【スミス】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:10:35

概要

ドラクエシリーズに幾度となく登場する名前だが、生きた人間の名前となっているのはDQ3のみ。
それ以外は皆一様に【くさったしたい】である。
 
アメリカでは最も一般的な姓の一つ。日本でいうところの「鈴木」や「佐藤」に該当し、鍛冶屋をルーツに持つ家系の多くが名乗っている。
ありふれた姓であるがゆえに、もうひとつの使い方として身元不明者、特に死体に付ける仮名にも用いられる名前である。
この場合、男性はジョン・スミス、女性だとジェーン・スミスになる。
くさった死体に使われるのはこれが所以だろう。
 
DQ10では転生モンスター【マッドスミス】が登場している。

DQ3(FC版)

初期登録の僧侶にこの名前が付いていることがある。→【ルイーダの酒場に最初からいる人たち】
リメイク版で削除されたのは、くさった死体のイメージが強くなりすぎたからだろうか。

DQ5

仲間になったくさったしたい。
SFC版DQ5での歩行グラフィックは、なぜか【リビングデッド】のカラーリングになっている。
スミス=腐った死体の伝統はここから始まった。
【公式ガイドブック】では、スミスというのは「生前の名前」と【モンスターじいさん】が語っている。
PS2版3匹目の「マサール」は先にDQ6に同名のキャラが登場。
4匹目の名前「ロープス」は、腐った死体の英訳であるRotten corpse(ロッテッンコープス)の略であろう。
 
SFC版の青年時代前半までに加入する26種の中で【取扱説明書】における「仲間になるモンスター」のリストから洩れている4種のうちの1種。

仲間になる確率

一匹目二匹目三匹目
1/321/641/128

仲間になったときの名前

 一匹目二匹目三匹目四匹目
SFC版スミスロバートかずやロープス
PS2版マサールシゲぽん
DS版デス

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期5581081009002287
途中1065131521110006004
20842722306210050852
最大3099353050102900196698

耐性

無効ザキ・麻痺、メダパニ、マホトーン、マホトラ、ルカニ、毒
強耐性(なし)
弱耐性(なし)
無耐性メラ、ギラ・炎、イオ、ヒャド・吹雪、バギ、デイン、ラリホー、マヌーサ、メガンテ・体当たり、休み

解説

HPと力は同時期に仲間になるモンスターの中ではトップクラスだが、それ以外の能力値が軒並み低い。
耐性は完全か無しのみという極端な構成。ザキ・麻痺・毒に完全耐性を持つのは実に死体らしいし、メダパニ・ルカニなども効かない一方、それ以外は完全にザルで、攻撃呪文・ブレス系攻撃が素通しな上に、すばやさが遅いくせに眠り・休み系も素通しというのがキツイ。
これらだけでも痛いのに【装備グループ】【ばくだんいわ】と同じ極めて問題が多いタイプで、序盤の店売り装備がほとんど装備できないことが追い打ちをかける。
 
加入直後のラインハット大陸では幼年時代からの持ち込みがなければ武器はなく、【ポートセルミ】に着いて初めて買える武器が【こんぼう】という悲惨さ。
これではせっかくの自慢の腕力も活かしようがない。
【ルラフェン】まで行ってようやくまともな武器【スネークソード】を買えるので、一時的に攻撃力トップクラスに躍り出る。
一方の防具は幼年時代から【うろこのよろい】を持ち越さなければ鎧の枠はずっと【ぬののふく】になる。
ラインハット大陸で実現可能な最高装備が上記うろこの鎧+【せいどうのたて】【てつかぶと】で合計+42。
ルラフェンで【てっかめん】を買ったとして+51。
この時点の防具のラインナップがこれより貧弱なグループは他にもいるが、身の守り低さも相まって守備力はかなり貧弱なものとなる。
せっかくのHPだが、これではさすがに前衛に立たせることはできないだろう。
より強力な防具は【チゾット】で手に入る【ブラッドメイル】まで待たねばならず、その頃にはもうお役御免となっている可能性が高いだろう。
それ以上に問題なのが、素早さの低さで、【ブラウニー】と同様にほとんどすべての敵に先攻されるため、雑魚戦では余計な一手を食らいやすく、パーティ全体のダメージが嵩みやすい。
序盤は幻惑系や眠り・休み系を使う雑魚敵も多く、結局何もさせてもらえないなんてことも多い。
中盤以降に装備が揃い始めるのに、中盤以降は力が伸び悩んで他のモンスターに追い越され始めるため、そのあたりも噛み合っていない。
特技も微妙なものが多く、それほど仲間になりやすくもないため使えるモンスターとは言いがたい。

