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【ダイ】

Last-modified: 2019-06-11 (火) 21:24:49

 パーティメンバー:ダイの大冒険

【ダイ】―【ポップ】【マァム】【レオナ】【クロコダイン】【ヒュンケル】【アバン】

ダイの大冒険 Edit

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】の主人公。アニメでの声優は藤田淑子。
赤ん坊の頃に善良なモンスター達が暮らす【デルムリン島】へ流れ着き、鬼面道士【ブラス】に育てられ、幼い頃から勇者に憧れ暮らしてきた。年齢は12歳。
 
その正体は、古来より悪を制裁するべく神より使わされた【竜の騎士】の子孫であり、竜の騎士・【バラン】【アルキード】王国の王女・【ソアラ】の間に生まれた由緒正しき血筋の混血児であった。
 
本来の名前はアルキード地方で「強き竜」という意味の「ディーノ」。
ダイという名前はデルムリン島に彼が漂流してきた際、長い間の漂流で削れてしまった揺り篭のネームプレートにかろうじて残っていたDという頭文字から、本当の両親の意を酌み、せめて頭文字だけでもDでそろうようにと慮って付けた名前である。
ダイ自身はディーノという呼び名を好んでおらず、バランとの初戦時は父への反発心もあってか「ディーノなんて呼ぶな」と発言している。その後、バランと和解してからは実の両親がつけてくれた名前として受け入れている様子だが、ラーハルトには「父さんのことを思い出してつらいから」という理由でディーノとは呼ばないように頼んでいる。

ある日、地上世界の勇者【アバン】との出会いで本物の勇者としてその道を歩み始め、数々の出会いと共に戦いの運命の渦に巻き込まれていく。
 
【ポップ】とはアバンと出会った時に知り合って初めての人間の男友達となり、物語を通じて固い友情を育んで行った。
性別を問わず厳密な順番では【レオナ】の方が先の筈だが、次第に友達と呼ぶには些か微妙な関係になっていく。
 
連載当初は頭身も低く作画の荒さもあってかなり幼い見た目だが、連載が進み画力が上がるにつれて徐々に頭身も高くなり顔つきも精悍になり、終盤になると彼自身の成長も合わさって初期とは別人のような印象になるだろう。作画の変化を顕著に受けているキャラクターである。
 
ゲーム作品では星ドラのダイ大コラボイベントで登場。特定のクエストでは援護してくれる。

2019年に発売されるジャンプフォースへの登場が決定したが、奇しくも、声を担当した藤田淑子が他界した直後の出来事となってしまった。

性格 Edit

年頃の少年らしく、明るく活発で真っ直ぐな性格。
怪物に囲まれて育った経緯から、他人を差別せず、敵味方問わず余計な色眼鏡を無しに物事を真正面から受け止める。
その一方で一般的な人間の価値観に疎いところがあるらしく、ポップがマァムをジロジロ見ていた理由について「いい胸してるから」と誤魔化した際には「おっぱいが好きなのか?結構ガキだな」と返している。恐らく母性の象徴としてしか見ていないのだろう。
怪物島と呼ばれていたデルムリン島に住んでいたただ一人の人間では無理からぬ話だが。
そんなコミカルさとは裏腹に純真ゆえの辛さも少なからず描写されており、例えば【ベンガーナ】では人々を救ったにも拘らず竜の紋章の力を恐れられたことに激しく動揺し、この直後【テラン】に足を運んだ際には自分が純粋な人間ではないことへのコンプレックスを吐き出し、バランから「子供の内なら竜の騎士は人間とさほど変わらないが、大人になったらそうはいかなくなり、人間たちは本格的にお前を恐れるだろう」と言われた際はベンガーナでの件を思い出して動揺したりしていた。
 
当初は勇者を助ける魔法使いにしようとしていたブラスから呪文を教わっていたが、あまり得手でなかったこととダイの勇者になりたい意志を無視した押し付けがましい教育だったためかてんで身に付かず、その事もあってか呪文が使えないことに対するコンプレックスもあったが、【ネイル村の長老】に教えを請い、克服した通り資質がないわけではない。
ただし、単行本のデータでは下級の攻撃呪文やトベルーラしか載っておらず、いまだに上位の呪文を使うには竜の紋章の補助が必要な可能性も。
 
【ハドラー】との最後の戦いで彼の挑戦を真っ向から受け止めポップの加勢すら潔しとしなかったり、自らが守ろうとする人間の負の側面を説いた上で、敵ながら自分の実力を高く評価した大魔王【バーン】の甘言にも乗らず、
もし人間が自分を拒むなら、バーンを倒した上で自ら地上を去るときっぱり言い切るなど、切ないまでに意志が固く孤高な一面も持つ。
この戦いでは【ゴメちゃん】との会話で「人間にも悪者はいる」ことを客観的に理解している旨を発言しているのでなおさらである。
この部分は図らずとも子を護り散っていった父親のバラン譲りなのが何とも皮肉だが、父と違い、逆境に立たされてなお持ち前の純粋な心根を失うことなく、正負両面を持ち合わせた存在が人間なのだということを深く理解した上で、人間という存在を愛し守り抜こうとする意志を失うことなく持ち続けた。

