モンスター/ガスラバズラ

Last-modified: 2023-11-01 (水) 22:38:58
種族
獣竜種
別名
怒貌竜(どぼうりゅう)
登場作品
MHF
狩猟地
白湖

目次

生態・特徴

未開の土地「白湖」にて目撃された新種の獣竜種。
メゼポルタで従来確認されていた獣竜種とは全く異なり、白湖の環境に適応している。
茶色の甲殻と毒の滴る爪、群青色の突起、獣竜種としては珍しい発達した前脚、
そして鮮やかな紫色のヒレを外観的な特徴としている。
感情が高ぶるとその姿を大きく変貌させることから「怒貌竜」の異名を持つ。
白湖はかつて豊富な水源に恵まれた大きな湖や川であったが、
干ばつなどの影響で水が干上がり、荒涼とした白い砂漠へと変わってしまった。
ガスラバズラの先祖は元々この地にあった湖に棲む水生生物であったが、
干ばつによる変化に適応し、陸生生物になったと考えられている。
ガスラバズラにはヒレ状の部位がいくつか存在しており、
これは水生動物だった当時の名残であるとされる。
また、砂漠を泳ぐように移動するといった行動も見受けられる。
白湖に生息するクスバミを主食とすることが判明しており、
身体から滴る毒は、クスバミの持つ毒を長期的に摂取・吸収し続けた結果ではないかと言われている。
毒素は霧状に吐き出したり、シャボン玉の原理で膨らませた後に叩き割って拡散させたりと、
多様な性質の毒ブレスとして口から吐き出すことが可能である。
また、尻尾に充填して飛散させたり、体から滲み出る毒素を砂に送り込むなど、
ガスラバズラは自らの有する毒素を攻撃へと積極的に用いてくる。
普段の性格は大人しいものの、怒りに触れると隠されていた本性が現れる
怒号とともに全身をめぐる血流が激しくなり、全身の筋肉が肥大化。
身体の一部が赤みを帯び、爪も大きさを増す。
また、それまで収納されていた紫色のヒレが展開されることで、
その凶暴性が外部からも見て取れるようになる。
怒れるガスラバズラは、それまで用いてきた毒素に頼ることがなくなる一方、
膨れ上がった全身より生み出される怪力で相手を排撃しようとする。
特に、太くなった前脚は岩盤を易々と持ち上げるほどの腕力を秘めている。
辿異種
強力な怒貌竜の個体が長い年月を辿り、変化を遂げた個体。
特に腕が凄まじい発達を遂げており、
辿異種の分類条件である「異常発達部位」を満たしていたため、辿異種に分類された。
その体は白く色褪せており、異常発達した腕についても「発達していない」ように見える。
その一方で毒を生み出す体内器官である毒腺は進化を遂げており、更に強力な毒を生成することが可能となり、
この状態の怒貌竜は、この毒を主軸とした戦法を好む傾向に見られる。
この毒は、以前に確認された辿異種棘竜のそれと同じ性質を有しており、
体内より「抗毒液」が見つかっていることから、
本種についても強力となった毒に対する抵抗体を有する事で、それとの共存を実現していると考えられる。
その一方で別名の由来でもある怒りによる変貌は健在であり、
激情に触れると一変、通常の個体でも見られた鮮やかな体色と展開されたヒレが現れ、
発達部位である腕は肥大化して赤色に染まり、岩石のような表面と、巨大化した爪という姿を見せる。
肩に当たる箇所に派手で、かつ鮮やかな突起が現れ、
地味でどこも発達していないように見える通常時とは真逆の印象を抱かせる。
この状態の怒貌竜は、発達部位である腕を用いた攻撃を展開し、
その腕力を以て、広範囲の砂地を時には揺さぶり、時には持ち上げ、時には地割れを起こさんが如く叩きつける。
また、この腕力を限定的な範囲に留めることで、
ある程度の大きさまでの外敵であれば、潰すように叩きつけることで地面に埋め込み、
そのままもうひと叩きで地面に埋没させる事ができる事から「潰の掌腕」の異名が与えられている。
その一方で従来の個体と同様に血流循環を最優先とするために、
強力な毒を生成する毒線の活動を一時休止させるため、毒を用いた攻撃は一切行わなくなる。

