DQ7
【主人公(DQ7)】の父親。【フィッシュベル】で漁師をしている。妻は【マーレ】。
英語版での名前はPS版ではBorkano、3DS版ではPollock。
名前の由来は、「火山」を意味する"volcano"(ボルケーノ)からだろう。
イタリア語で「海」を意味する妻の"mare"(マーレ)とは対のようになっている。
村一番の漁師といわれ、グランエスタード城下町でも有名なほどの腕前。【アミット】の船の船長を任されている。
弟の【ホンダラ】とは対照的な働き者であり、島中のほとんどの人から一目置かれている有名人でもある。
妻マーレの作った【アンチョビサンド】が好物。またマーレによると酒も嗜むが酔った姿を他人に見せる事は滅多に無いという。
いつか息子と共に漁に出たいと思っているが、息子のことはまだまだ半人前だと思っている。
息子が石版の旅を続けたいという意志を確認するとその選択を尊重してくれる優しい父でもある。
一方で弟であるホンダラには甘いところが見られる。
ホンダラが溜め込んでいた家賃やツケを払っていることが多く、ホンダラがぐうたらな生活を続けられてしまう一番の原因となっている節がある。
マーレに言われてホンダラに厳しく言うこともあるようだが、完全には治らない様子。
やたらがっしりした体格の短足で顔のデカいヒゲオヤジであり、イラストを見る限り4.5等身くらいしかない。
【キングスライム】を擬人化したようなマーレも彼も、主人公と全く似ていないのが不思議。
それもそのはず、実は主人公の生まれは……?
【エスタード島】が封印された時に漁船から海に落ちて死んだと思われていたが、実は【シャークアイ】たちに拾われて無事だった。海に放り出された際、【ギャオース】などの凶悪な魔物の群れと一人で戦おうとし、最後まで諦めなかったとか。
エンディングでは念願だった息子との漁に出る。
死ぬことが多い歴代ナンバリングの主人公の父親陣の中では、たいへん立派でありながら幸福な人生を送っている貴重な人物である。
ただでさえ鬱度が高く救われない話が多いDQ7だが、主人公自身は他の作品と比べてそこまで不幸な体質ではないのかもしれない。
ちなみに、海賊船【マール・デ・ドラゴーン】内の酒場のカウンターに腰かけている男性が、
*「かつてはエスタード島といえば
伝説の楽園だとか なんとか
うわさがあってさ。
*「オレの知り合いでも その島を
もとめて 旅立ったきり
もどらなかったヤツが いたっけ。
*「漁のウデは いいんだけど
ギャンブル好きなのが
玉にキズ だったんだよな。
と数百年前のことを話してくれる。
諸々の要素から、恐らくこの知り合いがボルカノ・ホンダラ兄弟の遠い祖先になったものと思われる。
トレジャーズ
お宝として【ボルカノの像】が登場。
勇者ヨシヒコシリーズ
シリーズの第二章「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」の第6話に登場する。
高橋努が演じた。
アイシス城の武道会にヨシヒコが参戦したときの2回戦での対戦相手。
この大会の登場人物は【ネルソン】や【タシスン】など、DQシリーズの【NPC】として登場したことがある名前ばかりであった。