゥーム」とシャガル武器の「THEオリジン」、
2種類の最終強化を備える。- Ver.13からは渾沌に呻くゴア・マガラの実装に伴い、オリジンorエンドへの派生が追加された。
- プライドofドゥームは傀異化素材を用いて最終強化となる。その性能は、
- 属性武器としては及第点な攻撃力320
- 龍属性37
- 斬れ味は紫10、その下に白50。匠で延長可能
- 会心率20%
- スロットはLv2がひとつ
- 百竜装飾品スロットはLv2
- XX時代と比べると、傀異化素材のおかげか匠なしで紫ゲージを獲得している。
攻撃力は他大剣より頭一つ劣るが、会心率20%を考えれば火力では引けを取らない。
スキル環境の変化によって素の会心率も活用できるようになったこともあり、
超会心ビルドで存分に狂宴の狼煙をあげてもらいたいところ。
- 素でそこそこの会心率と龍属性を持つため、赫耀一式・真との相性も良好。
MHF
- ゴア・マガラとシャガルマガラが遷悠種として実装されたことでその武器も遷悠武器として登場した。
- この二体の実装は同時ではなかったため、
他のシリーズと異なりこの二体の武器はそれぞれ独立したツリーになっている。
- この二体の実装は同時ではなかったため、
- HR5の素材でプライドofシャドウを生産、G級素材でプライドofダーク→プライドofドゥームと強化する。
- その性能は以下の通り。
- 属性武器としては十分な攻撃力2313
- テーマ通りの闇属性1200
- 物理性能を後押しする会心率20%
- 斬れ味レベル+1で短めの空ゲージが出現
3つの武器は攻撃力と会心率による物理性能はほぼ同じであり、
プライドofドゥームは前者と比べると龍属性値と空ゲージの長さで劣り、
後者と比べると氷属性値では勝るがやはり空ゲージの長さ=継戦能力では及ばない。
このことから複属性武器の常ではあるが差をつけたいのなら龍と氷どちらも通る相手に担ぎたい。
THEアポカリプス
MH4
- 上位天廻龍素材を投入した結果、突如として穢れなき純白色に変貌した大剣。
刀身は形状が変化するとともにステンドグラスを思わせる淡いラインが走っているなど、
それまでとは打って変わって神秘的な外見となり、
シャガルマガラの神々しい雰囲気がそのまま宿っているかのようである。
- 気になる最終的な性能であるが、
- 攻撃力768と最終強化でもおとなしめ
- 実用圏内の龍属性250
- ドゥームから受け継いだデフォ10、匠60の白ゲージ
- 微力ながらもスキル構成に幅をもたせてくれるスロット1
- そして、圧巻の会心率65%
- このように、安定した斬れ味と圧倒的な会心率を誇る優秀な大剣である…はずなのだが、
武器種のニーズに噛み合わないのが当武器にとって大きな逆風となっている。
第一に、大剣という武器種は攻撃力の数値が肝要であり、会心率の高さは重視されない。
というのも、大剣は抜刀術【技】を発動させた抜刀攻撃での立ち回りが一般的であり、
会心率が0%の武器でも容易に100%にすることができるからである。
故に会心率が65%あったところで、抜刀会心を発動させた高攻撃力の大剣には勝ち目がないのである。
アポカリプスが完成する頃には高性能な大剣テンプレが作れるようになっているのも向かい風となっている。
さらに、斬れ味もまた大剣使いの頭を悩ませるものとなっている。
大剣は手数が少なく、最大ゲージの長さは20~30程度あれば十分なので、それ以上の長さは持て余しやすいのである。
かといって匠抜きで運用しようとすると、今度は白ゲージが10しかないため実用に耐えない。- 一応、横斬りと斬り上げを繰り返すデンプシー戦法であれば、会心率の高さと斬れ味の長さを活かすことはできる。
しかし大剣は他の武器種と比較して一撃の威力が高いため、会心攻撃が出るか否かで火力ムラが出やすい。
ついでに属性値も低いため、属性ダメージで他の大剣と差別化を図るということも不可能である。
- 一応、横斬りと斬り上げを繰り返すデンプシー戦法であれば、会心率の高さと斬れ味の長さを活かすことはできる。
- アポカリプスの使いづらさは上記の通りだが、それ以上に強力なライバルの存在も痛い。