【毒系】特技を覚えるが、DQ5には毒耐性持ちが多い上に【バリクナジャ】のように簡単に毒殺できるボスはまず存在しないため、ほとんど役に立たない。

ただし、出現時期直後の中ボス【ニセたいこう】は休み系耐性が弱のため、早い段階で仲間にできればなめまわしが猛威を発揮する。
特にニセたいこうが大幅に強化され、青年時代序盤の難関となったリメイク版では、パーティー人数が増えたこともあいまって、意外なほどの活躍を見せるだろう。
 
また、リメイクを重ねるごとに、敵側のザキ系やマヒ系の【耐性貫通力】が上がっているため、序盤から完全耐性を持つこいつの存在感はやや上がってきている。
特にDS版では敵側の【やけつくいき】の命中率が尋常じゃないほど上がっており、【へびこうもり】などがより危険に。
マヒに対する保険として、こいつを連れて行く価値は実質上がっている。
とりあえず馬車に乗せておいて、【ミミック】【あくまのツボ】が出てきたときだけ投入というのもありだろう。
特にミミックはスミス一人でも余裕で狩れる。
 
PS2版での3匹目の名前【マサール】は時系列的には過去の登場人物の名前だが、流石に関係ないだろう。
1匹目以外の仲間モンスターの名前は、なぜか同じ天空シリーズの登場人物と被ることが多々ある。

小説版

以上のようにゲーム本編では極めて問題の多い能力だが、小説版では評価が一転。かなり印象に残る。
死体ゆえに頭は回らないが、馬鹿力と優しい心を持った愛すべき存在。口が達者で面倒見の良い【スラリン】とはまるで兄弟のような関係だった。
 
ちなみにスミスという名前もスラリンに付けてもらったもの。
後にスミス自身も【ガンドフ】の名付け親となるが、これは自分がスラリンから名前をもらったことがとても嬉しかったので、新しい仲間にもこの喜びを感じてもらおうと前々から考えていたのだとか。
また【パペック】【ダークマンモス】の体当たりでバラバラになってしまった時にはスミスが元通りに組み立て直してやったらしく、仲間思いな性格が窺える。
かっこいい騎士にも憧れているようで、スライムナイトの【ピエール】を騎士の見本にしている。
 
【ビアンカ】に恋しているが、その想いはとても純粋なもの。
一時期ビアンカとの会話が減り、「何か彼女に嫌われるようなことをしたのでは」と悩むが、【ピエール】から「リュカとビアンカは相思相愛で、今はお互いしか目に入らない状態だ」と教わった時は、嫉妬するどころか「ビアンカにすごく良いことがあった。スミスも嬉しい」と、心の底からビアンカの幸せを喜んでいる。
 
その人柄の良さからパーティー以外の人にも好かれることが多く、中でも【チゾット】の宿屋の主人ラハンガはスミスの人柄と【まどろみのけん】を使いこなす力強さをとても気に入り、まどろみのけんをタダでプレゼントしたほど。
スミスも気前の良いラハンガと、この剣を「騎士になったみたいでかっこいい」と気に入って、最後までこれを愛刀とした。
 
