武器/雷刀ジンライ

Last-modified: 2024-01-01 (月) 22:23:10

MH3で初登場した太刀。
見た目や名前からは若干分かりづらいが海竜ラギアクルスの素材から作られる。
東方伝来の技術で精製された斬れ味の鋭い太刀。その刀身には青白い稲妻が這いまわる。

目次

概要

  • 作品によって微妙に強化系統は異なるが、
    多くの場合強化を重ねることによって神雷斬破刀天雷斬破刀という名称を得ることになる。
    • 「斬破刀」というと、初代MHの頃からあった同名の太刀(MHP以前は大剣扱い)と同じ名前ではあるが、
      あちらとは名前や属性が同じという共通点こそあれど、全く別系統の武器である。
  • 元がラギア素材とは思えないほどに純和風な見た目の太刀だが、
    やはりラギア武器だけに柄や鞘など一部が青い。
    その見た目の美しさに惹かれ、この武器を愛用するハンターも多い。

性能

  • ラギア武器らしく、雷属性を保持している。
    MH3G以降は他の雷太刀と比較すると、やや物理攻撃力重視の性能というポジションに収まるようになった。
    また、MH4G以降はスロット数には恵まれにくく、斬れ味ゲージは最終的には右端まで伸びきるようになっている。

MH3

  • ラギアクルスの素材から雷刀ジンライを強化していくと最終的に神雷斬破刀攻もしくは神雷斬破刀輝になる。
    残念ながら剛・天は存在しない。
    • 攻は物理攻撃力に優れ、輝は会心率が高い。当然双方雷属性を持つ。
  • 雷刀ジンライから神雷斬破刀になると赤い鞘紐が巻かれるようになる。
  • ライバルはイベントクエストで作成可能だったライトニングワークス
    あちらとは攻撃力や属性値を含めてほぼ拮抗状態のため、好みで好きな方を選んでもよい程度である。
  • 現在はMH3のオンラインサービスは終了しているため、雷刀ジンライ改までしか強化は行なえない。
    しかし、他の下位の属性太刀と比較すると属性値が430とかなり高い。
    しかもこれで攻撃力462と下位太刀でも平均程度の火力は持ち合わせているし、
    作成時期もなんとナバルデウス前で、ディアブロスとラギアクルス、その他少々の素材のみで作れる。
    斬れ味も下位としては割と良い方なのでお誂え向きの一本と言えよう。

MH3G

  • MHP3ではラギア未参戦のせいで登場しなかったものの、続くMH3Gでは彼の復活に伴い、この武器系統も復活。
    今作では、(この武器に限った話ではないが)輝と攻の区別は廃止された。
  • MH3と異なり、鉄刀から順に強化していくことも可能。
    その場合、フロギィソード経由で雷刀ジンライへ派生する流れとなる。
  • 下位の時点でのライバルはチェーンブレイド
    あちらは総合性能で劣るが制作難易度が採取素材のみとものすごく低く、
    しかも後述する冥刀エンクリシスにまで強化できる。
    此方の強みは、下位で強化される雷刀ジンライ改の時点でチェーンブレイドの上位強化ランバラルムと
    ほぼ同等の性能を有しており、下位終盤~上位序盤における有用な雷太刀のつなぎになれる点だろう。
    • 尤もナバルデウスを撃退する、上位序盤を凌ぐだけならチェーンブレイドでも可能だし、
      上位もある程度進むと、貴重な蒼玉を使う神雷斬破刀に対し
      ほぼコモン素材で済んでしまう上に基礎スペックもやや劣るだけで大差なく、
      やはり冥刀エンクリシスに繋げられて将来性も充分な王刀ライキリの壁が現れる。
      しかもライキリは上位時点でもう一段階の強化である王牙刀【伏雷】を控えており、
      流石に碧玉を使うとはいえその性能は神雷斬破刀を食い切ってしまっている。
  • 強化することでさらに天雷斬破刀天雷斬破刀・真打へと強化できる。
    天雷以降は亜種素材が中心となるため、デザインが大きく様変わりする。
    日本刀風の形状はそのままだが、全体的な色彩が白&青中心となり、
    峰部分に白海竜の背電殻を模したかのような突起が幾つも立ち並んでいる。
  • 最終強化系の天雷斬破刀・真打は攻撃力825、属性値220、
    斬れ味レベル+1発動で紫ゲージ20となかなかの性能。
  • しかし今作には、希少種素材から作られる、同じく雷属性太刀の冥刀エンクリシスが存在し、
    これが性能面で大きく上回っているため、天雷斬破刀・真打は完全にお株を奪われる形になってしまった。
    一応、天雷斬破刀・真打にもスロット1、会心率5%というアドバンテージはあるのだが…
    正直その程度では焼け石に水、というのが率直な結論ではある。
    • ただし、冥刀エンクリシス(というか、その前の冥雷の宝刀もだが)の作成可能時期は、
      グラン・ミラオス討伐後かつHR70(イベントクエストを利用すればHR8)から作成可能と
      かなり遅いので、それまでの繋ぎとして天雷斬破刀・真打が活躍してくれることだろう。
    • この理由から、先述した神雷斬破刀も実のところ強化する価値が低いということはない。
      あちらはあちらで伏雷よりやや劣るだけで上位では充分活躍出来ているし、
      何よりこの天雷斬破刀・真打への強化ができるという強みがある。
  • また、エンクリシスはランスに似た鋭角状の刃を持つファンタジックな姿に
    デザインが大きく変化しており、天雷斬破刀とは全くの別物になっているため、
    外見に関しては正統派の日本刀然とした天雷の方が好み…
    という太刀使いも少なくないようである。
  • MH3Gのチャレンジクエスト02(ガノトトス亜種討伐)で太刀を選択した場合、
    天雷斬破刀を装備して出撃することになる。