 
少年漫画の良きヒーロータイプではあるが、勇者に憧れていることもあって、ブラスの魔法使い教育を嫌がったり、バーンに一度完膚無きまでの敗北を喫したことが強いトラウマになり、バーンを倒す唯一の希望として兵達から期待を寄せられていた事に強いプレッシャーを感じ、苦悩のあまり一時的にとはいえ逃げ出してしまう等、年齢相応の脆さも持ち合わせている(前者は「親の趣味で無理やり習い事をさせられていることへの不満」と例えれば分かりやすいか)
もっとも、後者に関しては、父親を失った直後の精神的ショックから立ち直っていなかったところに完敗したという状況故でもあるので、一概に彼の性根の問題だけではないが。
だが『純真』そのものの魂に裏打ちされたその姿勢は不思議と高いカリスマ性も内包している。この点はポップやレオナもダイの魅力と理解しており、「ダイがいなかったらクロコダインもヒュンケルも仲間にはならなかった」「おれ(ポップ)は逃げ出し野郎のままだった」と作中で語られている。
 
最初はわんぱくな所やムキになって声を荒げたり子供っぽい所も多く見せるが、次第に落ち着きや思慮、純粋ながら聡明な見解を備えてゆく。しかし同時に『物分りの良い』合理性に凝り固まってしまった節も見受けられ、基本的に結果が出ない事や確実に良い方向に転ぶかわからない事は受容し難くなっている。バーンとの最終決戦で地上の滅亡は阻止出来ないとバーンに突きつけられて戦う意味を失って無気力になったり(戦い続けないとと「頭脳」で考えても、身体から力が抜けていった)、人間関係を嫌ってレオナのスタンスを否定したり、パーティー内の恋愛には忌避感染みた感想を漏らしている。
逆に戦闘では勝利を目的とした効率的な方法より、騎士道精神に則る自分の全力をぶつける視点で戦う事が多く、ハドラーとの最終決戦はともかく老バーンとの2度目の対戦では全力を解放して戦い、未知数とは言え光魔の杖の消耗を意図的に狙った長期戦を挑むことはなかった。
もっとも、バーン戦についてはかつての惨敗経験もあって、とにかく全力でぶつかってその中から活路を見出していくしかないとの認識だった事、ダイ自身は光魔の杖が消耗の激しい道具であるということをそもそも知らなかった可能性が高い事は考慮すべきであるが。
ゲーム作品で言うAIシステムの初期に見られた「攻撃が相手に有効かわからないなら、まずは全力でぶつかってみる」をストーリー上で実践させた形でもある。
 
恋愛観に関してはレオナとの関係や感情がどう言うものかは明白になっていない。が、ポップ、マァム、ヒュンケルの三角関係ではわだかまりが生じる事から告白や関係の進展にはむしろ忌避の意思を示しているが、答えを据え置きしたいと言うよりも決戦の最中だからとも取れる発言をしている。
また、レオナを襲ったフレイザードに対して逆上するなど、誰よりも彼女を大切に思っているのは確かである。
 
ちなみに単行本のおまけに載っているドラクエのゲーム風ステータスでは数値がそれほどでもない。
【マトリフ】曰く「勇者はなんでもできるが、力なら戦士にかなわず、魔法も魔法使いにかなわない。何でもできるが何にもできないのが勇者」であり、それを反映した数値とも考えられる。
しかし同時に「勇者が持つ、ほかの奴には真似できない最強の武器“勇気”がある」とも言われており、勇気ある者としての勇者というポジションを持っている。
同時に、竜の騎士であるため、選ばれた者としての勇者でもある。
そんな彼が真の実力を発揮するのが紋章発動時。平常時と比べて数倍パワーアップするもので、DQシリーズで「数倍」というインフレを出せば、それは規格外にほかならない。これが、いざという時に強敵と渡り合う重要なポテンシャルになっている。

名前の由来 Edit

恐竜の英語 ‘dinosaur’ から。
竜に関する名前を主役に使いたいと思った事に由来するらしい。
バランとソアラが彼に名付けた本名である「ディーノ」も ‘dino’ をラテン語っぽく発音したもの。
 
ただし、海外ではダイ(=die/死)と縁起が悪いため、Fly(=「飛び上がる」ような元気な少年)とされていることが多い。

呪文・特技 Edit

※単行本のキャラクターデータに載っている、および実際に使用したことのある呪文・特技を掲載。
※ベギラマ、バギクロス、ヒャダイン、ドルオーラ、ルーラはキャラクターデータには載っていないが、竜の紋章発動時にのみ使用している。
トベルーラは当初は紋章発動時にしか使えなかったが、最終的には紋章なしでも使えるようになっている。(本作ではけっこう難度の高い設定になっており、初登場時からメラゾーマを使えたポップが、マトリフの猛特訓を経てやっと覚えた呪文である)
※ライデインは読切では紋章の力ありの状態で使用、本編でも当初はポップのラナリオンのサポートが無いと使えなかったが、ザムザ戦の後からは、紋章の力もラナリオンのサポートも無しで、いつでも使えるようになっている。