概要

  • MHF-G8にて実装された獣竜種の大型モンスター。
    MHFでは従来アビオルグ亜種であるギアオルグしか獣竜種が登場していなかった。
    両者に属さないMHF産の獣竜種としてはガスラバズラが初となる。
    • 実装はG8アップデート当日の7月22日で、剛種・G級・G級特異個体が解禁された。
      剛種モンスターの獣竜種はアビオルグ以来実に3年ぶり。
  • 一見地味に見える茶色を中心にした体色、獣竜種としては太めの前脚、
    身体の一部に見える毒々しい色のヒレが外観的な特徴である。
    色見が似ているため「獣竜種版パリアプリア」と称されることもあるが、
    あちらも水生生物に纏わる設定があるため、あながち間違いとも言い切れない。
    • 「砂漠化によって水生から陸生へと変わった」モンスターにはガレオスなど、
      MHには幾つか類例が存在している。
    ガスラバズラの大きな特徴は「怒り時に姿が変貌する」という点。
    怒ると筋肉が膨張、口元や背中などにある鮮やかな紫色のヒレが展開し、外観の印象が大きく変わる。
    その見た目はガノトトスなどを思わせるほどに魚竜っぽい。
    外見の変化に応じて特性も変化し、相手を力で圧倒するような戦い方へと変わる。
    また、白湖の砂中を泳ぐ姿も確認されている。
    • 怒ると筋肉が膨張するという特性は、同じ獣竜種のイビルジョー、アビオルグなどと共通するが、
      その膨張する過程は躍動的にむくむく膨らむもので、まさに変貌と呼ぶにふさわしい。
    • 運営によると、「怒り時の二面性」という点では棘竜などの先例が存在しているため、
      ガスラバズラについては「変貌する場面」の演出をあえて強調しているとのこと。
      せっかくのガスラバズラのアイデンティティなので、「二面性」どころか「多面性」を持つ
      変化シーンも派手なアイツには触れないで頂きたい。
      一応フォローしておくと、怒りから元に戻る時の演出はこちらが遥かに派手である。
  • 部位破壊は頭、腕、背中、尻尾、尻尾切断。
    尻尾は部位破壊後に切断が可能となる。
    部位破壊耐久値はG級特異個体でも低めであり、破壊自体は難しい話ではない。
    背中は首の上半分が背中部位の判定になるいつものパターンなので近接武器でも破壊できない事はないが、
    やはり穿龍棍やガンナーで破壊した方が楽かつ確実。
    特に片手剣や双剣等のリーチの短い武器は、流砂の落とし穴に引っかけてその間に破壊する方が楽かもしれない。
    なお部位破壊専用素材は背中には設定されていないようである。
    • アビオルグとギアオルグは腕破壊・尻尾切断ができなかったため、
      ガスラバズラは初の腕破壊・尻尾切断可能なフロンティア出身獣竜種と言える。
      なお腕は肥大化する怒り状態だと壊しやすい。

戦闘概要

  • 獣竜種としては初となる毒属性を中心に扱う通常時と、
    激情に身を任せ、力強い攻撃技が中心となる怒り時への対応が重要となる。
    どちらの形態でも落とし穴攻撃を絡めた攻撃を行ってくる。
    また、獣竜種ではブラキディオス以外では見られなかった腕を用いた攻撃もあるが、
    殴打を目的とした形状のブラキディオスとは異なる平たい形状をしており、
    地面を叩いて震動を起こす、毒液を叩いて破裂させる等、その形状を活かした攻撃を行ってくる。
    • 動作のベースはアビオルグだが、ボルボロスウラガンキンじみたモーションも修得し、
      それに加えて上記の腕を使用したものをはじめとした独自技まで持つ為、行動パターンは非常に多彩。
      アビオルグ実装時同様、ベースとなったモンスターと同じと考えて挑むと痛い目を見ることになる。
      ただし全体的に見るとアビオルグのように(獣竜種の中では)ターン制が成立しやすいモンスターではある。
      また、広範囲攻撃が多いためか距離を詰めるための歩行はあまり行わず、ガンナーでも比較的立ち回りやすい。
    • アビオルグ戦で脅威となる突進も同モーションで用いてくるが、
      ガスラバズラは目標の手前で止まることが多く、あちらほど対処に困るものではない。
  • 怒り状態は通常多くのモンスターにおいて通常状態の上位版となりうるが、
    ガスラバズラに関して言えば、通常状態でのみ放つ大技も存在している。
    通常時と怒り時で攻撃技が一新されるため、「怒り時が本番」という扱いではなく、
    通常時と怒り時で違う側面を持つモンスター」という認識を持つべきだろう。
  • クエスト開幕直後から数分間は地面に潜った状態で過ごしている。
    ガスラバズラの潜っている場所の周辺には不審な毒の落とし穴が無数に点在するため、
    潜っているから見つからない!などということは発生しない。
    落とし穴の近くに接近するとガスラバズラが姿を現し、戦闘開始となる。
    • なお姿を現す際、それと同時にいきなり尻尾でハンターを打ち据えようと先制攻撃を仕掛けてくる
      被弾してしまっても適正防御力なら大したダメージ量でもないが、注意しておきたい攻撃である。
    • ちなみに、クエスト開始後5分程度経過すると、ガスラバズラは自発的に潜行を解く。
      その後は白湖内を徘徊して回るようになるため、急に出くわすこともある。
    • この行動は通常状態での戦闘中も行ってくる。
      その際は大量の毒液を噴出した後潜行し、標的となるハンターの周囲に毒の落とし穴を設置して退路を塞ぎ、
      その後にハンターの直下から飛び出すという厄介な攻撃となる。
  • ガスラバズラの大きな特徴として、怒り状態終了時に確定行動を行う点が挙げられる。
    二回手を叩くようなモーションが目安で、そのタイミングで落とし穴を作った後に自身が潜る。
    ガスラバズラが潜行した場所は砂が隆起し砂プリンお立ち台のような物が発生する
    ガスラバズラは側面の地下から隆起した砂の上に飛び乗り、
    直後に特定のハンター目がけてジャンピングプレスを行う。
    • 「怒り状態が解除された際に確定で行う」という性質上、エリア移動先で行うことも多い。
      ハンターのエリア移動と同タイミングでボディプレスする場面も見掛けることになるが、
      大抵はエリア進入地点まで飛距離が届かず、空振りに終わることが多い。
  • 弱ってくると休眠するのは他のモンスターと一緒なのだが、
    ガスラバズラの場合、白湖の洞窟のような比較的安全そうに見える場所ではなく、何故か普通に砂地で眠る。
    あまりにも無防備なその姿から、白湖には彼の天敵になるような存在があまり居ないことがうかがえる。
    • もっとも同エリアには飛竜の卵の採取ポイントがあるため、
      モノブロス亜種やディアブロス亜種などもここをねぐらとしている可能性は高い。
      砂漠に生息する大型モンスターも、他のモンスターが活動している平地で休息するものがほとんどなので、
      実はさほど珍しい生態ではない。
      砂漠では洞窟内に古龍種のねぐらがあった為、白湖でも洞窟内に古龍等の強力なモンスターが居を構えていて、
      外で休息せざるを得ないのかも知れないが。
  • 剛種クエストでは鈍重ながら高火力、
    しかし避ければ隙だらけという典型的なパワーファイターであると言える。
    一撃のダメージと毒に気をつけて戦えば攻略しやすいだろう。
  • 肉質は非怒り時が硬く、怒り時が柔らかいというよくある設定だが、
    非怒り時には雷属性が極めて良く通るようになっている。
    G級では通らない部位でも15、良く通る部位なら何と45も通る。
    剛種に至っては全部位25以上通るという激烈さである。
    怒り時は流石に通らない部位が出てくるものの、それでも前脚には30も通る。
    従って雷属性を意識して用いることで、剛種・G級共に素早く討伐できるだろう。
    物理に関しても、G級でも非怒り時35以上の部位が全系統に存在する。
    MHF-G7以降見られるようになったモンスター同様に、怒り時の弾肉質は近接と同じぐらいまで軟化するため、
    ボウガンで挑む場合は非怒り時に電撃弾、怒り時に実弾と使い分けるのも良いだろう。

