- 種族
- 飛竜種
- 別名
- 暴鋸竜(ぼうきょりゅう)
- 登場作品
- MHF
- 狩猟地
- 極海
目次
生態
- 極海にて生息を確認された大型の飛竜種。
極海の過酷な環境に対し、独自の進化を遂げることで完全に適応している。
角のように長く発達した鼻先には鋸の如く無数の細かい棘が生えており、
この特徴的な「鋸角」と、後述する凶暴性からハンターズギルドからは「暴鋸竜」とも呼ばれる。
蒼色の外殻と背中や尻尾の先端部に発達したヒレが外見的特徴。
- アノルパティスは肉食性で、高い体温を維持するために大量の餌を必要としている。
そのため、目に映る動物を全て獲物と認識し、手当たり次第に襲い掛かるという極めて獰猛な性質の持ち主。
自分より体格の大きなポカラドンを襲撃することもあるなど、
現在確認されている極海の生態系の頂点に君臨する絶対者であり、"極海の帝王"と称されることもある。
- これまでに確認されている飛竜種の中でも、とりわけ運動能力に恵まれた飛竜。
強靭な脚力で陸を疾走するのはもちろんのこと、
翼を広げればリオレウスやベルキュロスにも劣らない速度と機動力で空を飛び回るだけでなく、
その特徴的な鋸角で氷原を抉り、氷の中に身を沈めたまま突き進む。
全身の甲殻やヒレの表面は鑢のように進化しており、
分厚い氷の中でもそれを削りながら高速で移動できる。
つまりアノルパティスは、陸上・空中・地下(水中)の三領域を全て制するという
前代未聞の驚異的な機動力を誇るモンスターなのである。
- 臨戦態勢に入ると、身体の節々から蒸気を噴き出し始める。
この蒸気は極海の冷気によって冷却され、無数の氷塊となってアノルパティスの周囲に降り注ぐため、
何もせずとも周囲に対する攻撃として機能する。
強靭な肉体と鋭い甲殻を利用した肉弾戦や、鋸角を剣のように振り回しての攻撃が得意。
時には氷原を潜行して足元から奇襲を仕掛けたり、背ビレで氷原を切り裂きながら突撃してきたりもする。
身体を大きく動かす度に甲殻や鋸角が氷原を抉り飛ばすため、
アノルパティスが狩りを行った場には無数の傷跡が刻まれる。
また、攻撃を行うことで大量の氷雪や海水を巻き上げ、これ自体をも煙幕あるいは攻撃として利用する。
前述した降り注ぐ氷塊もあり、暴れ狂うアノルパティスには接近することさえ困難。
逆に距離を離そうとする相手には圧縮した水弾状のブレスを吐き出したり、
低空飛行や氷中潜行で一気に距離を潰して襲い掛かる。
時には上空から獲物に狙いを定め、急降下して鋸角で獲物を刺し貫くという豪快な大技も見せる。
この攻撃は直撃すれば串刺しなのは言わずもがな、
たとえ回避されてもそのまま氷中に潜ることで追撃の布石となり、相手の反撃や逃走を許さない。
なお、高速で飛び回ると全身から拡散した蒸気がそのまま冷却され、
小規模のダイヤモンドダストのような現象が発生する。
白く輝く霧の中に佇むアノルパティスとはなかなかに美しい光景だが、
これを一気に吸い込むことでブレスの威力を増大させるという隠し技も持っている。
- 最近の研究によって、龍属性のエネルギーを生成する何らかの器官を持つらしいことが判明している。
命の危険を察すると激昂し、全身から赤黒い龍属性の雷を漲らせる。
解放された龍属性エネルギーは、時にはアノルパティスの周囲に落雷の如く降り注ぎ、
ブレスや氷塊などにも龍属性エネルギーを付加させることで、より強力な攻撃を繰り出すようになる。
- 辿異種
- 極海の、非常に硬く、そして厚い氷を容易く割れるように鋸角が発達した個体。
「特定部位が凄まじく、時には異常と呼べる程に発達した」
という条件を満たしたため、辿異種として扱われた。
- 長い年月を生きた暴鋸竜は、白い模様が体全体に行き渡らんとする勢いで広がっており、
暗色寄りの体色であった従来の個体と比べ、明るい印象を与えている。
辿異種の代名詞でもあり、暴鋸竜自身の代名詞でもある鋸角は、
船の錨を思わせる、横に広がる形で重厚な形状に変異を遂げ、
ただ突き刺すだけでなく、薙ぎ払う形でも氷塊を十分に破壊できる能力を獲得している。
体内の龍属性エネルギー生成器官は出力を増し、
本格的に力を開放する以前から龍属性エネルギーの行使をある程度可能としている。
更に強力な個体は、
この段階から生成したエネルギーを凝縮した、ビーム状のブレスを放つ術を身に着けており、
外敵への攻撃手段として積極的に用いる事が確認されている。
- 空、陸、海、三界を統べるとまで言われた身体能力は健在であるが、
辿異種は、その鋸角を主力とした方が良いとしたのか、空や地中を主軸とした攻撃を余り行わず、
むしろ、地上で鋸角を武器とした攻撃を行う傾向に見られ、
空、地中は鋸角による攻撃を補助する程度に扱う事が多い。
その鋸角の扱いに非常に精通した個体は、
何が知らの手段で外敵を鋸角に引っ掛けながら高度を確保し、
鋸角の武器としての破壊力と急降下からの勢いを全て合わせることで、
引っ掛けた外敵を地中深くに埋める攻撃を身に着けている。
氷を容易く穿ち、壊し、武器としても凶暴である鋸角を自由自在に扱うその姿から、
「穿暴の鋸角」という異名が与えられている。
概要
- MHF-G2で実装されたG級モンスター。G★6にて登場。
「暴鋸竜」の別名に相応しい荒々しい行動が特徴的。
実装当初は「極海で最も強いモンスター」と設定されていた*1ほか、
