アイテム/古龍種の剛翼

MHFに登場する、古龍種の汎用素材の1つ。
現在でこそ、さも普通の素材のように扱われているが、かつてはストッパー素材としてとても有名であった。

概要

• 登場当時、高い入手難易度でユーザーを辟易とさせた素材。
  現在でこそ確定で入手できるクエストがローテーションで配信されていたり、
  剛種クエストの基本報酬で入手可能(クエストにもよるが5%前後)であったり、
  ギルド貢献ポイントの交換(ただし400Pなのでレートはあまり良くない)に対応しているので、
  入手自体は難しくないのだが、実装当時は多くのハンターが悲鳴を上げる事となった。

フォワード.1以前

• 翼を持つ剛種ドス古龍の翼破壊報酬で入手できる…のだが、
  入手率が1枠10～12%と低確率であった。
  しかもそれ以外の入手手段が原則存在しなかったのである。

• また、剛種クエスト自体を受注するために剛種チケットを用意する必要があるため、
  剛翼が出るまでの回数をこなすためのチケット集めを効率的にするための装備を…というループになりやすい。
  そのうえ剛種武器、FX防具などを作成・強化する場合において大量に要求されることが多く、
  しばしば延命なのではないかと批判の対象にされる。
  逆に言うと、剛種武器やFX防具を使わないプレイヤーであれば、そこまで血眼になる必要は無かったのだが、
  ある時期以降剛種武器とFX防具の追加がMHFの目玉の一つとなっていたため、
  新しい装備=剛種武器やFX防具を作ろうとすると結構な確率でこの素材にぶち当たってしまうという難点があった。
  • 当時は全装備を作成した場合の要求数は最上位の剛翼が最も多く、
    最下位の翼が最も少ないという異常なバランスであった。
    上翼がFX防具作成に大量に必要になるため、FX防具の増加に伴い上翼の要求数が最多となった。

• 上記の入手率と人によっては大量に使うため、シーズン7.0以降に配信され始めた
  基本報酬で入手可能となる救済クエストは非常に人気があった。
  ただし当時はどれも基本的に超不定期配信のため、好きな時に受注できない。
  この救済クエストは、狩人祭などイベントの一環としてや年末年始など季節の節目に配信されることが多い。
  それ故か、剛翼救済クエストが配信されると多くのハンターがそのクエストに出発し、
  大量の剛翼を入手して後に備えて温存していた。それでも足りないが

• なお、剛種ドス古龍の翼破壊、と簡単に書いたが、
  剛種古龍の翼はいずれも極めて硬い肉質を持っていたため、破壊自体も難易度が高かった。
  特に毒麻痺弾の肉質無視効果が無くなったシーズン10では、
  おそらく最も剛翼の入手難度が高かったものと思われる。

フォワード.1以後

• フォワード.1にて翼破壊で剛翼を排出するルコディオラが登場。
  確率も古龍の中では最も高い14%であり、更に肉質もやわらかいためリーチ極長槍で簡単に破壊できること、
  更にルコディオラ自体が対策をしっかり立てていれば難易度の低い部類の剛種であったため、
  剛翼集めの主流は一気にルコディオラへとシフトすることになる。
  ルコディオラ自体は古龍種の稀玉という厄介なレア素材を備えるモンスターであるが、
  その入手条件に翼破壊も含まれているため、稀玉を集めていたら剛翼が溜まっていた、ということも珍しくなかった。

• また、救済クエスト関係も比較的頻繁に配信されるようになり、剛翼の入手機会は増えた。
  更にフォワード.4にて実装されたギルド優先依頼で、
  剛翼が部位破壊で入手可能な古龍種が当たった日に翼を破壊しながら回す、というプレイングも行われた。
  • ただし、剛種特異個体は怯み値のリセットを共有するという仕様があり、
    優先依頼に指定されている(錆びた)クシャルダオラとテオ・テスカトルは、
    頭怯みをとり続けることで拘束するという手法をとられることが多く、
    効率回しの観点から翼に手が回らないことも多いのだが。
    逆に根性を付けた拡散祭りではほぼ確実に翼は壊すことが出来るため、
    優先依頼では特にボウガンだと武器魂集めと併用して翼系統を集めやすい。

• 一方この時期から、剛翼の価値自体が落ち始める。
  理由は上に挙げた入手手段の改善ではなく、他のレア素材が出現し始めたことである。
  例を挙げると、HC素材、飛竜種の逆鱗、飛竜種の稀玉、飛竜種の宝玉、古龍種の稀玉などである。
  飛竜種の稀玉や宝玉は剛翼並みのレア度だが、HC素材や逆鱗はこれを超えるほどの超低確率であり、
  更にHC素材についてはHC武器や秘伝防具の強化によって需要が大きく上がったため、
  ベテランユーザーは剛翼よりもそれらの素材を求める、という傾向が強くなっていく。