形態ごとの解説

通常時

  • クエスト開始時はこの状態であり、前述のように地中で待機している。
  • 毒を身体中から滴らせ、身軽に動き回ることを特徴とする。
    イビルジョーのようなモーションでなぎ払う、前方扇状に拡散させる、
    毒液の球体を作り出してそれを前脚で叩いて破裂させ広範囲に拡散させるなど
    多彩な型の毒ブレスを保持しており、遠距離でも気が抜けないモンスターになっている。
    また、特定の行動時に毒の落とし穴を生成、事前に拘束してから攻撃を当てようとする。
    一撃での破壊力は怒り時に劣るものの、毒を絡めた様々な行動が厄介。
    • 毒無効スキルなどを発動させると立ち回りが有利になる。
      G8先行体験会では支給装備にあえて毒無効スキルを発動させておらず、
      その理由が「毒無効を付けた装備でテストしたところガスラバズラの良さが全く出なかった為」とのこと。
  • 剛種の時点で多段コンボも幾つか習得しており、
    尻尾回転で気絶させ、気絶したハンターに間髪入れず毒液の球体を吐きつけるという、
    アビオルグの即死コンボの簡易版とでも言うような技を行ってくる。
    このため、根性スキルを発動させても油断はできない。
    ただ、十分な適正防御力と毒対策さえ行えば力尽きることはあまりないだろう。
  • この形態では地中に潜り、ターゲットの周りに毒の落とし穴を生成して強襲する技を持つ。
    一見エリア移動時に行う獣竜種系の穴掘りモーションと紛らわしい技だが、
    攻撃の場合は「地面を掘る前に溜めるモーション」が入るという差異が存在している。
    このため、きちんと確認していればエリア移動と誤認することはない。
  • なお、この形態時はほぼ常時体から毒を滴らせ続けているが、これは単なる演出。
    MHFにおけるG級ゲリョスのように、近付いただけで毒の影響を受けるものではない。

怒り状態

  • 尻尾を打ち据え、攻撃判定を伴う咆哮を行って怒り状態へと移行する。
    通常時に用いたブレスは一切行わず、代わりに腕力を用いた攻撃が多彩になる。
    力任せの荒々しい攻撃は一見見切りやすそうに感じられるが、
    実際はフェイントのような行動が増えるため、予想外の一撃を貰いやすくなる。
    前脚を叩き付けることで衝撃波を発生させ、遠くのハンターにも瞬時に攻撃するなど、
    ブレスの代わりとなる遠距離攻撃手段も有している。
  • また、肥大化した腕や尻尾を地面に叩き付ける攻撃は、衝撃で流砂の落とし穴を生じさせるものもあり、
    これによる搦め手も脅威となる。
    決してパワー一辺倒のモンスターではない。
  • 怒り時限定の突進技が特徴的であり、両腕を砂に突き入れたまま前進する。
    突進の終わり際には砂中から巨大な土塊を掘り出し、ハンターに向けて両腕でぶん投げる。
    これを喰らうとしばらくの間土に埋もれて動けなくなってしまう。
    突進を回避した後に突っ立っていると土塊の直撃を受けかねないため、
    ガスラバズラと並走して土塊の当たらない場所に移動することが望ましい。
  • また、左右の腕を順に叩き付けて地割れを起こした後、
    ハンター目がけてタックルを繰り出す3段攻撃も有する。
    腕を叩き付ける際にかち上げ判定があり、根性貫通コンボになりやすい。
    ただし、最初の打ち上げの威力はそれ程高くない為、十分な防御力と体力があれば、
    初撃を受けた後タックルを根性で耐える事もそう難しくはない。