【デモンズタワー】で仲間たちが次々と倒れていく中、最後までリュカに付き従った唯一の仲間。
リュカとビアンカを守るために【ジャミ】と一騎討ちとなり、その怪力で互角に組み合うもリュカ達とスミスの距離が開いた一瞬の隙を突かれてしまい、リュカとビアンカに至近距離から凍える吹雪のようなブレスでトドメを刺そうとした瞬間、スミスが「愛する二人」を凍える吹雪から守るために大柄な体を広げて全身で受け止め、瞬く間に凍りつき心臓を残して砕け散ってしまう壮絶な最期を遂げる……。
「腐った死体」であったはずの彼の心臓はなぜか全く腐敗しておらず、凍りついたそれは真っ赤な宝石のように輝いていた。
ビアンカは残ったスミスの心臓を抱き締めて涙を流し、彼女に横恋慕しながらまるで振り向いてもらえなかったジャミは「俺は死体にも劣るというのか」と動揺。
この隙をついたリュカによってジャミへと引導が渡されることになる。
 
愛するビアンカと、そのビアンカが愛するリュカを身を呈して守り、砕け散ってなおジャミ討伐に貢献したその散り際は正しく「漢」であり「王と王妃を守った騎士」というべきものであった。 
この漢らしい生き様(死に様?)により、ファンからは「世界一カッコいいくさったしたい」と呼ばれる。
小説を読んでスミスを好きになったプレイヤーの中には、ゲームの方でも(あまり強くないことを承知の上で)最後までパーティーから外せなくなったという人も。

DQ6(SFC版)

仲間になったくさったしたい。
【魔物使い】★2(アニマルマスター)以上で仲間にできる。

仲間になる確率

必要熟練度一匹目二匹目三匹目
★21/321/256

仲間になったときの名前

一匹目二匹目三匹目四匹目
スミスチーマーたかしまさよし

たかしの由来は【安野隆志】なのか大塚充なのかは不明。まさよしは岩切政善が由来と思われる。

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さかっこよさ最大HP最大MP経験値
初期56110810015001991
中間25912726404325100114603
最大50220507080105003001500477

耐性

強度属性
無効即死、毒
強耐性軍隊、幻惑、睡眠、麻痺、魔封じ、踊り封じ
弱耐性マホトラ、混乱、休み
無耐性メラ、ギラ、イオ、ヒャド、バギ、デイン、炎、吹雪、岩石、消滅、ルカニ
回避率(なし)

解説

DQ5とは比べ物にならないほどの大幅なパワーアップをして登場する。
 
レベル上限が50なので最終ステータスでは他キャラに見劣りするが、同等のレベルで比較した場合は味方中屈指の能力の高さを誇る。
参考までに、Lv50での【ハッサン】がHP491、力186。【バーバラ】がMP282。
加入直後はアモスと同程度と言った所の力、HPで、これでも十分即戦力として使えるが、【はがねのムチ】を装備することでハッサンと同等の攻撃力を得ることができる。レベルアップしていけば、やがて素の力でも追い付き、MPも20レベルを越えるあたりから大きく伸びるようになる。
しかも成長そのものも早く、Lv50に至るために必要な経験値は【主人公】やハッサンよりも30万も少ない。
前作とは違い装備品にも恵まれており、最強武器である【グリンガムのムチ】をはじめ、【しんぴのよろい】などの優秀な武具を装備可能。若干弱い身の守りや耐性面も十分に補うことができ、パワー系モンスターが苦手な傾向のある【ちからのルビー】も装備できる。

素早さが低いのに休み耐性が弱止まりで妨害を受けやすい、という前作同様の弱点はあるが、それを差し引いても優秀なキャラ。
序盤からメインのパーティーパワーとなるハッサンが二人、終盤はチートキャラと名高いドランゴが、もう1人いると言っても過言ではない強さである。
 
