【アラーニ】

Last-modified: 2021-10-23 (土) 22:14:07

DQ11・DQ11S

【デルカコスタ地方】の船着場に1人で住んでいる漁師。自らを海の男と名乗る豪快な人物。英語版での名前はBlue John。
DQ11Sでの声は高階俊嗣(【ファナード】と兼役)。
【デルカダール城下町】に海産物などの食料を送る仕事をしているようだ。
なおPS4版等では頭頂部がスキンヘッドだが側頭・後頭部に髪があり、その上とてもヒゲが濃い。
一方の3DS版3Dモードでは赤いバンダナを頭につけて頭髪部分は見えずヒゲも無いため(3DS版では彼だけでなくモブ漁師全員が同じ顔になっている)、ゲームハードごとによる外見に大きな違いがある。
 
序盤にここを訪れたときは【旅立ちのほこら】の場所を教えてくれる。
このときは名もなき普通の【NPC】である。
 
船を入手してからここに戻ってくると、親切にも「脱走した囚人が【デルカダール神殿】からデルカダールのお宝を盗み出したから用がないならここにいないほうがいい。」と言ってくれる。
まさかその囚人が目の前にいる主人公達だとは夢にも思っていないだろう...。

世界に異変が起きた後

主人公が【海底王国ムウレア】から脱出したあと、彼を大物と勘違いして釣り上げる。
"アラーニ"という名前を喋ってくれるのはここだけ。
なおこの時に釣り上げられる前の海では釣り針についているエビに【魚】の主人公が食いつくという形になっている。詳しくは【????】を参照。
 
その後、困っている人は放っておけんと語ったあと、小屋に一晩だけ宿泊させてくれる。
それから陸地のほうに出ようとすると、崩壊した世界や【最後の砦】英雄について一通り語ってくれる。
登場期間は短いが、見ず知らずの主人公を見返りを求めずに助けてくれたナイスガイである。
よく見ると、目の周りには睫毛が描かれている。基本的に睫毛は美人な女性(シルビア含む)に描かれるものだが、筋骨隆々でムサい男である彼に睫毛が描かれるギャップに、少々驚かされる。
 
因みに漁師になる前は銀行員だったらしく、イベント後に話し掛けると【ゴールド】を預かってくれるようになる(ゲームの世界だから良いが、現実日本では銀行を辞めているのに預金業務を行うと銀行法・出資法違反に問われる可能性がある)。世界に異変が起きた後すぐのタイミングで預金の払い戻しができる貴重なスポットである。
イベント後も小屋のベッドを調べると何回でも泊まることが出来る。ベッドを調べた際に「少し汗臭い」という余計な情報が表示されるが。
 
また、魔王を倒した後過ぎ去りし時を求めるまでの間に訪れると、旅の武勇伝を聞かせてくれと言い、無料で泊めてくれる。銀行としては利用できなくなるが、世話になった彼に会いに来たなら、折角なので一晩泊まっていってもいいだろう。
 
なお公式設定資料集シナリオ班のコメントによると、名前の由来はスペイン語で蜘蛛を意味するArañaとのこと。
上述の通り、芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』の如く海底から主人公を引き上げるからだという。

過ぎ去りし時を求めた後

時が戻った影響で上記のイベントは何もなかったことになっており、"アラーニ"という名も消えている。話しかけても異変前の「脱走した囚人が~」のセリフのまま。
グレイグとの共闘しかり、世界の崩壊を防げたとはいえなにか悲しいものがある。