G級

  • 剛種と同日解禁。難易度は★7。
    ただし★7モンスターの中では攻撃力はかなり控えめであり、
    フル強化のGX防具・始種防具などを備えていれば一撃死するような大技は殆どない。
    一方防御力が低い装備では、落とし穴による真根性スキルの発動制限や毒によるスリップなどが脅威になる。
    方向性としては烈種始種に近いだろう。
  • 耐久力も★7モンスターとして妥当な水準であり、
    部位破壊が困難などの厄介な要素も見受けられないことからプレイヤーからの評判は上々。
  • 通常時の新モーションとして、地面に前脚を突っ込んで少し前進した後、
    周囲をかき混ぜるようにして毒を混ぜた砂をまき散らす攻撃を習得している。

特異個体

  • G8アップデート当日に解禁。G2以降の新モンスター同様、容姿に変化はない。
  • 新モーションとして怒り状態時に大技を獲得している。
    大跳躍した後地面へと潜行、その直後にエリア広範囲に流砂が発生する
    流砂内のハンターはまるで蟻地獄のように中心部へと流されていき
    その中心部からガスラバズラが現れ、地上を急襲するというもの。
    攻撃判定が発生する場面が多数存在し、影響する範囲もかなりのもの。

辿異種

  • 2018年5月30日にて狩猟解禁。
    セルレギオス、辿異種アノルパティスと共にアップデートのメインビジュアルを飾っている。
ガスラバズラの辿異クエスト
受注可能GRクエスト名
GR200極腕を備えし怒貌竜
GR400月夜に秘める静黙と怒気
GR600群砂激浪
GR800潰の掌腕
  • 発達部位は「」なのだが、
    腕の発達に伴って全身の体色も白く変化したらしく、
    通常時の姿はまるで色褪せてしまったかのような印象を受け、
    一見どこも発達したように見えない外見をしている。
    しかし怒り状態になると一転、背中に巨大な棘が立ち上がり、通常個体よりも見た目が大きく変化。
    特に腕は紅潮し、鱗が大きく逆立った状態になり、発達部位に相応しい変化を見せる。
    通常時と怒り時で印象が大きく変わる、怒貌竜らしさは辿異種でも健在である。
    • なお、ガスラバズラの腕は辿異種でも判定を共有しており、
      ドドブランゴなどのように両方別々に破壊が必要ということはない。
  • 発達部位以外の破壊可能部位は背中と尻尾と頭。
    尻尾は従来通り2段階破壊であるが、切断し剥ぎ取らなければ素材を入手できない。
    従来個体に比べた耐久を考慮してか、背中については腹への攻撃でも破壊が可能である。
  • 狩猟フィールドはこれまでと同じく、どのランクでも白湖となる。
    ただし初期配置エリアが変わっており、
    ベースキャンプから出てすぐのエリア1に潜伏している。
    ちなみに、最近ではエリア移動をしない辿異種が立て続けに実装されていたが、
    ガスラバズラは久しぶりにエリア移動を行い、
    エリア3と6を除く全てのエリアに登場する。
    また、瀕死まで追い込めばエリア5で休憩する。