職業選択については【パラディン】が最有力。前述のすべての強みが活き、職性能の高さもあって攻守に渡って最前線で大活躍できる。自ら壁となり、ベホマ、ザオラルを数値に物を言わせて連発しながら高威力の正拳突きを放つ姿はまさに勇姿。
終盤には【ドラゴン】に転職して、強烈なステータス補正とのシナジーでさらなる躍進を遂げるのもよい。
他にも【バトルマスター】【スーパースター】、変わり種ではMPの高さを活かして【賢者】に就く手もある。
賢者だとせっかくの高い力やHPが下がるので不向きに見えるが、元々高いステータスと優秀な武器によって、平均的な耐久力・攻撃力は維持できる。
「後衛キャラを魔法職に就けるとHPが下がりすぎてすぐ死ぬし、かといってハッサンではMPが低いから覚えた呪文を活かせないし…」といった悩みを解決できるのだ。
物理、呪文共にそつなくどころか双方の専門家並、殴って良し、守って良し、そして呪文をぶっ放して良し、その優秀さゆえに進路決定が悩ましいコンプリートファイターである。
二匹目の加入を狙ってみるロマンもありだろう。
 
なおかっこよさ初期値は0、カンストでも驚異の10だが装備が豊富なおかげで、初期レベルでも装備品のかっこよさだけで【ベストドレッサーコンテスト】のランク7をクリアできてしまう。
(例:【奇跡の剣】【神秘の鎧】【プラチナシールド】【プラチナヘッド】【蝶ネクタイ】=261、あるいは打ち直したオーガシールド+スライムピアス=272)
また、恐ろしいことに【あみタイツ】を装備可能。
守備力的にメリットはほとんどないが、かっこよさはなんとスミスの装備可能な装飾品では最高値。どうしてもコイツのサービスカットが見たいという方やコンテストで実用性重視の人は試してみよう。
上述の通り「スミス」は苗字だし、DQ11のような例もあるので、もしかしたら女性の死体なのかも知れない。「たかし」や「まさよし」は言い訳もできないが…。
女性っぽい名前に改名すれば、またイメージも変わるかもしれない。
 
敵としては【モンストル】周辺に出現するため、転職解禁直後、【魔物使い】で熟練度を1ランクだけ上げる必要があるが、わりとすぐ勧誘に行けるのも長所。
同じ場所に出る【ホイミスライム】と並行して狙ってみるとよい。
本作の【職業】システムの都合上、加入は早ければ早いほど熟練度を稼ぐことができ、物語後半での活躍の幅が広がる。
起き上がる率はやや低めであるが、たとえ運悪く仲間になるまで沢山の戦闘回数と時間を要したとしても、しつこく粘るべき優秀な逸材。ついでに【ブラスト】戦に向けた熟練度稼ぎにもなる。
 
最大レベルに達した後は他のキャラに追い付かれ追い越されるだけになるので、そうなったら引退して【マリリン】と一緒にルイーダの酒場で眠らせてあげよう。
ただし、【ちからのたね】を大量に投入することを前提にすれば、この状態の彼は【メタル狩り】要員に使える強みがある。
本作ではメタル系が防御力999止まりなので、攻撃力が500を超えると普通にダメージが入るようになるのだが、クリア前に仲間になる連中で一番これに早くなりやすいのは(多少運が絡むが)スミスなのである。
素の状態の力が220の彼に対して、

  • 力の種を15個投与(+45)
  • ドラゴン★8に転職(力が基本の約×1.2補正と★8ボーナス+20)
  • グリンガムのムチを装備(攻撃力+145)
  • ちからのルビーを装備(攻撃力+20)

