モンスター/【アント】

Last-modified: 2023-06-20 (火) 14:09:09

原語は「Ant」。
antは蟻のこと。
現実世界の蟻は、巣の中で集団生活をする社会性を持つ昆虫の1種で、蜂の仲間。
女王蟻の元で活動する働き蟻は全てメスで、オスの役割は生殖行為のみ。肉食に近い雑食性。強靭な外骨格と自身の体重よりも遙かに重い物を引きずり回す膂力を持つため、天敵は比較的少ない。また尻から蟻酸を放つことができたり、中には毒針を持つ種類もいる。
もともと、神話や民間伝承でも割と登場する生物で、フィクション作品やファンタジー作品でも敵として登場することがある。ただファンタジー作品では主要な敵となることはほとんどない。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第4版ではベーシック・ルール・セットで巨大種のみ登場。新和版での表記は「ジャイアントアント」。
全長6フィート(2m)の巨大な黒蟻。雑食性で、食べられそうな物であれば反応チェック不要で襲い掛かってくる上、いったん戦闘に入ると死ぬまで戦うという性質を持つ。表皮が堅牢(アーマークラス:3)、巨体でタフ(ヒットダイス4)、移動速度180´(60´)と足も速い、出現数が必ず複数(最低でも2d4体)と、ベーシック・ルール・セットのレベルとしては強力なモンスターと言える。
彼らのねぐらはさらに多数の巨大蟻で守られているが、たまに金塊を掘り出すことがあるという。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「ジャイアント・アント」で、「巨大アリ」と訳されている。
種別は下等生物。サイズMで、知力が1であることが明記されている。
また生息域は「極地以外どこでも」となった。