その他の魔法のアイテム/【インクウェル・オヴ・コンシールメント】

Last-modified: 2024-02-24 (土) 22:09:04

原語は「Inkwell of Concealment」。
inkwellはインクを入れておく壺、特に机などにはめ込んでいるタイプを指す。concealmentは隠すこと、隠蔽や隠匿、隠す手段や場所を意味する名詞。
直訳すると「隠蔽のインク壺」。
使っても減らない魔法のインク壺ではあるが、書いた文字がやがて見えなくなってしまう。一見ファンタジーなインクではあるが、現実世界の現代では時間経過や加熱によりインクが不可視化する筆記用具が製造販売されていたりする。
ちなみに原語版のD&Dではこすると文字が浮かび上がる不可視インクを使用したモジュールが発売されていたことがある*1

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「コンシールメントインクウェル」。
外見についての記述は無いが、エバーフルインクウェルと同じように見える。
実際に使うとエバーフルインクウェルとして機能する。しかしこのインク壺のインクで書かれたものは、時間が経過すると不可視化してしまう。
不可視化した文字、あるいは絵図を見るには魔法的な手段に頼らねばならない。


罠アイテムっぽい描写ではあるが、読み取る手段を準備できさえすれば秘密の通信手段として活用できたりする。

関連項目

エヴァーフル・インクウェル】【インクウェル・オヴ・スクロールメイキング


*1 モジュールの項目を参照。