公式ではMHFオリジナルG級モンスターで1位2位を争う強者*2として扱われていた。
- 当初計画におけるMHF-G1(2013年4月~2013年10(11)月の予定だった)での新規追加モンスターにして、
「G級専用新モンスター」の1体として情報が公開されていたが、
MHF-G1の諸問題解消のためMHF-G2アップデートを2013年7月に前倒しした事で、
アノルパティスはMHF-G2ナンバーでの登場となり、2013年8月14日より正式実装された。
- 現実世界のノコギリザメやノコギリエイを連想させる長い鋸状の鼻と、
イルカを感じさせる翼、尾ビレが特徴。申し訳程度に背びれもある。
これらの身体的特徴は魚竜種に見られるものだが、
実際は「氷中に適応した飛竜種」という変わり種である。
足にヒレが見られず、飛行も軽々とこなすなどからもそれを窺い知れる。
パリアプリアは「水棲の可能性がある」というだけで断定はされておらず、
ここまで水棲に特化した進化をした飛竜種は珍しい。- 当初は「極海に君臨する飛竜」として発表され、種族名は公表されなかった。
単に飛竜と呼ぶ際は鳥竜や魚竜も含んだモンスターたちの総称であることから、
魚竜種なのか飛竜種なのか判別できず、ハンターの間では様々な議論が起こった。
今までは、空中と地上を行き来するリオレウスやベルキュロス、
地上と地中を行き来するモノブロスやディアブロス、
陸上と水中を動き回り、水中から滑空攻撃をかましてくるガノトトスなどはいたが、
地上、空中、海中(地中)の三領域に完全に適応しているモンスターは、
実はこのアノルパティスを除いて先例がない。 - 当初は「極海に君臨する飛竜」として発表され、種族名は公表されなかった。
- 機動力に優れるアノルパティスだが、もう一つ大きな特徴がある。
戦闘を行う際、甲殻の継ぎ目に当たる部分から水蒸気らしきものが噴き出すが、
これを自身の冷気と周囲の外気で瞬時に冷却することで、
自らの周囲につらら状の氷塊を発生させて降り注がせる攻撃を行う。
この氷塊は無効化スキルがないと気絶確定なので注意。
- MH3以降に登場するリオス科やディアブロスと同様の骨格を使用している。
MHFに登場するリオレウスなどの飛竜に比べて前傾姿勢になっており、
頭の位置が低く、反対に尻尾の位置はやや高めになっている。
行動面でも上述のモンスター達と共通するものが多く、
咆哮や地中に潜る動作、角の振り回しやかち上げ攻撃はディアブロスと、
威嚇やサマーソルト、終わり際で転倒せずに踏みとどまる突進などはリオレイアが行う動作と共通する。
回転尻尾も地面をこするようなモーションになっている。
ただし、後述のとおりこれらのモーションには魔改造アレンジが加えられており、
見た目や性質はかなり異なっている。
- 陸海空の三次元を支配するモンスターなので閃光玉で足止めをしたいところだが、
アノルパティスはMH3以降の骨格を持つ関係か、他の飛竜に比べてややタイミングがシビアである。
また、一部の攻撃行動中には閃光玉を無効化されてしまう。
閃光玉が効きさえすれば(短いとは言え)少し大人しくなるので、タイミングを狙って使っていきたい。- なお実装当初は閃光玉が実質意味を持たないほど強烈な耐性がついていた。
というのも、地上での攻撃技の最中しか閃光で目がくらまなかったからである。
たとえば軸合わせでこちらを振り向いた瞬間などに投げるのはこれまでの常套手段だったが、
アノルパティスに対してはそれすらタイミングをギリギリで調整しなければ効果が無い。
当然地中にいる間はもとより、上空を飛んでいる間も無効であった。
地上付近かつ攻撃技の最中なら届くので、サマーソルト前に身を引いた時などは有効だが、
非常にシビアであったため閃光玉を持っていく意味があまり無かった。
現在では空中でも一部の技中を除けば閃光で叩き落せるようになっている。
- なお実装当初は閃光玉が実質意味を持たないほど強烈な耐性がついていた。
- なお、地中を行き来する様子はディアブロスを彷彿させるが、
アノルパティスにはそもそも音爆弾は効かない。
- MHF-G PV第2弾の冒頭などに登場。
潜行しながらの攻撃や、軽やかに宙を舞いつつ苛烈な攻撃を行っている。
また、PV内ではポカラドンと対立しているカットが挿入され、両者が敵対関係にあることが示唆されており、
後に「アノルパティスはポカラやポカラドンを襲うことがある」という設定が明かされた。
ちなみにそのシーンでは、ポカラドンに攻撃をかわされるも、
ポカラドンの飛びかかりをバックジャンプで回避している。
- 弱点は火属性と雷属性。
火属性は全部位で属性特効が反応し、雷属性は部位によるが最大で45も通る。
物理肉質としては胴体、脚、頭(打撃・弾)、尾先(斬撃・弾)など弱点が多め。
ニコニコ生放送の特番にても語られているが、
アノルパティスのそもそものコンセプトとして陸海空を機敏に動き回る強敵である代わりに、
肉質は柔らかめで属性の効きも良いなど、防御面が脆いのは意図的な設定となっている。
- 破壊可能部位は頭部、両翼、尻尾(切断)。
頭部を破壊すると、他のモンスターの角のように鋸角をへし折れる…と思いきや、
なんと鋸角自体は折れずに、先端が曲がる。
根本からへし折ってやりたかったハンター諸君も多いだろう。