これらの条件を満たせば攻撃力が500を突破し、メタル系の守備力を貫通するようになる。
ちからのたねは最低15個必要(拾うだけでは足りないのでドロップでもう3つ)という問題はあるが、【盗賊】4人で【オークマン】を狩ればそう難しくはない。
加入とレベルアップが比較的早い彼なら計画的に使っていれば他の条件はクリアする頃には十分満たせるはず。
(参考までにいうとここまでに達する経験値がくさったしたいは約150万と仲間のうちで2番目に低い。
単純に素の力だけならボストロールの方が早く上がる<経験値約136万でレベル49時に同条件で500超え可能>のだが、彼は加入がやや遅いのとグリンガムのムチを装備できないので複数攻撃できないという問題がある。
なお、【ランプのまおう】は両者よりもっと低経験値で条件を満たせるが、彼は仲間にする時点で既に一苦労なのと、加入が遅すぎクリア後なので「一番早く」に入れていいのか微妙。)
もし「メタル系をバッタバッタ倒して経験値をザクザク稼ぎたい」と思っている人は、楽ではないが一応頭の隅に置いておこう。
 
余談だが、フィールドグラフィックのシルエットやカラーリングが【主人公】と非常に似ている。
スミスをスタメンに起用し、主人公を馬車内に待機させている場合、【レイドック】など主人公が強制的に馬車外に出てくる施設を出入りした際に両者が知らぬ間に入れ替わっていることがあり、パッと見で違和感が小さいために気づきにくい罠がある。

DQ7(リメイク版)

モンスターパークに送ったくさった死体に【すれちがい石版】を探しに行かせるときに、1匹目の名前がこれになる。

DQ8

くさった死体の【スカウトモンスター】

通り名・出現位置等

通り名地獄のベテラン選手
種族くさった死体
出現位置剣士像の洞窟西の毒の沼
出現条件最初から出現
出現時間いつでも
所持アイテムモンスター銅貨

ステータス

攻撃力素早さ守備力最大HP最大MP戦闘参加
ターン
MIN72383216100.7
MAX24811340816

解説

DQ2でのルーキーデビューから17年、FA宣言もせずスタメン出場を続ける大ベテラン選手。
【剣士像の洞窟】の西の方で毒沼に浸かっている。
一日中毒の沼に佇む姿には哀愁を感じる。
 
上記の通り、「くさったしたいのスミス」と言えば、DQ5とDQ6で全く使い勝手の違う仲間モンスターである。
DQ5のスミスはザコ、DQ6のスミスは有能なのだが、残念ながらコイツはDQ5のスミスに近い。
 
到達時点ではHP以外のステータスが低く、まるで使えない。
育ちきればHPと攻撃力は高くなる反面、守備力は最低クラスでかなり極端。
テンションを下げる攻撃をするほかに痛恨の一撃を放つ。
正直強いスカモンは他にもいるため、銅貨を回収したらそのまま毒沼に漬かっていてもらおう。
 
ちなみに、天国の千両役者とは、名前だけでなく元のモンスターの知名度やスカモンの有用度などが
見事に真逆になっている。

DQ10

季節イベントにNPCとして登場。
【ウェディングール】の新郎で、新婦はエテポンゲならぬ【エテポン

DQ11

今回も【くさった死体】
【メダル女学園】の生徒【コルト】の父親で、【荒野の地下迷宮】に住んでいる。リカルドの息子で弟にトモゾウがいる。
くさった死体一族に伝わる【かぐわしい香水】を作れるただ1人の死体である。
地下迷宮には彼以外のくさった死体も住んでいるため、非常に紛らわしい。
どうやらスミスはここにいるくさった死体の中でも年配な様で、「俺はスミスより若いのでスミスと間違えられて少しショックだった」という旨のセリフを言う個体もいる。
他にも「ピチピチギャルの自分をスミスと間違えるとは」という旨のセリフを話す女口調のくさった死体もいるが、やはり人間から見た場合は見分けはつかない。
最近は魔物が凶暴化して困っているという台詞があり、自分達とその他の魔物とは別の存在であるという認識もあるようだ。
 
なお、父親のリカルドの台詞に「死体歴300年の大ベテラン」というのがあるが、3DS版では「歴」の字だけなぜかルビが振られていない。他の字には振られているので、入れ忘れミスの類だろう。

