か行

Last-modified: 2023-07-23 (日) 22:26:43

か行

回転弾倉式自動装填装置/ドラム式自動装填装置
本ゲームにおいてアメリカフランス日本チェコスロバキアスウェーデンイタリアの一部車輌が搭載する自動装填装置の事。
基本的に車輛解説や外部掲示板で「オートローダー」「オートローダー戦車」等と書いてあれば、この機能またはこれを有する車輌を指す。
端的に仕組みを言うならば、拳銃などのリボルバー(Revolver)を戦車砲のサイズにしたものである。
通常砲を機関砲のように一定間隔で連射する事ができ、高い瞬間火力を発揮する。一方でその多くが非常に長い弾倉交換時間を必要とするため、一撃離脱による強襲は得意だが、継続的な前線維持が不得手となっている。Cキーを押す事で、任意のタイミングで再装填を始める事も可能。
また、ゲーム内で「自動装填装置」と表示される砲は連射能力を持つ砲の総称であるため、機関砲もこの「回転弾倉式自動装填装置」扱いとなっている。
史実において、第二次世界大戦中にシュコダ社がティーガーでテストした75 mm A-18が原初のドラム式自動装填装置付き戦車砲だったとされており、戦後はアメリカやフランスを中心にこのドラム式が試されている。
ちなみに、史実において「ドラム式ではない自動装填装置」を搭載していた戦車or計画案は、ゲーム内でもこの「ドラム式」の機能は持っていない。→Strv 103B
逆にゲームの仕様で史実の機構をドラム式自動装填装置付きとして再現している車両や、特に関係無いがゲーム性・ツリーの特性のためにドラム式自動装填装置付きとして実装されている車両もいたりする。というより最近はこちらが主流。→AMX 50 FochTVP T 50/51Prototipo Standard Bなど。
関連項目:揺動式砲塔
開幕特攻
戦闘が始まると同時に敵陣へ突撃する行為。
敵を発見した瞬間に集中砲火を浴びるため、ほぼ常時乱戦の低Tierは兎も角、中Tier以降で生還する可能性は非常に低い。複数の車輌が同時に行うと、味方数減少や陣形の乱れ・視界範囲が急激に低下する等の悪影響を与えてしまい、チームキル級の破壊力となるケースもある。*1
通常戦及び強襲戦侵攻側の敵陣地や遭遇戦の中央陣地のみならず、敵出撃場所を攻撃する場合や強襲戦防衛側で味方陣地をほったらかしにして遠方へ攻撃しに行く場合なども含まれる。
改良型自動再装填装置 (英: refined auto reloader / リファインドオートリローダー)
自動再装填装置(オートリローダー)を改良し装填途中に発砲した場合に残り時間に応じて次弾装填時に装填時間のボーナスがつくというシステム。
装填時間のボーナス判定は2発目以降の装填時に発生し、4段階のボーナスは最大で次弾装填時間を50%程度短縮する。
これにより装填途中で発砲しても装填時間が完全に無駄にならないという利点を得られ、より柔軟性が高くなっている。
課金アイテム (premium consumable)
ゴールドで買える有料のアイテム。自動火災消化装置や効果の高いリペアキット・救急アイテムやハイオクガソリン、国によって違う乗員能力が向上する飲食物などのアイテム。
当初はゴールドのみの購入で使用するには課金が必須だったが、v1.0.1以降はゴールドによる購入は廃止されクレジット購入のみに変更されており、使用に課金は必要ない
(v0.8.1~v1.0.0まではゴールドでもクレジット(ゴールド価格の400倍)でも購入可能であった。)
アイテム参照。
課金車輌 (premium tank)
ゴールドで購入あるいはプレミアムショップから現金で購入する有料の車輌。
同タイプの車輌の搭乗員ならペナルティ無しで乗れたり、クレジット収入にボーナスが掛かって通常車輌より儲かるので、搭乗員育成やクレジットを貯めるのにも使われる。
課金戦車参照。
課金弾 (premium ammo/旧gold ammo)
ゴールドで買える有料の砲弾。貫通力が向上するAPCRやHEAT、爆発半径が拡大される広範囲HE(主に自走砲で搭載できる)などの通常弾より高性能・高額の砲弾。公式ではプレミアム弾(薬)と呼ばれている。
Wikiのコメント欄や掲示板などでは「金弾」と略されることもある。
