ウエポンマスタリー

Last-modified: 2023-01-24 (火) 13:50:31

原語は「Weapon Mastery」。
新和版の訳語は「戦闘技能ルール」。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズの選択ルールのひとつで、第4版マスター・ルール・セットで解説されている。

概要

武器の扱いに関する技能ルールで、熟練度により命中判定やダメージにボーナスを得る。
技能のレベルは6段階存在するが、レベル1のキャラクターは2つの武器を選択する。この時に選択した武器の技能はベーシックとなる。
以後、3・6・9・11・15・23・30・36レベルに達すると、使用できる武器の種類を増やすことができる。ただし、訓練をして成功する必要がある。また、武器の種類を増やす代わりに、すでに使用できる武器の技能のレベルを上げることができる。
戦闘技能のレベルは以下の通り。技能を学んでいないノンスキルから、訓練に成功することで1段階ずつ強化されていく。

  • ノンスキル:その武器の使用方法を学んでいない状態。通常の半分のダメージしか与えられない。射撃武器の場合は命中判定に-1のペナルティが付く。
  • ベーシック:基本的な武器の使用法を訓練した状態。命中判定とダメージは、通常のルールと同じとして扱われる。
  • スキルド:この段階に達した武器を使う場合は、命中判定+2のボーナスを得る。4レベル以下の敵に絶望効果を与える。
  • エキスパート:この段階に達した武器を使う場合は、命中判定+4のボーナスを得る。8レベル以下の敵に絶望効果を与える。
  • マスター:一次的目標に対しては命中判定+6、二次的目標に対しては命中判定+4のボーナスを得る。12レベル以下の敵に絶望効果を与える。
  • グランドマスター:一次的目標に対して命中判定+8、二次的目標に対して命中判定+6のボーナスを得る。16レベル以下の敵に絶望効果を与える。

スキルド以上の技能で扱うと、特殊な追加効果や防御ボーナスを得るなどの特典がある。

更なる選択ルール


武器で戦うクラスにとって、間違いなく強化となる選択ルールではある。しかしその一方で、武器による優劣の差が激しくバランスが取れているとは言い難いルールでもあり、ハウスルールによる改変・整備が多くされていた模様。

Rule Cyclopedia

ウエポンマスタリーのルールは未訳部分に含まれていた。
新和マスター・ルール・セットの部分とRule Cyclopediaの未訳部分とでは若干変更されている箇所がある。

  • 一部の数値や記述が変更されている。
  • スキルドとエキスパートの命中判定ボーナスが二次的目標に関して半減している。
  • ストライキングレスリングに関してもウエポンマスタリーのデータが追加。ただしWeapon Masteryのルールが記述されているChaper.5ではなく、戦闘ルールのあるChapter.8に記述されている。

関連項目

技能