魔法の武具_1.3

魔法の武器・防具の詳細

　アイテム[魔法の武器・防具] を取得する場合、以下から選んで武器をカスタマイズし、その通りのコストを支払う。Lvが設定されている能力は、1から順に1Lvずつ付加しなければならない。

武器・防具の成長について

　相応の能力コストを支払うことができれば、成長可能な能力については、差分を支払うことで武器を成長させてもよい。単純に、使っている間に武器の霊力が強くなった、等の理由でも構わない。GMは、適切な機会や対価があれば、成長のコストを軽減してもよい。但し、他のPCとの間で不公平感などが生じてしまわないよう気をつけることが望ましい。

新規に取得した武器・防具について

セッション中で武器や防具を入手した場合、そのセッション中は問題なく使える。それ以後は、GMが認めない限りは一度PCの手元を離れる。PCが自分の持ち物とするには対応する武器のコストを支払わなければならない。複数の武器を持つ場合、どの武器を使うか攻撃の際に決めること。その武器の効果のみ適用する。

共通能力リスト

　以下は武器・防具共に設定可能な能力とする。データの読み方は以下の通り。

• 能力名：「■能力名」の形式で記している。
• コスト：能力の取得に必要な能力コスト

魔法の武器基本セット

コスト：5　魔法の武器や防具には『必ず必要』　

• 魔法の武器であれば、この能力は必ず取得しなければならない。
• 防具の場合、衣服または鎧の形状を取る。
• 使用した「近接攻撃」や「射撃攻撃」が幽体にもダメージを与えるようになる。射撃武器であれば、「ホーミング」を使用可能になる。
• 属性を1つ設定しても良い。この武器を使用した攻撃は全てその属性を持つ。防具の場合、着用者はその属性を持つものとして扱う。
• 近接武器の場合、使用した攻撃は［ウォール］［バリア］両方の影響を受ける。射撃武器の場合、弾として実体のある物を使用しているのであれば［ウォール］、弾として実体のない物を使用しているのであれば［バリア］の影響を受ける。
• 射撃武器の場合、弾数は気にしなくてよいが、ショットや弾幕として十分使用可能な数を他人に譲渡することはできないとする。（あるいは、適宜回収している、何らかの手段で必要分だけ補充される、等として扱ってよい）
  ※この制限は、「弾幕として何回でも撃てるほどの量があるのであれば、多人数で共有して使うこともできるのでは？」といった使用方法を禁止するために設定されている。クナイをペーパーナイフとして使うために貸すなど、弾幕戦闘に使うほど多数を一度に使うのでなければ、譲渡に制限はない。

非実体　

コスト：3　

• 実体を持たない、光や火のような性質を持つ物品であることを示す。
• ［ウォール］等の影響を受けず、通常の物体や能力を持たない人間は触れることもできない。但し、特殊能力を持つ者であれば自由に触れて動かす事が可能。
• ［業物］と同時に適用できない。
• この能力は［魔法の武器］を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。

業物

コスト：3　

• 魔法の道具としての性質が弱い、あるいは全くないのにもかかわらず、通常の物品に比べて遙かに高い性能を持つ事を示す。
• 能力による存在として扱わない。[バリア]等の影響を受けないほか、感覚+〈感知／幻想〉等の判定で存在を感知できなくなる。
• ［非実体］と同時に適用できない。
• この能力は［魔法の武器］を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。
• その他の能力については、［魔法の武器］の場合と同様とする。射撃武器であれば［ホーミング］も使用でき、能力の取得にも制限はない。

魔法の武器能力リスト

　以下は武器に設定可能な能力とする。データの読み方は以下の通り。

• 能力名：「■能力名」の形式で記している。
• コスト：能力の取得に必要な能力コスト

威力強化

コスト：下記参照　

• 武器による「ショット」「ホーミング」「近接攻撃」に追加ダメージとして+（［威力強化］Lv）D（ホーミングはダイス数半分、端数切り上げ）、弾幕のダメージに+1する。最大で5Lvまで取得できる。
  　魔法的な効果で威力が増していたり、重く威力の高い武器であったりする。
• コストは以下の通り。

ガード強化

コスト：下記参照　

• 「ガード」使用時の判定値に+(［ガード強化］Lv)。最大で5Lvまで取得できる。魔法的な効果であったり、盾など防御用のものであったりする。
• コストは以下の通り。