背ビレは残念ながら破壊不可だが、辿異種は破壊可能。
攻撃モーション
- 基本的なモーションはMH3以降の飛竜種に準じており、MHFにおける既存モンスターからの転用は少なめ。
攻撃動作の一部もリオスやディアブロスと共通しているものの、
それらの攻撃には大幅なアレンジが加えられている。
特に様々な行動に付随するように降る氷塊が厄介で、見た目の印象も大きく変わっている。
ちなみに海水を噴出させたりという行動も多いが、
アノルパティス自身が攻撃に使用する属性はあくまでも「氷」である。
- 空中攻撃や潜行攻撃のエキスパートからモーションを流用している上、
独自モーションもそれを助長しており、流れるように陸海空からの攻撃を繰り出す。
空から海へ、海から空へ移動しながらの攻撃はアノルパティスならではのもので、
文字通り"縦横無尽"に暴れまわるため、初見では翻弄されること必至。
- 怒った際はリオスのような一般的なモーションで咆哮を行うが、
このとき口から赤黒い龍属性エネルギーが一瞬だけ漏れることに不穏な空気を感じ取った者は多いだろう。
多くのMHFオリジナルモンスターの例に漏れず、アノルパティスは命の危機が迫ると真の実力を発揮しだす。
ダメージを受け続けて体力が半分を下回ると、瞬きする間もない速度で地中に飛び込み、
後方の地面から登場、空中で赤黒い龍属性状の雷を伴った雄叫びを行う。
これ以降は各種攻撃や周囲の空気や水、降り注ぐ氷塊に龍雷が付随するようになり、
技もより広範囲に、苛烈なものへと変化して避けにくくなる。- さらに各種攻撃技もエフェクトの通りに「氷属性 & 龍属性」へ変化する。
正式な複属性ではないが、防具の属性耐性のどちらか一方が劣っていても効果がかなり薄い。
- さらに各種攻撃技もエフェクトの通りに「氷属性 & 龍属性」へ変化する。
地上主体の技
- アノルパティス以外でも数多くの飛竜がサブ技として備える尻尾回転攻撃にはフェイントを交えることがあり、
尻尾を振って半回転する、かと思いきや実は反転しておらず同じ場所をもう一度薙ぎ払うことがある。
- ブレスではリオレイアと同じく単発で吐く場合と、後退しながらチャージして放つ場合とがある。
この水ブレスは地面に着弾すると爆発するように大飛散して周囲の敵を吹き飛ばし、
さらに怒り時は地面に亀裂を生じさせて横一列に4発の間欠泉を噴きださせる性質がある。- 覚醒後は龍属性の大爆発が起きてさらに広範囲攻撃となるほか、
間欠泉の発生箇所が変化して四角形の頂点をとるように噴出するようになる。
チャージブレスは3Way状に3発同時に吐き出すため、前方広範囲が危険。
龍雷を解放された暁には移動では避けきれないほどの超広範囲を吹き飛ばしてくる。
- 覚醒後は龍属性の大爆発が起きてさらに広範囲攻撃となるほか、
- リオレイアの得意技であるサマーソルト尻尾攻撃も繰り出す。
一歩引いてから勢いよく縦回転する動作はMH3以降のものと同様だが、
この攻撃を食らってしまうと雪だるま状態となってしまう。
従来のリオレイアのサマーソルトと異なり、
回転して戻ってきた尻尾にもまだ判定があるというMH3以降の仕様もお約束。
覚醒後は一度サマーソルト攻撃を仕掛けた後、軸合わせをしながら素早くもう一度繰り出してくる。
なお、サマーソルト攻撃時はアノルパティスの前方一直線上に複数の氷塊が次々と降り注ぐ。
- ディアブロスのような後方尻尾振りや角振り回しも行うが、
こちらは特にアノルパティス的な強化点はなく、そのまま用いてくる。
鋸を剣のように振り回す技は、非怒り時では振り上げのみ、
怒り状態時でさらに身体をひねりながら逆方向にもう一度振り上げる二段目の動作が追加される。
ディアブロスの技では彼らと似たようなモーションで頭を回すように咆哮を上げるものがあるが、
この怒号はティガレックス特異個体のそれ並みの超広範囲攻撃となっているのに加え、
動作に対して攻撃判定が発生するタイミングがやや早いため、初見では回避しにくい。
巻き込みが激しいため、というかむしろ誰を狙っているとか関係ないほど範囲が広く、
回復で離脱している時にこれが来て、力尽きるということも起こりうる。
- また、地上ではアノルパティス最大の攻防一体の大技として大間欠泉攻撃を繰り出す。
角を地面に突き刺してから素早くぐるりと一回転して
わかさぎの氷上釣りで開けるような穴を解放し、周囲広範囲へと海水を吹き上げる
(判定は吹き出す一瞬のみなので回避は容易だが、
至近距離にいると噴きだす水で視界がほぼゼロになってしまうので注意)。
その後、突如錐揉み状態で滑空突進を繰り出してくる。
中で空中軸合わせを行うため誰を狙っているのか分かりにくく、
よく観察しないといきなり突っ込んで来られて乙、ということも起こりうる。- 覚醒後は間欠泉噴出とともに龍属性エネルギーを大出力で開放し、
ただでさえ広かった攻撃範囲がさらに広範囲化。
画面全体が超巨大な龍雷の柱で覆い尽くされるほどの大規模攻撃へと強化される。
技の迫力が増すのはもちろん、もともと見づらかったのに余計に誰を狙っているかわかりにくくなる。
アノルパティス紹介ムービーでも最後のカットで存分に発揮している。
間欠泉が噴いてから中をよく見るときれいな虹が発生しているのが見える。
なかなかに芸が細かい。 - 覚醒後は間欠泉噴出とともに龍属性エネルギーを大出力で開放し、
