FF4TA
概要
青き星の人間を劣等種呼ばわりする少女。
バハムートをはじめとする全ての幻獣達を掌握し、更にバロンを陥落させてセシルを操り、世界各地のクリスタルを集めている。
セオドア編からイベントでその姿を現すが、パロム編からはついに直接対決することになる。
しかし、ほとんどがイベントバトルであるため大抵はこちらが負け扱いになる。
バトル中は幻獣を召喚するだけでなくガ系魔法やメテオなど強力な魔法も使う。
- これまで勝てなかったこいつに勝てるあたり、ハゲといいですとも!は、別格というのが開発側の扱いなんだなと感じた。
- でしょうな。月の民編と集結編ではいいですともだけ他のキャラよりカンストレベルが5ポイント高く設定されてるし。
- 月の民編で最初に戦ったとき、どうせ負けバトルだろと思いながら適当にやったところ全滅して驚いた人は多いはず。
- この2人は月の民、すなわち「劣等種」ではないという演出かと思った。
目的を正確に把握して、相手と無駄な話をすることなく、常に最短距離で行動する。
瞬間移動能力などをも駆使して相手の逃げ道を塞ぐなども朝飯前。
- 慢心とは縁遠い性格なので、相手の挑発にも乗らない。
エッジから「人間は成長するんだ」と挑発されると、
その言葉を「人間とは油断できない存在である」と理解して、
「すなわち成長する前に始末した方が良い」という結論を素早く導き出すほど。
最初から文字通り無敵の強さでイベントバトルに勝ちまくっていたが、
月の民編でついにマジバトルが可能になった。
これまで強すぎて萎えるほどの彼女だったが、さすがに宇宙最強の2人には勝てず、2度敗北。
- もっとも不死身なのか、分身がいるのか知らないが、
2度とも復活したあたりやっぱりこいつもただ者ではない。 - 最小限のコストでクリスタルを回収しようという合理的な考えだと思われる。
月の民編や集結編では倒せるが、直後に決まって大量の謎の少女が出てくる。
つまり、1体が倒されたら「1体では無理と判断」して、即座に人海戦術を投入する。- クリスタル回収のみが使命だとすると主人公たちにとどめをささなかったり戦闘中様子を見ていたり会話に応じたりとそこまで合理的ではない気がする。
本名はマイナス。複数形でマイナデスとも呼ばれている。
クリスタル回収のためにクリエイターによって様々なクリスタルの記憶から作り出された最新の実験体で、何人も量産されていた。
真月深層部の地下25階に、マイナス達を量産していたと思われる実験施設がある。
- 最後は暴走したクリエイターを止めてくれる。
- 「マイナス」は個体名じゃなくて種族名だと思う。
- 大量生産されていても、完成品と思われる個体は全て共通の意識を持っている。
1人が倒されても、その活動内容は他の個体同士でも共有しているため、活動中の個体を倒して作戦遂行を分断する対策は効かない。
FF9のジェノムと設定がやや似ている。
某ゲーム経験者は「やってることが某星人と同じじゃないか!」と突っ込みたくなることだろう。
- 幻獣をコントロールするやり口も似ている。
バハムートのコントロールに失敗したルートが発生した場合
リフレクを発生するよりも早くメガフレアの連発を喰らい消滅した。
マイナスという名前はギリシャ神話で酒の神に仕える巫女達の呼び名が元ネタの可能性がある。
マイナスはディオニュソス(バッカス)を信仰する巫女達の呼び名。
- 複数形がマイナデス(Maenads)だし、これが引用元でいいと思う。
- 英語版では「Maenad」となっているのでこれなんだろう。
- マイナスの1人はリディアに引き取られ、クオレと名付けられた。
宿敵になるかと思いきや最終的に決着はつかないまま。FF4でのゴルベーザみたい。
終章後編深層部地下21、22階では通常敵としてエンカウントする。
名称は「マイナス」、グラフィックも同じだが、2タイプのマイナスが存在し、戦士タイプと魔法タイプに分類されている。
CCのマップでのドット絵は、CC版FF4のリディアの母と良く似たものになっている。
インタールードでの展開からリディアを元にして作られたと考えられているようだが、リディアの母を元にしたという線も考えられる。
戦闘