キャラバンハート

ガードモンスター:キャラバンハート

【スラロン】【ビーナス】【キャロル】【ズガッツ】―【スミス】―【ウェバー】【ドルバ】

ガードモンスターの一体で、【大灯台】の最上階に居ついているくさったしたい。
元はそこで灯台守をしていたスミスという名の人間。
病に倒れ、命を落としたが魔物となって甦り、意志も理性も失い、
ただただ灯台守として火を灯しつづける使命を果たそうとしていた。
そんな彼のために魔物使いとなった恋人【マチュア】に説得されるが、残念ながらその時点では彼女の言葉は届かない。
【マガルギ】撃破後にマチュアを連れて彼の所に再び訪れると理性を取り戻し、そしてマチュアの頼みを受け入れると仲間になる。
彼についてはモンスターはかせ曰く「人が魔物になるなど聞いたことがない」だそうだが、では他の野生(?)のアンデッド系モンスターは一体なんなのだろう。
また、仲間になる際スミスは「魔物扱いでも構わない」と言っており、加入後は馬車の外で戦うガードモンスターと肩を並べることとなる。
無論【転身】によって強化することも可能で、ゾンビどころか最早人間とは体の構造が全く異なる魔物になってしまうことも。この点は他作品に登場するくさった死体のスミスとは一線を画している。
元人間の身でありながら【竜王】【ギスヴァーグ】等の大魔王、邪神等の強大な存在に転身することも可能だ。
ちなみに、彼を女性の幻魔である【カカロン】【クシャラミ】に転身させてもマチュアの恋心が揺らぐことはない。
 
【ギスヴァーグ】撃破後の彼のセリフからすると、彼が病死し魔物として甦ったのは、ギスヴァーグの呪いによるものであるようだ。
ギスヴァーグ撃破前、【ルイン】の両親をはじめとする、世界中で発生した謎の奇病にかかった人々も、もしも放っておけば彼と同じ末路を辿っていたと推測できる。
 
ちなみにDQ2にも同じく大灯台の最上階で暮らす人(【ハーゴンの神殿】を監視している兵士)がいるが、DQ2とキャラバンハートはそれなりに年代が離れていることから恐らくスミスとは別人だろう。

ジョーカー1

DQ5やDQ6をプレイした人なら解ると思うが、グラフィックがやはり腐った死体。
こんな姿だが、なんと本作ではモンスターマスターである。
口調はDQ7の【エテポンゲ】を意識したものになっている。
スラム街で魚に餌をやる場面があるので、そこに住んでいるかと思いきや、なんとアパート暮らしで家賃をきちんと払っており、近隣住民と意気投合している場面もある。
ただし、やっぱり悪臭を放っているらしく、大家さんから苦情が出ている。
エンディング後にはアパートで見かけられないところを見ると、どうやら退去させられた模様。
サロンに現われるモンスター交換の相手でもあり、ゾンビ系モンスターを欲しがる。

  • バトルGP参加登録後~
    ゾンビ系×3⇔いばらドラゴン♂
  • カルマッソ会長との対戦後~
    くさったしたい⇔コサックシープ♀
  • 4ヶ所目のほこらクリア後~
    くさったしたい×3⇔ミミック♂
  • バトルGPクリア後~
    おおがらす⇔アンクルホーン♀

ジョーカー3

【マッドスミス】の生前の名前。自殺した後、魔王の力で蘇生させられた。

DQMSL

特別クエスト「魔法のダンジョン」に出現する【ゾンビ系】Aランクの討伐モンスター。
リーダー特性は「全系統のHP+8%」。
特性は【死亡】時に一度だけ、敵を3ターン後に自動で死亡する【カウントダウン】状態にし、さらに確率で素早さを1段階下げる「みちづれの呪い」、ターン開始時に一定確率で味方1体の素早さを1段階下げる「さびしがりや」。
習得特技は【こごえる吹雪】【まどいの息】

蒼天のソウラ

本名なのかあだ名なのかは不明だが、【ジャング幽霊船長】のクルーにスミスと呼ばれるくさったしたいが存在する。
作中での活躍などはこちら