同ランク帯では獄大剣リュウカクが目の上のタンコブとなってくるだろう。
あちらはアポカリプスを上回る攻撃力816・属性値440の基礎火力に加えて、
斬れ味はスキル込みで白ゲージ30・会心率は0%と無駄がない。
さらに、あちらはレア素材なしでアポカリプスより早く完成するのも強み。
使いやすさや火力、作りやすさの面からほとんどの大剣使いがリュウカクを選ぶのは自明の理であろう。
- なお低攻撃力・高会心率のこの武器の場合、会心率より攻撃力を上げた方が効果は高い*2。
そのため、敢えて見切りなどで会心率を100%にまで上げることに拘る必要性はあまりない。
本作では真打が非常に発動させやすい環境にあるため、この点では恵まれたと言える。
怯み計算をしやすくするなど、会心率100%の運用法に明確な意義を見出せなければ、
実質ロマンの域と言えるだろう。
逆に言えば、そのロマンこそが会心率100%を目指す真の目的なのかもしれないが。
- この様にスペックそのものはかなり高いものの、
武器種の特性とアポカリプスの性能が噛み合っていないがために、
攻撃力が高い他の武器に出番を取られがちなのが実情。
会心率がぶっ飛んでいるのにもかかわらず、どうにも不遇な大剣である。
MH4G
- MH4Gで登場したG級武器。最終強化を施すことでTHEオリジンと銘を変える。
ついに会心率65%の武器に強化先が実装された。
- その内容は、
- 攻撃力1152とG級武器ではやはり低い
- まずまずの龍属性400
- 会心率は据置き
- 匠時の紫ゲージは長め
- 大剣の性質上ダメージ量が安定しない点や、抜刀術【技】との相性が悪い点は相変わらず。
大剣にしては属性値も低いため、デンプシー戦法にも活路を見出しにくい。
それでも運用法を見出すならば、見切りで会心率を補強した上での抜刀戦法だろう。
そのままでは35%の確率で会心攻撃が出ないが、
見切り+2を発動させると抜刀会心が付いたアーティと同じ会心率となり、ダメージ量のブレが軽減される。
本作では性能の優秀な装備や護石が増えているため、スキルの発動難度が下がっている点も追い風である。- 抜刀術とは異なり、抜刀攻撃以外でも会心攻撃が発生するため、
コンボを活用すれば他の大剣との差を縮めることができる。
また、見切りこそ必要だが抜刀術が要らないため、スキル構成に余裕が出てくるという利点もある。
- 抜刀術とは異なり、抜刀攻撃以外でも会心攻撃が発生するため、
- 扱いにくさだけでなく、強力なライバルの存在も相変わらずである。
前作からのライバルである狼牙大剣【辺獄】やブラックミラブレイドだけでなく、
大幅に強化された滅剣ダークディングまで参戦した為、龍属性大剣は前作以上の激戦区となった。- 特に、ブラックミラブレイドには勝てる要素が全くない。
物理火力に大きな差があり「THEオリジンの会心攻撃<ブラックミラブレイドの非会心攻撃」という有様。
属性値でも僅差ながら敗北しており、スロット数でも並ばれている。
そして斬れ味も、あちらの紫ゲージが30ある時点でアドバンテージになっていない。
流石に強化可能な時期はこちらの方が若干早いが、
攻略段階においては辺獄が優秀すぎるため、THEオリジンが選ばれることはないだろう。
- 特に、ブラックミラブレイドには勝てる要素が全くない。
- こんな性能だが、最終強化までに幼体と成体の天鱗を1枚ずつ使う。
当然釣り合っているはずが無く、作るのは趣味の範疇と言える。
MHX
- プライドofシャドウLV2からシャガル素材を使って派生。
THEアポカリプスの段階で既に会心率50%を所持しているが、斬れ味がお話にならないレベルで短い。
最終強化の性能は……- 攻撃力160
- 龍属性25
- 会心率65%
- スロット1
- 素だと白10、匠で最大60まで延長
- 白ゲージが10しかなく、匠なしでは斬れ味の維持がキツイ。
白ゲージであればプライドofダーク、アングイッシュの青ゲージと大体同じくらいの火力。
青ゲージに落ちると火力の低下が激しく、下位・上位の段階では匠を付けると他のスキルが追加しにくいため、
匠付けるならプライドofダークでいいよね、となってしまう。
- なお、この武器は全武器中最高の会心率を持つ大剣である。
