判定の目安_1.3

Last-modified: 2016-11-02 (水) 01:42:33

判定の目安

目標値の目安

 目標値を決定する場合、一般的に見た行動の難易度を念頭に置いて、以下のように決定する。もちろん、状況次第で修正値の影響と目標値の設定の区別が曖昧になる状況もあり得るが、GMは自分の判断で設定してしまってよい*1
 戦闘の項で述べる通り、戦闘行動の判定は特殊なため、この基準は適用されないことに注意。

  • 目標値10:素人がやってもあまり失敗しない。
  • 目標値14:素人が手を出すには分が悪い。その職(スキル)で食べていくならば、このぐらいの難しさの仕事は簡単にこなせる必要がある。
  • 目標値16:多くの判定の基準となる値。特に長けている能力ならば、十分に成功を期待できる。キャラクター作成直後の妖怪や、妖怪と渡り合うような能力者であれば、不得意な行動でなければこのぐらいの挑戦は五分。
  • 目標値18:これを五分でこなせるようになれば一人前。
  • 目標値20:これを普通にこなすようになれば十分な腕前。
  • 目標値25:人間の範囲外。これを普通にこなすなら、妖怪でもそれなり。

修正値の目安

 修正値にはルールで決まっているものも多いが、そうでなければ以下のような基準を目安とする。これらは目安であり、例えば「目標値の目安」を参照して、どの程度簡単になるかを考慮して定めてもよい。

  • 修正値-5:普通よりもかなり難しい状況。ルールでは、透明な敵に気配だけで攻撃を当てる場合など。
  • 修正値-3:難しい状況。普段生活している地域で、〈生活〉スキルを用いて天気を予測する(本来は〈気象知識〉)場合のように、関連はあるけれど専門知識があるわけではない判定を行う場合など。
  • 修正値-1~-2:少し難しい状況。霧雨の状況で遠くを見通す場合など。
  • 修正値±0:普通の状況
  • 修正値+1~+2:少し簡単な状況。探す相手が目立つ服を着ている場合など。
  • 修正値+3:専門家の手助けがあって物事に挑戦する場合など。

(ver1.2から改訂なし)


*1 確率的には、目標値の設定と修正値の設定は同等のことを行っている事になります。例えば、「判定基本値が8で修正値がなく目標値が19の判定」と、「判定基本値が8、修正値が+2で目標値が21の判定」は同じ確率で成功します。この点で、この2つの判定に差はありません。この2つを分けているのは便宜上のことであり、原則としてGM は自由な方法で判定の修正値と目標値を設定しても構いません。目標値と修正値が分かれているの理由の1つは、一般的に見た場合の行動の難しさから目標値を設定し、次に状況による影響を修正値として適用する、といったように、処理を段階的に分けることでスムーズに進めるためです。また、複数のキャラクターが同じ行動を行う場合、目標値を共通の値に設定し、個々のキャラクターの得意・不得意は修正値によって設定することができる、というのも利点の1つになります。もちろん、ルールの記述として、修正値を導入した方が記述しやすいという理由もあります。(様々な能力が「目標値を2下げる」というような形で書いてあるとすれば、多少わかりにくくなるでしょう。)