当初はゴールドのみの購入で使用するには課金が必須だったため、その名残で”課金”弾と呼ばれ続けている。v1.0.1以降はゴールドによる購入は廃止されクレジット購入のみに変更されており、使用に課金は必要ない
(v0.8.1~v1.0.0まではゴールドでもクレジット(ゴールド価格の400倍)でも購入可能であった。)
架空戦車
WarGaming社によって創作された車輌のこと。
このゲームではモックアップや図面しか作られなかった計画車輌も大量に実装されているが、こちらは計画すらされていない完全なWorld of Tanksオリジナルのものを指す。
代表的なものとしては、Waffenträger auf E 100FV215bType 5 Heavy45TP Habichaなどが挙げられる。
少し方向性は違うが、ゲーム作品「戦場のヴァルキュリア」とのコラボ車輌であるEdelweissNamelessも架空戦車の一つと言える。
また、大幅な性能調整によって史実のそれとは別物と化している車輌もある(例:Pz.Kpfw. VII)。
最近ではM54 Renegade(T54E2)、Manticore(Chimera)のように、WarGaming社が勝手に架空の名称を付けてしまうことがあるので、Wot外で話題に出すときは注意が必要。
格差プラ
格差プラトーンの略。格差小隊とも。
簡単に言うとマッチングが異なる、つまり基本的にはTierが違う車輌同士で小隊を組む行為。
基本的には利敵行為以外の何物でもなく、奮戦しても性能の不利でチームの足を引っ張りやすい。
v0.9.18にてシステム的に格差プラの構築が禁止された為、現在はほぼ死語となっている。
ただし、マッチング優遇を持つ車輌と通常マッチングの車輌が小隊を組んだ場合、格差プラとなってしまう。
また、試合中にダイナミック小隊を結成した場合、異なるTier間でも小隊となるが、これは既にマッチングが終わった後なので格差プラではない。
格闘戦
ドッグファイトを参照。
仮設トイレ
FV4005 Stage IIの事。砲塔の形状が工事現場などにある仮設トイレにそっくりである事から。
183 mm L4の存在から「アルティメット仮設トイレ」と外部掲示板などで呼ばれる事もある。
WoT日本運営の公式Twitterで『トイレの日』を代表する戦車として便器と共に挙げられている。
各個撃破
相手が分散して連携が取れていない隙に、戦力を集中しそれぞれ撃破する戦術。十字砲火と並び戦車戦の基本。
ミニマップを見て敵の少ない場所に攻勢をかけ殲滅する、単独行動している敵に対して複数両や瞬間火力に優れるオートローダーなどで襲い掛かる、敵の僚車が優位を取ろうと陣地転換する隙に敵前衛を撃破してしまうなど、いたるところで各個撃破を狙って戦場は動いている。
ただし数両の差なら跳ね返せる防御有利な地形もあるので、単純に数だけ見て攻めると痛い目を見ることも。
関連用語:十字砲火LemmingWolfpack
カナブン / カナボン
Caernarvonの外部掲示板などでの俗称・略称。
かつては器用貧乏な性能をしていた事もあり、首相シリーズに続くイギリス重戦車ルートの苦行と言われる事も少なくなかった。
v0.9.20.1にて大幅に強化され、汚名返上を成し遂げた。
カニ眼鏡、蟹眼鏡
拡張パーツの一つ、双眼鏡(Binocular Telescope)のこと。「カニ」だけでも大体通じる。静止時(砲塔は回転してもよい)に限り視認範囲を 25% 向上させる。
カノパン / カノーネン
Kanonenjagdpanzerの俗称・略称。カノーネンヤークトパンツァー。
Tier8課金車輌としてはかなり不憫な性能である為、外部掲示板などではネタ車輌として扱われやすい。
v1.1.0にて火力を大幅に強化したKanonenjagdpanzer 105が半ば置き換えのような形で実装されたことで、不憫さに更に拍車がかかってしまった。
たまに間違えられている事があるが、"パンター(Panther=豹)"ではなく"パンツァー(Panzer=戦車)"である。
紙装甲
紙の様に薄い装甲の意。このゲームの中で最も薄いのは、アメリカのTier7駆逐戦車M56 Scorpionが驚異の全面1mm。これはTier1の攻撃にも耐えられないどころか仲間との迂闊な接触すらダメージとなる数値。(イギリスTier2自走砲Loyd Gun Carriageの背面装甲は0mmと、紙すら存在しない無装甲である)