戦闘概要、主な追加技など

  • 外見のみならず戦闘面でも二面性がより強調されており、
    通常時は超咆哮と猛毒、怒り状態では超震動を用いて攻め立ててくる。
    ガスラバズラ本来のコンセプト自体は変わっておらず、
    辿異種となり強化されたと言えども怒り時に猛毒を扱うことは一切ない。
  • 猛毒を扱うということで、辿異種エスピナスと同じく抗毒液を落とす。
    開幕時に落とす(こちらは最初から潜行地点の真上に落ちている)のは同じだが、
    怯むたびに抗毒液を落とすエスピナスに対し、ガスラバズラは特定行動時に落とす
    逆に言えば閃光玉などで意図的に落とさせることはできない(そもそも閃光が無効である)。
    特に耐毒強化での対策ができていなければ、限られた行動時にのみ落とす抗毒液を見逃さないようにしよう。
    ただし詳しくは後述するが、絶対に拾ってはいけないタイミングが存在するので要注意。
    この関係上、助け合いは困難となってくる他、
    装備で対策することで非怒り時の抗毒液使用を抑えることで、
    攻撃力が大きく上がる怒り時にダメージ軽減目的で抗毒液を使用する事も現実的になることから、
    ダメージ量が大きくなる高難易度帯では耐毒強化を搭載した、専用装備を検討してもよいだろう。
    また、怒り状態では打ち上げ攻撃も多く用いる関係上、
    広域化+3を発動させたサポート専門の片手剣がいれば安定性がかなり向上する。
  • これまで使用していた技はほぼそのまま継承しているが、
    猛毒や超咆哮、超震動に置き換わっているのはもちろんのこと、
    攻撃範囲も非常に広くなっている。
    攻撃後に威嚇などを行うものはそちらもそのままなので、
    うまく見極めて攻め込んでいきたい。
    ただ、ガスラバズラが扱う技の中でも特徴的であった、
    砂のお立ち台からのボディプレスはオミットされている
    代わりに特殊な行動をしてから潜行し、怒りが治まった状態で地上へ出てくる。
    • なお、最高ランクの★4では少し性質が変わってくる。
      単発の両手叩き合わせの際にフェイントをかけたり
      膝崩れやられのハンターを狙う毒ブレスが広範囲を一掃するものになっていたり
      (しかも膝崩れ状態のハンターがいなくとも行う)と、
      これまでと同じ感覚で対処を試みるハンターへの引っ掛けが目立つようになる。
  • 特徴的な怒り状態を有する関係か、他の辿異種と比較し攻撃力に非常に癖がある。
    非怒り時では★1ではG級特異個体とほぼ差がなく、★3と★4で大幅に伸びるとはいえ、
    2016年後半以後の辿異種と大きくは変わらなない。
    だが本種は怒り状態時の攻撃力補正が1.5倍と非常に高いため、
    ★4怒り時の最大攻撃倍率は28.125で、これは2018年夏時点での全辿異種中最高の値である。
    次点はドラギュロスの27.0で、あちらは発達部位を壊さない限りほぼ常時怒り状態だが、
    龍耐性によるダメージ軽減が通用するため実際の攻略*1においてはこちらの方が被ダメージは上になるだろう。
    現時点では単純な数値では辿異種グラビモスの30.1に抜かされてしまったが、
    あちらも火耐性がダメージ軽減に作用しやすいため、
    実質的な辿異種の最高火力としてガスラバズラが挙げられることは多い。
    そのため、流石に防具問わず何を喰らっても即死というほどではないにせよ、怒り時の被弾は致命的になりがちである。
    非怒り時は猛毒(と怒り解除時の即死技)という多くの辿異種と同じ方向性、
    怒り時は純粋に技の威力でハンターを追い詰める、動きが遅い超大型モンスターと同じ設計と言える。
    通常モンスターと、超大型モンスターという2つの表情に対応できる実力が求められるだろう。
  • これら、特に大型モンスターと超大型モンスターが入り混じった性質により、
    あのルコディオラに勝るとも劣らない最強クラスの辿異種と見なすハンターは多く、
    少なくともGR200に上がりたてのハンターが挑む相手ではないとする見方が強い。
    難しいようであるならば専用の装備を組んでから挑んだ方がいいだろう。
  • 肉質の傾向としては通常個体とほぼ同じであり、怒り時は一部の部位を除き肉質が+5される。
    たった+5でも大きいのは言わずもがなだが、その代わり雷属性が通りにくくなる。
    全体防御率についてはドラギュロスやトリドクレスより若干硬いが、肉質等を考えるとそこまでの差はない。
    ただし、毒(+状態異常追撃)が効かない点に注意。
  • 以下は主な追加技。
地中急襲
通常時限定。一定のダメージを与える毎に使用する。
抗毒液を落としつつ前方へ駆け抜け、
超咆哮をあげてから潜行し、多数の落とし穴を生成する。
この落とし穴からランダムで2回顔を出した後に邂逅時のような急襲を仕掛けてくるのだが、
顔を出している時に攻撃を与えると、
僅かな間だがガスラバズラが落とし穴状態になる
更に、打撃属性の攻撃ならば一撃でスタンを誘発させることができる*2
打撃武器に限らず、盾攻撃を行える片手剣やランスでも狙っていくとよい。
ただし適応撃や打撃弾、打撃ビンでは効果がないので注意。
攻撃に成功すると追加で抗毒液を落とす。
すくい上げ→両手叩き合わせ
怒り時限定。
両手で地面ごとハンターをすくってかち上げ、両手叩き合わせで追撃する。
もともと一撃の威力が高い怒り時のガスラバズラなので、
高ランク帯ではこれだけで根性を貫通されるおそれもある。
この攻撃の後は咆哮(怒り時なので超咆哮ではない)をあげて隙を晒す。
この咆哮の際、口元付近には攻撃判定が存在している。
威力自体は低いものの、被弾により折角のチャンスを無駄にしないよう注意。
すくい上げ突進
怒り時限定。
通常個体でも使ってきた技ではあるが性質が大きく変わっており、危険度が格段に上がっている。
超震動を発生させた直後に突進し、
巻き込まれるとカメラアングルが変わりスリップダメージを与えながらトドメに砂の塊ごと放り投げる。
最初から巻き込まれれば即死する威力であり、ガード不可能かつ巻き込む範囲もかなり広め。
発達部位を破壊すれば最初の超震動が発生しなくなる。
毒腺活発化
怒り状態解除行動。身震いし、毒腺を再度活発化させて通常状態に戻る準備を行う。
再度活動を始めた直後で不安定な毒腺から生成された毒が身震いによって体外に漏れ出している。
この時、抗毒液を落とすのだが決して拾ってはならない
なぜならば、この時のガスラバズラはものすごく苛立っているのか、
ハンターが抗毒液の近く、つまり視界内に入るとキレたのか、
すぐさま片腕を叩きつけて埋め立てを行い、
そのまま逆の腕で叩きつけて地面に埋没させ、強制的に即死させてくるからである

落とし物をトラップとして使用するという前代未聞の攻撃となっている。
この埋め立ては範囲内にいるハンター全員が対象となるため、
下手をすると1人が抗毒液を拾おうとしただけで全滅ということも十分ありうる。
なお、埋め立て行動のキーは抗毒液を拾うことではなくその付近に留まることであるため、
特に発達部位の腕を狙い放題だと思って近寄ると抗毒液を拾わなくとも生き埋めにされるので要注意。
離れた地点や後方から攻撃を仕掛けるのならば問題はない。
この攻撃の後には確定でエリア移動する。
また、NPCには反応しない。
この際に落とされる抗毒液は、ガスラバズラが潜り始めると同時に消失する。
埋め立て時はそのまま残る。埋め立てを行うタイミングは固定であるため、
慣れれば回避は難しくはないが、
そのためだけに即死の危険を冒してまでこの行動を誘発させる価値があるかと言うと微妙。
振り向き流砂飛ばし→超咆哮
★2から解禁される通常時限定の技。
振り向き攻撃だが、腕で砂をすくって流砂を起こすため攻撃範囲が広く、
直後に超咆哮を発するので隙が無い。
使用頻度も高めなので警戒しておきたい攻撃。
連続地面叩きつけ
★4で追加される怒り時限定の大技。
両腕を振り上げてから思い切り地面へ叩きつけ、
そこから左右交互に2回ずつ、〆に両手で1回の合計6連続コンボ
地面を叩きつけたことによる衝撃波にはかち上げ効果があり、
最大6連発も立て続けに攻撃を食らってしまう。
一撃ごとの威力が非常に高く範囲も広いために、
たとえ元気のみなもと効果があってもまず助からない。
タイミングは分かりやすく、生命の粉塵などによる救出は比較的容易ではある。
まず自分が範囲内から逃れられてからの話だが。
この攻撃の後は威嚇行動で隙を晒す。