MH4G

  • MH4では惜しくも参戦を逃すものの、なんと強化前の雷刀ジンライがG級武器として復活。
    作製には交易船の船長から依頼されるクエストで手に入る「交易船チケット」の他、
    やはり竜人問屋との取引で手に入るラギアクルスの素材を用いる。
    雷刀ジンライから強化ということは、神雷斬破刀や天雷斬破刀まで強化されればさぞ強くなることだろう…
    …と思いきや雷刀ジンライ改で強化は終了となってしまう。
    一応G級ラギア素材の交換は、亜種素材も同時に交換可能になるのだが何故…?
  • 生産段階での性能は攻撃力693、雷属性値100。
    作製時期からするとそこそこの性能だが、最大の特徴は斬れ味レベル+1で紫ゲージが現れること。
    前作で既に登場していたミラドレパノンを除けば、
    太刀使いにとっては特鮮太刀ウオノカミと並んで最初に手にする紫ゲージ武器となるだろう。
  • 最終強化(といっても1回しか強化しないが)の雷刀ジンライ改の性能はというと、
    • 八界統鬼斬極刀と大差ない攻撃力792+会心率10%
    • 何故か3Gの時と変わってない雷属性値140
    • スロットなし
    ……と、なんだか微妙な仕上がり。
  • 更にトドメと言わんばかりに金獅子の重牙を要求されるため
    G★3に到達しないと強化ができないという体たらくである……。
    ラージャン自体はG★1から乱入で登場するが、極限状態であることが多いというのも相まって、
    この時点で相手取るのは現実的とは言えない。
  • ただ、斬れ味ゲージが素で最大かつ、白30+紫30と、斬れ味は優秀ではあるため、
    防具の都合で匠を切らざるを得ない場合は活躍するかも……。
    尤も太刀は斬れ味最大の武器が比較的多く、全剣士武器共通のレギオス武器マジオス武器クジュラ武器の他、
    飛竜刀【花ノ宴】七星刀【天権】といった錚々たる面子が揃っている。
    正直言ってこれらと比較した場合、どうしても雷刀ジンライ改は一段劣ってると言わざるを得ない。
    せっかく復活したが作るのは趣味の範囲だろう。
    作製にレア素材が絡まず、クエスト数さえ重ねれば揃う程度の素材だけで作れるという利点はあるのだが。