次点でイギリス中戦車のVickers Medium Mk. I、および自走砲のBirch Gunで全面6mm、フランス駆逐戦車のRenault UE 57も側面と背面が同様である。
軽戦車自走砲T-28、ドイツ第二駆逐ルート(Marder 38TからGrille 15)の車輌、M18 Hellcat(車体のみ)、Tier1-3のイギリス車輌及びAlecto、高Tierフランス戦車、日本中戦車ルート等はよく紙装甲と揶揄され、高Tierでは正面の装甲厚が100mmあっても紙装甲扱いされる。恐ろしいもんである。
全体的に榴弾に対しては非常に弱く、低Tierはいわゆる10榴の貫通で即死するリスクに気をつけること。敵として紙装甲車輌に遭遇した場合は、小口径砲でもない限りは榴弾の使用も考慮して良いだろう。自分で操作する場合は、ダメージ交換の際に榴弾が使われる可能性も考慮すること。
また、三倍ルールなどで大きく防御力が変わる節目があるので、そのTierでよく使われる砲口径の1/2あるいは1/3を確保できているかどうかが一つの指標となる。
対義語: 重装甲、類義語: 豆腐ブリキ缶
Tortoiseの事。Tortoise(トータス)の意味が「陸亀」である事から。
鈍足の重駆逐戦車という点でもまさしく亀である。
同じ亀でもTurtle(タートル)は海亀である。
カモネット
拡張パーツの一つ、迷彩ネット(Camouflage Net)の略称。カモフラージュ・ネット。更に略して「カモネ」「ネット」とも。
塗装の迷彩と区別のできる、妥当な略称である。
艦砲
一般的には艦船に搭載された火砲の事だが、本ゲームでは艦船から戦車へ転用された主砲を指す。
これを搭載した車輌にはSU-100YIS-7Object 261Type 4 HeavyType 5 Heavyなどが該当する。
ガンレイ
拡張パーツ、改良型射撃装置(Enhanced Gun Laying Drive)の略語。
機関砲
低中Tier戦車の主砲のタイプの一つ。連射機能を持っているのでゲーム内では回転弾倉式自動装填装置の枠に括られている。
機関砲はその名の通り、歩兵用マシンガンのように小口径砲弾を猛連射する主砲。
通常砲や自動装填砲との違いとして、貫通力の距離減衰が激しい事、射程400m程度(通常砲などは700m)と非常に短い事、照準拡散がかなり大きい事、(自動装填砲と比べて)連射間隔が極めて短い事などが挙げられる。
機動戦
機動力を用いた戦闘形態の総称。電撃戦や格闘戦が含まれる。
ゲームでは大雑把に言って「機動力を活用した迅速なポジションの取り合い」を指す。
原義と大幅に異なった意味で使われる事は少ないが、逆に機動戦の指す範囲が広すぎて提唱者(編集者)の意図を汲み取るのが難しい場合もある。
それは時に特定地点の奪い合いであったり、包囲であったり、火力や斥候の排除であったり、ドッグファイトNDKであったりする。その車輌の性質を鑑みて判断して欲しい。
騎兵戦車 (Char de cavalerie)
フランス戦車のカテゴリーの一つ。攻勢に用いる事を目的にした快速の戦車。
歩兵科と騎兵科の縄張り争いから「騎兵科所属の戦車」という意味合いもある。
当然、騎兵科の機械化師団の装備として配備されていた。
ゲームではHotchkiss H35Somua S35AMX 40AMR 35が該当する。
関連用語: 巡航戦車超重戦車歩兵戦車豆戦車
キューポラ (cupola)
このゲームの場合、専ら戦車の砲塔上部にある司令塔(車長用キューポラ)を指す。
ゲーム的には装甲の薄い弱点部位として狙われる事が多い。*2
本来は、車長がここから顔を出したり双眼鏡などの視認装置を出したりして周囲の状況を視認するための重要な部位。
一応、おおまかな傾向として、「キューポラが無い車両は、同格他車に比べて視認範囲が狭い」というバランス調整がされている節はある。
▼キューポラの一例 / 左からPz.Kpfw. IIITiger IIT-34-85の物
kyu-pora.jpg
仰角
目の高さの水平面と目標を見上げた時の視線の角度の事。
WoTでは戦車の砲身が水平面からどれだけ上を向けるかと言う意味で使用される。