武具

  • 武器はガスラバズラ素材を鎖で繋ぎ止めたように見える無骨な外観になっている。
    性能が公開されている剛種武器では、毒属性が付加されていることが確認できる。
    弓も毒ビン強化の効果が付加されており、ガスラ武器の特色であるようだ。
    その弓は弦が鎖であり、弓として用いられるのか疑問視されている
    G級武器も同じく毒属性だが、会心率が付与されることで差別化を図っている模様。
    • 烈種武器では「逆鱗」、始種武器では「ブチギレ」が付与される。
    • G級武器は言語の側を統一して様々な意味の言葉を冠する今までの多くの命名ルールとは違い、
      4種類の言語で「怒り」を意味する言葉が名付けられている。
      クシャルダオラ武器も同様の法則に基づいて名付けられているが、
      MHFではあまり例の無い命名ルールではある。
    • 実装当時、毒属性武器はMHFでは大々的に使われているとは言えなかったのだが、
      MHF運営インタビューによると「実装時点では使い道が分からないかもしれない、
      8月末に登場するヤマクライの装備に付与されるスキルで
      初めて選択肢に挙がるかもしれない」とのことである。
      • そしてヤマクライの実装と共にスキル「状態異常追撃」が追加された。
        詳細は先の項目を参照して貰いたいが、
        確かに状態異常、特に毒属性との相性が良いスキルである。
  • 辿異武器も同じく毒属性であり、辿異種ガスラバズラの発達部位である紅潮した腕を彷彿とさせる赤色と、
    背びれなどにみられる青色がベースとなった結晶質なデザインとなっている。
    剛種やG級武器に見られた鎖のような意匠は、スラッシュアックスFでわずかに見られる程度。
    大剣、ハンマー、穿龍棍、スラッシュアックスF、ヘビィボウガン、弓と、
    辿異エスピナス武器が存在しなかった武器種が名を連ねている。
    2018年2月アップデートのトリドクレス武器同様、武器種によって辿異スキルが異なり、
    例によってエスピナス武器と比較して遜色ない、どころかそれ以上の武器倍率をマークしている。
    毒属性値はエスピナスのものと比較して若干低い事が影響しているのだろうか。
    弓は初期の属性辿異武器より若干低倍率の無属性連射弓(辿異スキルも同じ「スキル枠拡張」)だが、
    無属性ということはつまり無属性弓強化が乗るという事であり、
    それも踏まえれば先発の武器と比較して何ら遜色ない高性能なものとなっている。
    斬れ味はGR600の時点で完成しており、やや長めの空色ゲージが特徴的。
    穿龍棍は同アップデートで効果がUPする巧流を強化する「巧流強化」だが、
    顰蹙を買った先輩と異なりこちらの空ゲージは長く、辿異スキルに依存しない強さを持つ。
  • 防具は紫色を基調とし、全体的にはあまり飾り気のないデザイン。
    三つ編みになる頭装備は顔を半分隠す仮面が付けられているが、
    これはガスラバズラの二面性を表現したものと考えられる。
    なおG級防具では普通に顔が見えるようになっている。
    胴装備が色付き肉襦袢にも見えるが、これは怒貌竜のムキムキさを取り入れたものだとか。
    • 抜納術」という新スキルのSPが付加されるのが特徴となっている。
      このスキルは抜刀時と納刀時で異なるスキル効果が発現するというもので、
      ガスラバズラの二面性を取り入れたスキルといっても過言ではないだろう。
      剛種防具にはこのスキルが付与されないが、始種防具まで強化することで一部部位でこのスキルが発現する。
  • なお元々湖に棲む水棲生物だったという点からか、
    始種強化はグレアドモスの素材で行うことができるようになっている。
    上記のスキルから察することができるが、烈種武器強化はディオレックス素材を用いる。
  • 辿異防具「ガスラZシリーズ」は発達部位を強調した派手なデザインになっており、
    頭防具仮面ではなくターバン、ストール風の装飾となっている。
    スキルとしては辿異スキル「喝強化」が多くの部位に備わり、
    いくつかの部位は喝-10(青魂)となっている。
    喝+の部位はないが、代わりに同効果を内包し青魂と共存可能な炎寵のSPを持つ部位はある。
    これらの事から、通常防具は「抜納術」を二面性のモチーフとして取り入れているが、
    辿異防具は赤魂と青魂(喝)を二面性のモチーフとして取り入れているのかもしれない。
    なおガンナーは全部位に新スキルの「空隙」を備える。