空中主体の技
- リオレウスからは飛翔してからの低空滑空攻撃などを輸入。
ふわりと浮かんでから風に乗ってまっしぐらに飛んでくるが、
このとき水蒸気を噴出させて滑空するその周囲に次々と氷塊を降り注がせていく。- また、アノルパティスオリジナルモーションの滑空攻撃として、
一旦上空に浮かんでから大きなV字を描くように急降下、急上昇を繰り出す技や、
助走をつけながら滑空を開始してその勢いのまま突き進む技もある。
前者は一旦V字滑空を終えてから反転して再度同じ攻撃を仕掛けてくるために攻撃時間が長く、
後者はブレスを乱射しながら滑空するため攻撃範囲が凄まじく広い。
いずれもやはり周囲に無数の氷塊を付随させるため注意が必要で、
特に覚醒後の滑空ブレス攻撃はブレスによる龍属性の爆発や無数の氷塊、
幾か所での間欠泉で周囲が埋め尽くされてしまうほど。
- また、アノルパティスオリジナルモーションの滑空攻撃として、
- リオレウスと同様の技としては、他に後退しながらの水ブレス攻撃がある。
退きながらと言ってもバックジャンプブレスなどとは違うが、
滞空しながら後退と軸合わせを同時に行い、ブレスでハンターを狙い撃ちするあの技。
攻撃自体の頻度は高くなく、不意打ち的に繰り出してくる。
- また、空中に飛翔してから8の字を描くように大旋回してから息を吸い込んでチャージ、
ブレスを鉛直に吐きつけ水しぶきの大爆発を発生させる独自技もある。
このとき、ブレスから一気に広がった水蒸気が外気で急速に冷却され、
周囲に数えきれないほどのつららが雨の如く降り注ぎ続けるようになる。
ただし、 飛行中は攻撃が一時的に止むため、砥石などを使用するチャンスとなるほか、
地上に降り立った直後は必ず威嚇を挟むので大きな攻撃チャンスでもある。- 覚醒後はチャージブレスの爆発が少しだがより大きくなり、
周辺一帯にバチバチと激しい音を轟かせながら龍属性の雷がドーム状の範囲で展開されるため、
見た目は非常に派手なものになる(演出の一環なのでこの龍雷自体に判定は一切ない)。
- 覚醒後はチャージブレスの爆発が少しだがより大きくなり、
- 上述したように現在では(他の空を飛ぶ飛竜とは違い、一部の技中だけではあるが)、
閃光玉で叩き落としてチャンスを作ることが可能になっている。
サマーソルト中が一番狙いやすいか。
地中主体の技
- 氷の地面を掘って潜行し、間欠泉を次々と噴出させながら目標に向かって高速接近、
氷の中からハンターをかち上げるようにして飛び出してくる。
それ以外にもアノルパティスの背びれを最大限に活用する技として、
氷の大地もろとも周囲を切り裂きながら突き進み、
狙いを定めた者に向けて地面から大跳躍しながら出現することもある。
なお、この技は開幕から先制して放ってくる攻撃であり、
初期配置エリアに入った途端、問答無用に襲い掛かってくる
(ハンターを補足してから潜り始めたりという間がないので脅威)。
怒り状態中は地面を掘り進む間も周囲に間欠泉が幾つも噴出し続けるので注意が必要。
- また、空から地上のハンターへ向けて一直線に高速滑空突進、
を行うとともに、その勢いのまま地面の中へ一瞬で消え去り、
空からの攻撃に続いて地面からも追撃を行ってくる場合もある。
逆に地中から氷を突き破りながら空へ一気に飛び立ち、
混乱に陥っている間に上空から飛散する水ブレスを打ち込んでくることも
(覚醒後はこれも強化されるので周囲のハンターへの巻き込みも激しい)。
まさに空から地へ、地から空へとフィールドを駆け巡るアノルパティス特有の技であると言える。
- 地中での大技では、イルカジャンプの如き氷中からの飛び跳ねを3連続で繰り返しながら泳ぐ攻撃がある。
予備動作である潜行が非常に素早く、1回目の飛び跳ねに対応し辛い。
直線的に3回繰り出してくるのだが、横幅が広い飛竜種だけに攻撃範囲は全く侮れない。
一応この技を使った後は威嚇で隙を晒すのだが、攻撃チャンスは一切ないにもかかわらず、
かなり距離を離されるいう面倒な仕様であり、アノルパティスを狩るプレイヤーからあまり評判は良くない。
氷に潜るときに海にまでエフェクトが飛び出して不自然過ぎることになっているのは御愛嬌
辿異種
- 2018年7月4日に行われた中間アップデートにて狩猟解禁。
共にアップデートのキービジュアルを飾っているセルレギオスと辿異種ガスラバズラからは、
やや遅れての登場となった。- 3月の公式生放送にて、
プレビューサイトのメインビジュアルの右下部分が不自然であることが宮下Pより突っ込まれていたが、
そちらに配置されていたのが辿異種アノルパティスであった。
これは7月の中間アップデートというやや遅いタイミングでの登場となり、
プレビューサイトの最後の配信で中間アップデートの情報をまとめて掲載するための措置であったとのこと。
- 3月の公式生放送にて、
- アノルパティスの辿異クエスト
受注可能GR クエスト名 GR200 極鋸角を備えし暴鋸竜 GR400 氷を砕くは極鋸の角 GR600 白銀の覇者 GR800 穿暴の鋸角
- 発達部位は「鋸角」。
通常の個体と比べ、先端部分が左右に大きく張り出しており、中腹部分や頭頂部も上に伸びているため、
ぱっと見では小さなシュモクザメが頭にくっついたようにも見える。
極海にはシュモクザメのような魚がすでに生息していたりするが関係性は果たして…。
