アルファベット表記:Risk Attackers
読み:ぼうけんしゃ
分類:職業
該当地方:九大州全域
発案者:tocoma110
【Tag: 組織職業 職業 冒険者 発案:tocoma110 】
「おい、あんな連中と俺たちを一緒にしないでくれ」
~警邏団に質問を受ける秘境開拓者~
概要
民間の危険万請負業者。
基本的には秘境に存在する稀少な資材や、超古代文明や危険生物に関する業務を請け負うもので、高額な報酬を求める代わりに成果を上げることで生業とする。
その業務内容から秘境開拓者と混同されることもあるが、こちらは無免許での活動である。
そのため、組合の保護を受けることはもちろん出来ず、遍く業務を自分たちだけでこなす必要が出てくる。
後ろ盾が少ない故に多くのものはしたたかであり、また違法手段に手を染める者も少なくない。その分、彼らは彼らの営利を自由に設定することが出来、ある程度以上の腕を持つと自認するならば、単純な売上はこちらの方が良い。
元々は秘境開拓者が公式化する前の呼称であり、玉石混合の夢追い人を意味していた。
現在では無免許・無所属の秘境開拓者や武芸者、あるいは違法業務を兼任する者たちを指すことがもっぱらであり、元来の意味合いは薄れて久しい。
目的
秘境開拓者のような、職業そのものの根幹をなす理念や建前は存在しない。
秘境開拓から、民間での様々なトラブルの解決、何でも執り行なう。
基本的に金銭獲得が目的だが、大抵のものは自由気ままな生活と共にその腕前を試せる状況を求めており、そういった意味では心震えるもののままに活動することそこが目的、とも言えるかもしれない。
ただし、それらは秘境開拓者で叶わないものではない。それをあえてやらない者となれば、それなりの理由があるものである。
沿革
その正確な起こりはわかっていない。
最低でも大陸歴が始まった頃には存在したものと思われる。
秘境開拓者も冒険者にルーツを持つが、現代のそれは心持ちに大きな差異がある。組織的運用や秘境開拓について理念を持った者たちは、そちらに移行していった。
特徴
これといったものはなし。
強いて言うなら平時から武装しているが、衛兵や騎士、武装警官でもないのに平然としている者がいれば、大体は冒険者である。*1
荒い仕事をしている関係もあってか、喧嘩っ早い傾向が強い。
一口に冒険者と言ってもその実態は多種多様。
ちんぴらまがいな小悪党から、民間トラブル専門の請負業者、非合法秘境開拓事業者、果ては事実上の武装盗賊団・暗殺者と言った危険な存在まで含まれる。
そのため冒険者と関わる必要があるならば、自身の目的をしっかりと理解した上で、それに噛み合う人材を見つけなければならない。それは秘境開拓者を利用するよりもはるかに高い難易度が生じるため、普通の人間は彼らを頼ることがない。
また、秘境開拓組合・秘境開拓者に対して懐疑的なものも多く、先方からも嫌われている。
トラブルシューター系の案件を中心として行なう者ならばともかく、率先して秘境へ踏み込むタイプは良くも悪くも彼らの業務の邪魔となる。それはしのぎを奪うのみならず、秘境の悪化や社会への脅威という面もあり、やがては秘境開拓行為そのものへの悪印象を世間に与えかねない。
冒険者はそういった点に無頓着なことが多いため、基本的に開拓者からは毛嫌いされることが多い。
- とはいえ、冒険者上がりの開拓者もいれば、開拓者崩れの冒険者も存在する。
両者の違いは許可証に基づく行動であるかという点が大きいため、時に冒険者のような開拓者、開拓者のような冒険者も存在しないわけではない。
評価
世間一般ではチンピラと同程度の存在と目され、場合によっては嫌悪の眼で見られることも珍しくない。
大抵は「金次第で動く便利で野蛮な人材」という認識であり、実際問題、そういう面が大きいことは当人たちも否めないだろう。
しかし、秘境開拓組合に依頼出来ない理由を持つ者にとっては最後の砦と言える。非合法であるがゆえに大陸同盟などの目を掻い潜って、望む成果を得たいものは決して少なくない。それ故に、秘境開拓者がどれほど広まろうと、彼らの姿が失われることはない。
なお、秘境開拓者の同伴者も厳密に言えば冒険者の一種と言えるが、扱いは大きく異なる。*2
関連するもの
- 【組織・職業】/冒険者組合
- 犯罪組織。
- 【組織・職業】/秘境盗賊
境が曖昧であるが、より違法性と反社会性の強い存在が該当する傾向にある。 - 【組織・職業】/七頭の蛇
大陸秘境開拓時代当初に、危険な冒険者の大群で組まれた『牙』が存在した。
- 【組織・職業】/秘境盗賊
- 【組織・職業】/秘境開拓者
似て非なるもの。両者は互いを敵視する傾向にある。
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