余談

  • 初めてその存在が示唆されたのは「新たな砂漠フィールド」が公開された頃で、
    「新フィールド独自のモンスター」についての言及がなされていた。
    その後、G7の体験会にて新たな砂漠に登場する獣竜種が明言された。
    そしてG8プレビューサイト開設と同時にPVとビジュアルが公開されている。
    名前が明らかになったのは2015/6/25のプレビューサイトが本格的に更新されるようになってからである。
  • 「ガラバズラ」でも「ガスラバラ」でもない。
    「ガラバラ」である。しかし、公式からはもっとひどい誤植を喰らってしまった。(後述)
  • MHF-G8ではMHF産元祖獣竜種であるアビオルグがG級特異個体対応で凱旋するほか、
    8月にはイビルジョー、10月にはブラキディオスがMHFに参戦することまで判明している。
    そのため、同アップデートでは一度に4体の獣竜種がフィーチャーされるという類を見ない展開となっている。
    • 一方、ガスラバズラ単体の取扱いはやや不遇と言える面も多い。
      プレビューサイトやPVではG6アップデートの新モンスターよりも大々的に扱われており*3
      パッケージのメインビジュアルにも登場するなど露出はかなり行われている方ではあるのだが、
      如何せんMH界隈における最大の関心事である「ジンオウガ・イビルジョー・ブラキディオスのMHF参戦
      のインパクトが絶大であり、ガスラバズラが割を食ってしまった感は否めない。
      これはMHF-G8の追加モンスター全てに言えてしまうほどの大事件ではあったのだが、
      参戦組の内2体はガスラバズラと同じ獣竜種であり、尚更ガスラバズラの影が薄いと言われてしまっている。
      不憫な……
    • なお体験会ではジンオウガに苦戦して討伐にまで至らなかったPTが多い中、
      ガスラバズラは早々に動きを見切られほとんどのPTに討伐されてしまったらしい。
      不憫な……
      知名度も高く、ビジュアルや強さにテコ入れも成されたジンオウガが同時実装されたことで、
      どうしてもガスラバズラの印象が薄くなってしまったハンターも多いようだ。
      • 実装後は予想通り先行解禁されているジンオウガに多くの注目が集まっているが、
        ガスラバズラ自体は比較的戦いやすいモンスターであるという評が集まっているようである。
        そのせいで尚更空気になってしまっている感もあるが…
  • そして7月22日のアップデート中、事件は起こった。
    なんと公式で「ガスバズラ」と名前を間違えられてしまったのである。
    やはりMH3G当初のブラク……否、ブラキディオスと同じぐらい酷い扱いかもしれない。
    不憫な……
  • 8月にはイビルジョーが実装され、ガスラバズラは更に厳しい立場に追いやられる…かと思いきや、
    こちらも参照してほしいがイビルジョーのインパクトはジンオウガに比べかなり薄く、
    動きの面でも獣竜種特有のステップ、通称車庫入れが悪い意味で目立つモンスターとなっており、
    その傾向性が少ないガスラバズラの評価が見直されることになった。
    またガスラバズラ戦で多くのプレイヤーから苦言が呈されていた白湖の砂嵐による処理負荷の重さも、
    同日より暫定策として砂嵐が発生しないよう対策されたため更に戦いやすくなっている。
  • 従来の獣竜種には、流体内をあからさまに泳ぐ種は存在していなかった*4
    ただ、MH3の時点で『ハンター大全3』において未確認モンスターとして
    ヒレや水かきを持つ水棲の獣竜種が掲載されている。
    どうやら、獣竜種の登場時点から泳ぐ種の登場の案や構想はあったようだ。
    • ちなみに同じ砂を泳ぐ魚竜のドスガレオスと異なり、こちらは普通に落とし穴にかかる。
      白湖の流砂にも落とせるので、タイミングが合えば狙ってみるとよい。
    • 現実世界でも、獣脚類の恐竜が水中を泳いでいた仮説が発表されており、
      その仮説でスピノサウルスが取り挙げられていた。
      魚食性であり、水辺に生息していたと考えられており、
      根拠として、発掘された牙の化石が、
      魚食によって擦り減ったワニの歯と酷似している。
      他の獣脚類よりも大型である一方、後脚は短く、
      水中に体の大部分を沈めることで足に掛かる負担が少なかったからだと考えられ、
      同時に前脚には水かきがあったと推測されている。
      更に2020年にはスピノサウルスの尾びれの化石も発見されている。
      このように水中に適応した構造を持つスピノサウルスは、
      泳ぎも得意だったのではないかと推測されている。
  • 白湖の汎用BGMには手を叩くような音が取り入れられているが、
    これはガスラバズラの「手を叩き合わせる」モーションに着想を得たものである。
    実際、白湖の凄腕級汎用BGMは緊急クエストに絡むガスラバズラの印象が強い。
  • 2019年10月10日に公開された開発運営レポートでは、
    メインビジュアルの作り方を公開する中で、
    ガスラバズラの開発名称が「Two Face」であることが明かされた。
    この名称は非怒り時と怒り時で全く違う側面を覗かせる怒貌竜の特徴を端的に表していると言える。