即ち全武器中最高性能&最高威力のキックを放つことが出来る。
見切り+3、超会心、ネコの蹴脚術を揃えたその威力は
村クエアオアシラ程度であれば2分かそこらで蹴り倒してしまう。
だから何だと言われればそれまでなのだが- 余談を重ねるが、当武器はMHXXにおける限界突破~究極強化を施しても、
後述の通り会心率は65%で据え置きなので、試したい場合はTHEシャイニングまで強化すればよい。
- 余談を重ねるが、当武器はMHXXにおける限界突破~究極強化を施しても、
MHXX
- MHXXではTHEオリジンが復活。その性能は
- 攻撃力270
- 龍属性35
- 会心率65%
- スロット1
- 素で白60、匠+1で白70と紫15、+2で紫40
- 白ゲージだとやはり火力が微妙。
だが、匠+1のみで前作のザンシュトウ同様狩技を用いた維持が可能な程度の紫ゲージが出現するのは有難い。
的確に溜め斬りを当てていけば臨戦のゲージ回収が間に合うが、
ゲージが溜まったら早めに使わないと白に落ちてしまうので要注意。
不安なら狩技ドリンクでも用意してゲージ回収率を上げてやるのが良いだろう。
- 4Gでは辛酸を舐めさせられていた性能だったが、
今回は圧倒的な会心率を活かせるエリアル運用で活躍する一振りとなった。
連撃のみで会心率が最大で95%になり、部位破壊したい部分が多く、
頭を破壊するまで弱点特効が通らない紫毒姫等の相手に持って来い。黒炎王も割とイケる。
集中付きのエリアルスタイルで溜めが高い位置で完了するようにして、
ミラ系の高所にある部位をぶった切ってやるのも個性が出せるだろう。
他の龍大剣では真似出来ない独特の立ち位置となっている。
設定的にも、生者をあまねく幻惑する光を放つこの聖なる武器は邪龍を退けるにピッタリだろう。- エリアル運用で特に相性が良い防具が青電主一式。
青電主一式自体、大抵の武器のエリアルスタイルと噛み合うのだが
エリアル大剣に必須とされる飛燕のみならず、
連撃・匠1・超会心とこの大剣に欲しいスキルが見事に揃っている。
真・青電主の魂で追加される虎視眈々も狩技ゲージの足しにはなってくれるだろう。
- エリアル運用で特に相性が良い防具が青電主一式。
- 前述のキック運用だが、スキル痛恨会心の登場によって
マイナス会心を持つ大剣+痛恨会心構成に最高威力の座を奪われてしまった。
しかし、痛恨会心の発動率は最高でも17.5%と低く、期待値ではこちらの圧勝となる。
結局のところネタでしかないのだが…
MHR:S
光の祝福を受け、極限の煌めき
を放つ金色の大剣。その光は
生者をあまねく幻惑する。
(THEオリジン)
- ゴア・マガラ、シャガルマガラの復活に伴い、マガラ武器も再登場。
強化形態はXXを踏襲し、ゴア武器の「プライドofドゥーム」とシャガル武器の「THEオリジン」、
2種類の最終強化を備える。
- THEアポカリプスに金獅子の怒髪天を添えて最終強化となる。その性能は、
- 後述の超性能のシワ寄せか、低めの攻撃力300
- かなり高まった龍属性74
- 斬れ味は紫20、匠で延長可能
- XXより落ちたがそれでも高い会心率45%
- スロットはなし
- 百竜装飾品スロットはLv1
- 目を引くのが会心率45%と龍属性74であり、高会心属性武器という位置付けになる。
弱点特効Lv3で最大会心率95%に達するため、100%会心のハードルも低いという、
独特な立ち位置を確保している。
そして紫ゲージも匠なしで獲得したため、火力面でのスキルの縛りも小さい。
- スロットに乏しく、素の状態では特効系百竜スキルを付与できないのは気になるが、高会心率のおかげで
会心系スキルを大幅に減らせるためにやはりスキル構成には余裕を持てる。
- 終盤には龍属性弱点も多く、活かしどころには困らない。
輝く大剣が並み居る古龍たちを切り伏せる姿は非常に絵になるので一見の価値あり。
- 本作の龍属性特化大剣は妙に層が厚く、
他に「忍傘【散竜】改」、「赫絶の巨翼ジャウザー」、「コウリュウノアギト改」と揃っている。
これらと比較すると、単純な攻撃力では最低だが、「高属性値」と「高会心率」を両立している点が希少。