また、全身に白い波のような模様が目立つ。
- 部位破壊は角、翼、尻尾(切断)に加え、背ビレを破壊できるようになった。
背ビレは胴体と判定を共通しており、
翼は通常個体同様、片方の破壊で両翼が壊れ部位破壊成立となる。
どの難度でも耐久値は控えめだが、例によってしっかり狙わないと全破壊前に討伐しかねないので注意が必要。
- この巨大な角を捕食行動に駆使するようになったため、攻撃面では通常個体と違い、
角を使った地上での攻撃を主軸としており、地中等の攻撃頻度は低くなっているという。
元々アノルパティスは「陸海空を制するモンスター」というコンセプトで設計されていたが、
後述するがこの点こそ彼が最も不評を被った要素であり、
運営インタビューによると辿異種では本来のコンセプトよりも遊びやすさを重視して調整されているという。
故に開発内では「陸海空を制さないモンスター」と言われた事もあるそうだ。
無論飛べなくなった訳ではなく、潜れなくなったわけでもないが、これらは補助的にしか使用しない。
戦闘概要、主な追加技など
- 辿異種アノルパティスは氷属性やられ【特大】と、通常の龍属性やられを使用する。
龍属性やられは【特大】ではないため、龍耐性値が20あれば無効化できる。
もっとも、覚醒後に龍属性が混合されること、
および純龍属性攻撃の威力が高いことから、龍耐性を特大対策の55に近づけることは決して無意味ではない。- 2種類の属性やられを扱う辿異種はリオレウス(火属性やられ【特大】と龍属性やられ)以来だが、
リオレウスの龍属性やられ効果を持つ技は滅多に使用しない滑空のみであるため、
感覚としてはアノルパティスの方が新鮮に映るかもしれない。
超咆哮の使用頻度は低めだが、いずれも厄介なタイミングで発生し、
超震動は鋸角を地面へ突き立てるごとに発生させてくるため、
どちらも辿異スキルでの無効化ができると戦いやすくなるだろう。 - 2種類の属性やられを扱う辿異種はリオレウス(火属性やられ【特大】と龍属性やられ)以来だが、
- 鋸角を破壊すると、超咆哮と超震動を発生させられなくなる。
それ以外では特に弱体化する部分は無い。
このためか、角の耐久値は同じく頭部が発達部位で、
破壊時の影響が非常に大きいドラギュロスに比べ低めになっている様子。
- 追い詰めると龍属性オーラを纏い覚醒し、ブレス等に龍属性が混ざる事点は従来と同様である。
- 体力については他の辿異種と大きな差はなく、どちらかと言えば高め。
ただし怒り時は肉質が軟化し、全部位にそれなりに攻撃が通せるようになる
(流石に弱点特効が機能する部位は限定されるが)。
また、通常個体同様火属性が全般的に効く設定になっており、
怒り時は全部位で属性特効の対象となり、非怒りでも<<属撃強化>>の辿異スキルがあれば、
全部位が属性特効の対象となる。
属性特効のスキルは不人気であり、
発動手段も限られるが発動させれば強力であるため非不退装備では採用もあり。
火属性以外は、雷属性もある程度通る他、氷属性もごく僅かだが全身に通る。
そのため、光属性や灼零属性の武器はかなり有効であり、
熾凍属性と<<耐震強化+1>>を内包するラヴィナシリーズも相性が良い。
- 陸空海からの攻撃の割合だが、実に陸上攻撃が9割以上を占めており、
空からは通常個体も使用するつららを落としつつの滑空攻撃やサマーソルト、
海からはおなじみ開幕時の潜行突進と新規に追加された1種という偏りっぷりである。
また、アノルパティスらしく攻撃力はやや高めであるものの、
昨今の辿異種に多く見られた即死攻撃やコンボ攻撃が低難易度帯では一切存在しないのも特徴と言えるか。
追加アクションはいずれも隙があり、
どちらかと言えばインファイト気味であることから付け入る隙は十分ある。
一発の攻撃力はかなり高く、特に★4となると辿異種でも上位の19.5となるが、
怒り倍率そのものは低めであるため、十分な防御力と耐性を持ってすれば、
大技でもない限りはそこまで痛くは感じないが、
それも踏まえた、本辿異種の評価は、対策の具合(特に特大やられではない龍耐性)や、
スキル環境(真根性の有無)によって差が見られる傾向がある(詳しくはこちら)。- 陸上では従来モーションである尻尾回転や尻尾薙ぎ払い、サマーソルトを割と多く使用するのも特徴的
(サマーソルトは★3以降の難易度ではオミットされている)。
辿異種ではオミットされがちなシリーズお馴染みのアクションを繰り出す様は、
辿異種戦に慣れていると却って新鮮に感じるかもしれない。
尻尾に当たり判定を持つ攻撃が多く、大きくしなるためかなり邪魔に感じる。
近接武器は尻尾を早めに切断しておくと戦いやすくなるだろう。 - 陸上攻撃のうち、大間欠泉攻撃はオミットされている。
ハンターが長時間手が出せず妨害も不可で、
おまけにかなり距離を離されるなどストレス要素であったためだろう。
また、サマーソルトを食らっても雪だるまにはらないが、氷柱に当たれば氷属性やられ【特大】になる。
龍属性オーラを噴出したらサマーソルトが二連発になる点は同じである。
- 陸上では従来モーションである尻尾回転や尻尾薙ぎ払い、サマーソルトを割と多く使用するのも特徴的
- 以下は主な追加技。
なお逐一の記載は省くが先述の通り、基本的に鋸角を地面へ突き立てるたびに超震動が発生する。