素材

怒貌竜の皮
白い砂との対比が特徴的なガスラバズラの皮。
非常に硬質で、並大抵の攻撃では傷つかないほど厚みを増したものは「厚皮」と呼ばれる。
完全に白湖の環境に適応した辿異種の皮は「涸皮」といい、乾燥や外敵から身を護る。
怒貌竜の鱗
ガスラバズラはこの鱗と鱗の隙間から毒をにじませて攻撃に使用する。
より上質なものは「厚鱗」と呼ばれ、毒が染み込んでいる可能性があるため扱いには注意が必要。
涸れ果てた環境に適応した辿異種の鱗は「涸鱗」といい、
ざらざらしているがやはり染み出す毒で潤っている。
怒貌竜のヒレ
かつては水生であったことを示すヒレ。
普段はたたまれているが怒り時に開き、また縄張り争いの際にはこのヒレで相手を威嚇する。
より上質なものは「激ビレ」と呼ばれる。
辿異種が持つヒレは「厚ビレ」、その更に上質なものは「燐ビレ」と呼ばれる。
怒ると派手に逆立つが、それでも退化の兆しが見え始めている。
怒貌竜の腕皮
硬さとしなやかさを併せ持つ、ガスラバズラの腕の皮。それ故に素材として扱いやすい。
また柔軟な構造になっているため、ガスラバズラの肥大化した筋肉の運動も妨げない。
より上質なものは「豪腕皮」と呼ばれる。
怒貌竜の毒歯
細かく生え揃ったガスラバズラの歯。この歯で相手に噛み付き、毒を染み込ませて弱らせる。
クスバミの甲殻を容易に噛み砕くことからもその強靭さがうかがえる。
より上質なものは「猛毒歯」と呼ばれる。
辿異種のものは歯ではなくとして扱われ、
質によって「毒牙」「涸血牙」と呼び分けられる。
特に涸血牙と呼ばれる牙を持つ個体が現れるとき、
白湖の生物は全て食い尽くされるとまで言われる。
怒貌竜の棘尾
その名の通り棘の生えた尻尾。厚みのある尻尾は素材として重宝される。
小さな獲物ならぺしゃんこにしてしまえるほどに大きく発達したものは「大棘尾」と呼ばれる。
辿異種が持つものは質によって「鋭棘尾」「剛棘尾」と呼び分けらる。
凄まじい力で振り下ろされると大地を陥没させ、そして棘には猛毒を持つ。
怒貌竜の熱血
熱を帯びたガスラバズラの血液。
決して冷めることのないアビオルグの熱血とは異なり時間が経つと冷めてしまうので、
熱いまま素材として使うのは困難である。
G級の個体から極稀に剥ぎ取れるものは「膨熱血」と呼ばれ、
この膨熱血が煮えたぎり活性化するとガスラバズラの体温が急上昇し、
その熱によって全身が膨張する。
辿異種の血は「高熱血」と呼ばれる。
怒貌竜の海肺
水生だった頃に発達したガスラバズラの肺。
全身に熱血を送り込むポンプのような役割を果たす。
  • 余談だが、肺は血中の酸素と二酸化炭素を交換する場所であって、
    普通、動物が全身に血液を送り出すために使用している器官は肺ではなく心臓である。
    スタッフの勘違いだろうか…。
  • 10周年記念で発売されたスペシャルグッズ特典本の設定画によると、
    ガスラバズラは「心臓に負担が掛かる生き物なので短命」である一方、
    「その分成長・自立が早い」との記述が確認できる。
    これが実際の設定として反映されているかは不明だが、
    肺と心臓を間違えている様子は見受けられず、何がしかの設定があるのかもしれない。
    • そもそも水生生物の心臓や肺は陸生生物のそれとは異なるケースが多く、
      水生生物の方が重力などの影響を受けない分、血圧なども低く済む。
      もしかすると、白湖の干ばつという急激な変化にやむを得ず適応する中で、
      「肺を補助的に用いて血圧を急激に上げる」といった性質を獲得したのかもしれない。
怒貌竜の毒腺
ガスラバズラの毒を生成する器官。辿異種のものが素材として扱われる。
怒り時は血流を良くするため、機能を停止させる。
怒貌竜の骨
非常に頑強な辿異種個体の骨。
切り出しや加工は困難を極めるという。
怒貌竜の猛毒袋
辿異種が扱う猛毒を貯め込む器官。
素材として扱うには危険すぎる代物であるという。しかし使われる。
怒貌竜の極腕
辿異種が持つ異常発達した腕。
質によって「極腕」「極上腕」「極剛腕」「極絶腕」の4種に分けられる。
通常の個体では腕の皮のみが素材として扱われるに留まっていたが、
こちらは腕本体が素材になる。
地中に潜むわずかな生物も逃さないために発達したと考えられており、
硬いものを叩き潰すことにも特化している。
いかめしい爪
重厚な雰囲気をまとった爪。武具工房へ持っていくと、何かに加工してもらえるかも。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、ガスラバレッタの製作に必要。

関連項目

フィールド/白湖 - ガスラバズラの生態と深い関わりがある。
モンスター/クスバミ - モンスターリストによるとガスラバズラが主食としている。
モンスター/ブラキディオス - 同様に前脚が腕として発達、活用している獣竜種


*1 ドラギュロスは龍属性やられ【特大】が致命的すぎるため、ダメージ軽減が目に見えて機能する龍耐性55以上の確保はほぼ必須となる
*2 演出上の表現であり、実際のスタンとは判定がことなる。そのため、スタン値がリセットされることはなく、ダウン中もスタン値が蓄積される。
*3 G6は天廊遠征録が最大の目玉だったため、新モンスターはPV・プレビューサイトでもまともに登場していない
*4 ただしボルボロス亜種は凍土の水中を移動する性質を持っている。