• そしてフォワード.4にて、剛翼の価値は完全に暴落してしまった。
  理由は上に挙げたギルド優先依頼による秘伝防具作成の大幅な緩和である。
  秘伝防具には剛翼を一切使用しないため、「秘伝防具さえあれば他の防具は一切必要ない」という
  秘伝防具一強状態がMHFユーザーの主流となっていたフォワード.4では、
  そもそも剛翼を使う必要性自体が無かったのである。
  • 秘伝防具作成までの過程にFX防具を使うこと自体は有効ではあったものの、
    秘伝防具のあまりの強力さ故に「そのような(FX防具などの)装備を作る手間をかける必要はなく、
    手持ちの装備でとりあえずさっさと秘伝を作るべきである」という極論すらまかり通っていた。
    詳しくは秘伝防具のページを参照してほしい。

• また、フォワード.3以降剛翼を使う剛種武器が減っており、
  フォワード.5ではFX防具の剛翼使用数が大幅に緩和されている。
  それらも需要の無さに拍車をかけることになったのは間違いない。

• ちなみにそのフォワード.5では、グーク鍋で
  上翼や剛翼を作れるようになり非常にお手軽な素材となった。
  むしろ上翼を作る材料となる翼が一番貴重だという人も。
  また、天嵐、覇種防具需要増化に伴い、
  それの原型である剛種防具の強化素材に翼や上翼が多数要求される為、
  剛翼を分解して上翼や翼にしたいという意見すら見られた。
  同じく剛種防具に要求される剛尾、剛角の需要の増加も目立つようになっており、
  これらと剛翼との価値も完全に逆転している。

G1以後

• 剛翼と上翼の救済クエストは定期的にローテーションして回ってくるようになった。
  ギルド貢献ポイントで交換できるほか、祭ポイントでも期間限定で交換できる。
  もはやシーズン時代の入手難すら感じさせなくなった。

• 新規ハンターであれば報酬ブーストの効果で報酬枠1増加、報酬数2倍が付与されているため、
  運がよければルコディオラ1戦で4個の古龍種の剛翼を入手可能である。

• あまりに緩和されすぎたので、入手に困っているという人もさほどいなくなった。
  剛翼に限った話では無いが、後々になって入手難易度に緩和が入るという事はよくある話である。
  入手確率自体を弄られたり、救済クエスト、グーク鍋、各種ポイントとの交換云々。
  こういった救済処置はアイテムの価値が常に変動するオンラインゲームならではと言えよう。

G9.1以後

• MHF-G9.1にて、救済クエストにおける最大の問題だった剛種チケット
  (通常の剛種クエストでは1枚でいいが、救済系では5～10枚必要)が根本的に廃止された。
  更に剛種自体も難易度が大きく緩和されている。

• 2016年3月のアップデート後には、HR・SR帯におけるほとんどの武具の生産素材が大幅に緩和された。
  更に主な強化素材も鎧玉となり、それ以外の素材は生産時と派生時に要求されるのみとなった。
  また、HRクエストにおける部位破壊限定報酬が基本報酬などで排出されるようにもなり、
  古龍種の剛翼に限らず数多くのストッパー素材が大幅に緩和された。
  ちなみに剛翼の入手率自体も見直されており、
  ルコディオラでは20%とそれなりの確率ででるように調整されている他、
  上で書いたように通常剛種クエストの基本報酬でも排出されるようになっている。

余談

• 剛翼と同じ部位破壊枠で翼、上翼も存在する。
  剛翼よりも少し確率が高いのだが、それでも頻繁に出るわけではないのにもかかわらず、
  FX防具への要求数が非常に多かった(現在は緩和済み)。
  ただし上翼は剛種防具に高頻度で要求されていたため、人によっては剛翼よりつらい素材であった。
  なお、上翼はギルド貢献ポイント以外に、祭ポイントでも交換が可能。

• また翼と同様に、原則として部位破壊でしか出なかった古龍種汎用素材はいくつか存在する。
  剛翼が特にピックアップされたのは入手確率がそれらの素材の中で軒並み低いことと、
  強力な剛種武器に限って多数要求されていたという歴史があるためである。
  ちなみに、これらもまとめて上述した2016年3月のリファインで改善された。

• 飛竜種の剛翼というアイテムもあるが、変種で獲得でき剛種チケットもいらず、
  多岐に渡って大量に使用するものでもないので、レア素材ではない。
  単に「剛翼」と言った場合は古龍種の剛翼か、
  もしくは、剛種錆びたクシャルダオラ特異個体からとれるHC素材「錆びた剛翼」を指す。

関連項目

アイテム/翼
アイテム/汎用素材