- 間欠泉攻撃
- 通常個体が使用する大間欠泉攻撃を簡素にしたような技。
鋸角を突き立てつつ半周して振り抜く。
鋸角で抉った軌跡には小規模ながらも間欠泉が発生するため、
密着している場合は位置によっては二度回避行動をとらないといけない場合がある。
振り回される尻尾にも判定があるためそちらも注意。
- 怒り状態移行
- 鋸角を突き立てて周囲の地面を派手に割り、少しのチャージを挟んだ後、
引き抜くと同時に龍属性オーラを伴う大噴水が発生し、直後に超咆哮を行う。
超震動で拘束されてしまうと続く大噴水への被弾が確定する。
そして大噴水には龍属性やられ効果がある。
超震動を無効化または回避できれば、大噴水への対処を行うまで一定の隙が生じる。
- 地中急襲
- 開幕時のみ使用する潜行突進を除けば、唯一の地中からの攻撃。
狙ったハンターの方向へ、きりもみ回転をしつつ素早く潜行し、
そのハンターの足元から勢い良く飛び出た後、鋸角を突き立てて追撃を仕掛ける。
一見すると打ち上げコンボのようだが、それぞれが独立した攻撃である。
狙われていると足元から蒸気が3回噴き出て、そこから一拍置いてアノルパティスが飛び出してくるため、
それを目印に避けよう。
行動後は鋸角が地面に深く刺さった状態となり、引き抜くまで隙ができる。
- 振り返り鋸角突き立て
- 反転して鋸角を地面に突き立てる。
振り返る際の尻尾にも攻撃判定がある。
- 往復龍ビーム
- ★2で解禁される、アノルパティスとしては珍しい純粋な龍属性攻撃。
龍属性のビームを右→左、左→右と往復して薙ぎ払うだけだが、初撃の出が比較的早いので注意。
逆に二発目の出は若干遅いので回避する場合はタイミングを見計らいたい。
先述の通り、龍属性やられは特大ではないが、
耐性で軽減できる故か威力は高く、★4のものとなると辿異防具+そこそこの龍耐性程度ではほぼ即死である。
なお口元にしか判定がないため、完全に回り込むか懐に潜り込めばチャンス行動になる。
- 穿暴の鋸角
- ★4で解禁される、辿異種アノルパティス唯一のコンボ攻撃にして強制即死攻撃。
地面へ鋸角を突き立て、少し間を置いてから正面の地面ごと振り上げる。
これにハンターが巻き込まれてかち上げられると、
アノルパティスが飛び上がってハンターの真上へ移動し、鋸角に引っ掛ける。
ああ…引っ掛けられるだけで済んで良かったと思ったのも束の間、
落下の勢いを乗せて引っ掛けたまま鋸角で地面を砕き、引っ掛けた対象を地中深くへ埋め立てる。
極海の氷の厚さは鋸角で抉られると海水が吹き上がる程度であり、
そこから考えるとハンターは氷を突き抜けて海中へ幽閉されているものと思われる。
毎度のことながらどう救出しているのか……
これは近年数を増やしつつある特殊カメラアングル攻撃であり、
かち上げられると飛び立つアノルパティスが映し出され、
次に上空から追撃を仕掛けるアノルパティスを見上げるようになる。
なお、即死攻撃に繋がるからという温情ゆえか、この際の鋸角突き立て時には超震動は発生しない。
また、エリアの端で打ち上げを食らった場合、
壁により運良くハンターとアノルパティスの位置関係がずれることもあり、
その場合は追撃が外れて助かる。
ちなみに、これをNPCが食らった場合は強制撤退にはならないが、
落とし穴状態となりしばらくもがく。
振り上げに誰も当たらなかった場合は何も行わない。
武具
- G級武器は、アノルパティス実装と同時に大剣、片手剣、ランス、ヘビィボウガンが実装。
その後GGで穿龍棍、G6.1でハンマーが追加され、現状では6武器種に存在する。
見た感じから氷属性や龍属性かと思われていたが、付属していたのはまさかの単一水属性。
複属性を期待していた多くのプレイヤーは盛大に肩透かしを食らう結果となった
(ただし、ヘビィボウガンは滅龍弾にも対応しており、一応期待に添える属性対応にはなったが)。
武器としては、極長槍となるランスが人気を博しているほか、
大剣と片手剣は強化で紫ゲージの上をいく空色ゲージが発生する。
なお、MHF-G8以降は片手剣、ランスがLv50からの派生強化に対応するようになった。
- 辿異武器は、太刀、双剣、狩猟笛、ランス、ガンランス、穿龍棍と、
MHF-ZZアップデートによって追加されたマグネットスパイクの計7種。
いずれも、発達部位である角の形状を活かしたかのような独特なフォルムである。
属性は通常個体よりも氷属性が強く発現したからなのか単一氷属性となっている。
G級武器同様、実装前は複属性ではないかという予想もたてられていた。- 太刀と双剣はリーチ長、ランスは「ゼーゲロングホーン」の後継としてかリーチ極長となっている。
辿異スキルは双剣、狩猟笛、穿龍棍がスキル枠拡張+1、
太刀、ランス、ガンランス、マグネットスパイクが雌伏強化となっている。
斬れ味は青色が非常に長いのが特徴だが、デフォルトで紫・(短いが)空ゲージがあり、
斬れ味レベル+1で十分な長さの空色ゲージが出るという、昨今の辿異武器と同様の使い勝手となっている。
- 太刀と双剣はリーチ長、ランスは「ゼーゲロングホーン」の後継としてかリーチ極長となっている。
- 防具はG級防具が「トルペド」、辿異防具は「アノル」の名を冠する。
詳細はこちら。
余談
- 2012年12月発売のファミ通で姿が、翌年2月発売のファミ通で名前が公開された。
