【秘境】/開拓難易度

Last-modified: 2022-12-08 (木) 18:32:50

アルファベット表記:Unbalance Level
読み:かいたくなんど/れべる
分類:区分
発案者:tocoma110
Tag: 秘境 秘境開拓 秘境開拓者 発案:tocoma110


概要

秘境開拓組合が定める秘境開拓する難しさ
 
生半可な知識者には混同されがちだが、環境の特異さ・危険度の高さではない。
その環境を探索・活動することの難しさを示す。
段階区分が秘境開拓組合退獣士連盟で用いられる危険度等級と同じ六段階になっており、混同に拍車を掛けている。ただし、開拓難易度の高さに比例して危険性も高いことが大半のため、高難易度=危険度の高さとも言って差し支えない。


その判断材料は秘境の規模、生息生物の危険度合い、精素の状態、固有の現象や仕組みなど多岐にわたるが、基準として使われやすいのは推定領域と実際の計測・探索割合地形自体の構造の二点である。
いずれも時代によって変動するものだが、前者は思えば思いがけない新エリアが発見されたり、誰かのやらかしたポカでとんでもない変質を起こすこともあるので、生物の危険度等級と比べて変動が激しい。そのため、過去にDだったものが新たな発見で10倍以上の規模を誇ると判明したり、あるいはAランクの秘境が何らかの事件で崩壊、Eにまで落ちてしまうこともある。


また、開拓難易度は挑戦するに相応な開拓者数級の目安にもなっており、多くの若手が数級評価を上げ、より危険な秘境への挑戦を望むようになる。
なお、組合から不適当と判断された秘境へ独断で挑む場合、保険が適応されない場合がある。そういった意味でも、秘境開拓者にとっては開拓の重要な指針となるものである。
基本的な保険適応可能=攻略目安となることが一般的だが、保険適応は実体単位の申請者を基準としている。そのため、実体単位申請者が責任を負う形ではあるが、同伴するその数級未満の秘境開拓者でも保険を受けることは可能である。


その他、とある存在の目撃数も非公式ながら、その度合いを測る要因となっている。

  • 基本的に、「開拓の余地がある中でその深度が進んでいる」ほど目撃例が増える。そのため、一般的にB~C級は目撃数がやや多く、逆にEX~A、D~Eは減少する傾向にある。特に、EXともなると目撃例は極めて少ない。

 

各等級内訳

通常等級

通常用いられる、人類が挑戦することが不可能ではないと判断された等級。
様々な観点からつけられる開拓行為の難しさの総合点から、いずれかのランクに分類される。
なお、下記の内容はあくまで一般的・総合的・全体的な傾向にすぎず、秘境によっては下記の傾向内容のいくつかが当てはまらないものもある。

S級

魔境・神域と呼ばれるような領域。
大半は開拓率が推定10%未満という過酷な秘境が該当する。
非常に特殊な構造や精素状態が維持されているか、危険同等級S以上の生物個体が根城とするなどの特徴を持つ。特殊過ぎる環境から大抵は非常に希少な資材なども眠っているが、採取は命懸け。13位階到達者ですら死を覚悟して臨む、そんな世界である。
組合での保険適応は11位階以上から。ただし、実質的な難易度は平均値で12以上、出来れば13位階以上が1~2名は最低でも欲しい。
主だった該当秘境は火竜の狩場魔王城鋼鉄山脈ジャンなど。

A級

一般に連想されやすい、人が挑むには危うい秘境の大半が属する。
推定開拓率は20%未満程度が目安。
開拓中継点が内部に設置されるのはここまで。そういった意味で、「先達の形跡を利用しての継続探索が可能」な最後の領分と言える。大抵、危険度等級B以上の群生種が生息し、時にS・Aランクの個体が居を構える。また、遺跡である場合はその機能が未だ生きており、妨害が激しい。奇怪な特徴を理解しなければ進めないことが多い。
組合での保険適応は9位階以上から。ただし、実質の攻略度合いとしては平均でも10~12程度は欲しいところ。
また、秘境で多数目撃される謎の存在の観測数が目に見えて減少し始める。
主だった該当秘境は奉龍山胞子の森旧聖王庁跡地など。

B級

一般に連想されやすい秘境の大半が属する。
推定開拓比率は40%未満程度が目安。
Aと比べれば抑えめではあるが、固有の特性や荒れた精素状態であることが多い。ある程度バリエーションに富み始める段階のため、一つの秘境に複数の特徴(ギミック・生息生物・精素状態など)が絡んで構成されるようになる。
秘境開拓者の間ではこの秘境に挑めたかどうかが一つの分水嶺となる。
組合での保険適応は9位階以上から。
主だった該当秘境はリザリアス神殿跡ガルナダン王墓跡地ノド砂漠など。

C級

世間的には著名ではないが、近隣地域にとっては身近な秘境などが主に属する。
推定開拓率50%程度の場所が多く、危険な生物もそれなり程度。
開拓活動をするには少々厄介だが、慣れた者ならば(油断しなければ)生還することも難しくない。実際、秘境開拓組合で適正とされるだけの数級を持つものならば、生還率は7割を超える。
組合での保険適応は6位階以上から。
主だった該当秘境は狂王の迷宮水晶平原クリュムナス高原など。