戦士タイプは物理攻撃メインで攻めてくる他、何かしらの攻撃を受けるたびに物理攻撃で反撃してくる。
また、呪縛の瞳による行動封じも行う。
攻撃力が高く、カウンターのお陰で手数も多い難敵。
一方魔法タイプの方はホーリー、フレア、メテオと最強クラスの魔法で攻めてくる。
皆威力が高く、特にメテオは月齢にもよるが、全員3000~5000程の大ダメージを受けるため要注意。
因みにアイテムは何も落とさないため、戦うメリットは殆どない。早々に逃げた方が無難。
ただし戦闘曲はかなりいい曲なので、これを聴くためだけに戦うのも良いかも。
- 経験値は高いが、手前のフロアでフェイズ系を狩ってたほうがドロップアイテム的な意味でも良い。ある程度フェイズ装備が揃う頃にはレベルはカンストしてるだろう。…かかる時間は別として…。
- ドロップアイテムはスロット1にポーションがあるのみ。
戦闘時の敵グラフィックでは天女の羽衣みたいな白いドレスを靡かせながら左手を前に掲げている。
また常に青白く発光しており、集結編ラストで戦う時のみメテオを使う直前にその光が大きくなる演出もある。
パロム編、エッジ編、ポロム編では勝てないのだが、実はエッジ編(バブイルの塔)でのみ強引に倒してしまう事が可能。
エッジと四人衆のレベルを40まで上げ、チャレンジダンジョンで取れる最強クラスの武器、ねじりはちまき、力だすき、巨人の小手といった力補正のある装備を全員分揃えた上で、戦闘開始と同時に疾風迅雷を2回使った後物理攻撃メインに総攻撃を掛ければ、最後の地獄の火炎が来る前にギリギリで倒してしまえる。
見事倒すとボス敵同様振動しながら沈んでいくのだが、この時は何故か音もなく静かに消えていく。
尤も、倒したところでその後の展開は何も変わらないのだが、一見の価値あり。
- 全員40未満でも倒せることをPSP版で確認。こちらだと音ありで沈んでいく。
ちなみに倒した後もなぜかイフリートは消えずに攻撃を続けてきて「地獄の火炎」で戦闘が終了する。
クオレ
キャラクター/【クオレ】を参照。
小説版
自らを創造主と名乗るクリエイターに作られたためか、あらゆる存在を劣等種と蔑んでいる。
また、常にまるで感情を持たないような表情をしており、冷酷非道な性格の様子。
だが、ラストではクオレをつれて逃げるリディア達を守る行動を見せ、ちゃんと心がある(芽生えた?)様な描写がされている。
白黒挿絵に登場。
FF4 Interlude
偽リディアの正体である。
通常モンスターも召喚してくるが桁違いに強く、最後には機人兵を3体召喚してくる。
- あれは召喚ではない。目の前で召喚してたらさすがに正体がバレる。
機人兵も扉から出てきたものなので召喚したのかどうかは不明。
インタールードでのラスボス。本物のリディア以上の力(byエッジ)で幻獣を召喚してセシル・パロポロ・エッジを圧倒してくるが、本物のリディアが駆けつけ互角の形勢に持ち込み戦いが再開される。
「邪魔するものは排除する」的なことを言って襲ってくるが…ここでセシルを殺っちゃったらクリエイターの目論見も全てパーになってしまうのではなかろうか…。
最終戦時は初手でメテオを使い、その後は地震やガ系魔法で攻撃してくる。
初見では「メテオ」の表示に驚くかもしれないが、これを含め敵の攻撃は大した威力がないので苦戦はしないだろう。
本物のリディアが(隠し召喚を除く)全ての召喚魔法を覚えているので、
バハムートを惜しみなく使えばあっさりと倒せるはず。
- 召喚に対してはカウンターで「地震」を使ってくる。
明らかに人間ではないし、魔道士でもないと分かる。
味方として操作できる間の偽リディアは、はっきり言って足手まといである。
最初は召喚魔法を一切使えないし、黒魔道士はパロムがいれば十分。
黒魔法のラインナップ自体もパロムに負けており、初期レベルも低い。
無理に回復するより、戦闘不能になっても放置しておいたほうがストレス無く進められるだろう。
初期装備の金の髪飾りはポロムに渡しておこう。
初期レベルの低さは「味方を装っている間は手を抜いている」という演出だろうか。
ちなみにキャラとしての能力は本物と同様で、弱体化されているわけではない。
黒魔法習得レベルの低いパロムがいるため、余計に弱く見えるようになってはいるが。