【スイフー】

Last-modified: 2020-01-23 (木) 22:21:04

DQ7 Edit

過去の【ダーマ地方】に存在する、ならず者や行く当ての無い者が多く住む【ふきだまりの町】を仕切っている、赤い覆面を被り半裸にマントを羽織った筋骨隆々の男。
英語版での名前はPS版ではSuifu、3DS版ではStrom。
 
かなりの実力の持ち主で、先代の町のボスを半殺しにしてボスの座を奪い取ったらしい。武闘家と荒くれ、2人の取り巻きと共に行動し、普段は町で一番大きな屋敷に住んでいる。
 
主人公たちがふきだまりの町で途方に暮れていると、突然現れ一方的に戦いを仕掛けてくる(【負けバトル】)。後に彼の元を訪ねると、これには「見せしめ」の意味合いもあったんだとか。たまにそうして圧倒的な強さを住人たちに見せつけることで、反乱分子を押さえ込むという目的があったらしい。
また他にも『強請(ゆすり)やたかりは委細構わないが、【魂砕き】にだけは手を出してはならない』という掟を定めていた。
 
町の住人曰く、これは弱者を守るための掟とのこと。弱者を守るためなら強請タカリも禁止しろよと思うかも知れないが、現実でも力による支配でアレもコレも禁止するようなガチガチの掟を作ると余計に反発を招くので、「ガス抜き」のように些細な事は見逃しておく方がうまくいく事が多い。
特に吹き溜まりの町は【ダーマ神殿】から落とされた人々、つまり強さを求めての修行経験者が多いと思われ、能力を封じられていると言えどそれなりの実力者が多いと考えられる。
魂砕きはそう滅多に起こるものではないからまだしも、強請タカリは力の強い者が日常的に行うものであるだけに、禁止してそれらの住人から反感を買えば反乱のリスクが大きくなってしまう。
いくらスイフーでも、実力者の住人に総出で反発されれば統制が利かなくなることは必至であろう。スイフーが魂砕き以外を特に禁じなかったのは、街を支配する方法としては理に適っている。
また街の住人によると明言はしていないが殺人の様な明らかに秩序を乱す行為はさすがにスイフーとて捨て置かないとのこと。
【勇者を目指す戦士】も主人公同様ボコボコにしたようで、彼を凶行に駆り立てた原因になった可能性もある。
 
戦闘時のグラフィックでは【てっきゅうまじん】【オーガソルジャー】の色違いで、赤髪・赤髭となっている。

戦闘能力 Edit

上記の通り【ぶとうか】【あらくれ】というあんまりな名前の取り巻きと共に戦闘をすることになるのだが、これがとんでもなく強い。
 
その辺のモンスターの攻撃力が50程度の時期に、攻撃力120で強化攻撃と痛恨の一撃持ち。しかもHPは30000もあり、その上ターン毎100の【自動回復】特性まで持っている。おまけにこちらの呪文・特技が全て封じられているので、とても倒せる相手ではない。
なおリベンジなどの機会はなく、負けっぱなしである。再戦する機会の無かった初めての敵であり、唯一完全に勝ち逃げした敵でもある(DQ6の【ドグマ】もそうだが、あちらはイベントで撃破されたことになっている)。
強くなった暁には借りを返したいと思ったプレイヤーも多かろう。また直後に【イノップ】【ゴンズ】の負けバトルもあるが、彼らは最終的にはリベンジを果たす事ができるので余計にしこりとして残った人もいるだろう(ただ、主人公の立場として彼にリベンジを挑む理由は無いのも確かではあるが)。  
一応レベルを70代近くまで上げればスイフーの攻撃も痛恨の一撃もほとんど通じなくなるので勝てなくもない。
しかし、無理やり勝ったとしても何事もなかったかのように全滅したものとして話が進んでしまう。

リメイク版では他の負けイベント同様、撃破不可能な敵になった(取り巻きは倒せる)。
 ・PS版では実力行使で撃破可能だが、負けたのと同じで進行する
 ・リメイク版ではインチキで撃破しても、それでも進行は同様である
 
この実力なら【アントリア】とかも普通に倒せそうな気もするが、そうしなかったのは彼自身が自らが1番で居られるこの町を気に入っていたのと、彼が曲がりなりにもふきだまりの町の秩序を守る役目を自認していたからでもあるのだろう。実際魂砕きが起こった際には、即座に現れ事態の沈静化に向かっていた。
ちなみに、この際に彼の実力に関して【カシム】と互角であるということが判明する。
 
主人公たちがアントリアを倒した後はふきだまりの町に居た人々も次々と町を離れてゆき、さながら「砂の城の主」に。日々人が減り続けていく自分の町を屋敷の屋上から見下ろす姿は、少々切ないものがある。また、屋敷の本棚から「勝利の条件」「帝王学」といった表紙だけをすり替えられたエッチな本が見つかったり、夜になると鍵の掛かった自室のベッドに【バニーガール】が寝ていたりと、淫靡なネタにも事欠かなかったりする。

「あらくれ バカ一代」 Edit

現代のダーマ神殿の2階の本棚を調べると『あらくれ バカ一代』なる本を見つけることができる。これを読むと、スイフーがダーマ神殿が解放されたあとに山賊のボスにのし上がったことがわかる。そのせいか彼が治めていたふきだまりの街の跡地では山賊達と戦闘になり内一人は「俺の○○は剣と拳だ」という戦闘前のセリフが似ており彼の側近のあらくれと似た奴もメンバーに入っている。
次々と住人が去っていく町を見下ろしながら「俺はこの町と共に滅びるだろうよ。」などと言っていた彼だったが、やっぱりただでは滅びなかったようである。本にはその時の苦労話がてんこもりらしいのだが、スイフー自身の自伝だったりするのだろうか。

リメイク版 Edit

マップ上、戦闘時に同一の固有グラフィックが与えられた。相変わらず筋骨隆々だが、服が北斗の拳の無法者のような衣装に変わっており、PS版と違い覆面はしておらず、顔はリー・マーヴィンに似ている。
リベンジする機会も相変わらず無いので、見る機会がここしか無いというレアさである。また、【ゼッペル】同様どう頑張っても倒すことが出来なくなっているようで、まず無いことだが【真しんぴのよろい】を装備した状態で戦闘に突入するとハマる(スイフーを倒せないうえ、スイフーからの攻撃も真しんぴのよろいの自動回復を上回れないことから、勝つことも負けることもできず、戦闘が終わらなくなる)。

小説版 Edit

小説版でも同様の立場。主人公に対して戦いを挑み勝利しているが、主人公側の手加減の存在も示されていた(ただその後の発言において【戦士】を極めていることを示唆したり、マリベルが「どんな化物よアレ」と驚嘆していたりと、相当な実力者であることは変わらない描写がなされている)。ダーマ神殿奪還戦にも参加し、作中登場していない【フーラル】のセリフをスイフーが叫ぶ光景がある。無法者が集まってしまった街であえて暴君を演じて統制を保ったという立場が強調されており、【マリベル】はスイフーに対してどこか憧憬めいた見方をしていた。