行動強化

コスト：下記参照　

• 行動順を決める際のイニシアティブに+(［行動強化］Lv)（実際にDPが増えるわけではない）。最大で5Lvまで取得できる。
• コストは以下の通り。

接近強化

コスト：下記参照　

• 接近のための回避判定時に+(［接近強化］Lv)。最大で5Lvまで取得できる。魔法的な効果であるか、あるいは長柄の武器に多い。
• コストは以下の通り。

命中強化

コスト：下記参照　

• 武器による「ショット」「近接攻撃」の命中判定値に+1。「ホーミング」の達成値に+(［命中強化］Lv)。最大で5Lvまで取得できる。魔法的な効果で当たりやすくなっていたり、長く当てやすい武器であったりする。
• コストは以下の通り。

武器に対する制限能力リスト

以下の能力は、武器の能力を制限することでコストを軽減できる。コストの最小は5（基本セットの分）とする。
コストを更に下げるように能力を設定しても、4以下に下げる分は計算しない。
これらの能力は魔法の武器を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。
また、成長時に軽減した分のコストを支払って「買い戻す」こともできない。

• 能力名：「■能力名」の形式で記している。
• コスト：能力の取得に必要な能力コスト

威力低下

コスト：下記参照　

• 武器による「ショット」「ホーミング」「近接攻撃」に追加ダメージとして(-［威力低下］Lv)D（ホーミングは-［威力低下］Lv/2)D、端数切り上げ）、弾幕のダメージに-1する。最大で5Lvまで取得できる。
  　魔法的な効果で威力が減っていたり、軽く威力の低い武器であったりする。
• 加えて、ガードによるダメージ軽減効果も[威力低下]×2だけ減少する。
• この能力は［魔法の武器］を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。
• この効果が[近接武器鍛錬]または[射撃武器鍛錬]のLv以上の場合、武器として使用できない。これは「ガード」などの効果も含む。
• コストは以下の通り。

重さ

コスト：下記参照　

• 命中判定値と接近判定値に-(［重さ］Lv)。また、使用するのに一定以上の｛身体｝が必要になる。最大で5Lvまで取得できる。
• この能力は［魔法の武器］を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。
• コストと必要な｛身体｝は以下の通り。

魂喰らい

コスト：1Lvあたり-4　

• 攻撃に使用するたびに、使用者の霊力を(［魂喰らい］Lv×2)消耗する。消耗できない場合は使用できなくなる。
  　最大で5Lvまで取得できる。
• この能力は［魔法の武器］を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。

血吸い

コスト：1Lvあたり-4　

• 攻撃に使用するたびに、使用者のHPまたはスペルカードHPを(［血吸い］Lv×2)消耗する。消耗できない場合は使用できなくなる。
  　最大で5Lvまで取得できる。
• この能力は魔法の武器を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。

魔法の防具能力リスト

　以下は防具に設定可能な能力とする。データの読み方は以下の通り。

• 能力名：「■能力名」の形式で記している。
• コスト：能力の取得に必要な能力コスト

回避強化

コスト：下記参照　

• 回避判定値に+(［回避強化］Lv)する。最大で5Lvまで取得できる。
• コストは以下の通り。

グレイズ強化

コスト：下記参照　

• 1点以上のグレイズを得られるときのグレイズ数に+(［グレイズ強化］Lv)する。当然だが、この能力によるグレイズ数の増加に対してグレイズ数の増加は発生しない。最大で5Lvまで取得できる。
• コストは以下の通り。

装身具

コスト：3　

• 形状を指輪や首飾りなどの装身具にする。
• この能力は魔法の武器を設定したときにのみ取得でき、既に取得したものを成長させる際には取得できない。

抵抗強化

コスト：下記参照　

• 抵抗判定値に+(［抵抗強化］Lv)する。最大で5Lvまで取得できる。
• コストは以下の通り。

防御

コスト：下記参照　

• 弾幕以外のダメージを-(［防御］Lv×3)、弾幕のダメージを-(［防御］Lv)する。最大で5Lvまで取得できる。
• コストは以下の通り。

[魂喰らい][血吸い]からガード時に関するデメリットを削除。（ルール上は「ガード用の武器も持っている」などの主張で容易に無効化できるため、不要な制限とした）