会心撃【属性】への適性が最も高く、紫ゲージも備えているため、火力の伸びが非常に優秀。- 百竜スロットがあまりに貧弱なのも欠点だったが、傀異錬成でカバーは可能。
ただ、弱点特効【属性】が入るまで拡張するのは無駄が大きいので、天彗龍の魂辺りで妥協しておくのがオススメ。
- 百竜スロットがあまりに貧弱なのも欠点だったが、傀異錬成でカバーは可能。
MHF
- ゴア・マガラとシャガルマガラが遷悠種として実装されたことでその武器も遷悠武器として登場した。
- この二体の実装は同時ではなかったため、
他のシリーズと異なりこの二体の武器はそれぞれ独立したツリーになっている。
- この二体の実装は同時ではなかったため、
- HR5の素材でTHEアポカリプスを生産し、G級素材でTHEシャイニング→THEオリジンと強化する。
- その性能は以下の通り。
- 無属性の遷悠武器大剣であるネロ=アングイッシュに匹敵する攻撃力2395
- にもかかわらず生まれ変わった光属性も驚きの1650
- 更に会心率も45%
- 斬れ味レベル+1で十分な長さの空ゲージが出現
光属性の内包する火属性と雷属性の遷悠武器大剣は、
火属性の断崖剣ゴライアスと雷属性の真・王牙大剣【一天】があるが、
属性値こそ負けるものの無属性武器をも凌駕する物理性能ではリードしており、
どちらか一方だけでも互角に張り合え、火と雷両方が通る相手なら大きな差をつけることができるだろう。- が、当然それだけで済むわけがなくなんとこの武器にはデメリットとして防御力-500がついている。
最前線の装備でG★ランククエストのモンスターと戦う場合なら問題ないかもしれないが、
辿異種などその上のレベルのクエストでは-500もされてしまうと、
防御力が機能するようになっている攻撃が一撃死するラインに入ってしまうことも多いため、
デメリットとしてはかなり重く運用には被弾を最小限にするプレイヤースキルも求められる。
シャインorダーク
MH4G
- MH4Gより追加されたゴア・マガラの特殊個体、渾沌に呻くゴア・マガラの素材から作られる大剣。
この個体の武器の特徴として、プラス会心とマイナス会心を併せ持つという特殊なものがある。
肝心の性能は- 攻撃力1488とかなり高い。武器倍率で言うと310である。
- 控えめだが大剣なので問題無い龍属性値120
- 斬れ味は素で白40、匠で紫20と合格点。
- そして注目の会心率は-45%と20%の2つ。
- おまけのスロット2も中々有用。
因みに両方の会心率を考慮した期待値は1462.5(武器倍率304.6875)。
元々が高攻撃力なだけにそんなに低い印象は感じない。
- そしてこの武器が真価を発揮する狂撃化状態の時は、なんとTHEアポカリプス系統と同じく
脅威の会心率80%*3となる。
この時の期待値は驚愕の1872、武器倍率にして390という
出る作品間違えたんじゃないかなみたいな数値となる。
といっても、これはあくまで狂撃化中の話。通常時は先に述べたようにマイナス会心の方が大きい。
しかし、それでも本来のマガラ武器であるTHEオリジンを上回り、龍大剣では物理面でTOP3に入る実力である。- 因みに狂撃化中限定ではあるものの、
ブラックミラブレイドを物理期待値にて上回ることが出来る数少ない生産大剣の一つである。
限定的な状況に限られるとは言え、生産大剣No.1とも言われる大業物を超えることが出来るのだから
通常のマガラ武器と比べて大躍進したと言えるだろう。
- 因みに狂撃化中限定ではあるものの、
- 攻撃力以外の項目も軒並み高水準なのでなお良し。
おまけに一発生産可能(というかそれしか出来ない)、レア度も9となっており、
極限強化に大極竜玉を必要としないなど、メリットは数多く存在する。
- 最大のデメリットは成体の大剣と同じく、抜刀術【技】の効果が薄いこと。
これによりスキルによる火力の伸びは他の大剣と比べてあまり大きくない。
大剣という武器種自体、狂竜ウイルス克服をしにくい部類に入るのも若干のマイナス点である。
因みにこの武器群はプラス会心率とマイナス会心率の絶対値の合計が100までとなっているので、
抜刀術【技】を発動させた場合の抜刀斬りの会心率は-45%/55%となり、