MHX

  • 歴代メインモンスターが一堂に会する今作でも無事登場。
    今回は派生強化はなく神雷斬破刀のみに強化できる。
  • その性能だが、
    • やや低い攻撃力180
    • それを補う会心率10%
    • 低い雷属性値14
    • 匠無効白20
    • スロット無し
    と、数値上は他の雷属性太刀よりも低めの性能だが、
    素で長い青・短い白ゲージを持っているため、弾かれにくく、他の雷属性の太刀との棲み分けはできている。
    今までのシリーズとは打って変わって匠で延長ができない武器なので注意。
    白ゲージを持っていることを強みにしたいのであれば、業物などでのサポートは必須。
  • しかし見ての通り物理も属性もショボく、それでいてスロットも一つも空いていない。
    唯一の長所が最初から斬れ味ゲージがMAXなことくらい。
    今作は匠の発動が難しいのでそのメリットは大きいのだが、それにしても他の要素が足を引っ張っている。
    その上そんなところにこちらを食ってしまいかねない強力なライバルが存在する。
    それが今作のメインモンスターの一角、ライゼクス飛竜刀【エメラルド】である。
    エメラルドの性能は、こちらと同じ攻撃力180、こちらより上の会心率20%に、こちらの倍の雷属性値28、
    斬れ味は素で白を持ち、匠で増大。トドメとばかりにスロット1つ。
    殆ど神雷斬破刀の上位互換である。
    エメラルドの素の白ゲージは10しかないので持続力はこちらが上だが、他の要素で見事に完敗しており、
    匠を切って業物という同じ運用方法をされると立場が非常に苦しい。
    更に今作のラギアクルスは今までと全く別物級の強さであり、製作難易度はかなり高い。
    一方でライゼクスは四天王最弱と言われるほどであり、幾分か簡単
    獰猛化素材や海竜の蒼玉も勿論必要となるため、これを作るのは趣味の域にまで追いやられてしまっているのである。
  • ただ、他の純和風な雷属性太刀は鈍器前提だったり伏雷の下位互換だったりと癖がかなり強いので、
    「雷属性の日本刀を使いたい!」という人は大抵この武器を担ぐことになる。
    匠を切って運用できる武器なので装備の自由度も高く、武器防具共に和風で固めるなど
    見た目を追求してみるのもまた一興だろう。

MHXX

  • G級追加に伴い更に強化が可能になった。
    究極強化で神雷斬破刀・真打 となる。
    その性能は、
    • 及第点の攻撃力300
    • 会心率は10%から変わらず
    • かなり低い属性値17
    • 斬れ味は匠無効白20紫30
    • スロットはなし
    やはり匠無効は変わらず、属性値も低く、スロットもなし。
    だが斬れ味は業物で十分実用できる長さになり、
    攻撃力もそこまで低いわけではないので前作ほど弱くはない筈。
  • だが、やはり前作からのライバルである太刀も強力になっており、
    真飛竜刀【アレクス】真・王牙刀【天威】更にガオウ・バルグリオがある。
    • アレクスは攻撃力は290でこちらが勝っているが、属性値が倍以上の35、
      素の紫は無いも同然だが匠で延長できる。スロットも1つあり、会心率20%を備える。
    • 【天威】は攻撃力320と、こちらも倍以上の属性値36、斬れ味レベル+2で紫40。
      会心率は0%だがスロットが1つあると、バランスがとても良い。
    • バルグリオは攻撃力が290しかなく、会心率も0%な上に匠でも紫が出ないと物理面は弱い。
      だが属性値が51とこちらの3倍もの差がある上にスロットが2つあるので拡張性が高い。
    と、どうにも押され気味。最大の問題点は無属性武器同然の低すぎる属性値。
    これは雷属性太刀ワースト1位であり、他の雷属性太刀に2~4倍の差をつけられているのである。
    勿論今回もレア素材の蒼天鱗は必要で、G級で更にブーストが掛かった獰猛個体の素材も要るため、
    相変わらず物理も属性も期待できないこれを作製する価値があるかは……微妙なところ。
    もう少し会心率が上がったり属性値がマシになっていてくれれば競合できたのだが。
    とはいえ前作に比べると他の雷属性太刀との差別化はできているため、業物を中心にスキルを活かせば
    他とは違った活躍ができるだろう。

関連項目

モンスター/ラギアクルス
モンスター/ラギアクルス亜種
武器/ラギア武器
武器/冥刀エンクリシス - 希少種武器。
武器/斬破刀 - 名前と属性が共通している太刀。