MHF-Gのメインビジュアルにてシャンティエンやポカラドン、ヒュジキキと並ぶ形で初公開されたため、
当初は外観や種族、名前すらも明らかではなかった。- プレビューサイトで名前や生態などの公開が遅かったことや、
インタビューで「極海のボス的な存在」とされていたことで、かなり後半に戦うのではないかと
推測されていたが、やはり後半であるG★6にて登場。 - 上述したように元はMHF-G1ナンバーでの登場が予定されていたが、
MHF-G2ナンバーでの登場になったことで、"MHF-G"のメインビジュアルに映っていながらも、
「MHF-G(1)」というナンバー中で狩れないという、なんとも可哀想な立ち位置となってしまった。
ただ、解禁から2日後の8/16、G2大型アップデート公式プレビューサイトが更新されたのだが、
アノルパティス特集の項目が新設され、そこでは極海のBGMが流れる。
G2プレビューサイトでは「五つの影」として紹介されていたが、
実装後に目玉要素として追加されたようだ。
そういう意味では、今までではあまり例のない待遇である。
- プレビューサイトで名前や生態などの公開が遅かったことや、
- MHFと本家シリーズを含めても久しぶりのワイバーン骨格の飛竜種ということと、
極海のボス的なモンスターということで、強さはどのくらいかプレイヤーに期待されていた。
だが当時は新モンスター登場時は「ハメが可能かどうか」という点を、
まず最初に徹底的に模索・議論されるという状況であった。- これについては一つ前のG級新モンスターであるギアオルグで可能だった、
という事が理由として大きい。詳しくは同モンスターの記事を参照のこと。
実装当日に1ラスタでハメを使って討伐する動画が投稿されてしまい、
またまた「G級の新モンスターは弱い」あるいは、
「ハメで処理できるからつまらない」というイメージを多くのハンターに植え付けることになった。
ただしこのハメは難度が(ミドガロンほどではないが)高いことが後に分かり、
それから暫くしてG級武器の強化難度が緩和されたこともあり、
野良ではあまり普及しなかった。 - これについては一つ前のG級新モンスターであるギアオルグで可能だった、
- その後ガチンコで戦うハンターが増えたことで、アノルパティスの問題点が指摘されるようになった。
アノルパティスはMH3モンスター骨格とは言いながらも、
従来のMHFモンスター同様、攻撃の判定はいずれもほぼ一瞬な上に、
攻撃後の隙が大きい大技を多用する傾向にあるモンスターではある。
が、とにかく手の出せない領域に移動することが多く、
ハンターとの距離を離す行動も極めて多いため、一旦暴れさせると手が付けられなくなる。
従って、戦っていて相当面倒なモンスターという渾名が付いてしまう。
更に実装時には他の飛ぶ飛竜とは違い、
閃光玉が相当シビアな条件でしか効かなかったため、尚更厄介の一言であった。- 現在ではハンター側の移動速度を強化する術がいくつか追加され、
実装当時に比べればかなり追いつきやすく、戦いやすくはなっている。
とは言え、手が出せない時間が多いことに変わりは無いが。
性質上アノルパティスは他のモンスターよりも罠が非常に仕掛けにくい。
そのため、上述したような開幕動作を狙ったハメまがいの狩猟にならざるを得ず、
有利に戦うにはハメが必要、効率的に狩る場合完封ハメの難度が高いということで、
どちらの層からも不評の声が多く聞かれたモンスターである。 - 現在ではハンター側の移動速度を強化する術がいくつか追加され、
- そのためか、ユーザーアンケートでも不人気票を獲得した代表的な存在として名前が挙げられている。
アンケートに答えた4分の1のユーザーがこのアノルパティスを苦手なモンスターと投票していた。
多種多様なMHFのモンスターの中からここまで一種のモンスターに不評が偏るのは珍しいケースともいえる。
上述したとおりアノルパティスの攻撃面における隙の無さは意図的な設定であり、
MHF-Gの当初の設定から止むを得ない部分があったとは言え、
モンスターの「強さ」の表現手段として上記アンケートの結果から勉強させていただいた、
と運営プロデューサーは後に語っている。- その後2014年MHF感謝祭にて、当初の計画におけるMHF-G1
(これは実際には「MHF-G2」であった時期が含まれる)ではアノルパティスを含む、
10体ものモンスターが新規追加されたが、
これだけのモンスターを一度に追加したのはMHFでは前例がなく、
更に覇種の好評から新規モンスター達もクオリティアップを迫られた結果、
各モンスター毎の調整が不十分となってしまい、
アノルパティスも行動パターンの調整不足だったということが明かされ、
運営陣がプレイヤーの前でじきじきに謝罪するまでに至った。
それと同時に今後アノルパティスの行動ルーチンに調整を加えるかもしれないと発表された。
調整の一端なのか、現在ではチャージブレス後の氷柱の量が減っている。
アノルパティス自身は「MHF公式公認の不評なモンスター」
という極めてありがたくない渾名が付いてしまうことになる。
それから年月が経って登場した辿異種アノルパティスは、不評を被った要素に軒並み手が入れられており、
開発側も上記の意見を踏まえて調整した事が語られている。 - その後2014年MHF感謝祭にて、当初の計画におけるMHF-G1