素で会心率が-45%の武器の抜刀時と同じという事になってしまう。
つまり、抜刀溜め3を狙うという大剣の通常の運用では他の高攻撃力大剣にはまず敵わないため、
デンプシーや強溜め3など抜刀攻撃以外の比重を大きくする必要がある。
また狂撃化の時間はさほど長くはなく、そもそもまずはウイルスに感染するというプロセスも必要。
ウイルスのサークルを発生させる一部のモンスター以外の相手にはわざと攻撃を受けなければならず、
抗竜石で狂竜化や極限状態を解除してしまうとしばらく狂撃化ができなくなる。
よって、真価を発揮するには相手をよく選ぶ必要があると言える。
- 武器の銘は「光か闇か」となっている。
要するに渾沌に呻くゴア・マガラの様に相反する二つのもの、という事なのだろう。
このネーミングはやっぱり他の武器種にも共通する。
MHXX
- MHXXでは渾沌に呻く個体の復活によりオリジンorエンドも再登場。
- 攻撃力330
- 龍属性12
- 会心率-45%/20%
- スロット2
- 素で白50、匠+2で白80と紫20
- ほとんど無属性だが狂撃化時には龍大剣トップの物理火力となるため、
匠+2状態で比べてもプライドofドゥームと遜色無い火力を発揮する。
匠ナシでも白ゲージが長く、継戦能力が非常に高い。
- しかし、わざわざ狂竜症を克服しなきゃ真価を発揮できず、属性にもほぼ期待できないのに
(他属性・無属性を含めた全大剣の中で)特段攻撃力が高い訳でもないというのはやはり微妙。
エリアルとかならまだしも「大剣なら抜刀会心でいい」というのを払拭できるような性能ではない。
なんなら(会心率と龍属性と白の長さ以外は)ネブタでよくね?となりかねない。
あと作成可能になる時期がHR35以上という遅さなのもネック。
MHR:S
使い手に呼応して会心率が変化
する邪剣。狂竜ウイルスを克服
した時、真の威力を発揮する。
(オリジンorエンド)
- 第三弾大型アップデートにて渾沌に呻くゴア・マガラと共に復活。
プライドofシャドウから派生する他、レア素材の背反する双逆鱗を用いての一発生産も可能。
銘はMHXXでの最終強化であるオリジンorエンド。その性能は- かなり高い攻撃力340
- 低くはないが並みの龍属性51
- 会心率は-35%/15%、狂撃化時のギミックも健在
- 斬れ味は素で白70、匠Lv3から紫が出現
- スロットはLv3-Lv1と極めて優秀
- 更に百竜装飾品スロットもLv2
- 全体的にかなり高い水準に纏まった一振り。
通常の段階でも特徴的な会心率以外は全てのステータスが並み以上で、そのままでも十分に強い。
そして、狂撃化状態にマイナス会心率がプラスの会心率に転換されるギミックも続投。
狂撃化させた時の実質的な会心率は35+15+15で最低でも65%となる。
今作では自発的に狂竜症【蝕】で狂竜症を発症できるため、
狂竜症【蝕】を採用することを考えると、狂竜症【蝕】Lv1によって狂撃化の会心率アップの効果が20%、
Lv2以上で25%となるため、会心率70%から75%が保証されることとなる。
ここまでくると弱点特効を切って見切りのみで会心率100%を達成することも容易。
逆に負担の大きい見切りをカットして別のスキルを積む選択もある。
- 特に大剣は渾沌に呻くゴア・マガラの専用スキルである狂化との相性が極めて良く、
その狂化が搭載されている防具にはセットで狂竜症【蝕】もついてくるため、狂化運用では強力な一振りとなるだろう。
- 癖はあるものの、MR10で渾沌に呻くゴア・マガラを下せるなら強化可能なのも嬉しいポイント。
余談
- シャドウ(影)、ダーク(闇)、ドゥーム(悪夢)、アポカリプス(黙示録)と、実に暗いネーミングである。
マガラ武器は、大剣に限らずネーミングに一定の関連性があることが多いが、この武器のテーマは「闇」だろうか。
ちなみに、ドゥームは笛と被っている。さらに言えばランスにも存在する。 - シャガル武器の「THE」の部分は通常「ザ」と発音するが、
後続の字が母音(ア・イ・ウ・エ・オ→a・i・u・e・o)の場合は「ジ」になるため、
THEアポカリプスとTHEオリジンの読みはそれぞれ「ジ・アポカリプス」と「ジ・オリジン」になる。