アクション/ブレス

Last-modified: 2023-12-14 (木) 22:30:37

目次

概要

  • 大型モンスターの多くに見られる、口からエネルギーや物質を吐き出す攻撃方法の総称。
    火球を放つリオレウスやイャンガルルガ、圧縮した水を吐くガノトトスやウカムルバス、
    ビーム状にして放つグラビモスやベルキュロスなど、モンスターによって形式や威力などは大きく異なる。
    モンスターの個性を象徴する攻撃であるが、ティガレックスなどそれらしき技を持たないモンスターもいる。
    ショウグンギザミなど口以外から放たれるものを指す事もあり、「考察」の項目で後述するように定義はやや曖昧である。
  • 多くのモンスターはブレスを放つ直前に、仰け反りながら大きく息を吸い込む動作をする。
    そしてその直後に口を大きく開き、全身の力を使ってブレスを発射する。
    総じて威力は高い傾向にあり、通常ではガードできないブレスも多い。正に一撃必殺の大技である。
  • ファンタジー世界の怪物の王道ともいえる技だが、初期の作品では前後の隙が大きく攻撃範囲も狭いことから
    ほとんどの場合はハンター側のチャンスタイムであり、肉弾攻撃のほうがよっぽど脅威と見られていた。
    時代が下るにしたがってそのようなあからさまな隙は少なくなり、下記のような厄介な性質を持つブレスも増えていった。
  • ただ発射するだけでなく、何らかのアクションを加える事で
    弱点をある程度克服したり、純粋に攻撃そのものを強化した技を持つモンスターも存在する。
    特に有名なのは、発射の反動を利用して後方や空中へ飛ぶ「バックジャンプブレス」や、
    連続噴射しながら首や身体を動かし広範囲を攻撃する「薙ぎ払いブレス」などだろう。
    また、エネルギーを溜めてより強力な一撃を放つモンスターや、
    弾丸型とビーム型を状況に応じて使い分けるモンスターも、最近では多く確認されている。
  • MH3以降のシリーズの一部のブレスには、着弾点に一時的にブレスのエネルギーが残存する効果が追加されている。
    例えばリオレウスの炎ブレスが地面に着弾すると、しばらくの間その地面で炎が燻り続ける。
    このようなエネルギーに触れてしまうと、微弱なダメージや状態異常、属性やられなどを受けてしまう。
    また、エスピナス希少種のブレスは着弾すると毒を付加するとともに、
    触れるだけで体力が恐ろしい勢いで減っていく(スキルでも防げない)炎を残す。
    UNKNOWNやアルバトリオンのブレスは着弾時に炎の竜巻が一定時間発生し、
    近づいただけで吹き飛ばされる(後者のものは火属性やられも誘発する)。
  • 世界観上もモンスターにとって負担が大きいようで、MH3以降では
    モンスターがブレスを発射する度に一定量のスタミナを消耗する場合が多い。
    また、スタミナが切れた状態でブレスを放とうとすると、上手くそのエネルギーを圧縮できなくなるのか、
    ブレス攻撃そのものが大幅に弱化され、場合によっては発射と同時にエネルギーが霧散し、
    攻撃として成り立たなくなってしまうこともある。
    ただし、霧散する瞬間のエネルギーには攻撃判定が存在する場合もあるため、
    口元に密着していると当たってしまう。
    熟練ハンターならば予備動作中に距離を詰めたり、下がった頭を一撃するなどの
    チャンスに変えられるものも多い。うまく間合いに入り込んで大打撃を与えたいところ。
  • 基本的には「炎ブレス」「風ブレス」といったようにそのブレスの性質を表す単語が冠されるが、
    ダラ・アマデュラのブレスの1つは正式名称が「ブレス」である。
    また、ソニックブラスト熱線などのようにブレス系の攻撃であっても名称に「ブレス」と付かない例も多い。
  • ケチャワチャやガムートなど、近年では鼻からブレス(あるいはブレスによく似た遠距離攻撃)を放つ種も登場している。

