【スネークソード】

Last-modified: 2022-01-25 (火) 18:38:05

DQ5

刀身がヘビのように曲がりくねっている剣。 DQシリーズで初めて横文字で「ソード」と付くアイテムとなった。
攻撃力42で価格は3900G。
【ルラフェン】から販売されている。
 
この直前にイベントで手に入る【パパスのつるぎ】よりわずか2とはいえ攻撃力が上回っているため、せっかく父の形見を受け継いだのにもう市販品に負けるなんて……とガックリさせてくれる元凶。
とはいえ攻撃力2の差=ダメージ1の差しかなく、この時期に通常攻撃のダメージが1違ったところで影響は無いに等しいため、パパスの剣を持っているならわざわざ買い換えるほどのものではない。
装備できる仲間モンスターも少なく、すぐにより強い【はじゃのつるぎ】を購入可能になるので、破邪の剣を装備できない【くさったしたい】【ばくだんいわ】を仲間にしていなければ買う必要性は薄いマイナーな武器。
 
その後に訪れる【山奥の村】【グランバニア】でも販売されているが、ここまで来て買うことはまずないだろう。
【ガーゴイル】【へびておとこ】が落としていくこともある。
前者はともかく、後者は武器を持てそうに見えないのに何故持ってるのか。
 
SFC版では切っ先のやや下に蛇の頭、そこから峰に沿って蛇の胴体がくっついているデザインだったが、
リメイク版では鍔に蛇の頭が移され、その開いた口の中から伸びる舌が刀身になるという形に変更されている。
いずれのデザインでも曲がりくねった刀身は健在。

小説版

【リュカ】が即位の際に装備している。
作中では複雑に歪曲した刀身で自分に心を開いてくれなかったビアンカに対するジャミの心象を表現し、そして【ジャミ】にこの剣で止めを刺している。
 
しかしストーリー的にはこれから正に父の仇に挑むという場面でパパスの剣からこちらに換えられてしまうため、肩透かし感が半端ない。
リュカが国王に即位した祝いの品として贈られたため、立場的には使わないわけにはいかなかったのかも知れないが……。
それにしたって何故「蛇を模した剣」が即位祝いなのか、という点もよくわからない。グランバニアでは蛇が縁起のいい存在なのか、あるいはスネークソードがよほど高性能で高価な武器という扱いなのか。この辺は作中で明かされないためハッキリしない。少なくとも(ゲームと同様に)パパスの剣より強いのは確かだろうと思われるが。
なお、確かな業物という扱いは作中に明記されており、息子との稽古で天空の剣と打ち合っても壊れなかった。(生半可な代物だと数合と持たず壊れてしまうだろうと主人公のモノローグにある。)
原作ゲームにおけるこの時点での店売り最強武器【まどろみのけん】は、この直前に【スミス】の武器として登場するためそちらと被せるわけにはいかなかったのだろうが、せめて換装するにしても破邪の剣か【きせきのつるぎ】あたりで良かったのでは。
作者がジャミの心象表現に使いたかったから採用されたのだろうと思われるが、それによりパパスの剣をやや蔑ろにされた感が否めないため、読者からはツッコミどころとしてよく挙げられる。
 
小説版を原作とするCDシアター版では(脚本家も流石におかしいと思ったのか)ゲマ討伐までパパスの剣を使い続けており、スネークソードは未登場であった。