- アノルパティスはグレンゼブルに似ていると言われることがある。
重厚な体躯の飛竜、青色と灰色かつ腹側と背側で色が異なるツートンカラーである点を除くと、
見た目上の共通点は特段ないのだが、どちらも「特徴的な角」を持つ点、
水属性を操り水蒸気らしきものを噴出する個体がいる点、
そして何より「実装当初不満の声が多かったモンスター」という共通項があり、
「似ている」という声は公開から2018年現在に至るまでそれなりに見受けられる。
- 前述の通りこのモンスターのモチーフはノコギリザメとなっている*3。
ただし、ノコギリザメは比較的温暖な海域に生息するサメであり、極海のような寒冷地に姿を見せることはない。- とはいうものの、魚型のモンスターには深海魚がモデルなのに淡水や陸上に進出しているものや
砂の中を泳ぎ回るもの、果ては火山のマグマの中に生息するものなどがおり、
モデルになった(と思われる)生物とは全く異なる生態を持つことは珍しいことではない。 - MH4には同じく寒冷地に生息する鮫型モンスター、「スクアギル」と「ザボアザギル」の存在が確認された。
アノルパティスとは違い、あちらはホオジロザメのような姿をしている。
- とはいうものの、魚型のモンスターには深海魚がモデルなのに淡水や陸上に進出しているものや
- MHFのゲーム内ストーリーでは特にピックアップされることのないモンスターであるが、
ストーリークエストでは歌姫の歌を取り戻す過程、
そして穿龍棍の使い手の最期に関わる非常に重要なポジションにあるモンスターである。- 偶然かもしれないが、同ストーリー内で入手できる「奏」属性の武器は、
アノルパティスが操る水属性と氷属性の複属性であり、
G5.2アップデートで追加される同じくストーリークエスト武器専用の「響」属性の武器は、
水属性と、覚醒時に発する龍属性の複合である。 - ストーリー内ではモノブロス、ナナ・テスカトリをソロで討伐するハンターを打ち負かし、殺害している。
生態系の頂点である古龍を単独討伐出来るハンターは本家ですら数えるほどしかおらず、
そのハンターを打ち負かしたことからもアノルパティスという種が如何に強大であるかが分かる。
事実、ストーリー上では古龍であるルコディオラよりも強敵のような扱いをされ、
ゼルレウスやレビディオラ等の強豪モンスターと並んで語られる存在になっている。
- 偶然かもしれないが、同ストーリー内で入手できる「奏」属性の武器は、
素材
- 暴鋸竜の甲殻
- アノルパティスの甲殻。氷を削りやすいよう、ギザギザとした形状をしている。
辿異種の甲殻は「凶殻」と呼ばれ、
極海で生きてきた勲章の傷跡が節々についている。
- 暴鋸竜の牙
- アノルパティスの牙。氷を容易く噛み砕く牙は高い強度を誇る。
辿異種の見るものを不安にさせる牙は「凶牙」と呼ばれる。
- 暴鋸竜の翼膜
- アノルパティスの翼膜。表面が鑢のようにざらざらしているため、研磨剤として使用される。
研磨剤という事は、紙やすりのような用途で使われているのだろうか?
- 暴鋸竜の鋸角
- アノルパティスの鋸状の角。特徴的な形状をしているためハンターからの人気が高い。
辿異種が持つ異常に発達した鋸角は、
質によって「極鋸角」「極上鋸角」「極剛鋸角」「極絶鋸角」と呼び分けられ、
氷塊や外殻など、触れるもの全てを傷つけ、断ち切る。
- 暴鋸竜の尻尾
- アノルパティスの尻尾。一振りで分厚い氷を叩き割るほどの破壊力を持つ。
先端には飛行機の尾翼と垂直尾翼を思わせる3本のヒレがついている。
辿異種の尻尾は「惨尾」、より上質なものは「凄惨尾」と呼ばれる。
ヒレがより強固になっており、当たれば肉は裂け骨は砕け、一面は血の海となるという。
- 暴鋸竜の冷眼
- アノルパティスの氷のような色をしている瞳。怒るとその名とは正反対の紅色に光り輝く。
それは極海の純白世界で紅玉のように見えることから、「氷雪の紅玉」と呼ばれている。
- 暴鋸竜の凶鱗
- 辿異種の鱗のみが素材として使われる。
こちらも翼膜と同じく鑢のような性質であるらしい。
- 暴鋸竜の禍髄
- 辿異種が持つ髄。
外気に敏感で、体からの摘出は非常に困難。
- 暴鋸竜の白銀玉
- 辿異種から稀に取れる宝玉。
白銀の世界を封じたような不思議な輝きを持つ。
- 暴鋸竜の大背ビレ
- 辿異種が持つ大きな背ビレ。水中から背ビレを出すと見るものを不安にさせる。
より上質なものは「極背ビレ」と呼ばれる。
- 暴鋸竜の蒼翼
- 極海の空を思わせる色をした、辿異種の力強い翼。
より上質なものは「極蒼翼」と呼ばれ、こちらは極海の深海を思わせる色をしている。
- 暴鋸竜の凶血
- 辿異種が持つ血液。
血中の成分が特殊で、急激な気圧変化に強い。
これが陸空海を自在に行き来できる理由のひとつなのだろう。
関連項目
モンスター/ザボアザギル - 氷海に生息する両生種。鮫がモチーフである点、寒冷の環境に生息している点が共通。
アイテム/イカリオオマグロ - アノルパティスと同じく極海に生息し、辿異種と同じシュモクザメモチーフの魚。
アノルパティス素材の装備
武器/ゼーゲウィング - G級大剣
武器/ゼーゲジャウ - G級ハンマー
武器/ゼーゲロングホーン - G級ランス
防具/トルペドシリーズ - 防具。G級、辿異の両方を取り扱う。