魔法のルール_1.3

Last-modified: 2019-08-25 (日) 19:42:38

魔法に関するルール

 原作では魔理沙やパチュリー、アリスといった魔法使いの使う術にあたる。原作での扱いを見る限り、それぞれの術者毎に流儀があり、1つの「魔法」という系統で分類できるものではないが、千幻抄では便利な「魔法の呪文」を多数設定し、どのような術が得意かは呪文の選び方で決定する形式を取っている。

魔法の習得

能力と特技」の通り、規定のコスト分の能力コストを消費して習得または成長することができる。魔法のスペルの習得は、系統毎に制限されている。8.2「魔法スペルリスト」に記述されている通り、魔法の系統は「戦闘系」「精神系」「治癒系+生物系」「肉体操作系」「物体操作系」「幻覚系」「魔法操作系」「知覚系」「精霊系」の9 つに分けられている。

 「戦闘系」のスペルは、[魔法]を習得していればどのキャラクターも習得可能となる。
 残りの8 系統については、対応する[魔道書]を所持している系統のスペルしか取得できない。[魔道書]は、初めて[魔法]を習得した時点で3 つ選び、持っているものとする。4つめ以降の[魔道書]は、「魔法のアイテム・魔道書」として取得する。

 [魔法]のスペルを習得する際は、レベル毎に、習得可能な系統のスペルから4つ選んで習得できる。習得可能な系統のスペルを全て習得してしまい、習得不可能な状況になった場合は単純にそれ以上スペルを習得できなくなるため、計画的に[魔道書]を取得するよう注意すること。

魔法の発動条件

 [魔法]のスペルの発動には、数文程度の長さの詠唱(言語は自由だが、一つの言語を決めて使用する者が多い)と両手での印が必要になる。詠唱は明確に声を出さなければならず、何らかの理由で音の封じられた領域では発動できない。また、どちらか一方でも腕が塞がっている状態では発動を行えない(片手には軽い物を持っていても良い)。なお、弾幕戦闘中においても発動時にだけ持ち物などを適宜持ち替えているとしてよく、継続的に拘束されているなどの状態でない限り、装備などの状態によらずこの制限は無視できる。(例えば、戦闘中に何か物を落とさないように両手で掴んでいなければならない、などの状況が生じているのであれば、発動条件を満たすことが出来ないと裁定してよい)
 対象とするキャラクターや物体、あるいは範囲が効果範囲内であり、かつこれらを術者自身の視覚で捉えているか、位置を正しく把握していなければならない。条件が満たされていれば、「{知性}+[魔法]Lv」を判定値として発動判定を行える。

発動にかかる時間

 特に書かれていない限り、10秒程度の時間があれば1つのスペルの発動を行うことができる。戦闘シーンであれば、1ターンに1つのスペルを使用できる。

抵抗判定

 スペルの説明で「意志抵抗を行う」と書いてあった場合、対象は「10+[術者の魔法]Lv+達成値×2の十の位」を目標に{意志}+〈抵抗〉で判定を行い、失敗した場合にはスペルの解説通りに効果を受ける。(例えば、[魔法]Lv4のキャラクターが[スリープ] をかけて、達成値26を出した場合、抵抗目標値は10+4+5=19)意志抵抗以外の場合も、抵抗判定の目標値は同じようにして求める。

集中による抵抗目標値の上昇

 術者が事前に3分以上集中した場合、抵抗目標値に+5できる。集中している間はその場を動くことができない。
 「抵抗を行う」と明記されていないスペルについても、かけられる相手に拒否する意志があれば、同様のルールで意志抵抗を行って効果があるか否かを決定してよい。但し、キャラクターを対象とするスペルであるか否かに注意すること。範囲そのものに影響を与えるスペルは、キャラクターに抵抗の機会がない場合もある。
 失敗した場合、同じ時間だけ集中し直す必要がある。(相手が気付く可能性もあることに注意)
 なお、これは「時間をかける判定」とはみなさず、通常通り判定する。(失敗すれば集中の効果が失われる、という点で1回のみの成否が重要な判定であるため)

儀式魔法

 十分な準備をすることで、スペルの発動を行う際の判定値を増すことができる。4時間準備をする毎に判定値に+1のボーナスを得られる。最大で+5まで。準備からスペルの発動までは連続して行わなければならず、6時間を超えると1時間毎に消費霊力に+2する。また、儀式の準備には相応の物品が必要となる。魔法使いであればこれらの物品は常備していると見なし、財産の消費として扱う。達成値ボーナス+1ごとに50銭(0.5円) の財産を消費すること。
失敗した場合、再度儀式の準備から行う必要がある。
 なお、これは「時間をかける判定」とはみなさず、通常通り判定する。(失敗すれば儀式の効果が失われる、という点で1回のみの成否が重要な判定であるため)


(抵抗の名称変更を反映)
(集中による抵抗目標値の上昇を項目として独立。儀式魔法とあわせて記述を追加。)