経験点

Last-modified: 2020-02-28 (金) 20:50:14

原語は「experience point」。略語は「XP」。
初期は訳語が統一されておらず、「XP」「XP値」「XPポイント」「経験ポイント」が文章によって混在していた。
プレイヤーキャラクター個人の成長と進歩を数値的に計るもの。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

ベーシック・ルール・セットのプレイヤーズマニュアル59ページにある小辞典によると「冒険を遂行する事によって与えられる得点で、熟練の度合を示す。」となっている。
基本的には、冒険がある程度キリのいい場面で終わるか、冒険が終わった時に得られる。この時に経験点として得られる点数は、倒したモンスターなどに設定されている数値と、冒険で得た財宝の金貨としての金銭的価値の合計が、そのまま経験点になる。つまり、宝を多く見つければ見つけるほどキャラクターが成長しやすくなるわけである。このシステムゆえに、クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズは、「ダンジョンにもぐって宝探し」というプレイスタイルがもっとも基本的なものとなっていた。
クラスによって特定の能力値が一定値以上であれば、得られる経験点に+5%、もしくは+10%のボーナスを得られる。
なお、プレイヤーキャラクターが経験点を失う事態は、DMからのアライメント強制変更による罰則か、エネルギードレインによる効果が代表的。もちろん、後者の方が圧倒的に多い。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第2版の日本語版では「EXP」と略されており、(経験ポイント)と付くことがある。
クラスによって経験レベルを上げるために必要なEXPの量が異なる。また、長所能力値が規定値以上のキャラクターはEXPに+10%のボーナスを得る。なお、マルチクラスのキャラクターは獲得したEXPを取得している全てのクラスに均等に配分しなければならない。
EXPの獲得は、基本的に倒したモンスターのEXPと、シナリオやストーリー上の目的を達成した際に得られるパーティEXP、クラスに相応しい行動をとったことによる個人EXPの3種類が基本となる。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズのような、獲得した財宝の金銭的価値をEXPとして取得する方法は選択ルールとなっている。

ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版

これまでのと異なり、どのクラスでも経験レベルの上昇に必要な経験点が同じとなっている。
遭遇ごとに設定される脅威度?ごとに報酬経験点が規定されている。また、選択ルールとして、パーティの平均レベルに応じた経験点を遭遇1回ごとに得られる「自由形式経験点」と、ストーリーや目的を達成したことによる「ストーリー経験点」がある。

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