ブレスの種類

  • 原理はほぼ共通で、主に以下の3つに大別できる。
体内で生成したエネルギーや物質を吐き出す
リオレウス、フルフル、ダイミョウザザミなどはこれにあたる。
例えばリオレウスは体内の「火炎袋」で炎を作り、それを球状にして吐き出している。
外部から一時的もしくは日常的に取り込んだエネルギーや物質を吐き出す
ガノトトス、ヴォルガノス、グラビモスなどはこれにあたる。
例えばグラビモスは溶岩に潜っていた時に体内に溜まった熱エネルギーをビーム状にして排出している。
肺活量を存分に活かした息そのもの
ババコンガ、ドドブランゴ、クシャルダオラ(MHP2G以前)、アカムトルムなどはこれにあたる。
周囲の環境や事前の行動の影響を受ける事があり、
例えば雪山に飛来したクシャルダオラのブレスは周辺の雪を巻き上げるため氷属性を帯びる。
  • 因みにブレス(breath)とは日本語で""のこと。
    つまりMH世界における正統派ブレスは、
    密林や砂漠におけるMHP2G以前のクシャルダオラのブレスと言うことになる。
    英語でdragon breath(ドラゴンブレス)とは「くさい息」という意味なので、ババコンガもある意味いい勝負だが

考察

  • 上記の通り、定義ははっきりしていない部分がある。
    • 例えばショウグンギザミは背負っている頭殻の口から尿を噴出しているが、
      これはブレスと判断されてしまっている。
      同じようにオストガロアが触腕から放つ粘液や龍エネルギーもブレスと認識されている。
      しかし、それならシェンガオレンが放つ酸弾もブレスと言えるのではないだろうか?
    • これとは別に、ヴォルガノスが飲み込んだ溶岩を吐き出す攻撃
      オサイズチが砂利を吐き出す攻撃はブレスとして扱われるが、
      「口から吐き出しているように見える」攻撃ならブレスと呼ばれるのだろうか?
      しかしクックやバサルが口から吐き出す炎には「火炎液」という固有名が付けられており、
      ブレスと呼ばれることは少ない。
      少々ややこしい問題である。
  • 結局のところ、基本的には「口、またはそれに準ずる部分から」
    「気体・液体・半固体の物質を」「真っ直ぐ」飛ばしたらブレスだと思って良いだろう。
    というより、一種の常識的にモンスターごとに定められてしまっている。
    • ノベル版や攻略本等では上記のような攻撃も全て含めてブレスとして扱っている場合がある。
    • 一風変わった所では、タマミツネ泡ブレスがある。
      タマミツネの泡攻撃は、基本的には体液を体毛で擦り付けて泡立て、それを飛ばして攻撃するのだが
      戦闘の折々口から直接、泡を吐いてハンターを翻弄する。
      (この様子は、MHX(X)の生態ムービーにてアイルー目掛けて放射する描写にも描かれている。)
      設定上は体表から分泌された粘液を舐め取り、チューインガムのように膨らませて口から飛ばしているらしい。
      タマミツネは、この他にもガノトトス同等の直線状の水流ビームブレスを発射する事もあり、
      口から「泡ブレス」と「水ブレス」を使い分ける。
      • 同じタマミツネ種の泡ブレスでも、天眼希少種のものには火属性が、
        ヌシのものには鬼火やられが付随する。

関連項目

属性付きブレス

アクション/炎ブレス - 火属性
アクション/マグマブレス - 同上
アクション/水ブレス - 水属性
アクション/砂ブレス - 同上
アクション/電気ブレス - 雷属性及び麻痺
アクション/氷ブレス - 氷属性
アクション/龍ブレス - 龍属性

状態異常付与ブレス

アクション/毒ブレス - 毒
アクション/口臭ブレス - 一部アイテム使用不可
アクション/狂竜ブレス - 狂竜症

その他

アクション/無属性ブレス - ただのブレス
アクション/チャージブレス - 力を溜めて放出されるブレス
アクション/バックジャンプブレス - 独特な行動によって放出されるブレス
アクション/泡 - 扱うモンスターによって、その性質がそれぞれ異なる
アクション/ダイソン - 呼気による攻撃がブレスなのに対し、こちらは吸気による攻撃。