俯角と比べたら影響を受けることは少ないが、下り坂や地形の隆起で撃てなくなるということにならないように気をつけよう。ちなみに自走砲を除いて最も悪いのは、ソ連駆逐戦車のSU-85Bの7度である。
対義語: 俯角
強制貫通
三倍ルールで貫通することの俗称。
厳密には誤りであり、いくら口径が大きくても貫通力が不足していれば非貫通となるので、必ず貫通するわけではない。
ただし、口径に対する貫通力が高くなる高Tierにおいては、貫通力が足りなくなることは滅多になくなる。
なお、HEAT弾及びHE弾はそもそも標準化が無いため、これらの弾種を使用する前提でこの語を使うと完全に間違いとなってしまう。
強制跳弾三倍ルールも併せて理解しておこう。
強制跳弾、強制跳弾角度
AP及びAPCRでは標準化前70°、HEATでは85°以上での砲弾衝突角度の時、通常の貫通判定計算を行わず全て跳弾されるというシステムの俗称。
角度さえ確保すればいかに強力な砲でも貫通力を一切無視して跳弾させる事ができる。装甲が薄い車輌での豚飯もある程度可能になる。
但し完全に使いこなすには標準化二倍ルール三倍ルールといったシステムの理解が必須。
「跳弾」と同義だが、「非貫通」と混同しやすく、よりイメージのしやすい「強制跳弾」の語が使用されることが多い。
詳しくは貫通計算参照。
キングタイガー (英: King Tiger)
Tiger IIまたはKing Tiger (Captured)の事。米軍における渾名のため英語読みである。
関連:王虎
空間装甲 (英: Spaced Armour、スペースド・アーマー)
本装甲の外側に、本装甲とは隙間を空けて配置された薄い装甲。中空装甲とも。
HE(榴弾)やHEAT(対戦車榴弾)、HESH(粘着榴弾)は、外側の装甲に命中した際に起爆するため、その威力は大きく減衰される。AP(徹甲弾)やAPCR(硬芯徹甲弾)の貫徹力もある程度減衰される。
デメリットとして同じ厚さの1枚装甲より徹甲弾防御力が劣る。
このゲームでも標準化三倍ルールなどが各装甲毎に判定される為、薄い空間装甲の防御力は僅かながら劣るが、敵砲弾の口径長の1/2より厚い装甲の場合は完全にメリットしかない。
このゲームでは、主砲、観測装置、履帯も空間装甲として扱われる。
Pz.Kpfw. IV Ausf. HT26E4 SuperPershingStrv 103Bなど、車体全体を覆い隠すほどの空間装甲を備え防御力を向上させている車輌も一部存在する。
参考リンク:v0.9.17.1時点の貫通判定公式解説動画
苦行
同クラスの車輌と比べて性能が劣る(なのにマッチング優遇がない)、マッチングの仕様上厳しい戦場に放り込まれるといった次の車輌を開発するまでに著しく苦しい思いをする事、あるいはその車輌のこと。
よく例に挙がるのはAMX 40B1M5 Stuart14TPChurchillシリーズCrusaderGSR 3301 SetterType 5 Chi-RiO-Hoなど。
v1.9.0で大規模なツリー改修があり低中Tierでの該当車輌は減少した。が、新たに苦行の仲間入りとなった車輌もある。
串カツ
ARL V39の俗称。
(最終砲候補を装備した時のみ)車体に対して砲身がやたらと長く、串カツに似た何とも言えない容姿に見えるため。
糞犬、犬
アメリカTier7軽戦車のM41 Walker Bulldogの蔑称(または俗称)。
v0.9.18以前は自動装填装置により軽戦車の粋を大きく超える火力(格上の重戦車ですら1マガジンで撃破することができる)を持つためヘイトが高かったが、現在は平均的な性能に落ち着いている。
ドイツTier8軽戦車のleKpz M 41 90 mm GFは「黒犬、独犬」と呼び分けされる事が多い。
中国Tier8軽戦車M41Dも同じ犬だが、あまりこれと言った呼び名は定着していない。
糞猫、猫
アメリカTier6駆逐戦車のM18 Hellcatの蔑称(または俗称)。
かつては車体装甲厚、旋回性(曲がりやすさ)、総弾数以外……即ち単発威力、APCRの貫通力、照準時間、俯角、旋回砲塔持ち、機動性、視界、隠蔽率などを持つ、ざっくり言えば軽戦車の機動力と隠蔽、駆逐戦車の火力を併せ持つ凶悪な車輌。「これに乗ってりゃ大体勝てる」とまで言わしめたほどで、ヘイトが高いが為に、このように呼ばれていた。
Nerfされた現在ではそれなりの性能に落ち着き、この愛称も懐かしい思い出程度に風化しつつある。
