FF4TA
パロム編『魔道士、森と水の都へ』
トロイアからミシディアに黒魔道士派遣の要請が入り、パロムは船でトロイアへ向かっていた。
ミシディアからのVIPという事で、パロムは船員達に色々気を使われるが、
自身はそれに辟易しており、船員達と衝突することも。
さらに羅針盤の故障というトラブルに見舞われ、予定よりも遅れて一か月かかり、トロイアに到着する。
トロイアでは神官が一人病で倒れたため、急遽神官見習いのレオノーラが抜擢される事になっており、
彼女の修業をサポートし、さらに魔法のレクチャーをする事が、パロムの役目であった。
神官として認められるため、レオノーラはパロムと共にトロイア南に建設された修道の塔を訪れる。
ここで、レオノーラに黒魔法のレクチャーをしながら塔の最上階を目指す。
レオノーラは「ファイア」、「ブリザド」、「サンダー」を修得。
最上階の石碑に触れる事で神官としての修業は完了。その後トロイアに帰還する二人。
そこでパロムは、白魔法が本職の神官が何故黒魔法が必要なのか、神官達に問い質す。
神官達によると、最近バロン王国に不穏な動きがあるため、自己防衛の手段を得るためらしい。
だがパロムには、その話はとても信じられなかった。
トロイアは本来男性の出入りが禁止のため、パロムは医務室に泊められる事に。
医務室で休む最中、最近のバロンの不穏な動きは帰還した月と何か関わりがあるのではと考え始める。
そこへレオノーラが医務室に駆けつける。彼女によると、土のクリスタルが怯えているらしい。
急いで神官達の元へ向かうが、そこにバロンから赤き翼がトロイアに向かっているという報告が入った。
パロムは土のクリスタルを預かり、トロイアを離れる決意をする。レオノーラもパロムと共に行動する事に。
表には既にバロン兵と謎の少女が迫っている事に気づいた二人は、クリスタルルームに造られた
隠し通路から地下水路へ降り、そこからトロイアを脱出。磁力の洞窟まで逃げる事に。
北の森で黒チョコボを捕まえ、洞窟に向かう二人を赤き翼が襲撃する。
何とか洞窟にたどり着いた二人は、磁力のおかげで剣や鎧を身に付けたバロン兵達を振り切る事に成功する。
しかし、それから間もなくバロン兵達は装備を外して追って来て、二人を確実に追い詰める。
最深部のクリスタルルームまで逃げ切るが、状況が状況なだけに、ついにパロムも諦めの言葉を口にした。
そんなパロムを「あなたらしくない!」とレオノーラが一喝する。
「あんたに何が分かる!」と反論するパロムだが、その時土のクリスタルの影響でダークエルフが復活。
何とか撃退するも、ダークエルフはダークドラゴンに姿を変えた。
魔法が効かず苦戦する二人の元に、突如シヴァが現れ、ダイヤモンドダストでダークドラゴンを撃破する。
同時にシヴァを使役した謎の少女が出現、「クリスタルを寄越せ」と二人に迫る。
見た事もない少女だが、この少女こそがバロンを操っていると察知したパロムは、
レオノーラを逃がすと、「ブレイク」を唱え、自ら土のクリスタルごと石化してしまった。
謎の少女は石化したパロムを破壊してクリスタルを奪おうとするが、レオノーラが舞い戻り少女の行く手を阻む。
あくまでクリスタルのみを狙う謎の少女にパロムが殺される事を恐れたレオノーラは、
「エスナ」を唱え、パロムの石化を解除した。
戻ってきた事を叱るパロムだが、レオノーラの言葉で彼女が
昔ミシディアに住んでいた幼馴染であることを知る。
自分が試練の山でセシルを手助けした事を自慢していた、あの時の少女であった。
パロム、レオノーラはバンド技「パーティクルボム」を修得。
クリスタルを守るため、謎の少女に挑むも、召喚されたシヴァの
ダイヤモンドダストを喰らい、二人とも倒れてしまう。土のクリスタルも奪われてしまった。
全編で最もレベルをカンストさせやすく攻略しやすい章でもある。理由は
- パロムの攻撃魔法が強力なため、簡単にモンスターを殲滅できること。
特にバイオを覚えてからはバイオだけで敵をすぐに片付けることが出来る。 - 磁力の洞窟5Fのセーブポイントに回復のツボが置いてあること。
- パブでVIP会員になるため、ギルを稼ぐという目的があること。
- 磁力の洞窟5Fがレアドロップの召喚魔法、マインドF狩りに最も適していること。
ウィルプリースト、マインドフレアの2種がかなりの確率で出現する。
そんなわけで、レベル40カンスト、16万ギルを溜めるのはそこまで時間が掛からない。
完全に運試しだが、マインドFゲットが一番厳しいかも。
大抵の作品では、魔道士は(例えレベルが低くても)一応は魔道士として戦える状態で仲間になるが
このシナリオでは「魔道士になるまで」の過程を見ることが出来る。
基礎の基礎が一体どうなっているかを知ることができる貴重な場面であろう。
パロム曰く「(ファイア・ブリザド・サンダーを覚えて)たいていはこの辺で慢心して終わっちまう」
とのことだから、基本的な魔法を覚えてこれから育てられるというのは、
案外、それ自体が魔道士の才能を持っている証拠なのかもしれない。