原語は「Polearm」。直訳すると棹状武器。
ポールウエポン(Pole Weapon)とも呼ばれる、木や金属などで出来た竿状の長い柄を持ち、先端に石や鉄で作られた穂先や刃を取り付けた武器の総称。ダンジョンズ&ドラゴンズではスピアよりも長い柄を持っており、リーチが長く振り回した時の攻撃力は高い。
剣や槍に比べるとマイナーな印象だが、ハルバードや薙刀もこのポールウエポンの一種。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
ダメージは1d10。大型の両手武器。価格は7gp。ファイターとエルフのみが使用可能。
マスター・ルール・セット
マスター・ルール・セットでドワーフも命中判定に-3のペナルティ付きで使用可能になった。また、ポールアームを使用する場合に周囲の状況次第で命中判定にペナルティが付くようになった。
マスター・ルール・セットでは柄の先に付けた刃先の形状による細分化がされている。ハルバード、パイク、ポールアックス、バーディッヒ、ビル、ギザーム、グレイブ、ロッシェイバーアックス、パルチザン、ランサー、スペタム、スポントゥーン、バウルの刃先の特殊効果が解説され、刃先の絵が掲載されている。
ウエポンマスタリー
ほとんどのポールアームは突き用、なで切り用、複合型の3つ分類できるとした。そのため、ウエポンマスタリーのデータとしては3つの分類を代表する武器を1例ずつ挙げており、それぞれのデータを記載している。記載されているのは、複合型のハルバード、突き用のパイク、なで切り用ポールアックス。
したがって、「ポールアーム」というのは武器の分類の1つとなっており、ウエポンマスタリーのルールを採用する場合は細分化された武器を選択しなくてはならなくなる。