この他、(個人差があるのだが)独特な日本語の書き方に苛立ちを覚えさせられる、ツィッターのWG日本公式アカウントへの蔑称(または俗称)でもある、にゃ。
ちなみに、Hellcatは性悪女という意味である。meow meow(猫の鳴き声)と書く外人は大方、性悪女だという意味を分かった上で書いている事が多いので、「猫ではない」等といった余計な指摘はしないように。
クライスラー(Chrysler)
1920年代に創業したアメリカの自動車メーカーであり、本ゲームではChrysler Kにその名が見られる。
ゼネラルモータースやフォードといった古参よりも先進的な自動車技術で一気に躍進し、大戦中から冷戦中期にかけて数多くのアメリカ戦車の開発・製造を行った。また、傘下のデトロイト・アーセナル(デトロイト戦車工廠)は有名であり、T71 DAの由来にもなっている。
近年のクライスラー社は経営悪化が著しく、フィアット社に買収されてフィアット・クライスラー・オートモービルズとなった。
軍需部門のクライスラー・ディフェンス社は、1970年代にクライスラーからゼネラル・ダイナミクスに売却され、現在はM1 Abramsなどを製造するゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社となっている。
クルップ(Krupp)
ドイツの有名な軍事メーカー。
本ゲームではGroßtraktor - KruppKrupp-Steyr Waffenträgerなどのごく僅かにその名が見られる。
ただし、ポルシェ社やヘンシェル社などから砲塔の製作を受注していた事も多く、実際はかなりの数の戦車に関わっていた企業である。
高校の世界史などでいわゆる「死の商人」の代表格として挙げられる存在であり、戦車以前にそちらで知っていた人もいるかもしれない。
クレフト(Cleft)/クレフト式砲塔
揺動式砲塔の一種。Cleftとは「裂け目」の意。
一部のアメリカ・ドイツ戦車に見られる特徴であり、主砲の直上の砲塔天板を含めたブロックのみが俯仰角を取って上下に可動する。史実では機構の複雑さから量産車に採用される事はなかった。
一般的な揺動式砲塔とは異なり、砲塔が上下に二分割されていない事が最大の相違点である。
ゲーム内における相違点として、揺動式砲塔でありながらドラム式自動装填装置の機能を持っていない事も挙げられる。
関連項目:T92SP I CHWK 12Rhm. Pzw.
クロスファイア(cross fire)
意味は十字砲火に同じ。「クロス」と略されて使用されることも多い。
「クロスを組む」等と言った場合、「敵車両に対する十字砲火が可能な位置への移動」も含んだ意味になる。
迎撃
自陣に向かって攻め込んで来る敵を、障害物の陰などの、守りやすい場所で迎え撃つこと。また、特攻や奇襲してきた敵(主に軽戦車)を迎え撃つこともいう。
ケツブロ
「ケツをブロックする」の略。つまり車輌の後ろ方向への移動を妨害する行為。
障害物の陰から僅かに前進して砲撃や偵察を行っている状態で「ケツブロ」をされると、被発見から即座に退避することができず敵の砲撃を受けることになるため、「敵射線への押し出し」に近い迷惑行為である。
ゲル金
下記のゲルリッヒ砲(7,5/5,5cm Waffe 0725)と課金弾の組み合わせで、Tier不相応な高火力を発揮できる。
課金弾(APCR)の使用が大前提でご利用は計画的に……だったのだが、v0.8.5アップデートで調整が入り、APCRの貫徹力が若干下げられた代わりにAPのダメージがAPCRと同じになった。
その為、APで抜ける相手ならばそちらを使うというやり方ができるようになり、出費を抑えることが可能となった。
ゲルリッヒ砲
VK 36.01 (H)Aufklärungspanzer Pantherに搭載できる7,5/5,5cm Waffe 0725のこと。
砲尾から砲身に向けてテーパーがついており、口径が小さくなっていくのが特徴。口径漸減(スクイーズド・ボア)とも呼ばれる。
ゲルリッヒ砲の弾丸は、専用に作られたゲルリッヒ砲弾を使用する。
ゲルリッヒ砲弾はタングステン合金の弾芯の周りに軽金属を被せたもので、発射後、砲弾の軽金属が砲身のテーパーに合わせて潰されていく。
すると砲弾は砲身の内径に密着しながら砲身内を進むことになる。
