【アルゴ岬】

Last-modified: 2021-09-20 (月) 15:22:17

※ドラゴンクエストモンスターズシリーズに登場するモンスターは【魔戦士アルゴ】を参照。

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する地名の一つ。
【ベンガーナ】の最南端にあり、【アルキード】が消滅したことでできた岬である。
この岬の近くには【竜の騎士】が力を回復する奇跡の泉が存在しており、【バラン】【ヴェルザー】の戦いの後に激戦の傷を回復するために訪れている。
奇跡の泉は人間にとっても癒しの力があるらしく、【ソアラ】は従者と共にここを訪れていたところ、泉を目前に力尽きる寸前であったバランに出会い彼を救う。
バランにとっては竜の騎士に由緒ある地であると同時に、最愛の女性であるソアラと初めて出会った思い出の地でもある。
 
それから10年以上後、超竜軍団長として【ダイ】と初めて戦った後も訪れ、体力の回復と共に、【竜騎衆】を呼び出す儀式も行っている。この地でソアラにダイの奪還を改めて誓っていることから、ここには彼女の墓が存在する可能性がある。
 
岬からはデパートがあるベンガーナの町が見えるため、呼び出された【ガルダンディー】に目をつけられ、再建を開始したばかりの町が再度襲われる事になる。
 
ダイの大冒険の世界は日本地図をモチーフにしているが、この岬の場所は和歌山県のある紀伊半島に位置する。
また、バランが消滅させた部分まで考慮して日本地図に当てはめた場合、アルゴ岬は紀伊半島の東部に位置し、真珠養殖で有名な英虞(あご)湾がある場所に相当するが、岬の名称との関係は不明。
 
余談だが、地表で生じた爆発で大陸の形状が変わるほどというのは現実の核爆弾をはるかにしのぐ衝撃であり、地球の歴史でいうと白亜紀末期にユカタン半島で起きた小惑星衝突に通ずるものがある。現実世界ではこのときに超巨大津波や地球規模の大地震など天変地異が起き、生物の8割が死滅したと言われている。
作中では他に【黒の核晶】の爆発によってちょっとした大陸、或いは大きな島である【死の大地】がまるごと消し飛んでいるが、実際にこれほどの規模のエネルギーが炸裂した場合、海越しであっても津波や爆風などによる大規模な壊滅的被害は避けられない。
アルキードの件では地繋がりかつ割と近隣にあるベンガーナや【テラン】は多大な被害が不可避と思われるがこれといった被害の話は出てこない。
まあファンタジーに現実的な二次被害の話を持ち込むのも野暮ではあるが…