リプレイ「空を仰いで」 目次と注意事項

Last-modified: 2017-08-08 (火) 00:37:52

リプレイ「空を仰いで」

まえがき

本リプレイは、2017年2月~3月に行われた千幻抄セッション「空を仰いで」(GM:PhasmoPhilia)のリプレイです。
幻想郷を舞台にした、空にまつわる異変にまつわる人妖の活躍が描かれています。
千幻抄で想定しているセッションの形の一つの例として掲載していますが、純粋にリプレイとして楽しんでいただくこともできると思います。

このセッションはver1.3改訂版に盛り込むアイデアをテストする目的もあり、ver1.2のルールとはやや異なる部分があります。また、1.3にこれらのルールがそのまま実装されるものでもありません。この点でセッションの例としてはやや不適切ですが、大筋の雰囲気は変わらないはずです。ご了承ください。

本編目次

注意事項

縁故について

縁故は1.3から導入を検討している新しいるルールで、類型ルールと結びついています。
縁故は「そのシナリオ内で生じたキャラクターの関係や、キャラクターにとって大事な事柄」を表します。
一種の能力やスキルと言えるコネクションとは異なり、そのシナリオでの状態を示すものです。
(ただし、今回使用したルールは暫定的なものであり、修正する予定ですので、今後このルールのまま使用されることはありません)

縁故には3つのカテゴリーがあり、「キャラクター」「記憶」「目的」があります。
キャラクターの持つ2つの類型それぞれから縁故を結ぶことができ、類型に従ったキャラクターのあり方を示す役割があります。

  • キャラクター:シナリオ中でキャラクターにとって重要な関係を持ちそうな人物を表します。(1つの類型につき最大3個)
  • 記憶:シナリオ中でキャラクターにとって重要な出来事や事柄を表します。(1つの類型につき最大2個)
  • 目的:シナリオ中でキャラクターが持つ目的を表します。(1つの類型につき最大1個)
    1つの類型あたり、縁故は最大5個持てます。それぞれ個別の最大数を合計すると6個なので、1つだけ取れない事になります。

PCは縁故を獲得することで幻想値を得て、幻想能力を使用できます。
このため、縁故は幻想値を得る手段と言えますが、その他にもいろいろな効果を期待して設定されています。
データ的な効果よりも、縁故を結ぶことそのものが持つメッセージや、プレイヤーが能動的に縁故を選ぶことによる意識面での効果を狙っているという点で、若干特殊なルールです。

  • キャラクターへの縁故を結ぶことで、相手に類型に従った印象を与えることができます
    (例えば、奉仕者なら利益をもたらしてくれそうな相手として)。この印象をどう解釈してロールプレイするかは相手キャラクターの自由ですが、類型が示す立ち位置らしい関係を演じるきっかけを作ることになります。
  • 縁故を結ぶことで、プレイヤーが重視しているキャラクターや、セッションにおいて重視したい目的やシーンを選ぶことになります。GMはこの宣言を見てセッションの進み方などを調整することができます。
  • 縁故の対象を探すことで、類型に従ったキャラクターのロールの方向性を考えるきっかけとなります。

縁故を結ぶことのペナルティは、キャラクターへの印象に関する効果と縁故の個数制限を除けば、特に存在しません。また、縁故の有無によってロールプレイが縛られることもありません。
このため、縁故はかなり自由に結ぶことができます。制限を気にして使いづらくなるようなことはなく、
「今回のセッションで印象に残ったこと」を探すぐらいの気楽な気持ちで結んでも構いません。

なお、ver1.3ではもう少し改定したルールを実装予定です。