これによって発射ガスの漏洩が最小限に抑えられるので高い発射圧を得ることが出来、その結果として高初速を実現できる。
このためゲルリッヒ砲は同サイズの砲よりも高い貫通力を発揮する。
反面砲身の消耗が激しく、またタングステンはドイツでは貴重品だったため大量生産はされなかった。
ゲルリッヒ砲(wikipedia)
イギリスの2ポンド砲用「リトルジョン・アダプター」もこれと同じ原理で、このゲームではMatildaの"QF 2-pdr Mk. X-B"で使用できる。
どちらの砲もゲーム内では弾速が速く、偏差射撃が容易なのも長所である。
公開テスト(common test)
次のアップデートの前に行われる一般プレイヤーに対するテストのこと。本Wiki内ではCTと略されることが多い。
テストに参加したい場合は、テスト用のクライアントをインストールしてプレイする(通常のゲームクライアントやスーパーテストサンドボックスとは別)。
公式ガイド(英語)
皇紀
日本戦車のType XXに使用されている事の多い年号の事。
日本の初代天皇とされる伝説的な存在、神武天皇が即位したとされる年からの数えである。
ちなみに、皇紀元年は旧暦の紀元前660年の1月1日(新暦で2月11日)
神武天皇即位による建国を記念して2月11日を建国記念の日として祝日とされている。
例えばType 97 Chi-Haは、西暦1937年(皇紀2597年)に採用された事から「九七式中戦車チハ」と命名されている。
当然ではあるが、戦後のType 61などは西暦が基準である。
口径
「弾の通る部分の径」という意味合いがある。このゲームでは大きければ大きいほど貫通後の車輌内部のモジュールに損害を与えやすくなったり、また口径が装甲の二倍以上だと標準化(APとAPCRに限る)が強くなり装甲厚の薄い避弾経始に対し効果的になったりする。(詳細は二倍ルール三倍ルール。)
注意点として、この言葉は「弾の通る部分の径」以外にも、「砲身長」を指す場合にも使われる。これは砲身長÷砲口径=口径で表される。
例えば、拳銃(小火器)方式なら"105mm砲"が「105mm口径」になるが、 戦車(大砲)方式なら"105mm68口径"と表記され、砲口径が105mm、砲身長が「砲口径の68倍」で105(mm)×68=7140(mm)である事を意味する。これは略式表記で「L/(口径値)」とも書かれ、例えばTiger等が搭載できる「8,8 cm KwK 43 L/71」ならば「43年式8.8cm71口径戦車砲」となる。
砲身長として区別したい場合、略した口径長を使うと良いだろう。
ちなみに、中国の方では「倍徑(倍径)」と書かれている模様(中国語Wikipedia)。
なお、砲に記載されている砲口径は目安であり実際の口径とは違うことも多い(イギリスのOQF77mmGunなど)。
また、口径長も長さを測る基準が国によって異なり、小数点以下は省略されたりしているので誤差がある。
行進間射撃
走りながら射撃すること。行進射とも言う。
当然のことながら命中率は大幅に下がるので当時の戦車は停車して撃つのが基本であった。
ここら辺、国ごとに考え方の差があるので調べてみると面白い。
また走行→一瞬停車→発砲→発進の一連の射法は「躍進射撃」と言う。
行進間射撃での命中が期待できるようになるのは90式戦車(Wikipedia)等の第3世代主力戦車からである。
このゲームでは至近距離で撃つ分には大体命中するので、どこに撃ってもダメージを与えられるという状況ならば行進間射撃でも差支えはない。
ゴ○○リ(蜚蠊)
一般にはフランスの軽戦車ELC、「ドイツの」と但し書きが付けば、ドイツ課金駆逐戦車E 25を指す。
平べったく、すばしっこい同車は、台所を中心に家庭内に出没する人類永遠の敵 GKBR(油虫とも呼ばれるアイツ)を連想させることからこう呼ばれることもある。
因みにE 25はまさかの公式化
ゴスロリジャナイヨ
ただし、AMX ELC bisは、バージョンアップにより機動性が大幅に低下させられてしまったので、ゴキブリの名称は相応しくなくなってしまった。

*1 無論成功する例もあるが、大抵は慣れたプレイヤーのチームトップ小隊が戦場を食い散らすワンサイドゲームでしかない。
*2 IV号戦車H型のように逆に一番装甲が厚い例外車輌も極々一部ある