【真しんぴのよろい】

概要

リメイク版DQ7に登場する鎧。
HPが自動回復する特性が備わっている。
【しんぴのよろい改】と同じく、【しんぴのよろい】の強化版。
しんぴのよろい改は守備力がちょっと上がる程度の強化だったが、こちらはHPの回復量も上がっているのが特徴。

DQ7（リメイク版）

守備力+88、かっこよさ+55。
毎ターン、ターンの最後にHPが75ポイント回復する。
【主人公】・【マリベル】・【メルビン】・【アイラ】が装備することができる。
【装備レベル】が設定されており、レベル35以上で装備できるようになる。
【サタンメイル】がボスの石版ダンジョンのクリア報酬として手に入ることがある。
　
通常の神秘の鎧と比べると、守備力は+75から+88に、自動回量も50から75へと上昇している（かっこよさは同じ値）。
一応装備レベルが設定されてはいるが、サタンメイルがボスの石版を用意できてクリアできるなら、まずレベル35は超えているだろう。
　
終盤に手に入る防具としては守備力はそれほど高い訳でもなく、耐性もない。
だが高い自動回復能力はそれらの欠点を補って余りある効果であり、この鎧を今作最強の鎧と言っても過言では無いものにしている。
「あらゆるダメージを必ず75軽減する」と言い換えると、どのくらい強いかが分かりやすいだろう（1ターンに平均して1回攻撃を受けるとすると）。
あくまでターンの最後の回復によって擬似的にダメージを無かったことにしているだけなので、即死してしまうほどの大ダメージを受ける状況では意味が無く、さすがに耐性持ち防具に軍配が上がるが、この鎧を入手できるほどのレベルがあればまずそんなことにはならないだろう（ダメージは受けたが1ターンで戦闘が終わった、というシチュエーションならままあるが）。
更に勇者の自動回復と合わせて最大125回復する（75+職業レベル8で50回復）。
　
強力な攻撃に対する間接的な軽減量と言う見方以外でも、【不意打ち】された時や雑魚を1ターンで仕留め切れなかった時に食らったカスダメが、放っておいても蓄積せずに消えてくれるというのは思いのほか便利。
　
これらの利点はノーマルバージョンの神秘の鎧でも同じ事が言えるのだが、回復量が1.5倍ある事でカバーできる状況は格段に多い。
例えば、【はげしいほのお】のダメージがノーマルバージョンでは蓄積してしまうのに対し、こちらは回復が追いつく。
また1ターンに2回ダメージを食らった場合でも、2で割っても30以上回復する計算になる真の方は並の防具の「30軽減」より効果が高いと言え、優位性が揺るがない。
ただし、自動回復が複数人いると1人ずつ順に回復が演出されるので、戦闘のテンポを気にするプレイヤーにはその性能を理解していながらも敬遠されることがある。
　
この鎧が飛び抜けて便利なせいで、ただ一人これを装備出来ない【ガボ】がかなり割を食うこととなってしまった。
　
また余程偏ったプレイをしなければまずないが、これを装備していると【ふきだまりの町】で発生する負けバトルである【スイフー】戦で勝つことも負けることもできない【ハマり】が発生してしまうので注意（スイフーは倒せず、スイフーの攻撃は回復量を上回るダメージを出せないため）。
この時は必ず鎧は外しておこう。