D級

秘境開拓者が挑み、最低限収入を得られるような採取物を見つけられる場所。
地域的な知名度は高いが、広くその名が流布されるようなことはなく、同国内でもローカルな存在として認識されるような場所が多い。
推定開拓率70%を超え、なおかつ特定民族が実行支配している土地や、特定の危険生物、単一の特徴的な精素現象が常に起きているような土地。特性を理解すれば生還は8割程度。一般人が油断して入り込んで死ぬことが多い。そのため、開拓行為そのものよりも救助依頼・護衛依頼が多い。
組合での保険適応は1位階以上から。
主だった該当秘境は味噌の源?アマス海域焔淡沼跡など。

E級

推定開拓率9割を超える場所。
かつて探索されていた場所などが該当するほか、「それは秘境と呼べるのか?」と言われるような曖昧な環境が属する。
生息する生物もほとんどが単なる野獣であり、屈強な生物はさして生息しないという。その分、実入りも少ない。大半は秘境開拓組合が管理する訓練秘境や、地元の野山などである。
組合での保険適応は1位階以上からだが、こんなところで保険を掛けるのは恥とされる。
主だった該当秘境はイーカシの大公園幻惑の森ジャックが豆の木、など。

 

【等級補助記号】

上記のS~Eまでのランクにおいて、特筆すべき特徴を備えているものを指す。
 

○+

全体的な開拓難易度とは別に、際立って開拓の妨げとなる場所・特性・生物が存在する秘境に付けられる。
他の秘境と比べて同ランク内では頭一つ抜けた難点を持つことから、挑戦するには高い技量・メンバーを要求されることが多い。見返りの大きさはあまり関係なく、純粋に先に進み易いか・生還しやすいかといった観点で評価される。
+級の危険度を持つ秘境は特別に準備の必要なケースも多々あり、それ故に開拓者を選ぶ可能性がある。故に、挑むにはただ技術があるだけでは不足で、安定して開拓行為を行なえるだけの管理能力なども問われる。
安定した開拓を拒んでいる」、秘境らしい秘境と言い換えられなくもない。

○ー

全体的な開拓難易度に対し、何らかの抜け道や一定の開拓安定度が確立されている秘境に付けられるもの。
+が「開拓者を選ぶ」特性を備えることが多いのに対し、こちらは技術進歩に伴い「開拓難易度の低減が大きく見込める」場所であることを意味している。油断すれば危機が迫るのは当然だが、準備を整えておけば同難易度の秘境の中では、比較的安全に仕事を進められる場所と言い換えてもいい。
定期的な資源採集が見込める秘境など、先達の努力が実りつつある秘境であるため、ここを攻略し開拓率を拡大することは人類社会の発展において大きな意義を持つ。

 

例外

EX級

人外魔境そのもの。真の意味で秘境と呼べる領域。
脅威の開拓比率・生存率 5%未満
あらゆる要素が人類に牙をむき、その侵略を拒む。13位階に到達した者たちですら、何らかの理由で挑戦する際は最大限の準備を行ない、それでもなお同伴者に死者を出すことが当たり前。そのため、この領分に足を踏み入れ生還すること自体が一つの名誉である。
組合での保険適応は13位階以上から。
主だった該当秘境は地龍山脈メルズ内海水晶の森獣ヶ原など。

難易度査定中

発見されたばかりの秘境が該当する、例外的等級。
EXなど同様にほぼ未開拓状態であるが、その意味合いが全く異なる。いかなる秘境も最初はここに位置し、しかる後に最初の等級付けが行なわれる。

 

各種秘境制作について

要するに、クリア難易度です。
凄まじく感覚的ですが、下記が大まかなイメージです。一般的に挑まれるステージはC~Aと思ってください。

  • EX級
    普通挑まない・挑めない。
    生還出来るだけで奇跡か魔法のなせる業と言われるような世界。仕様になったバグ、MODの方がマシ。
  • S級
    ギミック・規模・モンスターいずれも超ド級のラストダンジョン・隠しダンジョン。
    上級者でも非常に慎重な攻略が求められる難易度。
    生還出来るだけでその腕前が分かるというレベルで、成果物を持ち帰れるのは超一流の証。
    エンドコンテンツもエンドコンテンツ。仕様を把握してなお「クソ」と言われるようなダンジョン。
    それ故にナビゲーターは少ない。
  • A級
    高難易度ダンジョン・隠しダンジョン。
    かなりギミックが凝り始め、仕様を理解しないとまず進むこともおぼつかない。
    一攫千金を狙える資材が多数眠ることが多い一方、上級者PTでも全滅の危機がそこかしこに眠る。
    上級者向け~エンドコンテンツ初期クラス。ナビゲーターが少ない=高難易度の証。
  • B級
    ゲーム後半のダンジョン。ギミックも複雑になり出し、探索にもセンスを求められる。
    仕様を把握し、必要な人材を揃えたPTでなお、攻略は易しいとは言い難い。
    秘境資材の価値も高くなり、装備を買い替えるなど収支を考えるとなるべく攻略していきたいところ。
  • C級
    ゲーム中盤のダンジョン。ギミックが出始め、不慣れだと死んでしまう。
    使用的にはそこまでの難易度ではないが中級の腕でも油断すれば即座に死んでしまう。
    特性の理解がキモ。ソロプレイでも行けなくないが、PTプレイ前提の難易度。
    単に生活費を稼程度の金銭が稼げればいいのなら、この等級のみをクリアするのも手。
  • D級
    ゲーム序盤のダンジョン。ギミックに煩雑さはなく、慣れさえすればソロでの開拓も不可能ではない。
    準備したPTであれば、油断しなければ問題なく攻略出来る。
  • E級
    ゲームのチュートリアルステージ。
    旅路の途中の森程度の難易度。一般人であれば大きな危機だろうが、開拓者・冒険者・武芸者を気取るならやすやすと乗り越えられないと恥。

 

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