【秘境】/水晶の森

Last-modified: 2022-06-11 (土) 01:15:14

アルファベット表記:
読み:すいしょうのもり
開拓難易度:EX
分類:大秘境
該当地方:爬州燦州畏州
Tag: 秘境 大秘境 開拓難易度EX 精素 発案:tocoma110


概要

大陸最高の秘境。伝説の顕現。
精霊の故郷」とも呼ばれる、秘境中の秘境。
高濃度精素が立ち込めるだけでなく、その足場を形成する粉雪のような微細精素結晶が示す通り、高濃度精素環境の極みとされる。
存在するものも精素結晶ばかりであり、生物は精粒類ですら皆無という、まさに生きとし生ける者にとっては不毛の土地。内部の調査には専用の装備があってなお、帰還することすら困難とされるほど。
しかし、それは同時に溢れんばかりの精素資源で出来た環境、と言い換えることも出来る。


しかし、それ故にこの環境での活動は極めて困難である。
精粒類ですら生存が困難な精素濃度もあるが、それ以上の問題が存在するのだ。
それはここが精霊──実体精素現象の支配する領域だからである。

 

特徴

前述の通り、実体精素現象が当たり前に存在することこそ、最大の特徴だろう。
通常、数百年・千年単位でしか目撃されないような大精霊級ですら観測が容易とも伝わっており、通常生物は勿論、強靭な戴冠種ですら生存が困難と考えられている。
そうでなくとも人里ではまず目撃されることのない精霊級上位精霊級が徘徊しており、それら以外の精素現象もわらわらと湧いているという、地獄のような光景が広がるという。通常人類種は勿論、魔北種族も干渉しなかったとされるだけあり、ここでの活動は極めて危険。


そのような環境故に、波音を用いるにも細心の注意が必要となる。
あふれるばかりの精素は微かな波音ですら反応し、連鎖的に何らかの現象を起こしかねない。故に、ここで精術を用いるためには専用の装備や補助機材が必要となり、それらなしでの安易な精術行使は死につながる。そのことを軽んじた多くの秘境開拓者が犠牲となってきた。


だが問題はそれにとどまらない。
そもそも精素を常食として活動する精粒類ですら生存不可能なこの環境では、大半の生物が急激な精素汚染に見舞われることとなる。
これを防ぐためにはやはり専用の除去機能を備えた装備が不可欠とされる。呼吸保護のマスク、精素を大幅に遮断・除去する高額なテントなど。
さらに、実体精素現象とならずとも何らかの精素反応による現象が起こる可能性もあり、様々な意味で精素が牙を剥いてくる。


これほど危険なこの環境だが、だからこそ開拓の意義がある土地とも言える。
何故なら足元から大気に至るまで、すべてに高濃度の精素が含まれている。つまり、ここは精素資源の宝物庫であり、尽きぬ精素の油田でもあるのだ。
故に、ここで何らかの資源を手にし持ち帰ることが出来れば、莫大な利益を生み出せる可能性がある。
加えて、開拓者としてもこれほどの危険性と有用資源の眠る場所に足跡を残せれば、それだけで多大な栄誉と利益に与れる。


その他、未開拓領域が多すぎるために真偽不詳の噂も多数存在する。
超古代文明の重大な遺跡が眠っているだの、中央部にじゃ城砦に匹敵する大きさの精素結晶が鎮座するだの、枚挙にいとまがない。
未知ゆえに人はこの美しくも過酷な世界に魅了され、足を延ばし、命を落とす。


生と死が無機質な光に飲み込まれる、異形の世界。
だからこそ、古くから開拓者たちはこの領域に憧れ、最大のロマンとして語り継いでいる。

外観について

うっすらと色とりどりな輝きを放つ砂と、多彩な形状の結晶がひしめく世界である。
森というのは一種の形容であり、すべての結晶が樹木型になっているわけではない。どちらかと言えば枯れ木の群れのように見えるとされ、名前に反してその光景はひどく殺風景ですらある。
だが、大気も揺らめき輝くため、幻想的な雰囲気も併せ持つ不思議な世界となっている。

 

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