【精素】/精場

Last-modified: 2023-02-06 (月) 06:03:49

アルファベット表記:Ether Field
読み:しょうじょう
分類:精素の状態・精素現象
発案者:tocoma110
Tag: 精素 精素現象 精素技術 発案:tocoma110


概要

精素が働く状況、あるいはその環境。
精素は如何なる場所でも均一に力が働くようには出来ておらず、環境の状態でどの精素が多いか、働きやすいかが変わってくる。そのため、それを見極めなければ十全の精素現象を起こすことが出来ない。
そういった理由から、その状況を把握し、変化させることは精術士にとっては極めて重要なものである。

  • 一般に、「赤の精場」など、有利に働く精素名で呼ばれることが多い。

 

精場に関する用語

下地

したじ。Groundworks。
その環境において最もプレーンとなる精場の状態のこと。
下地を有利な状態に整えることが、精術を用いるための基礎技術である。

常態

じょうたい。Stable Style。
その環境において自然であり安定しやすい精素の状態。
精素同士のバランスが整っていることから、不要な精素の動きが少ない。そのため、精素による不可解現象が起こりにくい安全な状態。
ただし、それは「その環境において」のものであるため、土地によって構成される精素の種類・配分は大幅に異なる。
一般的な精術士による仕事はこれを保つこと、あるいはこれに戻すことである。

  • なお、規模の大きな精術を一つの空間で連続して使い過ぎると、これから大幅に遠ざかることになるため、あまり推奨されない。
    細かな精術であっても短時間で多量用いられると、同様の状態になりやすい。

鎮め

しずめ。Appease。
乱精・混濁などの状態に陥った精場を、常態にするあるいは近づける行為。
精術の基本であり極意。
環境の本質的な状態を解析し、理解し、その上で精素を操ることで実現する。これを極めるとは、即ち精素の扱いを極めることに等しい。

乱し

みだし。Upsetting。
鎮めの逆、精素状態を敢えて不安定にする方法。
これは鈍性や純化の解決に用いられる技術であり、停滞する環境に変化を促す技術である。

上塗り

うわぬり。Cooating。
特定の属性・傾向に精場が大幅に変化すること。また変化させる技術のこと。
精術においては最も基礎的な技術の一つであり、重要な技術。これにより、行使したい術に適した環境を作り出す。
上塗りは活性などと異なり、精素の変成なども含めて干渉する技術であるため、基礎的ではあるが難易度は高い技術とされる。

被せ

かぶせ。Overwrite。
すでに行われた上塗りに対して、さらに上塗りを重ねること。
効果を補強するために行なうこともあれば、逆に無効化する・阻害することも含めてこう呼称する。

活性

かっせい。Activity。
精素の状態が活発になり、特定の精素が反応しやすくなる状態。
一般的に望む現象を起こすため、まず術式に適した活性状態を作ることが最初の一手となる。
上塗りに近しい技術だが、こちらは精素編成を変えるのではなく、精素の活動状態に干渉する技術である。

乱精

らんしょう。Unstable。
大気中の精素の状態が不安定なこと。
これから常態へ戻すことが精術士の一般的な仕事の一つであり、古くは神官や司祭といった聖職者が担っていたほど、重要な役割である。
自然の移り変わりの中でも起こるが、それ以外でも一ヶ所で大規模な精素の動きがある(主に精術の大量行使)とこの状態に陥りやすく、その場合は常態に戻し、経過を見る必要がある。

純化

じゅんか。Simplification。
単色の精素のみが満ちた空間、あるいはそうした状態。
一種類の精素のみが反応するため、特定術の利用に特化した空間と言えるが、一方で精素のバランスが悪いため維持が難しく、また生物にとってもあまり望ましい環境ではない。
人為的に再現しない限り目にする機会は少なく、極めて珍しい状態で、自然界でこの状態にあることは稀。加えて、この状態を作ることも難しい。

混濁

こんだく。Chaotic。
様々な精素が不明瞭に入り混じっている、あるいは混濁精素が主流になり過ぎている状態。
どの精素が反応するかわかりにくいという点で乱精に近く、危険な状態。

鈍性

どんせい。Slow mode。
大気中の精素の反応が著しく悪い状態。
人里などで起こりやすい他、精素の薄い環境などでも同様のことが起こりやすい。
精術が起動し辛い他、あまりに反応が薄い場合は生体にも大きな影響が出て来る。

停精

ていしょう。Stope mode。
精素の動きが全くない状態。無響に近い状態に陥った空間。
自然界でも生まれることはあまりないが、この状態になると空間内の生体活動に大きな問題が生じてしまう。
通常の波音では影響が生まれにくいなどの性質もあり、単純に精素の活動が鈍いのとはわけが違う。

界化

かいか。Fiealding。
何らかの理由で精素現象が常に起きてしまう状態になった精場のこと。
現象の内容次第であるが、大抵はその領域に住まう存在にとって問題となるため、解決する必要がある。
これも古来よりよくある問題であり、宗教職の人間が儀式などを通して対応していたほど、歴史は古い。現代でも秘境などでは時折みられる現象であり、これの対処に開拓者冒険者が駆り出されることもある。

無精

むしょう。Non Ether。
名前の通り、精素が一切存在しない例外的状態。
この世界でこのような状態に陥ることは極稀だが、そうなった場合、大抵の生物は成体活動に異常をきたすこととなる。
自然界に存在するかも不明なうえ、人為的な再現も難しいなど未だに不確定な部分が多い。
精術も機能しないために改編することが難しく、精素結晶などを砕き精素を大気中に散布する以外では、一般に解決策はない。
ただし極一部の例として、この状態でしか出来ない加工技術なども存在する。

 

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